2015/01/09 - 2015/01/10
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jilllucaさん
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当初、今回のレッサーパンダ紀行は東京出張に絡めて関東周辺の動物園を回ろうと考えていたのですが、あるレッサーパンダブロガーさんのブログで大島公園の記事を読み「最近、大島に行けてないな」と思い、急遽、東京・竹芝桟橋から東海汽船さるびあ丸に乗船、日本唯一の離島パンダに会いに行きました。
大島からの帰りには東海汽船の熱海行きジェット船に乗り、先日、4歳のルナちゃんの訃報という悲しいニュースがながれた三島の楽寿園、そして、7月に秋吉台サファリから日本平動物園に来園して以来長きに渡り姿を見せていなかったリナちゃんがいよいよ放飼場に姿を見せるようになったとの情報を得て静岡県内に2園にも立ち寄ってきました。
久々に大島のみんなに会えた喜び、あの可愛かったルナちゃんがもうこの世にいない悲しさ、そして、もうすぐカナダにお嫁入りするリナちゃんに赤ちゃん以来久々に会えた喜びと一抹の寂しさ・・・、感情が移ろう一日でした。
これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280
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この日は東京出張帰り、ホテルに泊まるくらいならと東京・竹芝桟橋22時発の東海汽船さるびあ丸に乗船しました。
二段ベッドの特2等席なら大島まで7、000円ちょっと・・・東京近郊のビジネスホテルと同じくらいの価格で寝ているうちに大島まで連れてってくれるのでこの移動手段気に入っています。 -
大島・岡田港は朝6時着。
着いた時はまだ真っ暗でしたが時間とともに空は白み、7時前に富士山が朝日に輝きました。 -
大島での移動はレンタカーが便利ですが、大島公園への往復だけでしたらバスでの移動でも十分用が足ります。
大島には東海汽船の船が寄港する港が元町港と岡田港と2つあり、その日の海の状況により寄港地が変わります。
そして、その寄港地によってバスのダイヤも変わりなかなか慣れるまでは大変なのですが、今日の僕の場合、行きは岡田港7時49分発で大島公園8時03分着のバス、帰りは大島公園9時50分、岡田港10時03分着のバスを利用しました。
ちなみにバス代は片道370円でした。 -
こちらが東京都大島公園の動物園です。
嬉しい事に入園料は無料、朝も割と早く8時30分から開園しているので僕の様に夜行便で着き、午前中の便で帰るという利用の仕方も慌ただしくてリスクはありますがそれなりに成り立ちます。
そうそう、大島と言うと港や町にコインロッカーがなく(どうやら元町港の観光協会で預かってくれるそうですが船が元町港かどうかは日によって変わるし・・・)キャリーケースなどの処遇に困るのですが、大島公園の管理事務所にお願いしたら荷物預かってくれるそうです、レッサーパンダのキーパーさんに教えて頂きました。 -
動物園に居れるのは正味1時間ちょっとなので8時30分の開園と同時に入園し、まっすぐレッサーパンダ舎へ向かいました。
朝一番のお客が珍しいのか、キーパーさんを待っているのか・・・おそらく後者でしょうけど・・・レッサーパンダ舎ではなんとオールスターキャストの4匹が興味津々の眼差しでお迎えしてくれました。
展示場からこちらに視線をくれるのは、右がコタロウ君、左がアイリちゃん。 -
大島公園動物園名物の金網コリドーからはコジロウ君と、
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アンコちゃんも熱い視線をこちらにくれました。
いきなり4匹全員に会えて、しかも、元気そうなのを確認出来てこの時点である種ミッションコンプリート(笑)・・・後は時間までじっくり観察したり、写真を撮ったりできますね。 -
屋内展示場と屋外放飼場を金網コリドーでつなぐレッサーパンダ舎はユニークで何度目にしても新鮮です。
金網コリドー自体は短いものなら到津の森公園や京都市動物園にもありますがこれだけの規模のものは他に類を見ません。 -
3つの屋内展示室から伸びた3本の金網コリドーは途中で2本に纏められ屋外放飼場へつながります。
今日は写真手前のコリドー側の扉が開かれ、コジロウ君が屋外放飼場に出れるようになっていました。
写真手前がコジロウ君、奥がコタロウお父さんです。 -
さて、この辺りで大島公園動物園に暮らし4匹のパンダをご紹介いたしましょう。
