2014/06/16 - 2014/06/16
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junemayさん
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個人旅行は何度も経験済みですが、海外の一人旅は久々。友人からフランスのトゥールーズから1時間位の距離にあるロット川のクルーズに誘われたのをきっかけに、その前後にイタリア、スペインを旅しようと計画したのが今回のたび。どこを歩くかは余り深く考えないで、大雑把な計画と宿泊先だけを決めていざ出陣です。スーツケースをなるべく持たなくて良いよう、駅近の安いホテルにこだわりました。ガイドブックも必要な分だけコピーして、途中で捨てられるよう準備。衣類も最低限に抑えたつもりでしたが、旅行中毎日快晴に恵まれたため、結果的には無駄な衣類が随分と出ました。昼はともかく、夜一人でレストランに入る勇気がないため、簡易クッカーを購入。スーパーで購入した食料で自炊もしました。好きな場所に好きなだけいたいという希望が叶った1ヶ月のたびとなりました。
日程表
6月3日(火) 羽田→フランクフルト→ベネチア
6月4日(水) ベネチア
6月5日(木) ベネチア
6月6日(金) ベネチア→フレンツェ
6月7日(土) フィレンツェ→シエナ→サンジミニャーノ→フィレンツェ
6月8日(日) フィレンツェ
6月9日(月) フィレンツェ
6月10日(火) フィレンツェ→ルッカ→ピサ→ラスペチア
6月11日(水) ラスペチア→チンクエテッレ→ラスペチア→ポルトベーネレ→ラスペチア
6月12日(木) ラスペチア→サンレモ
6月13日(金) サンレモ→ベンティミッリヤ→サンレモ
6月14日(土) サンレモ→ニース→トゥールーズ
6月15日(日) トゥールーズ→アルビ→コルドシュルシエル→アルビ近郊
6月16日(月) アルビ近郊→カオール→船旅開始(Le Lot)
6月17日(火) 船中泊(Le Lot)
6月18日(水) 船中泊(Le Lot)
6月19日(木) 船中泊(Le Lot)
6月20日(金) 船中泊(Le Lot)
6月21日(土) ラロックデザルクス→フィジャック→ロカマドール
6月22日(日) ロカマドール→フィジャック→カオール
6月23日(月) カオール→トゥールーズ→フィゲレス
6月24日(火) フィゲレス→カダケス→フィゲレス
6月25日(水) フィゲレス→ファルサ→プボル→ジローナ→フィゲレス
6月26日(木) フィゲレス→バルセロナ
6月27日(金) バルセロナ
6月28日(土) バルセロナ→モンセラ→バルセロナ
6月29日(日) バルセロナ
6月30日(月) バルセロナ→フランクフルト→
7月1日(火) →羽田
朝、知らない村の知らないベッドで目が覚めました。コルド・シュル・シエルから車で1時間の距離と言うこと以外、何もわからないところで一夜を明かしたのです。Jean Jacqueの別荘のありかは、かなりの田舎。携帯も家の中では繋がらず、道路まで出ないと電波が入らないような場所。確かにそこに行ったのに、そのときはそこがどこなのか、誰も知ろうとしなかったし、尋ねもしなかった・・・フランスの地図とにらめっこしても、まるで見当がつかないことに、今初めて気がつきました。とりあえず「アルビ近郊」泊と呼ぶことにしますね(笑)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 船 レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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おはようございます。Jean Jacqueの別荘の朝です。
昼間は25度以上になるこの時期でも、朝はかなり冷え込みます。吐く息が白く見えるほど。外においてあるテーブルや椅子は夜露でぐっしょり濡れています。 -
どこの、なんという村だかわからないまま、別荘の前の一本道を右に折れて、朝のお散歩に出ました。
こういう石積みの方法って、アルベロベッロのトゥルッリに似ていませんか?
