メテオラ

2014/10/17 - 2014/10/17

２０１４年１０月１７日（金）　〜３日目〜

８：２７発の列車に乗りカランバカに向かいました。

ＴｒaｉｎＯＳＥ　←http://www.trainose.gr/
でチケットを購入できたのはいいのですが、進行方向に向かった席を選んだはずなのに実際に乗車してみたら後ろ向きの席でした。

同じ車両に何名か日本人の方がいらっしゃったのですが、みんな見事に後ろ向きの席でした。

オンラインで切符を買った事のある方のサイトの情報を元に購入したので、この日だけたまたま逆方向になってしまった可能性があるかも知れません。

ちなみに帰りは後ろ向きの席を購入すれば、進行方向に向かった席が購入できるという同じ方の情報を元に購入したら正解でした。

予想通りカランバカには１３：１８には到着せず、１４：００頃になってしまいました。

予約していたホテルに荷物を預け、ホテルのスタッフにタクシーを呼んでもらい、メガロ・メテオロン前に到着したのは１４：４５頃でした。

カランバカのタクシーもメーター制ではなく、固定制でメガロ・メテオロン前まで１０ユーロでした。

ここから歩いてメテオラ巡りをするつもりだったので、少し急いで行動しました。

今日はヴァルラームはお休みなので、メガロ・メテオロン→ルサヌ→アギア・トリアダ→アギオス・ステファノスの４つの修道院を巡りました。

３７才、女、１人でカランバカの町まで下りていくまで全部で４時間ほどかかりました。

何人かは同志がいるかと思ったのですが、今日歩いて修道院巡りをしている人は私１人でした。

修道院内は女性はスカートをはかなければいけないようなので、私は海外ではじめてスカートをはいて旅しました。

その結果、道を歩く度に山奥から吹き抜ける強い風が無数の小石を拾い、勢い劣らずそのままふくらはぎに当たる試練を幾度となく与えられました。

エリア メテオラ周辺(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 1.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

メガロ・メテオロン修道院

ヴァルラーム修道院

道標は読めませんでしたが、ホテルでもらった分かりやすい地図もあったし単純な道だったので迷う事はありませんでした。

アギオス・ニコラオス修道院

ルサヌ修道院を出て、アギア・トリアダ修道院までの近道。

近道を抜けるとビューポイントの岩場に到着しました。

風がかなり強いので帽子が飛ばされないように地面に置いて写真を撮っていたのですが、気付いたら彼は奈落の底へと転落．．．

短い間でしたが、私をギリシャの強い陽射しから守ってくれてありがとう。

今までお世話になりましたと別れを告げ次の修道院へ向かいました。

手前がルサヌ修道院、奥がアギオス・ニコラオス修道院

メテオラ 史跡・遺跡

アギア・トリアダ修道院

アギア・トリアダ修道院の庭に出てみると、屋根が夕日に照らされてよりいっそうオレンジ色に映えていました。

ここを下りて行くとアギア・トリアダ修道院に行けるのですが、この時点で既に１６：３０を回っていました。

１７：００で閉まってしまうので、急いで石畳の坂を下りました。

時間がないというのに、この下りの坂道は思ったより長かったです。

坂の下まで行くと、途中カランバカの町に続く道標を発見しました。

この先にあるアギア・トリアダ修道院まで行くには１３０の階段を上らなければなりません。

坂といい階段といい、４つの修道院の中でここを巡るのが１番大変でした。

アギア・トリアダ修道院を出て階段を下り、またこの坂を上るのはシンドかったです。

アギオス・ステファノス修道院

最後は駆け足での見学になってしまいましたが、何とか４ヶ所巡る事ができました。

気付いたら営業時間が終了していたので、敷地内から出ようとしたのですが門が閉まっていて出られませんでした。

オロオロしならがらも少しづつ門に近づくと、まるで魔法のように門が開きました。

アギオス・ステファノス修道院を出た向かいの門の横に公衆電話がありました。

メガロ・メテオロン修道院まで行くタクシーの中で、運転手が名刺を渡してくれたので、体力が無くなっていたらここから電話して来てもらっても良かったかも知れません。

後はカランバカに戻るだけですが、道標を辿るといきなり下の写真のような道が出てきてビビリました。

もう日が暮れはじめているので、さすがに１人じゃ心細いです。

奥に写っているカップルと途中まで一緒に坂道を下っていたので、１人じゃないと勝手に勘違いしていたら、もう営業時間は過ぎているというのにアギア・トリアダ修道院の方に行ってしまうではありませんか。

私にはこのあぜ道がラスボスに見えてなりませんでした。

こんな道１人では寂し過ぎると思いながら下っていたのですが、カランバカに戻るまでにウォーキングしている人や犬を散歩している人等、何だかんだで３人くらいの人とすれ違いました。

途中開けたところに出るとカランバカの街並みが見えてきました。

大分下ったと思ったのですが、まだ先は長そうです。

オリーブ？らしき木々が見えてきたら、カランバカの町はもうすぐです。

無事カランバカに戻ってくる事ができました。

ホテルに戻る途中にスーパーがあったので寄ってみました。

カランバカのタウンホール広場近くの「Taberna Panellinio」というレストランで夕飯を食べました。

私のテーブルを担当してくれたウエイターはとても感じが良く、私が日本人と分かると日本語であいさつしてくれました。

メインメニューは、オリーブオイルで焼かれた鶏肉を選びました。

皮はパリパリなのに中は柔らかく、でもレモン風味なので後味がさっぱりしていました。

付け合せのポテトもおいしかったです。

食事を終えたのでウエイターを呼び会計を済ませようとしたところ、「ちょっと待って下さい」と言われました。

リンゴの上にハチミツをかけたデザートをサービスで頂きました。

ギリシャ最高のおもてなしを受けたのでチップを払おうとしたのですが、最初気を使ってか受け取ってくれませんでした。

でも最後には何とか受け取ってくれました。

この旅行記へのコメント （1）

• hide-bachさん 2015/02/05 10:48:55

  はらはらしながら

  chikanaさん
  メテオラの旅行記、ハラハラドキドキしながら楽しく拝読しました。
  出口がオート・ドアでホッとしました。
  有り難うございました。
  
  アテネ・オリンピックの年を挟んで３年間、姉の息子（甥）が、
  ギリシャ大使館勤務をしていた時、
  遊びに来るように言われていたのですが、
  仕事の都合で行くチャンスを逃しました。
  姉（クリスチャンの）がギリシャに行き、
  メテオラを観光してきた話の中で、
  坂道が大変だったとだけ聞きましたが、こんなだとは知りませんでした。
  この後も世界を旅して楽しい旅行記をお待ちしています。
  hide-bach