まずは一家の大黒柱コタロウ君です。
コタロウ君は2005年7月8日江戸川区自然動物園生まれ、お母さんはユウユウちゃん、お父さんはブナ君ですので岡山市の池田動物園のルナちゃんのお兄ちゃんにあたります。
2007年4月に大島にやってました。 -
コタロウ君のお隣の展示室にはアイリちゃんです。
アイリちゃんは2006年6月20日長野市茶臼山動物園生まれ、お母さんはセイナちゃん、お父さんはキキ君、3つ子の兄妹にはココロちゃん(現、三島市立楽寿園)、ツバサ君(すでにお星さま)がいます。
2009年3月に、多摩生まれのアジサイちゃんとの交換で同じ東京都管轄の大島公園動物園にお嫁入りしてきました。
とてもキリリとした顔立ちのアイリちゃんなのですが、コタロウ君との関係も良好で2匹の子供を育てあげた余裕からかキリリとした中にも女性らしい丸さが出てきたように思います。 -
こちらコジロウ君です。
コジロウ君は2012年6月18日生まれ、もちろんお母さんはアイリちゃん、お父さんはコタロウ君、2匹の初めての子供、そして、大島公園で誕生した初めてのレッサーパンダ。
後ほど屋外放飼場での写真をアップしますが、円らな瞳がとても可愛らしい男の子です。 -
そして、コジロウ君の妹のアンコちゃんです。
アンコちゃんは2013年6月22日生まれ、名前はもちろんアンコ椿から付けられました。 -
アンコちゃんはとてもキリリとしてお母さん似、可愛いタイプのコジロウ兄ちゃんとはまた違ったタイプの美形さんですね。
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アイリちゃんは朝ご飯を食べ終わると寝室に入ってしまうことが多いそうで、訪問のタイミング次第ではなかなか会えないこともあるそうです。
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そう言った意味でも朝一番の訪問はお薦めです、アイリちゃんかなり活発に動き回っていましたよ。
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なんだか上手く説明できないのですが、アイリちゃんってこうやって会えた時の幸せ感?と言うかお得感??が他のパンダより大きいと言うか・・・「大島まで来てアイリちゃんに会えずに帰れるか!!」って思わせるパンダなんですよね。
僕にとっては他の子とはちょっと違うなんだか不思議な魅力のある子です。 -
手前がアイリちゃん、奥がコタロウ君です。
現在はこの様に別居中のご夫婦ですが、キーパーさんのお話によると、もうすぐそこまで来ている恋のシーズンには例年通りペアリングを行う予定だそうです。
昨年は子宝に恵まれなかっただけに今年は2年ぶりの赤ちゃんの誕生を期待したいです。 -
先ほどまで主に金網コリドーにいたコジロウ君ですが、キーパーさんがセットした孟宗竹を食べに屋外放飼場に出てきました。
爽やかな朝日を浴びてコジロウ君の毛並が金色に光ります。 -
それにしても・・・会うたびに思いますがこのコジロウ君は可愛らしいと言うかキラキラ系ですよね。
キラキラ系男子パンダと言うと筆頭は大牟田のレン君ですが、なんか似たような感じを感じます・・・見た目とかではなく。 -
大島公園は島の東の海沿いの高台にありますので朝日がばんばん入ってきます。
眩しくてしかめっ面のコジロウ君。 -
お母さんのアイリちゃん、お父さんのコタロウ君も可愛らしいですがコジロウ君は両親のいいところを引き継ぎましたね。
それにしても特徴的な目はどちらの遺伝でしょうね?
ひょっとしてブナおじいちゃん&ユウユウおばあちゃん似? -
ちょっと他の動物たちを見て回ってレッサー舎に帰ってくると放飼場にコジロウ君がおらず。
何気なく金網コリドーと放飼場をつなぐ建屋の中を覗いてみると朝ご飯中でした。 -
こちらの皆さんも朝食中。
手前からコタロウ君、アイリちゃん、アンコちゃん・・・食欲家族(笑) -
朝食後の放飼場にはレッサーパンダのなる木が出現していました!!
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船とバス便の関係で1時間ちょっとしかいれなかったけどとっても気持ちのいい朝となりました。
ありがとね、コジロウ君。
また、来るね!! -
せっかくなので大島公園動物園の名物をご紹介。
敷地の傾斜と大島特有の三原山の溶岩石を利用した広大なサル島(猿山でははく島と呼ばれています)は圧巻!! -
数えきれない数のワオキツネザルとバーバリーシープが暮らしています。
このバーバリー君はまだまだ子供かな?
