2015/01/20 - 2015/01/29
11位(同エリア152件中)
とんきさん
マルタにはいつかは行ってみたいと思っていました。やっと行く気になって調べると団体ツアーは移動の時間に比べて現地滞在時間が短いと思い、個人の一人旅を決心しました。飛行機の直行便はないので、経由地を調べているとイスタンブール経由があるのに気づきました。イスタンブールは既に2回団体のトルコツアーで行っているのですが、いつも通り過ぎただけのような不満足な気持ちがありましたので、マルタと戦争していたトルコにも寄ろうということで日程を立てました。
その結果、
1月20日(火)2230 トルコ航空53便 成田発イスタンブール行き
1月21日(水)1235 トルコ航空1369便 イスタンブール発マルタ行き
1月25日(日)1500 トルコ航空1370便 マルタ発イスタンブール行き
1月28日(水)1715 トルコ航空50便 イスタンブール発成田行き
でチケットとホテルを予約しました。
印象としては、オフシーズンでもあり、価格が思ったよりも安いということでした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
午後10時半と遅い出発予定時間のトルコ航空機は、予定よりも30分早く出発し、少し早めの午前4時すぎにイスタンブールに到着。
乗継便まで時間があり、初めから市内まで行ってみるつもりだったので、小額の日本円をトルコリラに両替していざ出発と思ったら、地下鉄が動き出すのが6時からでした。空いているベンチもない地下道でひたすら始発電車を待つ。券売機で切符を買い地下鉄が動き出したので乗り込み、トラムへ乗り換えるためゼイティンブルヌで下車。切符を買おうと自動券売機に4TL入れるが、コイン1枚をどうしても券売機が受け付けない。他に小銭は持ってないし、お札では駄目みたいだしどうしようと思っていると駅員さんらしい人が通りかかるのを見つけた。結局、その駅員さんが他の駅員さんからコインを借りてきてくれて、交換してくれた。
その後、トラムでギュルハーネまで行き、帰りに泊る予定のホテルの場所を確認してから、金角湾に出てガラタ橋まで歩く。
このころから、通勤の人なのか人影が出てきて、KIOSKも店を開け始めた。ガイドブックにイスタンブールカードという日本のSUICAみたいのがあると書いてあったのを思い出し、KIOSKで買うことにした。これで切符は買わなくてよい。だが、トルコリラは使い果たしてしまった。銀行がやっている時間でもないので、仕方なく空港へ戻って飛行機を待つことにした。
帰りは、イスタンブールカードのお陰でスムーズに空港へ戻れました。
このカードは帰りの観光でも有用でしたので、帰国時のいくらかの使い残しは考えずに買うべきと思います。 -
それからもかなりの時間、空港で乗継便を待ち、ついにマルタに到着。空港は日本の地方空港位の感じです。
空港から市内への移動はバスが便利です。写真を撮っているところがバス乗り場で、建物がターミナルビル。30分に1本くらいの間隔で各地へバスが出ています。 -
バスの切符は、到着ロビーにあるバスの案内所で買う方法、写真の自動券売機で買う方法、運転手さんから買う方法があります。到着ロビーの案内所で買うのがルートも聞けるし便利です。また、あまり損得を細かく考えずに、出来るだけ7日間乗り放題の券を買うことをお勧めします。空港バスだけでなくすべてのマルタ島内のバスが乗れて絶対に便利です。
もし、バスに乗る方がいれば注意事項をひとつ。バスのルートは往復同じ道とは限りません。私は、Slimaに宿を取りました。事前にインタネットで調べた空港行きのルートは次のようになっていました。San Gilian−Slima−Gzira−・・・−Airport空港から乗ったバスの行き先はSan Gilianです。このバスのルートはどうでしょうか?私は、空港からそのまま逆ルートと思っていました。実際は、Airport−San Gilian−Slima−Gzira−・・・−Airportとなるようです。そんなことは考えても見なかった私は、乗り過ごしたと思いSan Gilianで降りてしまいました。この時に役立ったのが7日間乗り放題チケット。タバコを吸いながら途方にくれていると、後から来たバスの行き先がスリーマフェリーと書いてあります。日本で見た地図にあったホテル近くの地名なので、乗り放題のチケットで直ぐに乗り込みました。
尚、もう一つ注意点。例えば、San Gilianといっても停留所ひとつとは限りません。その地域の停留所全体の意味のようです。 -
という訳で、なんとかホテルの近くまで来ました。でもホテルが見つかりません。何度もこの辺だなと思い行きつ戻りつしましたが分かりません。街の人に聞いてみると直ぐそこだとの回答。やっと2軒のスーパー(コンビニ?)に挟まれた入口を発見しチックインできました。
後で気づいたのですが、バスの停まる道路の反対側にからはよく見える看板がありました。ホテル側は、隣のカフェのテントの屋根で看板が隠れていました。道路のこちら側からであればホテルは良く見えます。向こう側にあるからと道路を渡ってしまったのが失敗の元でした。 -
ホテルの客室は、内装を新しくしたみたいで奇麗で気に入りました。
尚、ホテルの住所は正確には、スリマではなくグジラのようです。あまり場所としては変わりませんが・・・ -
ホテルの道路の反対側は海です。ヨットがたくさん係留されています。
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スリーマからみたバレッタです。この素晴らしい風景は、バレッタからは見えません。だからスリーマ側にホテルが多いのだと納得。明日は向こうへ渡るぞと新たな決心(決心するほどのことではないが)。
