2015/01/10 - 2015/01/10
55位(同エリア137件中)
まりも母さん
茨城・栃木・群馬・埼玉の4県の県境近くにある渡良瀬遊水地。
道の駅「きたかわべ」 から 眺めて見た事はありますが、実際 遊水地内に入ったのは初めてです。
都内の友人が、バードウォッチングに来ると言うので、現地集合で同行してみました。
鳥の事はまったく判りませんが、友人の解説を聞いて、知らない名前を教えてもらい、
私としては、初めて見る鳥を沢山確認できました。
景色を撮る為のレンズでは、鳥の写真は良く撮れなくて残念だったけど。
風の強い寒い日でも、空は青く、広いヨシ原の美しい景色の中を結構楽しく歩いて来られました。
カワセミ、ミコアイサ、チュウヒ そんな鳥が見られてバードウォッチングもなかなか楽しかったです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
渡良瀬遊水地は足尾銅山の鉱毒を沈殿させる為に渡良瀬川、思川、巴波川(うずまがわ)の合流するあたりを堤で囲って作った、遊水地です。
3300haの広大な土地に、建物はほとんど無く、水をたたえた谷中湖と第1〜3の調整池がありますが、調整池はほとんどがヨシの原っぱです。
2012年ラムサール条約に登録され、保全地域となっています。
ウォッチングタワー近くの駐車場で10時頃と待ち合わせだったのですが、
都内から来た友人は9時半についてしまった、と連絡が来ました。
先に、バードウォッチングを始めてもらう事にして、私たちは10時に到着。
北と中央の2箇所のエントランス、谷中湖近くのゲートは9時30分に開き、夕方16時〜17時(季節による)には閉まります。駐車場は無料です。
寒いけど、ウインドサーフィンもやってる人がいたなぁ。カヌーや釣りの出来るエリアもあります。
今日は、天気は良けど、風が強くて、とても寒いのです。
真冬なので、まだ日が低いです。 -
堤の先に住宅が見えますが、遊水地の中はとても広いです。
広い遊水地の中の異動に便利そうな 貸し自転車があります。
今日は友人に付き合って、バードウォッチングに来たので、徒歩で廻ります。遠くに雪をかぶった冨士山が見えます。 -
ここへ来る途中の道からも見えましたが、広い遊水地からは 冨士山が美しく見えます。
初日の出とか初富士とか見るのに良さそうだけど、谷中湖周辺は 年末年始はゲートが閉まって利用できないんだって。(月曜日も利用できない)詳しくは公式webサイト
http://watarase.or.jp/
朝、冨士山が見えるとなんだか得した気分になります。 -
今時は、携帯があるので、こんな広いところでも すぐに友人夫婦と会えました。
しか〜し・・・友人、私に電話しようとして、まだ買って1ヶ月位しか経っていないiphone6を道路に落としてしまい、画面がヒビだらけに〜〜〜。
ハート型の谷中湖、風が吹き抜けてめちゃくちゃ湖畔は寒いですぅ。波もかなり立っています。
iphone落とした友人には余計、風が冷たく感じられただろう・・・。 -
友人と合流して歩き始めてすぐの頃、トビが獲物の魚を掴んで飛んでいるのが見えました。
結構大きな魚です。
それをカラスが追いかけています。
トビの取った獲物を横取りしようというのでしょう。
この後、他のカラスも参戦してきて、執拗に追いかけられたトビはついに獲物を落としてしまいました・・・。
落とした獲物にめがけて降りて行ったのは多分、カラスです。
狩りに成功したからと言って、獲物にありつける訳ではないのですね・・・。 -
カワウの群れがいました。
飛んできては、この中へ入るカワウ。たまに飛び立つカワウ。でも、風がすごくて、向かい風に飛ぶのはキツソウだった。 -
広めの舗装道路がずっと続いています。
今日は風が強くて寒いので、サイクリングの人はほとんどいません。
厚着で、双眼鏡やすごい望遠レンズのついたカメラと三脚を持ってる人は、鳥目的の人でしょう。そっちの方が多いかも。 -
遊水地の周りでもトビは結構見かけます。
猛禽類の中でも一番馴染みのある 良く見る鳥なので、「なんだトビか」的な感じを持ってしまいますが、大きさは羽を広げれば150cm位ありますし、
気流に乗って、すい〜〜〜と空を滑るように飛ぶ姿はなかなか見ごたえも 迫力もあります。 -
最近、やっとトビの区別は出来るようになってきた。
ちょっと前まで、猛禽類の名前なんて5種類位しか知らなかったし、区別なんて全然判んなかったもんね。(その5種類もコンドルとか入れてです・・・ハハハ) -
野鳥観察会が行われているようで、グループの人たちが望遠鏡で観察し、ガイドの方が説明をしていました。
谷中湖の中を渡るように橋のような通路があり、中央あたりの中の島には、野鳥観察台があります。 -
観察台から見て、東側には水鳥がいます。
距離があるので良く見えないけど、白っぽいのは、別名パンダ鴨とも言われるミコアイサだと友人が教えてくれました。
う〜ん初めて見る鴨かも〜(?) -
来た時は、霞んでいて見えなかった男体山が見えて来ました。
雪をかぶっていますね。他にも那須の山、群馬の山がず〜〜っと見えるのです。 -
望遠レンズに取り替えてミコアイサをズーム。
まぁ私のレンズじゃ、これが限度です。
目の周りが黒くて、なるほど、パンダ鴨です。 -
カモメが飛んできました。ユリカモメかな?