朝日を浴びて気持ちよさそうです。 -
公園内の椿博物館を早足で見学して大島公園9時50分発のバスで岡田港へ戻ります。
ちなみに船の出発港が元町港の場合でのこのバスに乗れば同じ時間の船に乗ることが出来ます。
今日の大島10時35分発の熱海港行きジェット船は”セブンアイランド友”でした、セブンアイランド4隻の中で”友”のカラーリングが一番お気に入りなので嬉しいです。
今日は1月10日、”110番の日”という事で警視庁のピーポ君が広報活動に来ていました。 -
熱海港11時20分着、連絡バスとJRを乗り継いで三島駅へ。
三島駅前には三島市立の公園である楽寿園があり、動物広場にはレッサーパンダもいます。 -
ココロちゃん
楽寿園の旅行記は別に作りますね。
こちらでご覧頂ければ嬉しいです→http://4travel.jp/travelogue/10970283 -
三島駅から新幹線に飛び乗り静岡駅、在来線で一駅戻り東静岡駅へ。
東静岡駅から路線バスで日本平動物園に向かいます。
日本平動物園の入園料は大人610円です。 -
入園すると真正面に見えるのがレッサーパンダ館とレッサーパンダ飼育棟です。
まずは、昨年生まれのまつばちゃんとシーお母さんに会おうと飼育棟の室内展示室を覗いてみると・・・あれ、1匹だけ?ん、ちょっと大人っぽい?? -
なんと、シーママ&まつばちゃんに代わり一昨年生まれのミホちゃんが飼育棟に移動してきていました。
ミホちゃんは2013年7月9日生まれ、お母さんはシーちゃん、お父さんはタク君、まつばちゃんのお姉ちゃんです。
ミホちゃんは生まれた年に世界遺産認定された三保の松原から名付けられました、妹のまつばちゃんも然りです。 -
幼児体型と言えばアドベンチャーワールドの后ちゃんに極まりますが、ミホちゃんもなかなかのもの・・・いわゆる愛され体型ですね〜。
お母さんのシーちゃんが人工哺育で育ったこともありミホちゃんが生まれた時は上手く育てれるか少し心配だったのですが、シーちゃんは見事に自分の手で子育てを完遂してくれました。 -
2本の渡り木をユーモラスに歩くミホちゃん、日本平のアイドルですね。
それにしても、ミホちゃんの飼育棟への移動は意外でした。
この移動にどう言った意味があるのか、あるいはないのか・・・少し気になります。 -
この飼育棟の個体紹介にはミホちゃん1匹しか掲載されているのですが、現在はミホちゃんの他に、1998年7月3日秋吉台サファリ生まれの双子姉妹アーヤちゃん&アーニャちゃん、そして、2012年8月2日こちらも同じく秋吉台サファリ生まれのリナちゃんが暮らしています。
ご高齢のアーヤちゃん&アーニャちゃん姉妹はバックヤードでのんびりくらしており非展示でしたが、リナちゃんは年末くらいから飼育棟屋外放飼場に出てくるようになりました。 -
リナちゃんに会った方の情報では2面ある屋外放飼場の奥側に放飼されていると聞いていましたが、今日はラッキーなことに扉が開かれており2面使っての放飼でした。
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リナちゃんにはもちろん過去にも会っているのですが、それは2年以上前の秋吉台サファリで、その頃はまだ名前が付く前のことでした(旅行記→http://4travel.jp/travelogue/10724805 )、それから何度か秋吉台に行きましたがタイミングがわるく会えず、本当に久々に会うことができました。
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リナちゃんは昨年7月にここ日本平動物園にやってきましたが、性格的にかなり臆病らしく当初暮らしていたレッサーパンダ館のバックヤードでタク君の寝室の前を通ることができずに展示に出ることが出来なかったそうです。
今はこの様に飼育棟に移り、無事に放飼場に出ることが出来るようになりました。 -
そして、どうしてもこのタイミングでリナちゃんに会いたかったのは、彼女の日本平への移動が、近い将来のカナダへのお嫁入りが前提の移動だったから・・・。
こんな臆病な女の子を異国の地にお嫁入りさせるのは心配ではあるのですが、リナちゃんがカナダでレッサーパンダの新たな血統を切り拓くことを期待しています。
5度も双子を出産しているルナお母さん(秋吉台サファリランド)の娘だもん、きっと大丈夫だよね。 -
もちろんレッサーパンダ館にも行きますよ。
こちらには、
2001年7月21日周南市徳山動物園生まれのシュウシュウ君、
2010年6月15日埼玉県こども動物自然公園生まれのタク君、