とても原始的な積みかただけれど、手作りの温もりが感じられて好きです。 -
村の墓地にはやはり糸杉が植わっていました。糸杉は腐敗しにくく、「死」の象徴なのだそうです。
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30分ほどでお散歩終了。村の中心部まで行きたかったのですが、残念ながら諸事情により墓地から引き返すことになってしまいました。別荘ともお別れです。
今日も良いお天気。こちらに来てから2週間以上雨に殆どお目にかかっていません。これで威張って、雨女の汚名を返上できそうです。 -
再び車で移動です。途中見つけた装飾の面白い家です。とんがり屋根の家の最上階の窓に注目。Dの形をしていますよ。バルコニーの模様も美しい・・・
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D911号線に乗って、どうやらカオールまでやって来たようです。どなたかの彫像がロット川辺に立っていました。
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やっとお目にかかることが出来ました。これがロット川Le Lotです。
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ロット川クルーズの出発点は、カオールの西20km位にあるリューゼックLuzechという町です。
ロット川はフランスで7番目に大きな川。セヴェンヌ山脈に源を発し、フランス南西部を西に流れて、エギュイヨン近郊で大河ガロンヌ川に合流します。今回は、リューゼックからサン・シル・ラポピーまでの東西61kmを往復するたび、途中で13の水門をくぐります。 -
川面に浮かぶ白いボートが旅心を誘います。私達の乗るボートはどれなのかな?2、3人用から10〜12人用まで、様々な大きさのボートがあるようです。
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これらのボート、面白いことに、運転免許が要らないのです。誰でもすぐに運転可能。60分ほどの説明会に出席すれば、船の扱い方を全てマスターできるんですよ。
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昨年と一昨年、Ericとその友人達は、カナル・ドュ・ミディでリバークルーズを体験しています。カナル周辺には、カルカッソンヌなどの観光地が沢山ありますが、やはり運河は人工物なので、水門が多いことと運河からの景色が割合単調という欠点があったそうです。
今回は、流れのある自然の川だから、少し勝手が違うかもしれません。 -
この日は、色々な手続きが多かったため、待つことが多く、後から考えれば、折角の時間を無駄に費やしたような気がします。事前にこのくらいかかるとわかっていれば、町歩きの時間も取れたのですが、なにせ初めての経験。たまには良いかとツアーの一行とおしゃべりに明け暮れました。お陰でよい骨休めができました。
写真はランチに行ったカオールで撮ったバスの写真。カオールからフィジャックまでは、かつて鉄道がありましたが、何年も前に廃止となり、今は代行バスが動いています。船旅が終わったら、私はこのバスに乗ってフィジャックに行くのです。 -
上の緑のバスだけでなく、白い車体のバスもあるみたい・・・1日4本くらいしかないので、乗り過ごしたら大変としっかり写真を撮って確認しました。
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駅前にあったカオールの町の地図です。右の色の濃い部分が旧市街です。
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空から写した写真で見ると、とてもはっきりとわかりますが、カオールの町はロット川が大きく蛇行した場所にあるんですね。
カオールはロット県の県庁所在地でもあります。鉄道も通っていて、トゥールーズから約1時間、パリから約5時間の距離にあります。ヴァン・ノアールという黒いワインの産地としても有名ですよ。 -
再びリューゼックに戻って、ボートの講習会に行ったEric達を待ちます。リューゼックの町までは行きませんでしたが、要塞や中世の村、背後の丘の上にはローマ時代の町があったと後で聞き、ちょっと残念でした。
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レンタルしたボートはこちら。内部は、台所に居間、4つのベッドルーム(いずれも狭いですが、ダブルベッドの部屋が2つ、2段ベッド+シングルの部屋が1つ、ツインの部屋が1つあります。)シャワーにトイレが2つずつ、洗面所は各ベッドルームについています。外のデッキに大きなテーブルがあって、ここでも食事を取ることが可能です。
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私ともう一人が泊まることになった部屋はこちら。2段ベッドとシングルのある部屋です。ひどい写真で失礼!余りに狭いので、部屋の中では写真が撮れないのです・・・
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夕方遅くなって、ようやく出発です。これから5日間このボートにお世話になります。
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穏やかな流れの中をボートは出発しました。Jappyは小型、大型、それにバイクの免許も持っている運転のエキスパートなので、任せて安心です。いくら免許不要だからといっても、急に船の操縦をする気にはなれませんでした。って誰も頼んでいないって・・・
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時速5kmほど、歩くより少し早い位のスピードで、ボートはゆっくりと川上へ向かいます。緑の中に、古い建物が点在しています。
この辺りは、ブドウ畑が続いていて、ワイナリーが何軒もあるようです。こちらは、ドメーヌ・ド・シャンテルDomaine de Chantelleという3代続くワイナリー。ブドウ畑だけで39ヘクタールあるそうです。 -
今度は、左手に本物のお城が現れましたよ。名前は・・・わからず!
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この先に、初めての水門があるので、今日はあのアンティークな橋の袂で停泊するのだそうです。なんだかんだと時間がとられ、まだ出発してから1時間位しか進んでいないのですが、時刻はすでに午後8時過ぎ。初日だから、こんなものでしょう。
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丘の上には、ラロック城が静かに佇んでいます。
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無事接岸して、停泊準備OKです。
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初めての船上ディナーの用意をしています。Patriciaが作ったレタスのサラダ、にんにくとバルサミコ酢が利いていて、めちゃ旨でした!
勿論、カオールのヴァン・ノアールも準備しましたよ。 -
なんといっても今日のハイライトは、この夕焼けでした。午後9時半頃のロット川です。
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その後、微妙に色が変わっていって・・・空は深い紫になりました。
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3連発です。最後は丘の上のラロック城のシルエットが写っているのを1枚。飽きずにずっと眺めていました。
夕映えが消えて行くと、辺りは深い闇に包まれます。ネットもテレビもないと、皆早寝早起きになりますね。それではお休みなさい。
明日は、ボートクルーズ2日目です。続きはイタリア、フランス、スペイン勝手気ままな町歩きのたび その43 ル・ロット リュゼック〜カオール(2)で。
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