「ベンガラ吹屋と紅葉の名勝・赤い豪渓」

2014/11/16 - 2014/11/17

実はこのタイトルは旅行社の団体ツアーのタイトルそのまま。そう今回はこのツアーに参加したのだ。エリアは鞆の浦としたが、広島のみならず、岡山の吹屋や豪渓もぐるっと回る周遊コースだった。
参加総勢３８名。そのほとんどが６０歳以上とあって、このツアーはゆったり時間をかけて、移動時間も少ないのがよかった。鞆の浦や吹屋ではガイド付きの散策があったり、添乗員さんやバスガイドさんの気配りや説明が随所にみられるのが、団体ツアーの何よりいいところだろうか。

まずは鞆の浦へ。昼食をいれて３時間ほどなので、散策に終始したが、潮待ちの港は美しい。常夜灯や街並みも美しい。驚いたのはけっこう観光客が多かったこと。日曜日ということを差し引いても、さびれていく観光地が多いなか、まだにぎわっている。観光協会に何か秘策でもあるのかな。
１日目はあと明王院へ寄って、４時ごろには神石高原ホテルに着く。リニューアルして２，３年らしいが、ここの日本庭園がよかった。もちろん人工庭園ながら紅葉や池や高原がよくマッチしていて、足立美術館のように眺めるだけでなく、たっぷり歩いて庭園を楽しめる。（ホテルのクチコミは別に。）

団体ツアーの場合、バスの移動が非常に長いときがあるけれど（東北や北海道は特に）、何せ広島と岡山は隣どうしだから移動は長くて１，５時間ほど。というわけで２日目は出発もゆったり、早く吹屋に着く。まずは広兼邸。昔の庄屋ながら銅山を経営していて、豪商になった邸宅だ。今は岡山に寄贈されたとかいうものの、豪邸は資料館の趣を呈している。
そばの旧吹屋小学校も２年前廃校になったり中学もホテルに変わったりしているが、吹屋の街並みやベンガラとともに一見の価値があるとみた。ここも紅葉が映えている。

さらに移動して豪渓という名の紅葉の名所。はじめて聞いたところだが、渓谷に並ぶ紅葉はすばらしい。嵐山のお寺とは一味ちがう姿をみせる。
もう今年の紅葉狩りはこれでおしまいにしてもいいかと思ったツアーであった。

エリア 鞆の浦・鞆公園(広島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 観光バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 日本旅行

ご存知　鞆の浦ののどかなたたずまい。

サヨリの干物を見つけた。

鞆の浦の街並み。こうした街並みがまだ日本にはいくつも残っていることが、日本再発見につながる。

岡山・吹屋に威風堂々と威容をみせる広兼邸。幅１００mもあるとのこと。

吹屋ベンガラの街。いい撮影ポイントがないような。

吹屋のお土産やさん。和傘をうりにしているようだ。

旧吹屋小学校。２年前の廃校時には生徒数７人だったそうだ。園子らは今どこに？

豪渓にあるお寺からまばゆいばかりの紅葉が。

同じく豪渓からの眺め。

最後に寄った吉備津神社の回廊。何でも岡山県には国宝が２つしかなくて、そのうちの一つだそうだ。