2011年7月12日周南市徳山動物園生まれのスミレちゃん、
そして、
2010年7月19日生まれのシーちゃん、昨年7月17日生まれのまつばちゃんの母娘、
の5匹が暮らしています。 -
今日のレッサーパンダ館屋外放飼場は2面別使用をしてまして。
入り口に近い面にはスミレちゃんが出ていました。 -
昨年は本来のお婿さんであるタク君の腕白さにびっくりしてしまい馴染めず、結果的には10歳年上の優しいシュウシュウ君とペアリングしたスミレちゃん。
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今年はおそらくタク君とのペアリングになると思います。
この1年でスミレちゃんがどれだけ成長できたかが成否の鍵を握っているように思えます。 -
そして、もう一方の放飼場にいるのがその噂のタク君。
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色白な顔で可愛らしいタク君ですが腕白ぶりは相当なもの。
一昨年、初めてシーちゃんとペアリングした時は、タク君がシーちゃんにジャンピングボディーアタックを仕掛けたり、それにシーちゃんが応戦したりですごかった・・・見る分にはかなりエキサイティングで面白かったですが・・・のです。
まあ、その年にミホちゃんが生まれた訳ですから、タク君の過激な行動は好意の裏返しなのですが・・・。
あれから2年経ち、タク君がどれだけスミレちゃんに対して優しくなれるのかも鍵となりますね。 -
レッサーパンダ館の屋内運動場にはシーちゃんとまつばちゃん。
シュウシュウ君は予備展示室にもおらず今日はバックヤードのようでした。
この時期に敢えて母娘で飼育棟からレッサーパンダ館に移った意図がやはり気になりますね。
やはり、今年もシーちゃんがタク君との繁殖に入るための準備なのか、今年は繁殖に入らずにまつばちゃんの育児を継続する布石なのか・・・。
レッサーパンダは子共を産める間は毎年産んでも問題ないとは聞きますが、個人的には2年連続で育児したお母さんパンダには1年休養をあげて欲しいと思うのです。 -
以前はそこまで感じなかったのですが、最近この日本平のレッサーパンダ館屋内運動場での撮影が苦手で苦手で(苦笑)・・・どんな設定がベストなのか分からなくなってるいるのでひどい写真ばかりで恐縮です・・・ハイエンドコンデジの限界なのかもしれませんね、明るいレンズが欲しい・・・。
さて、お立ち台に上って孟宗竹をむしゃむしゃ食べるまつばちゃん。 -
お姉ちゃんのミホちゃんがとっても小柄だったので生後半年でのまつばちゃんの大きさにはちょっとびっくり、2回目の出産、子育てと言う事もあってシーちゃんのおっぱいの出も良かったのかもしれませんね。
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木の柱にてっぽうを打つまつばちゃん・・・可愛らしさ横綱級です。
シーママの写真も撮りたかったのですが動きが早すぎて断念しました。 -
さて、日本平に来ると猛獣館299にも出来る限り寄ることにしています。
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12月19日から同居が再開されたロッシー君とバニラちゃんです。
妊娠の可能性のあったバニラちゃんは暫くの間展示をお休みしていましたが、出産の兆候が見られず先月から展示に復帰しています。
ホッキョクグマの妊娠の見極めは難しく、産むか、産まないかの結果を見るまで妊娠していたかが分からないそうです。 -
バニラちゃん、お久しぶり!!
あれっ、麿眉になっているよ!!
相変わらず可愛らしいバニラちゃんです。 -
ロッシー君は可愛らしい寝相で寝ていました。
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今年こそ可愛い赤ちゃんに恵まれるといいね!!
ホッキョクグマはそろそろ収容の時間です。
僕も大島公園動物園、三島市立楽寿園、静岡市日本平動物園のハシゴで少々疲れましたので閉園までは粘らずに帰宅することにしました。
日本平動物園にはエントランス前にバス停があり日曜だけバスが来るのですが、その時刻表が「土・日運転」と書かれたうえで「土」がペン書きに●で消されているだけなので、土曜に訪問する時はいつもトラップに引っ掛かってしまいます。
せめて土、日曜だけでも全バスを一旦動物園のエントランスまで引き込めないものでしょうかね?
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