親孝行旅行

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30過ぎて初めて母と観光で有名な宮城県松島の光旅館へ行ってきました。実家から車で1時間程度と近いところですが。
場所は、国道45号線沿いにあり、迷わず到着。（JR東北本線松島駅から徒歩1分）
旅館へ入ると1組の家族がフロント前にいました。うちらと同じくチェックイン前といった様子で、椅子に座ってます。
早速チェックインを済ませようとしたら、フロントに誰もいない。近くの電話で呼んでも、反応なし。その時家族連れのお父さんがニヤリとしてる。あー、この家族もうちらと同じ事したんだと悟り、不安の中旅館の人が来てくれるのを無言で待ちました。数分して80過ぎの女将さん登場。「お待たせして申し訳ございません。」
少しイライラしながら、チェックインを済ませ、いざ本日泊まる部屋へと2階に案内される。
母は身体が不自由で歩くのが困難です。その姿を見た女将さんは、10以上年下の母の手を引いて2階に案内してくれました。
短い移動の中、母と楽しく会話をしてくれます。まもなくして、部屋に案内されると30年前に遊びに行ってたじいちゃん、ばあちゃん家の様なくたびれた感じがあって、どこか懐かしく、落ち着くところでした。
染みついたタバコの臭いが気になりましたけど。
すると、女将さん「お母さん、大変だからお部屋でお食事取りましょうね。」と大広間でほかの客さんと相席して取る食事を、母を気遣ってくれて、食事を部屋に持ってきてくれると言うのです。後でお茶をお出ししますねと言って、結局戻って来なかった女将さん、何て気前の良い方なんだと感激しましたよ。母の手を引いてくれた時も息子ながらうれしかったですし、ココ来て良かったと思いました。女将さんのキャラやご厚意が母との話題で盛り上がったりして、良い思い出になりました。食事も海の幸をメインにした品数の多い松島料理に満足です。