2014/10/20 - 2014/10/25
153位(同エリア341件中)
きさらさん
9月にみどりの窓口で10時打ちする時間がなかったため、某旅行会社の団体旅行に参加した。しかし、お目当ては完全に北斗星目当て。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 JR特急
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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東京駅発のツアーなので品川プリンスに前泊した。田町電車区を部屋からパチリ。
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ツアーははやぶさ36号で出発した。320キロ運転の車両で新青森まで行くのは初めてだが東海道新幹線より早いのがひしひしと伝わってくるし、N700のぞみより静かで乗り心地もいい。
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スーパーはくちょう11号に乗り継ぎ函館へ。これも初めて乗るが、昼行も含めて在来線車両で津軽海峡を渡れるのも今のうちだろう。
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津軽海峡の真下でコーヒーを。
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函館駅につき、こっから観光バスで函館を刊行した。
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展望台から五稜郭を観た。
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そして函館山に上り夜景が見えた。景色はこの通り凄かったけど…。
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なんと函館山ロープウェイが運休で、修学旅行シーズンということもありバスで道路が激混み状態で1時間以上遅れた。バスガイド曰く、貸切バスが山頂に停車できるのは30分という協定があるようだが、ルールを守らない所があって遅れるとか。しかし、路線バスも紅葉シーズンで臨時便を出しているが、これは停留所が保証されているのですんなり行けるらしい。団体旅行出なければ路線バスがいいだろう。
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ロープウェイ駅待合室も御覧の通り。
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湯の川温泉に宿泊。ホテルでなく旅館は10年ぶりだが、ベッドで寝れる和洋折衷方なので洋式ホテルに慣れきった現代人でもこれなら落ち着ける。
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翌朝に湯の川温泉のホテルを出て、まずは函館市公会堂に。今どきの観光バスは車庫入れもロクにできない運転手も多いが今回のバス運転手は函館山の30分ルールも守るし、運転もうまいしいい人にあたったと思う。
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次に大沼へ。駒ケ岳が見えた。
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大沼プリンスホテルでランチ。
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夕方に登別温泉の旅館にチェックイン。畳を敷く和式旅館は慣れないから落ち着かない。ホテルも連泊だとベッドメイクと部屋の掃除をしてくれるけどしてほしくなければしてもらわなくてもいいが、旅館は寝るのに仲居に布団を敷いてもらわなければいけないし、その時間が決まってて客の方で時間を指定できない、ちゃぶ台にモノを置いて寛いでても荷物やちゃぶ台を隅っこによけなければいけないとかホテルに慣れすぎた現代人気質だと性に合わず、団体旅行じゃなきゃ来なかったかも…。
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オプションで地獄谷ナイトウォークに参加。谷底に落ちたら体中大やけどしそうな溶岩のような熱湯がぐつぐつ湧いて北海道にもこんな熱い所があるんだなと驚いた。真冬でもここは雪が積もったり凍ったりしなさそうでクマが越冬するのだろうか。ところで高校の修学旅行以来13年ぶりに北海道の温泉旅館に泊まったが、ここに限らず外国人観光客が増えてるのを痛感した。湯の川温泉でも英中韓3言語で水着で入浴しない、かけ湯をする、騒がないなどの注意書きがあるでかい看板が貼ってあったし。この夜はいった温泉は大浴場が広すぎ、しかも階段が多くてバリアフリーじゃないし、裸で転んだらすりむきそうで不安で落着けなかった。お湯自体はいいかもしれないが、こういう宴会客とか社員旅行を集めて成り立つでかい温泉旅館も時代に合わないと思う。もっと旅行雑誌に載ってそうな大人の隠れ家的なこじんまりしてるけど落ち着く秘湯みたいなの方がよかったな・・。
