湖東三山：西明寺

2014/11/18 - 2014/11/18

湖東三山：西明寺

エリア 近江八幡・安土(滋賀)

表参道

平安時代初期に設けられた参道を鎌倉時代に現在のように拡げられ、江戸初期更に整備されて現在に至っている。

十一面観音像と三千聖観音

二天門（重文）

室町時代の建築。
二天（持国夫、増長天）は院尋策である。表道両側石垣は、穴太積の初期の石垣が保存されている。

二天門手前右側の霊木で幹が途中で二又に分かれていることから夫婦杉と呼ばれる。
後側から子供の様に若木がでていることから良縁、夫婦和合、子授け、安産の霊木、 樹令千年の長寿の木であるので息災延命、家内安全の霊木とされている

洗心水

本堂（国宝）

鎌倉時代初期建立。（国宝第一号指定）
飛騨の匠が、釘を1本も使用しないで建てたものである。屋根は桧皮葺で、かえるまた、吹寄せ菱格子欄間等鎌倉時代の様式が保存され、鎌倉時代を代表する純和風の建造物である。天台密教の道場でもある。

三重塔（国宝）

鎌倉時代後期建立。
飛騨の匠が、釘を1本も使用しないで建てた、総桧の塔である。一層には一面に巨勢派の極彩色による絵が画いてある。八天画、法華経の絵説き、八大龍王、三十二菩薩、花鳥などである。

三重塔内部（国宝）

初重の内部、須弥壇中央には大日如来坐像を安置し、四天柱には大日如来の脇侍仏である三十二菩薩と宝相華、八大龍王、八天画、伽陵頻迦、法華経の図解等が画かれていて鎌倉時代の壁画としては国内唯一のものであるといわれている。

鐘楼

石造宝塔（重文）

鎌倉時代の作。
西明寺宝塔。
この宝塔は、三重の基礎石上に建つ花崗岩作りの完全な宝塔で高さは2.15ｍあり、基礎石の格狭間や屋根、相輪などに鎌倉時代の特色が見られる。

不断桜

国指定：名勝庭園『蓬莱庭』

江戸初期、友閑の作庭

池泉観賞式の庭園

鶴や亀を形どった石組みや、本堂に祀る仏像を立石群に象徴させ、山の傾斜などを巧みに生かした、調和がとれた庭園です。

池は心字池になっています。