2014/10/17 - 2014/10/18
25位(同エリア97件中)
ひらしまさん
スペインの旅の最後に訪れたのは、城壁の町アビラ。
この町には、11世紀にイスラム勢力を追い出したカスティーリャ=レオン王国が防衛のために築いた城壁が、今でもほぼ完全な形で残っています。その美しい写真を見たら、城壁好きとしてはぜひこの目で見たくなりました。
そして、アビラは牛肉の産地でも有名なようで、アビラ牛のステーキも楽しみです。
第1日 ミュンヘン乗り継ぎバルセロナ着
第2日 バルセロナ
第3日 グラナダ
第4日 グラナダ
第5日 ネルハ
第6日 フリヒリアナ日帰り
第7日 タリファ
第8日 セビージャ
第9日 マドリード
★第10日 アビラ
★第11日 マドリード発フランクフルト乗り継ぎ
第12日 羽田着
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
マドリードからアビラへは、バスは南ターミナルから、鉄道はチャマルティン駅から、それぞれ1時間半ほどです(写真はマドリード南ターミナル)。
バスでアビラに着いてすぐ、翌日のマドリード空港行きバスの切符を買っておくために窓口へ行きました。
ところが係員は首を横に振り、「#$%&\*@」。
英語で満席ですかと尋ねても通じません。スペイン語会話本や電子辞書を動員してもさっぱりわかりません。
しかし、明日の飛行機に乗らなかったら日本に帰れなくなってしまいます。
困ったぼくたちは、英語が通じそうな案内窓口へ。すると、さっきの窓口の人が英語でFULLと書いた紙を持ってきてくれました。
きっと、ぼくたちのことを心配して、英語のわかる人に書いてもらってくれたのでしょう。グラシアス!
空港行きは満席だけど、バスターミナル行きは10:20着があるというので、そこからタクシーを飛ばせば12:40の飛行機に間に合いそうです。
それにしても、ハイシーズンじゃないからバスの切符は現地購入で大丈夫と高をくくっていましたが、前日で売り切れってこともあるんですね。 -
宿は城壁の中の旧市街にあるパラシオ・デ・ロス・ベラダ。16世紀の宮殿だったという、格式高そうなホテルです。
カフェになっているパティオを美しいギャラリーが囲んでいます。 -
そのギャラリーを通って客室へ。
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眺望こそどうということはありませんが設備も十分で雰囲気もあり、これで50ユーロは信じられないくらいです。
スペインは都会と超有名観光地以外の宿代がとても安いと感じました。 -
お昼を食べようと町の細い路地を歩いていたら、広場に出ました。
野菜や果物の市が開いているようです。 -
マドリードであまりにもきれいに化粧されたよそ行きの市場を見てきたばかりなので、こういう普段着の市場に出会えて、ちょっとうれしくなりました。
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野菜も畑から来たばかりって顔してます。
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ここはどうやらビクトリア広場。正面が市庁舎のようです。
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反対側は鐘楼が見えますから、修道院でしょうか。
ここアビラは、16世紀に修道院改革にとりくんだサンタ・テレサの出身地で、多くの修道院があるそうです。 -
妻はここで洋梨を1個買いました。
その代金をセセンタ(60)と言われ、ちょうど60セントあった小銭を使うチャンスだったのに、セテンタ(70)と勘違いしてユーロで払ってしまいました。
数も1ケタまではなんとか覚えたのですが、2ケタは結局覚えきれないうちに旅が終わってしまいます。
あとでレシートを見ると62セントとなっていましたから、八百屋のおばさん負けてくれたんですね。 -
探していた料理店ロス・カンディレスを見つけて入ったのは1時半頃でしたから、まだほかの客はいませんでしたが、半分以上のテーブルに予約済の札が載っています。
なかなかの人気店です。 -
英語はほとんど通じないのでコースにしたのですが、やはり料理を選ばなくてはならず、給仕氏の数少ない英語だけを頼りに決めます。
妻が選んだサラミのスープ(写真右上)は熱々のポットに入ってきました。この田舎っぽさがいいですね。たっぷりすぎて飲みきれませんでしたが。 -
メインは二人とも名物アビラ牛のステーキに挑戦しました。
出てきたステーキは予想以上に大きく、厚く、500グラムを超えるかという肉を、添えられた大粒のおいしい塩で食べます。
切って、食べて、切って、食べて、切って、食べて……。
頑張ってみましたが、ぼくたちには半分食べるのが精一杯でした。
注文した時に「2つ?」と聞き返されたのは、大丈夫?という意味合いもあったのでしょう。
でも、隣の席の若いカップルの立派な体の男性も同じくらい残していましたから、ぼくたちとしては大奮闘です。
デザートに妻はそれでもデギュスタシオンを選びました。ぼくはもちろん辞退しました。
勘定書きにワインが入っていなかったので給仕氏に伝えると、コースに含まれているとの答え。
きっと小柄な日本人の敢闘ぶりにご褒美としてサービスしてくれたのでしょう。ごちそうさまでした。 -
アビラの町を腹ごなしに歩きます。ここはお菓子屋さん。
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なんだかよくわからないけど迫ってくる、食料品店のディスプレイ。
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MISAKOという名に誘われて入った鞄屋さんで、妻は自分と母に気に入ったバッグを見つけました。
MISAKOは日本人名ではないそうで、スペインでは結構人気のあるカジュアルなバッグのブランドのようです。 -
ホテルの目の前にそびえるカテドラル。
この旅ですっかり習慣となったシエスタのあと訪れたら、なんと6時で入場終了となっていました。
案内書には6:45までと書いていたのですが、まあ、我々のねらいはカテドラルではないので構いません。 -
カテドラルと道を隔てたここはなにかなと入ってみます。
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図書館でした。
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カルニセリアス門をくぐって城壁の外に出ます。
壁の厚さは平均3mとのことですが、ここでは6mはある分厚い城壁です。 -
門のすぐ脇の入口を入ると、城壁のミニチュアが展示されていて、ここで入場券を買いました。
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石段を登って城壁に上がります。
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城壁というには美しすぎる姿が目に飛び込んできました。