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さすがに要塞都市と言おうか、オスマントルコを撃退した強固な城壁の防備を感じます。この風景もスリーマ側からだからこそです。
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翌日、朝食を済ませていざ出陣。スリーマからバレッタへはバスとフェリーで行く方法があります。私は、昨日、空港から来る時にバスを降りたスリーマフェリーからフェリーでバレッタを目指しました。
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え、誰もいない。このフェリー便の乗客は4−5人でした。舟の大きさは、香港のスターフェリーよりかなり小さいですが新しいです。フェリーのチケットは入口のテントのところで売っています。(片道2ユーロ?)
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バレッタが近づいてきます。
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フェリーが埠頭に到着。高い防壁がバレッタを囲っています。
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こんな街中の坂道を上ります。狭い道路です。歩道を歩いていたら、建物の内側から開けられたドアに思いっきりぶつかってしまいました。お婆さんが詫びていました。
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St.Paul's Pro-Anglica Cathedral。スリーマからみると大きく見えますが、それほど大きくありません。
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歩いていくとLower Barrakka Gardenへ。「ただの公園です」と私は思いましたが・・・?。
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ドンドンと歩いていると半島のフェリーの埠頭とは反対側へ。向こうに見えるのはThree Cities。バレッタの半島は、そんなに大きくないことを確認した。この広さなら一日の観光で十分とこの時は思ったのでした。
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何故かこんなところへ迷い込む。何だこれは?
正確には、反対方向から来て、洞窟を通り抜けたらこの風景がありました。初めにここに来てから、洞窟に戻り中を見たのでした。 -
洞窟の入口のところに表札が・・・。クチコミ情報のあったLascaris War Roomだ。こんなところにあるなんて、誰も見に来ないのではと思いながら中へ入る。入口で戦争関係のいくつかの博物館の共通入場券をしきりに勧められる。このあとSaluting Batteryに行くからいいかと思い買ってしまう。
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ここは日本語のイヤーフォンガイドがあった。マルタは第二次大戦当時はイギリスの植民地。イギリス軍は地中海の制空権を確保するため、ここにレーダと防空司令部を置き、地中海上空を常時監視し、必要な命令を出していた。ここは、地下に造られたその防空司令部の跡。地図や黒板に敵機の情報を書き出したり、航空基地との間で連絡を取ったであろう通信設備などが残っている。
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Lascaris War Roomのある崖の思わぬとことに階段があり、登ると近くに Upper Barrakka Garden がある。博物館の人が道案内をしてくれたので分かりました。一応、行っては見たもののただの公園です。ただ、Saluting Battery はここから見るかこの一段下にある博物館(Saluting Battery の会場)からみることになる。
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Upper Brrakka Garden から Sluting Battery へ。先ほど買った戦争関係の博物館の共通入場券で入場。兵隊の格好をした人が色々な大砲の違いとか、弾薬庫の構造とか色々と教えてくれます。
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それよりも私は向こうに見える竜巻が気になります。でも、他の人は誰も騒いでいない。冬のマルタの天候は本当に注意が必要です。
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そんなことは気にも留めずに雨の中で大砲を発射。ドーン!2発の予定が雨のためか一発は不発になってしまいました。
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次に近くの騎士団長の宮殿。何故か今日は休みでした。ツアーと違ってこういう情報は事前に分からないですよね。武器庫はやっていたので武器庫だけ見学。ここは、先ほどの共通入場券では入れません。宮殿と武器庫の共通入場券が別にあるようです。
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武器庫の中にあるマルタ騎士団の武装。この武装でトルコ軍を向かえ討ちました。
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一方、攻めてきたトルコ軍の武装。有名な石の城壁を崩すの使った石の砲弾も。
