2014/11/06 - 2014/11/07
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alchemistさん
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朝の散歩は鉄道で30分ほど離れた街イーモラヘ。
戻ってから井上ひさしが「ボローニャ紀行」で絶賛していた工業遺産博物館を見に行った。
もちろん昼夜とボローニャの食を堪能した。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ホテルで朝食を。
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初めて塩野七生作品に接したのは、ぼくが大学生の時だからもう40年以上昔である。区の出張所にあった巡回文庫に「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」があった。普段はこんな粋がった名前の本は無視するのだが、本棚に他にめぼしい本もなく、何の気なしに借り出した。
ところが読み始めてすぐに、その魅力にはまってしまった。それ以来、塩野七生作品は、多く目を通している。
この本や「ルネッサンスの女たち」の舞台となったエミリアロマーニャの街を見ようというのが、今回ボローニャを選んだ理由の一つだが、このイーモラという地名も、40年前から記憶に刻み付けられていた。 -
駅からの道を小雨降る中南下すると程なく城門に到達した。
この門の手前を東西に延びるのがローマ軍団が敷設したエミリア街道である。 -
門の内側の広場には屋台が並び衣料品が売られている。
冬支度の季節なのだ。 -
街の中央にはドゥオモ。
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町はずれにスフォルツェスコ要塞があった。
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群小君主が割拠していたエミリアロマーニャを教皇領としてまとめ、その覇権確立に乗り出したチェーザレは、まずイーモラに狙いを定める。
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イーモラの町はすぐにチェーザレを迎え入れたが、
この要塞に籠り、チェーザレに対抗したのが、この地を治める女傑カタリーナ・スフォルツァであった。 -
激烈な戦闘の末、要塞はチェーザレの手に渡り、カタリーナはスフォルツァ家のもう一つの拠点フォルリに拠って、チェーザレと対峙する。
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街を貫くエミリア街道。
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いにしえのローマ軍団が造り上げたローマ街道は今も町一番の目抜通りだ。
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地名表示版にもエミリア街道の文字が。
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イーモラは小さな町で、少し歩けば旧市街の全貌が見て取れる。
小雨の中を少し歩きまわってから、再び電車でボローニャに戻る。 -
ボローニャで滞在したMercure Bologna Centroが市内交通の一日乗り放題券をくれた。
今日はこの券を使ってみよう。工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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駅前から30番のバスに乗って郊外に出ると、井上ひさしが「ボローニャ紀行」で絶賛した工業遺産博物館がある。
工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ルネッサンスの頃から今日まで、ボローニャはイタリアの工業の中心地のひとつだが、その発展の歴史を集めたのがこの博物館。
工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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治具を丹念に手作りし、
工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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このような機会を組み上げる。
工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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初期の全自動化機械。
ファクトリーオートメーションの源流の一つはボローニャにある。 -
ボローニャ近郊にはレーノ川はじめ、ポー川の支流がいくつか流れているが、それを町に引き込み、ボローニャの町の地下にはいくつもの運河が流れている。
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産業革命以前はその水力がボローニャ産業の動力として大いに活用された。
工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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これは井上ひさしも言及している、水力を使って糸を紡ぐ、紡績機の模型である。
工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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人形のサイズから、紡績機がいかに巨大なものだったかがよくわかる。
工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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これは紙巻きたばこを包装する機械だが。今日でもボローニャはパッケージ機器では独自のポジションを保っている。
工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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工場が大きくなると、職工が独立する。新しい会社は元の会社と競合することは避け、その技術を活かして、違う製品のジャンルに進出するので、さまざまなパッケージ関連企業が集積するのだ。
例えば、かつてはホチキスで止められていたティーバッグのひもは、金気を嫌い、ひもで結ぶようになっているが、この機械はボローニャの中小企業が圧倒的なシェアを占めている。
写真は、企業の分化の歴史を表したもの。 -
ボローニャで育った動力付き自転車の技術は
工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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バイクに受けつがれ
工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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マセラッティの自動車につながる。
ランボルギーニもまたボローニャで生れている。工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館では小学生たちが見学に訪れ、産業の歴史を学んでいた。
工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ここでは高校生だろうか、科学実験教室に参加している。
職人の技術を継承し磨き上げる姿勢こそイタリアの工業の強みだ。
2004年に北イタリアのデザインスタジオを見て回ったが、このデザインへの感性もまた、イタリアの工業を支えている。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10009541/工業遺産博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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バスで街に戻ると、一か所だけボローニャの運河がそのまま残っている場所がある。
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その運河の真ん前にあるTrattoria dal Biassanotで今日の昼食。
地元民御用達のおいしいトラットリア。 -
評判いいだけあって混み合っていたが、幸いすぐにすわれた。
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ワインはやめてガス入りのアクア。
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焼き野菜の前菜。
ナスがおいしい。 -
ボローニャで食べたかったコートレットボロネーゼ。
ウィンナーシュニッツェルと同様の牛肉のカツレツに、
生ハムとチーズを乗せて焼いてある。
言ってみれば牛カツのサルティンボッカ風といったところか。
生ハムの塩気で味をまとめている。 -
ホールスタッフはいずれも親切で気持ちがいい。
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この店はおススメ。
Yelpでもトップ人気だった。 -
ホテルに戻って帰国に向けての荷造りをしてからボローニャ最後の食事に。
ホテルの裏手にある、リストランテボルゲーゼというそのまんまの名前の店。
ネーミングのセンスと言い、ネオンのケバさと言い、立地環境と言い、敬遠してたのだが、意外に良いとのネット評価と、雨続きで中心部に出るのが面倒だった事もあり勇気を出して訪問。リストランテ ボローニャ イタリアン
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店は地下にあり、駅前立地なだけに一人客もチラホラ。
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オードブルの盛り合わせ。
リストランテ ボローニャ イタリアン
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スパゲティボロネーゼが食べたかったのだが、
ボロネーゼはタリアテッレだけと断られたので、
カルボラーナのスパゲッティとサラダ。
ボローニャの店はどこに入ってもはずれないようだ。リストランテ ボローニャ イタリアン
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翌朝は5時始発の空港バスで帰国の途に。
ボローニャ中央駅 駅
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始発は大変な混みよう。
大荷物の乗客が多いので、切符を買いそびれてしまった。ボローニャ ボルゴ パニゴーレ空港 (BLQ) 空港
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ビジネスラウンジは制限区域の外だった。
出国手続きを済ませてしまったため、ロビーで搭乗開始を待つ。 -
今日の朝食は機内でソーセージ。
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乗り換え待ちはヒースローのラウンジで過ごした。
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フルーツ入りヨーグルトとハイボール。
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帰りもBAのビジネスクラスで一路羽田へ。
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