2014 夏のアイスランド一周（リングロードトリップ）その5

2014/08/19 - 2014/08/26

2014年8月19日〜26日までのアイスランド滞在記の5日目です。

8月24日　アークレイリを出発、観光しながら一気にレイキャビクまで戻り宿泊　Konrads Guesthouse

エリア その他の都市(アイスランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: スカンジナビア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

アークレイリ出発の朝です。ここへは遅くに着いて翌朝すぐに出てしまう予定だったため、町はあまり見られなかったのですが、「世界で一番北に位置する」植物園とか航空博物館とかあったみたいです…。時間あったら行ってみたかったです。今回は残念。

昨日から天気が悪くなってきました。ガソリンの値段をチェックします。物価の高いアイスランドでは…。レギュラー(たぶん)243クローナ、ディーゼル237クローナです。それぞれ、当時のレートで約218円、約213円。日本より少し高いですね。

まず最初に寄ったのは、グラブロック。BC1,000年ごろの噴火により形成したと推定されるクレーターです。

ひたすら登ります。溶岩と苔のハーモニー、好きです。

グラブロックから見える別の火山。

火口付近に来ました。

しばらく写真を撮ったりして過ごした後、下山します。歩道が整備されているけど、雨の中では、滑りそうで少し危なかったです。

グラブロックから少し南下して向かったのは、レイクホルトというエリア、ここにはヨーロッパ一を誇るという、源泉地デイルダルトゥングクエルがあります。見るからに熱い！という風景と看板。これに近づこうとする人はいませんね。

始終噴き出しています！

温水を送り出すためのパイプでしょうか、周りにぐるっと設置されています。

建物からパイプがつながっています。迫力！

この余熱を利用して温室栽培をしているそうです。

無人販売の温室栽培トマト。200クローネ。モノは試しで買ってみました。

小ぶりできれいなトマトです。これは今晩の自炊の食材に。

最後に、隣接する２つの滝を見に行きました。こちらはフロインフォッサル、溶岩台地の中から地下水が湧き出て滝となって流れ出ています。迫力！

別の角度からもう一枚。地面から湧き出す様子がよくわかりますね。

フロインフォッサルから上流に少し歩いたところにある、バルナフォス。

バルナフォスは「子どもの滝」という意味ですが、実はここは昔2人の兄弟が岩の橋を渡って落ちたという事故が名前の由来になっています。子どもの親がこのような事故が二度と起きないようにと、岩の橋をたたき割ったという悲しいエピソードのある場所なんですね。

流れは急です。

ここでも溶岩が流れ出てそのまま固まった様子が、手に取るようにわかります。

さて、寄り道も終わり。レイキャビクへ一路、向かいます。何度も言いますが、天気悪っ！全然回復しません。明日はアイスランド滞在最終日なのに、こんな調子でしょうか。

だいぶ街が近づいて来たよう。牧草地がなくなってきました。

レイキャビク市に入ります。

田舎地方を廻った後は、車の流れも懐かしい感じ。

ゲストハウスに着きました。これはお向かいのお家の窓辺です。覗き…ではないのですが、窓辺でその国の生活や習慣が分かることがあるので、たまに写真を撮っちゃいます。このお家はアイスランド国旗を掲げていますね。

友人たちと街を散策することにしました。太っちょなネコさんがウロチョロしてました。レイキャビクはネコが多くて、ネコ好きにはたまらない街です。

まず見ておきたかったのは、レイキャビクのランドマークでもあるハットリグリムス教会。旅中でよく見た、柱状節理の玄武岩をモチーフにしてデザインされたそうですが、当初はこのアバンギャルドなデザインに反対意見も多かったそうです。今は充分街に溶け込んでいると思いますけどね。

教会内部は至ってシンプルです。天井が高い！

祈りのキャンドルも。

パイプオルガンが圧倒的な迫力。

友人の旦那さんは高いところが大好き。ということで「入場料が高いし私はいいわ。」という友人は礼拝堂で待つことになり、2人で展望台へ。エレベーターで教会の上に。レイキャビクの街が一望できます。入場料は確か600クローネほどだったと思います。

港側。しつこいようですが、天気は回復しません(笑)。

お腹が空いたので、魚料理でも食べよっか。ということで、その名も「Fish Restaurant」という中心地のレストランに入りました。外観もカワイイ。

インテリアもいいですね。やはりヨーロッパでは、特に照明に注目してしまいます。このカウンターでオーダーして支払いしました。

私は魚のスープを頼みました。1490クローネ。寒かった一日から解放される、あったか美味しい食事でした。

友人の頼んだお魚プレート。食べる前にすかさず写真を撮らせてもらいました。美味しそう！

食べたら街歩きを再開。

さっき登った教会が遠くに見えます。教会から続くこの道と周辺が、お土産屋さんなどが並ぶ中心地。この自転車はなんと、車両通行禁止の時間はこのように道を塞ぎ、車両が通行できる時間帯は、横にくるっと廻されます。いちいちオシャレすぎ〜。

入ってみたい、と思わせるような外観のレストラン。

シーフード料理屋さん。

何だろう…と思って撮っておいた写真、後で調べたら何と首相官邸でした(笑)。ショッピングセンターのど真ん中にある…。旅の予習が不十分だった自分を責めるとともに、アイスランドの人々には政治が身近なんだなということを再認識。

道路にも溶岩が利用されているようです。街のいたるところで溶岩を使ったオブジェなども見ることができます。

中心地から少し歩いた港のそばにある、これまた異質？な建築物が「Harpa」と呼ばれるコンサートホールです。2011年に完成したそうです。

角の多いガラスを組み合わせた壁面は、光を受けていろんな色に見えます。

建物の中から港を眺める。

内装もゴージャスです。

だいぶ夜も更けてきました。教会もイルミネーションがきれい。これからゲストハウスへ戻り友人たちと最後の晩餐です。

帰りに買ってきた食材で今からお料理。きのこ好きなものですから、大きなマッシュルームときのこ入りのチーズペーストを購入。アイスランド産にこだわってみました。アイスランド産にはだいたいそれと分かるように表示がしてあるので、買い物しやすいです。

地熱の温室栽培のトマトに入刀(笑)。みずみずしい。

日本のトマトほどは甘くなかったので、少し炒めることにしました。マッシュルームの生ハム詰めオリーブオイル炒めはカンタンで失敗もないので、こういう時にも重宝します。

友人がリトアニアから持って来てくれたビーフの缶詰とマッシュポテトと共に、今日の夕飯です。明日の朝は友人たちと別行動なので、今晩が2人とは最後の夜になります。別れを惜しみつつ、先に支払ってもらっていたレンタカーやガソリン代の精算など実務的なことも済ませました(笑)。明日はいよいよアイスランド滞在最終日。