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他にも行きたいところがあったのですが、場所が分からなかったり、マルタ観光庁の地図にはあるのにもうなかったり、バレッタ中を彼方此方と歩いてバスターミナルへ。一日歩いたので疲れました。
そうそう、マルタ観光庁に地図では戦争博物館がバレッタにあるように書いてありますが、もうありません。共通入場券でそこも見れると思っていたのですが、移転先まで行く時間が取れず無駄になってしまいました。 -
翌日は、少し早めの路線バス(202・203)でイムディーナへ。
インタネットでこのバス路線を見つけるのに時間がかかりましたが、サンジュリアンから行くにはこれしかないという路線です。私は間違えて、ひとつ前の停留所で降りてしまったようですが、メインゲートの直ぐ近くにバスターミナル(停留所?)があります。
今回のマルタでは、イムディーナが一番良かった場所と思います。正に静寂の町ですね。
写真は、町への入口のメインゲートです。バレッタに首都が移転する前の古都とのことで風格があります。 -
小さな町ですが、こんな感じで、本当にひっそりとしています。中世の町ってこんな感じだったのでしょうね。人が少ないのでゆっくりと見て歩けます。
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イムディーナはバレッタの前の首都とのことですので、街の教会も立派です。街に人が少ないようなのですが信者の方はたくさんいらっしゃるのかな?
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広場からの眺めも格別です。
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ここは、メインゲートの下の空堀のようになっているところからメインゲートを見た様子です。空堀のようなところは公園になっています。
出来れば、少し多くの時間を取って彼方此方と回ってみると楽しいと思います。といっても、あまり広いところではないのでそれほどは時間はかかりません。 -
イムディーナからハイジャーイム神殿・イムナイドラ神殿ヘ路線バス(201)で行く。
このバス停は、比較的、周囲が開けているので降りる場所が分かりやすい。バス停でバスを降りて、資料館に入って入場券を買い、展示物を見ていると、呼ばれるので3D映像の解説映画を見て、それから神殿に向かう(日本語イヤフォンガイドはなかった)。
案内に向かって進むとテントの屋根が見えてくる。 -
テント屋根の下は写真の通り。大きな石で建てられていると思っていたが、思っていたほどは大きくなかった。重要な発掘物は、資料館にある。
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古い割にはしっかりと石組みが残っている。6000年前のものとはとても思えない。
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ハイジャーイム神殿を見て、資料館の方にもどる途中にイムナイドラ神殿へ続く道が見えてくる。やはり上はテント屋根で覆われている。
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私には、ハイジャーイム神殿との明らかな神殿様式の差は認められなかったが、イムナイドラ神殿特有の小さな穴の密集した文様は良く見えた。
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ハイジャーイム神殿からは青の洞窟まで歩くことにする。ここは路線バス(201)でも行くことができるが、この方向ではほとんど下りであることは調べてある。道の直ぐ傍は海で、歩くと気持ちがいい。ただ、雨季だったので私は途中で何度か雨に降られました。途中、雨宿りするところはありません。
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歩いていく嫌な予感。波が・・・
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やはり、波が強くてとてもボートで洞窟にはいけない。ボートもすべて陸にあげてあった。
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うーん。こんなところをボートで行きたかったのだが。
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仕方がないので、遅い昼食に。レストランの入口で魚を選んだら奉書焼きになって出てきた。シェフが目の前で綺麗に骨をとって出してくれた。この辺りのワインは本当に魚料理によく合う。
この後は、201の路線バスで空港へ。空港からはサンジュリアン行きのバスでホテルに帰りました。
尚、この201のバスは南部の海岸線沿いを走り、見所に止まりながら空港まで行きます。観光には欠かせない路線だと思います。 -
翌日はゴゾ島へ。路線バス222でフェリーの出るチルケッワへ。こんなフェリーでゴゾへ渡ります。埠頭のロビーにはゴゾの観光バスの客引きがいっぱいです。無視してフェリーに乗船。行きはフェリー切符を買いません。帰りに往復の料金を払うシステムです。
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フェリーの中です。コンビニがあるので飲み物を買ってテーブルで飲みます。
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ゴゾが直ぐに見えてきます。大きなフェリーなのでそんなには揺れません。
