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(表紙写真・・・グランド・モスクのミナレット)<br /><br />首都チュニス<br /><br /> おしゃれなシディ・ブ・サイドの素敵なレストランで昼食した後、いよいよ最後の観光地首都チュニスへ向かう。ここではすでに2泊しているのだが、市内の観光は未だなのだ。バスは今朝、出発した方向へ走行し、チュニスの市街地へ戻る。<br /><br /><br />チュニスのこと<br /> ここチュニスはチュニジア北部に位置し、チュニジア湾を望む人口83万の首都で、ケロアンやマフディアの後、11世紀に首都となっている。市街の中心部には1979年に世界遺産に登録された旧市街(メディナ)があり、その中心に732年に建てられたモスクがある。市内には8世紀以後のイスラム王朝の遺物が多数残っており、その一方でフランス保護領時代の街並みなども残っていて、ニつの異なる雰囲気にひたれる街でもある。<br /><br /><br />バルドー博物館<br />バスはチュニス市街に入ると3月20日通りに面して建つバルドー博物館に到着。この博物館は1882年の創設で、その3階建ての立派な建物は13世紀のオスマン帝国長官ベイの宮殿だったところ。チュニジア国内の遺跡から出土した貴重な品々が収められており、特にモザイクタイルのコレクションは有名で、「チュニジアのルーブル」とも呼ばれている。全館にわたって古代からのモザイク作品が多数展示され、その収蔵量は世界一といわれている。<br /><br /><br />とにかく、中に入って見学してみよう。目に飛び込むのは感嘆と溜息が思わず漏れ出るモザイクタイルのオンパレードで、大小さまざまのものが3階にわたって展示されている様は圧巻そのものである。大型のものは、まるで広い絨毯を部屋いっぱいに敷き詰めたかのようで、これがモザイクタイルで作られているとはとても思えない。また小型のものは、あたかもヨーロッパ絵画そのものの感じで、その木目細やかな出来栄えは溜息ものである。<br /><br /><br /> このモザイクタイル絵の歴史は古く、紀元前の時代にさかのぼると言う。微細な色違いのタイル片を貼り合わせて絵柄模様に仕上げる技術なのだが、これらのモザイク絵が各地の遺跡の床や壁面に貼られていたのだ。それを剥ぎ取り集めて、この博物館に収集したものである。その目を見張る精緻な技巧は驚きである。部屋を渡り歩くにつれ、次々に現れるモザイク絵のオンパレードに圧倒され、写真撮影も切りがない。(館内での撮影はできるが、フラッシュ禁止になっている。)<br /><br />博物館を出ると、少し移動して市街中心にあるメディナへ向かう。このメディナは東西0.7km、南北1kmほどの旧市街で、7世紀に建設が始まり13世紀にイスラム都市として完成した。この中心には9世紀初頭に改築されたグランド・モスク(ジトゥーナ・モスク)がある。昔は城壁に囲まれていたそうだが、フランスの統治下になって取り払われ、今ではフランス門と一部の城壁が残るのみとなっている。<br /><br /><br />このメディナは、帽子や靴、じゅうたん、貴金属、陶器、香水など商品別のスーク(市場)に分かれていて、生産者と商人が協同組合をつくり、それぞれのスークの管理運営にあたっているという。<br /><br /><br />バスは新市街の中心・ブルギバ大通りに止まり、ここから徒歩で真っ直ぐフランス大通りを経てメディナの東入口へ進んで行く。この大通りには近代的なビルやショップが立ち並んで、しゃれた街路灯や並木が設けられ、路面電車も走ってヨーロッパの雰囲気をただよわせている。ストリートの中央は歩行者天国になっており、多くの人出で賑わっている。雑踏する人込みを掻き分けながらずんずん進んで行くと、その向こうにミニ凱旋門のようなどっしりとした門(フランス門)が見えてくる。この門を境に東側が新市街、西側が旧市街となっている。<br /><br />(この続きはこちらへ・・・⇒ http://yasy7.web.fc2.com/tunisia-18.htm)<br /><br /><br /><br />

チュニス観光

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2007/01/22 - 2007/01/23

166位(同エリア407件中)

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yasyas

yasyasさん

(表紙写真・・・グランド・モスクのミナレット)

首都チュニス

おしゃれなシディ・ブ・サイドの素敵なレストランで昼食した後、いよいよ最後の観光地首都チュニスへ向かう。ここではすでに2泊しているのだが、市内の観光は未だなのだ。バスは今朝、出発した方向へ走行し、チュニスの市街地へ戻る。


