最高の天気と最高の紅葉の燕岳。小学生と行く登山。

2014/10/28 - 2014/10/29

2014年。夏休みの週末は雨ばかり。
去年登って最高に感動した燕岳にまた絶対登りたいとチャンスを探しつつ、でも混雑した日は避けたい。
子どもの学校の振替休日に晴れマーク。しかも紅葉がいままさに最高らしい…とのことでうきうきしながら出かけました。

今年から駐車場の規制が厳しくなっており駐車場に止められない場合はシャクナゲ荘に止めてバスでの移動をと燕山荘のHPにも書いてありました。

事前にヤマレコ確認したところ午前1時ぐらいならまだ週末でも駐車場に止めることができるとのことで余裕を持って12時着を目指しました。

我が家から高速経由で4時間かかるため8時出発としましたが少し遅れで家を出て,高速乗り口手前で持ち物の最終確認したところ次女が何と雨具を忘れたと判明。。
泣く泣く家に戻り改めて出発したのが午後9時。
その日は学校公開、その後法事と続き怒涛の1日で最後にこれか〜と思ったのですががんばって運転しました。
旦那は浜松の航空ショーに行きたいからと今回の山旅は断られ女子3人旅です。

安曇野市から中房線を走るとカモシカに遭遇。
いい感じ〜と思いながら駐車場に到着したのが午前1時。。
第1駐車場にはまだ5台以上の余裕がありました。

空を見上げるとこぼれ落ちてきそうな程の満天の星空。
子どもを起こして車の中の ベッドメーキングをして眠りにつきました。

コースタイム
1日目
7:05 登山口
8:10-8:15 第1ベンチ
8-48-8:50 第2ベンチ
9:15-9:30 第3ベンチ
10:25-10:37 富士見ベンチ
11:15-12:20 合戦小屋
14:00 燕山荘
15:30-16:50 燕岳頂上巡り
17:00 夕食
21:00 就寝

2日目
6:15 朝食
7:25 下山開始
8:05 合戦沢ノ頭
8:20-8:40 合戦小屋
9:00 富士見ベンチ
9:30-9-40 第3ベンチ
10:05 第2ベンチ
10:30-10:35 第1ベンチ
11:00 登山口

車で有明荘に移動温泉、昼食。
その後帰宅しました。

エリア 穂高・安曇野(長野)

おはようございます。
第1駐車場には簡易トイレがあります。
ペーパーも十分ありました。
車中泊にはとってもありがたい。

朝6時でも新しい車が場所を探してやってきます。
さすがにこの時間には無理ですよね。
昨晩は2時ぐらいまでには満車になったと思います。

駐車場から十分ぐらいで登山口に到着。

登山口です。
登山届けを提出します。
インターネットでも提出できるようですが子どもの勉強のため紙に一緒に記入します。

登山口にはこんなきれいなトイレがあります。
準備を整えてさあ出発！

ここまで1時間。
とてもいいペース。
二週間前の白山で大変だったから今回はラクチン。

第1ベンチのところ…少し谷に降りると水場もあります。

すぐそばには道祖神。。

まだ下は緑が気持ち良いです。

第2ベンチ。
登り始めから約1時間45分。

第3ベンチ。
ここまで2時間15分ほど。
本当にいいペースでがんばってくれています。

登山道は整備されておりあぶないと思うとこも少ないと思います。
燕山荘のスタッフの方々に感謝。

少しずつ黄葉や紅葉が。

きれい。

富士山ベンチ。
富士山はみえるかな？

残念ながら…
雲でみえません。

合戦小屋まであとひと頑張り。

だんだん紅葉が美しくなってきます。

あと10分。
ここまでもたくさんの方々に子ども達励ましてもらいました。
ありがとうございます。
ここら辺からは下山の人達が紅葉が素晴らしいと盛んに教えて下さいました。
期待に胸が膨らみます。

よっこら。

合戦小屋です。
まずはコーラ。
疲れた体にあまーいジュースがうれしい。
コーラ300円
カレーうどん900円
他に持参した玄米おにぎりとハンバーグ（サイトウハムさんのお取り寄せ無添加ハンバーグレトルト）スープ、などなどいっぱい食べました。

