妙楽寺の堂々たる大日如来公開（千葉）

2015/02/08 - 2015/02/08

千葉県東部にある妙楽寺の木造大日如来坐像が毎年2月初旬の日曜日に公開されます。

妙楽寺への旅は上総一ノ宮から出発します。

エリア 長南・睦沢(千葉)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

上総一ノ宮

JR外房線上総一ノ宮駅で降ります。

駅長犬がお出迎え

JR千葉支社の観光ナビゲータ「駅長犬（えきちょうけん）」が「ようこそ！」と言っています。

駅長犬はツイッターでつぶやきもます。

一宮 いっちゃん

平成22年2月22日に誕生した一宮町のイメージキャラクタは、町のイベントに参加します。

一宮町は九十九里浜の南端に位置し、東に黒潮の美しい浜、西に丘陵台地がある温暖なところです。

妙楽寺ふるさとの森

駅前からタクシーに乗り、20分程で妙楽寺に到着します。

平日は朝夕に小湊鉄道の大多喜行きのバスがあるのですが、土休日はバスが運休します。

ここの地名は千葉県長生郡睦沢町妙楽寺です。

ふるさとの森入口は竹林

妙楽寺周辺の森林は千葉県の天然記念物に指定され、クスノキやスタジイ、シダ類などが見られます。

初夏の夕方にヒメハルゼミの鳴き声が聞こえるそうで、暑い夏にも訪れたいところです。

大日如来公開

今年は2月8日（日）に公開されています。

水仙

裏参道を歩いていて見つけました。

雨露に濡れる水仙

朝方まで雨が降っていました。

石仏が並んでいます

しんみりと佇む石仏

妙楽寺本堂に到着

東岳山妙楽寺は848〜851年頃に慈覚大師の創建と伝えられ、山王信仰・修験の霊場として東国仏教文化の拠点となっていました。

本堂は享保年間（1716〜1735年）に建て替えられたものです。

八日祭大護摩

今日は大日如来公開とともに、祈願の護摩が行われます。

大日如来坐像

本尊の木造大日如来坐像は胎蔵界の丈六仏であり、その大きさとお姿には目を見張るものがあります。

像高が279cmあり、千葉県内の古彫刻坐像として最も大きな仏像です。

大日如来坐像

全体的にふくよかであり、太い腕と厚い胸が堂々としています。

丸い顔や流麗な衣文に平安時代後期の中央様式が見られます。

心落ちつく大日如来さま

豪華な光背は鮮やかな金色の飛天光背です。

本堂の大きな窓

大日如来坐像

大日如来坐像の脇侍として、右側に木造不動明王像、左側に木造荒彫毘沙門天像が安置されています。

内陣の格天井

綺麗な絵が描かれています。

内陣の格天井

壁の絵

本堂の外にはお地蔵様

妙楽寺を見守っているようです。

外陣の天井

欄間の羅漢像

楽しそうな羅漢たち。

欄間の羅漢像

素晴らしい彫刻です。

正面蟇股の彫刻

房州びわを美味しそうに食べているお猿さんです。

大日如来の絵馬

記念に絵馬を買いました。

護摩を待つ人々

大きな窓が開いているので、とっても寒いです。

参道の男坂

男坂は急な階段で滑りやすいので、帰りは女坂を歩きます。

黄色い水仙

日吉神社

妙楽寺の守護として祀られている日吉神社が境内にあります。

日吉神社の鳥居

女坂

緩やかな階段を降ります。

御大日下バス停

読み方は「おだいにちした」です。
大日如来の下にあり、素敵な名前のバス停ですね。

猫バスを待つトトロ？

アニメのトトロに登場する「猫バスのバス停」みたいなところです。
ちょうど雨が降ってきたので傘をさして真似してみました（笑）

千葉には古いお寺と秘仏が結構あります。
睦沢町の妙楽寺は交通が不便なところですが、立派な大日如来を拝観することができました。
仏像を大事に保存してきたお寺と地元の方々に感謝します。