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(拡大)
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カテドラルも城壁とつながっているのです。
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城壁の外のアビラの街。
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屋根の上に城壁のトンガリが影を落としています。
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全長2500mの城壁の北半分の見学路を歩き出します。
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88基あるという塔のフォルムがまた美しい。
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城壁の上部のトンガリは実用なのか装飾なのか。
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サンビセンテ門のアーチから街を見おろします。
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北東の角の塔たち。
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下の芝生ではユニフォーム姿の子どもたちが遊んでいます。
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夕日を浴びるサンビセンテ・バシリカ教会。
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城壁の北辺を中ほどまで来た内側に建つモセン・ルビ礼拝堂。左後方に見えるのはカテドラルです。
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外を振り返れば赤い屋根がずっと広がるアビラの町。
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この頃には上れるようになっている塔でも全部上るのはしんどくなって、2つに1つだけ上るようにしました。
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日が傾き光が柔らかくなると、石の壁の表情も変わってきます。
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城壁は旧市街の西の端で弧を描きます。
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そして南の城壁がさらに続くのですが、そちらは入ることができません。
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アビラの城壁見学はここで終わりです。
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午後8時の閉門の少し前。城壁がシルエットになりました。
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旧市街を出て川を渡り、右手に少し行ったところに、ロス・クアトロ・ポステスという4本柱の遺跡があります。
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ここからアビラの城壁を一望できます。
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向かって右半分。
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左半分。
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どんどん暗くなって城壁が浮かび上がります。
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ロス・クアトロ・ポステスから見て左側の橋に向かう細い真っ暗な道を下ったところから。
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橋を渡り城壁の下に戻ってきました。
夜空にそびえ立つ塔の重量感がすごい。 -
中世と現代が隣り合わせのアビラでした。
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最終日の朝、ホテルの前の石畳の道でタクシーを待ちます。
英語は通じにくくても、気持ちのいい人が多かったスペイン。豊かな文化に触れることもできて、幸せな気持ちで日本に帰ります。
旅行記「オラ!エスパーニャ」は今回で終わりです。おつきあいくださいました皆様、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- mistralさん 2020/03/21 22:51:41
- アビラ
- ひらしまさん
こんばんは。
隠れキリシタンの旅行記にご投票を有難うございました。
沢山あります旅行記の中で、まず昨年秋に私も訪れましたアビラの旅行記を
拝見致しました。
カテドラル近くのお宿だったご様子ですね。
アビラ旧市街はコンパクトにまとまっていて徒歩であちこち歩き回れて
中世の雰囲気に浸れる、思い出深い街でした。
堂々と連なる城壁にも圧倒されました。
クアトロポステスまで夜、歩かれたんですね。
お写真を拝見しまして、私たちも行ってみれば良かったと思いました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
mistral
- ひらしまさん からの返信 2020/03/24 20:13:29
- Re: アビラ
- mistralさん、こんばんは。
ちょっと温泉など行っておりまして遅くなって申しわけありません。
あちこちの旅行記にご訪問ありがとうございました。
この前お会いしたのはイスタンブルあたりでしたね。
お久しぶりです。
城壁のアビラ、知名度は低いけどいいところでしたよね。
我が家はステーキに苦戦しましたが(笑)
mistralさんは3人でシェアされたんですね。
絶対それが賢明でした。
海外で車でのご旅行はご苦労もおありでしょうが、すごいなあとうらやましい限りです。
コンスタントに旅を重ねていらっしゃるmistralさん、豊富な旅行記を時々訪問させてください。
今年もお互いよい旅を続けたいですね。
ひらしま
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