水場はありません。
トイレがあります。
手洗い用の水は桶に貯められた雨水かな？
柄杓ですくって大事につかいます。

うどん、ジュース、お酒などが売られています。

合戦小屋の荷揚げケーブル。

合戦小屋は食事のみ提供する小屋です。

名物のスイカは3日ほど前に終了していました(｡-_-｡)

すごい紅葉です。
青空も本当にすごくって、日なたは暑いぐらいでした。

合戦小屋から上は赤や黄色がとてもすごいとみんなが口々に教えてくれました。

ようやく槍様に。

富士山がうっすらと見えるんですがわかりますか？

燕山荘が少しみえました。

合戦沢ノ頭です。

緑と黄色。

あか。。
まぶしいぐらい鮮やかです。

合戦沢ノ頭からの燕山荘。あと少し。

合戦沢ノ頭からみる燕岳山頂方面。

燕山荘へ鎖場です。
鎖はありますが使わなくても慎重に進めます。

燕山荘まえの看板と燕岳。

山男さんと再開しました。
燕岳をバックに記念撮影。

燕山荘は子どもの登山を応援しています。
小学生以下の子どもには名前入りの登頂証明書をみんなな前で1人ずつもらえます。
他のお客さんも拍手してくれて本当に子ども達は嬉しそう。

Tシャツかわいいです。
子どもに速乾Tシャツ買いました。

Tシャツは種類、色、サイズ豊富でまるで洋服屋さんのよう。

お部屋。
布団3枚、3人で今日は眠れます。
うれしいな。
燕山荘は布団3枚毎に間仕切りしてあり個室感覚で利用できます。
忙しい時期は3枚で6人寝ることになります。
今日は日曜日夜だから土曜日よりずっと空いてます。

こんな風に間仕切りしてあります。

談話室もあります。
燕岳が見えます。

トイレについた洗面所。
清潔です。
ここでは水をくむこともできます。
翌日のためによるのうちに水をくんでおきます。寒さで朝水が出ないこともあるからです。

歯を磨くときに私達は山小屋では歯磨き粉など使用しないのですが…ツアーで来られたご婦人が水を出しっぱなしで石鹸で顔を洗い、歯磨きする姿にびっくりしてしまいましたがなにも言えず^_^;