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ゴゾに着いて、322のバスでジュガンティーヤ神殿に向かう予定でしたがここで大失敗。降りる停留所が分からずに終点まで行ってしまいました。帰りにバスの運転手が降ろしてくれるといっていたのを信用してしたのですが、またフェリーの埠頭へ戻って来てしまいました。仕方なくバスを乗り換えて、ゴゾ一番の街ビクトリアへ。
尚、ゴゾのバスチケットはマルタと別で一日券をバスの運転手から買いました。 -
ビクトリアのバスターミナルに到着した時、別のバスが発車。307でジュガンティーヤ神殿方面へ行くバスです。時刻表を見るとこの路線は一時間に一本。次のバスを待つ間に近くのカフェでビールを飲みながら昼食にしました。バスターミナルのロータリーにはこんな可愛いオブジェが。
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次のバスでジュガンティーヤ神殿に向かいましたが、今度もバス停が分からなかった。ただし、観光客が多く乗っていたので、運転手がバスを止めて促してくれたので降りることができました。ジュガンティーヤは Xaghra とインタネットで表記されているが、発音がジュガンティーヤなのかどうかは分からない。なにしろ、アナウンスがあるにもかかわらず、バスの乗客のほとんどがバス停が分からなかったので・・・
尚、神殿の近くのバス停は行きと帰りは場所(道路)が違うので注意が必要です。このことは、フェリー埠頭から乗って降りられなかったバス(322)の車窓から見ていて気づきました。
ジュガンティーヤ神殿へは、資料館のようなところから入ります。 -
こちらの神殿も非常に綺麗に残っています。ただ、マルタ・ゴゾの神殿は同じ文化圏なので神殿ごとに大きな特徴はなく同じように見えます。
神殿を見て帰ろうとすると、またバスが行ってしまいました。時刻表をみるとまた一時間バスはありません。一時間待ってビクトリアに戻っても、夕方になってしまいどこにも行けないと思い、仕方なく、タクシーでフェリー埠頭へ。まけさせてタクシー代は10ユーロにしましたが、高いのか安いのか分かりません。 -
ゴゾに来る時の料金を払っていないので、フェリーの料金を往復分払い、マルタに戻って来ました。
この後はバスでスリーマに戻り、女房と娘のお土産のマルチーズクロスを探しに商店街へ行きました。日本に戻り渡したら喜んでくれたので目出度し、目出度し。 -
翌朝、ホテルの周りを散策してみました。地図によるとマノエル島というのがあって、要塞のようなしるしがあります。行ってみると再開発工事をしているようで、入れませんでした。その時に見つけた鳥の家です。誰かがヨットハーバーの横に鳥の家を作って鳥に餌付けしているようです。募金箱も置いてありました。
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海岸から離れると古い教会がありました。丁度、日曜のお祈りが終わったところのようでした。私にはピンとくるものがありました。あるぞあるぞと探してみるとやはりありました。
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教会の石段のところに・・・。私はこれを探すのが好きなんです。化石がありました。
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ということで、ホテルの周りの散歩を早めに切上げて、バスで空港へ。早すぎるのですが遅れるよりも良いでしょう。6.5ユーロで5日間乗ったバスの乗車券も有効期間を2日残して不要となりました。本当に役に立ってくれました。
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マルタを発って、夜、イスタンブールに到着。日本から来た時に買ったイスタンブールカードのお陰で、何事もなくホテルにチェックイン。少し部屋は小さいが寝るには十分。お休みなさい。
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翌朝は、ボスポラス海峡クルーズに行く予定をしていたのですが気が変わりました。エミノニュの桟橋に行ってみるとカドゥキョイ行きのフェリーが泊っています。そして、イスタンブールカードで乗れるみたいなので、一日かけての海峡クルーズは止めて、カドゥキョイまでに変更。十分に雰囲気は味わえます。
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古い灯台の傍も通ります。靄がかかっているのが残念。
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カドゥキョイに到着。
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カドゥキョイを散歩した後は、同じルートで戻ったのでは面白くない。フェリーに乗ったエミノニュの金角湾を挟んだ反対側のカラキョイ行きのフェリーにのることに。
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写真はガラタ橋。こちらがカラキョイで、向こうがエミノニュ。橋の下側はレストランが並んでいます。
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ここまで来たのだからとガラタ塔にも。
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ガラタ塔から歩いて降りていく途中の古そうなビル街。金融街のようでした。