茨城の霞ヶ浦あたりでもかなり沢山見るので、珍しくはないですが、ここは結構内陸だけど、鳥にしたら、さっとひとっ飛びなのかしらね? -
中の島から 第2調整池方面へ先へ進みます。
ヨシ原が広がっているのが見えます。
そうそう、遊水地内トイレもあまりありません。ベンチもあまり無いな。
東谷中橋の近くには仮設トイレがふたつありました。 -
ヨシ原の上には青い空に白い雲。
この景色だけでも癒される感じです。
鳥の声も色々しますが、私にはどの鳴き声がどの鳥か判らないので、友人に教えてもらいますが、全然覚えられない・・・。
なので、バードウォッチングは、友人夫妻のコバンザメ状態でよろしくお願いしますって感じです。 -
園内にはあまり地図が無いので、スマホで地図を表示し、行く先を決めます。ヨシ原の向こうに渡良瀬川が流れていて、川沿いに歩けそうなので、そちらへ進みます。
眺めがいいですね。 -
堤で囲われた渡良瀬川。谷中湖の脇に流れています。この川の反対側も第2調整池で、ヨシ原が続いています。
この後、ずっとヨシ原の脇や中の保全用の道(車のわだちがある作業用に道)を歩きましたが、所々、ヨシが刈られて、束ねて積んでありました。
遊水地のヨシを使って、上質なヨシズを作るのだそうです。
春のヨシ焼きも有名ですね。 -
カワウが羽を広げてポージングしています。
友人の話では、カワウは脂分が少なくて、羽が濡れて冷えてしまうので、たまにこうして羽を広げて乾かすのだそうです。 -
ぐるっと廻って、谷中村の史跡保存ゾーンに戻って来ました。
足尾銅山から流れ出す鉱毒が渡良瀬川沿岸に広がった為、谷中村にもその被害がありました。
鉱毒被害対策として谷中村のある地域に遊水地が作られることになり、村は強制買収・廃村となってしまったのです。
どんな史跡が残っているのかと、期待していましたが、
建物っぽいものは全く無く、各住宅の跡などが残るだけです。
日本の公害被害の原点である場所と言えるのに、消された村の遺構は、もっと大切にされても良いのでは?と感じてしまいました。 -
東屋の隣の木に鳥が居ました。
バードウォッチング好きの友人夫婦は、このように、木やヨシにとまっている鳥を上手に見つけるのですが、
ド素人の私たちは、「え?どこどこ?」ってな感じです・・・。
一応、双眼鏡っぽいのは持って来ているんだけどね・・・。 -
ぐるっと廻って、歩き始めた場所近くへ戻って来たので、一旦車で、お昼を食べに行く事にします。
屋外で弁当を食べるのは寒いので、どこかでご飯を食べながら、一度 暖まろうと思ったのです。
しかし・・・このあたりファミレスや飲食店がほとんど無いですね。車で近くの板倉東洋大前駅まで行ってみましたが、ほとんど食べ物屋が無い!