チュニスのこと
ここチュニスはチュニジア北部に位置し、チュニジア湾を望む人口83万の首都で、ケロアンやマフディアの後、11世紀に首都となっている。市街の中心部には1979年に世界遺産に登録された旧市街(メディナ)があり、その中心に732年に建てられたモスクがある。市内には8世紀以後のイスラム王朝の遺物が多数残っており、その一方でフランス保護領時代の街並みなども残っていて、ニつの異なる雰囲気にひたれる街でもある。


バルドー博物館
バスはチュニス市街に入ると3月20日通りに面して建つバルドー博物館に到着。この博物館は1882年の創設で、その3階建ての立派な建物は13世紀のオスマン帝国長官ベイの宮殿だったところ。チュニジア国内の遺跡から出土した貴重な品々が収められており、特にモザイクタイルのコレクションは有名で、「チュニジアのルーブル」とも呼ばれている。全館にわたって古代からのモザイク作品が多数展示され、その収蔵量は世界一といわれている。


とにかく、中に入って見学してみよう。目に飛び込むのは感嘆と溜息が思わず漏れ出るモザイクタイルのオンパレードで、大小さまざまのものが3階にわたって展示されている様は圧巻そのものである。大型のものは、まるで広い絨毯を部屋いっぱいに敷き詰めたかのようで、これがモザイクタイルで作られているとはとても思えない。また小型のものは、あたかもヨーロッパ絵画そのものの感じで、その木目細やかな出来栄えは溜息ものである。


このモザイクタイル絵の歴史は古く、紀元前の時代にさかのぼると言う。微細な色違いのタイル片を貼り合わせて絵柄模様に仕上げる技術なのだが、これらのモザイク絵が各地の遺跡の床や壁面に貼られていたのだ。それを剥ぎ取り集めて、この博物館に収集したものである。その目を見張る精緻な技巧は驚きである。部屋を渡り歩くにつれ、次々に現れるモザイク絵のオンパレードに圧倒され、写真撮影も切りがない。(館内での撮影はできるが、フラッシュ禁止になっている。)

博物館を出ると、少し移動して市街中心にあるメディナへ向かう。このメディナは東西0.7km、南北1kmほどの旧市街で、7世紀に建設が始まり13世紀にイスラム都市として完成した。この中心には9世紀初頭に改築されたグランド・モスク(ジトゥーナ・モスク)がある。昔は城壁に囲まれていたそうだが、フランスの統治下になって取り払われ、今ではフランス門と一部の城壁が残るのみとなっている。


このメディナは、帽子や靴、じゅうたん、貴金属、陶器、香水など商品別のスーク(市場)に分かれていて、生産者と商人が協同組合をつくり、それぞれのスークの管理運営にあたっているという。


バスは新市街の中心・ブルギバ大通りに止まり、ここから徒歩で真っ直ぐフランス大通りを経てメディナの東入口へ進んで行く。この大通りには近代的なビルやショップが立ち並んで、しゃれた街路灯や並木が設けられ、路面電車も走ってヨーロッパの雰囲気をただよわせている。ストリートの中央は歩行者天国になっており、多くの人出で賑わっている。雑踏する人込みを掻き分けながらずんずん進んで行くと、その向こうにミニ凱旋門のようなどっしりとした門(フランス門)が見えてくる。この門を境に東側が新市街、西側が旧市街となっている。

(この続きはこちらへ・・・⇒ http://yasy7.web.fc2.com/tunisia-18.htm



旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
社員・団体旅行
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • バルドー博物館の建物。オスマン総督の宮殿を利用しているので中は豪華。

    バルドー博物館の建物。オスマン総督の宮殿を利用しているので中は豪華。

  • モザイクタイル絵

    モザイクタイル絵

  • 同上

    同上

  • ブルギバ大通りの賑わい

    ブルギバ大通りの賑わい

  • 路面電車が通りを横切っている

    路面電車が通りを横切っている

  • 正面にフランス門が見えてきた

    正面にフランス門が見えてきた

  • 噴水とフランス門。

    噴水とフランス門。

  • 狭いストリートにはびっしりと商店が並ぶ

    狭いストリートにはびっしりと商店が並ぶ

  • カフェの前で水タバコを吸いながら談笑する人々

    カフェの前で水タバコを吸いながら談笑する人々

  • アラビアンミュージックにのせて激しく踊るベリーダンサー<br />

    アラビアンミュージックにのせて激しく踊るベリーダンサー

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