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次はトラムヴァイに乗ってトプカプまで行く。
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トプカプの駅の近くにテオドシウスの城壁が残っている。足元は悪いが一部登ることもできる。難攻不落といわれたとおり、頑丈なつくりである。
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私の持っていったガイドブックは古くて載っていなかったが、トプカプ駅の近くには博物館もある。イスタンブールの歴史が分かるようになっていて日本語のイヤフォンガイドもありました。上の階はドーム状になっていて、昔の戦争の様子を3Dの画像を壁に写し、通路の傍に昔の大砲などの展示物が置いてあった。ドーム内に歓声などの音も出ているのでそれなりに迫力があります。
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翌朝は、宿のあるギュルハーネからブルーモスク方面へ歩いて行きました。この辺りのトラムの線路は、トプカプ宮の城壁のそった道に敷かれています。
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トプカプ宮への入口を入り、直ぐ左に曲がったところがギュルハーネ公園。城壁の内側なので、元々は宮殿のお庭なのでしょう。今はあまり人のいないギュルハーネ公園ですが植えられている木の大きさが歴史を感じさせます。
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ギュルハーネ公園を出て直ぐのところに考古学博物館・古代東方博物館などが集まっています。といっても入場券は一緒です。日本語のイヤフォンガイドがあります。これがないとなんだか分からないと思いますので、入場券と大差ない値段ですが借りたほうがよいと思います。
尚、ここだけでなく、イヤフォンガイド借りる時に身分証明書を預けなければなりません。パスポートを預けるのは抵抗があると思うので、何か別に用意した方が良いと思います。私の場合はタバコを買うtaspoを出したらOKでした。 -
展示物の一つの世界最古の条約。エジプトとヒッタイトで結ばれたものです。これはレプリカで現物は国連本部で展示されているそうです。そのほかに世界最古の恋愛をうたった詩とか、アレキサンダー大王の棺とか興味のある人は十分な時間をとったほうが良いでしょう。
この後にトプカプ宮殿とアヤソフィアに行こうと思ったのですが休みでした。 -
今回のイスタンブール旅行でどうしても行きたかったのが地下宮殿。トプカプやアヤソフィアが休みだったせいか、地下宮殿も人があまりいませんでした。ラッキー!
貯水池の柱とは思えません。どう見ても宮殿の柱です。 -
有名なメドゥーサの首。メドゥーサを地下深く封じ込めたかったのか他に何か理由があるのか。
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地下宮殿の直ぐ傍にはブルーモスク。トプカプやアヤソフィアが休みでもモスクに休みはありません。
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トプカプやアヤソフィアが休みの上、夕方でしたので、ヒッポドロームのオベリスクを見る人は少ない。
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蛇の柱。これも今回本物を見たかったものの一つ。
と、これでホテルに帰ることに。 -
翌朝、目が覚めると外は雨。それもかな強い。今日は最終日なのにと思いながら天候の回復を待つがとても無理な感じ。
仕方なく、早すぎるのを承知でトラムと地下鉄を乗り継いで空港へ。
バイバイ!イスタンブール。という感じで旅行してきました。
尚、イスタンブールではイスタンブールカードが大活躍。往路に寄った時、片道8TL(地下鉄4TL+トラム4TL)かかりましたが、以降はすべてイスタンブールカードを使用。カード代7TLに40TLをチャージ、多分まだ10TL以上は残っていると思います。個人で旅行するのであれば、このカードは絶対にお徳です。 -
以下は今回の旅行の感想です。
マルタもイスタンブールも雨の季節で、予定通り行かないことが多くありました。でも、旅行ができない訳ではありません。また、ガイドなしの個人旅行で観光スポットの休みの情報や交通情報などの入手も困難ですが、それはこれで楽しい思い出です。
さて、観光した感想です。
写真はコーマの[鍵穴」です。この鍵穴からはバチカンのサンピエトロが見えます。ここはマルタ騎士団長の館だったのをご存知ですか? -
ほら、郵便受け(?)にちゃんとマルタと書いてあります。
つまり、マルタとバチカンは近い関係といおうか、バチカンが代表するヨーロッパを守る尖兵がマルタだった訳です。敵はオスマントルコ。イスタンブールを落とされ、エジプトから東ヨーロッパまで支配しています。マルタが破れ、地中海の覇権を渡せばヨーロッパは征服されるとの恐怖感があったと思います。
一方のオスマントルコ。イスタンブールを見ればその栄華が計り知れます。宮殿にしろモスクにしろ、帝国の強大さを示しています。そのオスマントルコにしてみれば、マルタなど一ひねりの筈でした。それが上手く行かなかった。
それからどうなったのか?
何か今の世界をみていても同じことがありそうな気がします。
どうも、この辺りの出来事はよく吟味してみないといけないなと思いました。
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