で、見つけたのが ”まんじゃあれ ”というイタリアンレストラン。 -
ランチ やっててよかった。
Aセット サラダ、パスタ、パン、ドリンクで1000円位だったかな。
まぁ美味しかったけど、家庭の料理好きなお父さんが作ってくれるイタリアンって感じの味だった。(この日はオーダー取りから調理、サーブまでお父さんお一人でした)
パンは、皿に乗ってる小さいバケットで、オリーブオイルとかは出てこない。
遊水地内には自販機はあるけど売店は無いので、食べられて良かったです。本当にお店が無いっぽいんだもの。
(道の駅 きたかわべ には、そば店があるけど午後2時まで) -
戻ってきて、ウォッチングタワーに登ってみます。
-
ウォッチングタワーからの眺めです。
景色が良く見えますね。先に見えるのは筑波山。方向的に2つのピークが並んだ形に見えないけど。 -
広いヨシ原が広がっています。
こういう所はいかにも鳥がいそうな感じらしい。 -
水路もあります。
このタワーから下を見ていたら、カワセミ発見!
でも、私は、またしても「え?どこどこ?」なんて探しているうちに飛んで行っちゃった・・・。
一瞬しか見られなくて写真なんて全然 無理だった・・・。
友達はちゃんと撮ってたけどね。
(後で画像を送ってくれましたが、自分の写真じゃないので載せません。) -
はるか先に見えるのは、榛名山。浅間山も見えましたよ。
男体山、那須連山、赤城山、筑波山・・・。
4県がクロスする珍しい場所の近くなので、栃木、群馬、茨城の山が見えて、ついでに冨士山まで見えちゃう。 -
タワーから降りて、今度は北水門〜北エントランスの間のヨシ原を歩きます。
で、すぐに木にとまっているカシラダカを見つけました。 -
朝9時半の開門直後に友人たちは来て、私たちも10時には到着しましたが、ランチタイム1時間はさんでいるけど、もう15時半近いんだな・・・16時にはゲートが閉まっちゃうから、あっという間だった感じ。
一日で6キロ位歩きましたね。
東屋があったので、少しだけ高いその場所からヨシ原を眺めます。 -
すると、猛禽類っぽいのが飛んでいるのが見えました。
トビかな?遠くてよく判らない・・・双眼鏡で見ると、尻尾がトビとは違うみたい。
朝、私たちが来る前に友人たちはミサゴを見ていて、写真にも撮っていたので、それかなぁ??
種類が確認できるほどは、はっきり見えない・・・。 -
見えるけど〜わかんない〜、後で、聞いたりしたらどうもチュウヒらしい。
調べてみるまで、ミサゴもチュウヒもどう違うのかさっぱり判らない まりも母でしたが、
帰宅後、調べて、ほぉ〜こういう鳥か〜、と 少々お勉強しました。
程なく、「閉門30分前です」のアナウンスがスピーカーから聞こえて来ました。
いけない。戻らないと。車出せなくなったら、野宿だよ・・・。 -
車に戻り、でも、まだ明るいし、もうちょっと見たいよね、と第一調整池が見える池内水路の脇まで移動してみました。
車が道路脇に停められ、沢山のバードウォッチャーの方がカメラやデジスコを並べていました。
ヨシ原の中まで入って大きな望遠レンズを向けている人もいました。 -
なにせ、初めて来た場所なので、何が見られるのかも良く判ってないですが、
皆が見ている方で鳥を探すと・・・しばらくして、カワウでもトビでもカラスでもない鳥が飛んでいるのが見えました。 -
ヨシ原の上を低く飛ぶ、チュウヒのようです。皆さんこれを待っていたのですね。
本当はハイイロチュウヒがお目当てだったのかもしれませんが、
私たちは、メッタに見ないチュウヒが見られただけでも、うれしかった。
やっぱり、猛禽類の姿はいいですね。 -
猛禽類は、特に夕方 日暮れギリギリの頃が狙い目なのかな?
この場所も、第1調整池の中の道路でも鳥を待ってるカメラマンが沢山いましたよ。
谷中湖へ近づく道のゲートは16時に閉められていました。
北エントランスも16時過ぎには、出る車が通れるだけの半分ほどは閉められていました。
友人夫婦も私たちも、とりあえず、初めての渡良瀬遊水地のバードウォッチングには満足でした。
他に、ベニマシコ、ホトトギス、カワアイサとか私には姿と名前が一致しない(つまり知らない鳥)も教えてもらえたりして、なるほど〜と色々鳥の話も興味深かったけど、
いっぺんに全部は覚えられない・・・。
まぁ、バードウォッチングはお供程度だけど、珍しい鳥、きれいな鳥を見るのは楽しいものですね。
そして、渡良瀬遊水地の景色は美しかった。
鳥好きな友人は、近かったら、毎日でも来たい位だったでしょう。
私も、また、違う季節にも来てみたい場所でした。
今度は、茨城に鳥を見に来てね、と約束して、この日の渡良瀬遊水地歩きは終了となりました。
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