これは偽いるか岩。

槍ヶ岳方面を望みます。

部屋に荷物を置いてお楽しみのケーキ。ビール。
本当によく頑張った。
槍様も褒めてくれているよう。

このケーキがうちでは一押しです。
チョコモンブラン。

ビール！
生ビールには、大中小があり散々迷い中ジョッキにしましたが後で大ジョッキにすれば良かったと本気で後悔しました。

いちごミルクです。
牛乳に冷凍のイチゴの甘く煮たものを溶かして混ぜながら飲みます。
次女が絶賛していました。

ビールのおつまみはソーセージ。
3種類の味が楽しめます。
普通、チョリソー、ハーブ。

この看板にも再会。

雲の間に槍ヶ岳。
何度みても、何枚写真を撮っても惚れ惚れしてしまう。

ゆったり休憩の後燕岳に行きました。
荷物を置いて、水筒と上着だけ持って。
秋は夕立や雷様の心配がないからゆったりのんびり。

燕岳山頂方面途中からの槍ヶ岳の眺め。

燕岳山頂方面から燕山荘方面を望む。

花崗岩の白さがいい。

んー。
あー。
きれいだな。

やり！のポーズ。
下の子のがやや変？

山肌に映った雲の影。
メリーゴーランドのお馬さんのよう。

メガネ岩。
登らないように書いてありました。
が私達の前の若い女性は登っておりました。
んー。
残念(￣^￣)ゞ

山頂での記念撮影。
3人で本当によく頑張った。

こんな出会いもありました。
ソプラノリコーダーを気持ち良さそうに吹いているおじさん。
リクエストして何曲か吹いてもらいました。
ありがとうございます。

いるか岩と槍ヶ岳。
いるか、ザバーンのポーズ。

燕山荘に戻りました。
小屋に灯りがともります。

最高の山小屋です。

燕山荘はノスタルジック。

夕食はチーズハンバーグと赤魚の煮付け。。
他に煮しめと漬物が大皿に盛りつけてありました。
ごはんとお味噌汁はおかわり自由です。

食事の後は、オーナーからの山のお話。
山でのこころがまえ。
木も葉っぱも石ころも全ての山にあるものは人の手で動かしてはいけない。。
森林限界から上はたとえカバーをしてあってもなるべくストックは使わないでほしいということ。これは最近ストックでどんどん山の侵食か進んでいるからとのこと。

もちろん優しさたっぷり愛情たっぷり。。
山へもそして山に登ろうとする全ての人に。

あと燕山荘の歴史も紹介してもらいました。
昔はヘリコプターがなかったので歩荷さんが建材を担いで登ったこと。
100キロぐらいを担いできたとのこと。

他にもいろいろ。

お話の後はアルプホルンの演奏です。
アルプホルンには絵が描かれていてとってもかわいい。

スイスのマーク。

食堂には図書室があります。
ここは自炊することもできるようになっています。
机の上で火も使えます。

日の入りの時間をきちんと説明してくれていたのに勘違い。
食後、外に出たらもうお日様は山の向こうに行ってしまっておりました。
でもまだまだ感動的な風景が続きます。

夕暮れにたたずむ山男さん。

日が沈んで少ししたら天体ショーの始まりです。

きらめく星。
天の川もしっかり見えます。
あまりにも星が多すぎてただただ言葉をなくす。

談話室でご一緒したカップルが星座版を持参されていたので星の解説を聞いてまた外に出てを繰り返しましたが星が多すぎて目指す星座は…わかったような、わからないような。
ものすごい星空でした。

ありがとうございました。

星空観察の後。。

寝る前のおたのしみ。

山バッジを登頂がんばったね記念に買うことにしています。

売店には山バッチはじめ様々な商品が。

お土産の一覧。
様々なものがあります。

いっぱい話をして9時に寝ました。

秋の朝はゆっくりです。
日の出前の富士山です。

デッキで日の出を待つ人々。
昨夜はここで女性グループが寝そべりながら星空の観察をしていました。

デッキから燕山荘、燕岳の方面を望む。
テン場が見えます。

おー！

朝焼けが槍ヶ岳にあたります。

日の出でパワーチャージ。
そのあとごはんでパワーチャージ。
朝ご飯(*^_^*)
塩辛いもの多め。
モリモリ食べて下山頑張るぞ！

下山はスイスイ。
雲の上の散歩。
ややゆったりのんびりおります。
すごい素敵な風景なのです。

合戦沢ノ頭。

順調にぐいぐい高度を下げて行き…。
川の音が大きく聞こえます。
もうすぐ登山口。

ついたー！
子ども達。本当によく頑張りました。
ありがとう。
中房温泉でご褒美のアイスです。
美味しい。

車で有明温泉に移動します。
ここで疲れた身体をほぐします。
くるまやさんでお蕎麦…と思っていましたが月曜日は定休日。
有明温泉でいただくことにしました。

入浴料
大人620円。
子ども320円。

我が家はクラブ燕山荘に入っているので大人320円。子どもは山小屋で割引券をもらっているので210円でした。
割引券がなくても宿泊領収書があれば割引ありです。

クラブ燕山荘は燕山荘グループの山小屋一泊毎にポイントを1ずつためて10こ貯まると一泊無料になります。
小学生以下の子どもと一緒に宿泊するとなんと！家族みんなのポイントを一つのカードで貯めることができる素晴らしい会員制なのです。

子どもに登山を進める燕山荘グループ。すごいです。

信州名物
ソースカツ丼。
900円。

これまた信州名物山賊焼。
900円。

温泉に入り、お腹もいっぱいになりがんばって帰ります。
お猿さん。また会いましょう。