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団体旅行は時間厳守というのは当たり前として、観光バスはどうも好きになれない理由がわかった。路線バスや電車も時間厳守は当然だけど10分前にのっても1分前に乗っても同じだが、ダイヤが決まってない観光バスは集合時間前でも全員が集まれば点呼をして早発できるので、紅葉とか観光シーズンは道が混むのを見越して客も早めに乗ろうとする。(早発できればその分次の目的地へ早く行けるので)なので出発時間ぎりぎりに乗ると気まずい。しかもそれが何度もなると目立ってほかの客の印象が気になるので、同行した父はそれを気にして集合10分とか前とから自分を急かしたし、鉄道や路線バスの旅に慣れきった、ローカル路線バスの蛭子さんみたいな呑気な性格の自分にはあわただしかった。北斗星目当てで参加したけど、そうでなければ団体のバスツアーにはいかなかっただろう。もう今後は団体のバスツアーには参加しないかもなぁ。鉄道か路線バスかレンタカーの方が自分には合うなと実感できたのもこの旅で得た収穫か。貸切バス旅行に慣れきった年配の人、個人旅行が普及してない時代の人は良くこんな不自由な旅を楽しんできたんだなぁ…。
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次の朝、ツアー3日目は登別から小樽に行ったが、小樽では寿司を食べた後にフリータイムがあったのでタクシーでなら博物館に行けるな!と思い念願の小樽市博物館へ。高校の修学旅行でも小樽で班別の自由行動があったが、北一ガラスベネチア館くらいしか行けなかったし嬉しい。ちなみに自分は当時博物館を知らなかったので、クルマの展示目当てで石原裕次郎記念館や石原プロワールド・西部警察に行こうと提案したが入場料が高すぎることもあってあっさり却下されて興味のないところしか行けなかった苦い思い出を思い出した。自由ってすばらしい。
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市立博物館なのに鉄道メインで鉄道専門の博物館より濃い展示物もたくさん。これはたしか、2月の交通科学博物館の特別展でも観たような…。
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外で、しかも気候の厳しい北海道で保存しているだけあって車両の見てくれは碓氷峠鉄道文化むら、青梅鉄道公園、かつての佐久間レールパークより格段に悪く、かつてあった美濃太田の放置車並みに傷んでいる(←わかる人にはわかる表現)んだが、ボランティアさんが手作業で修復していて車両を大事にする熱意は伝わってくる。
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これが鉄道会社がやってる専門の施設じゃなくて、公立博物館なんて信じられますか?車両基地の見学会や撮影会のイベントに来たみたい。入場料の安さもあって梅小路蒸気機関車館の臨場感に及ばないが鉄道博物館やリニア・鉄道館より楽しい。
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静態保存でも、本線とつながった展示線があるといつでも本線復帰可能みたいな臨場感があるし、屋外展示だと季節感が感じられていい。紅葉の既設に来れてよかった。真冬はここが埋もれてしまうんだろうか…。
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北海道観光の最後は札幌の自由散策。時計台は6月にじっくり観れなかったので来れてよかった。余談ながら、小樽まで欲しくもない集合写真を撮らなきゃいけなくて、しかも朝の北海道の日差しは眩しいからどうしても目がパチリ開かないのに「もっと表情を柔らかくしてくださいね、1+1は?はいチーズ!」とか言われても困る。こういう余計なことがあるのも若者の団体旅行離れなんだと思う、と愚痴ってみる。
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JRタワーでやっていた、青函連絡船を保存するNPO主催の青函連絡船の写真パネルの特別展を観た。連絡船だけではなく寝台列車も語り草となる時代が来るんだろうか・・。
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6月のトワイライト旅行のときと違い、今回はJRタワーに上ってみた。バビューンと地上130mまで1分でエレベーターに行けて、景色も凄い。そりゃ高い入場料も納得できる凄さだった。
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北海道でも妖怪が社会現象!
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ようやく北斗星に乗れる!個人的に北海道バスツアーが前菜ならこれこそが旅のメインディッシュ。寝台列車は台風や人身事故とか突発的なトラブルですぐ運休するので動いてよかった。
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寝台もまぁまぁの広さだが、コンセントがないのがイマイチ。おんなじB個室だがトワイライトは北斗星のA個室並みのレベルなのに。あくまでもブルトレの延長の定期列車の北斗星と、臨時運転のより本格的なリゾートとれいんのトワでは差があるのが当然か。
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小樽市博物館で買った本物の方向幕を飾ることに。NREの自分より若い車販の男性の販売員さんも鉄道は好きらしく、これのおかげでいろいろはなしが盛り上がってグッズを買うのもより楽しめた。気さくな販売員さんで、トワイライトより北斗星のほうが食堂車やワゴンのスタッフはよりさらにサービスがよくて人柄のいい人が多いかなと思った。
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昭和世代の車両は灰皿がついてる。
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父親は梯子の上り下りがおっくうだからと開放寝台でなく個室を取ったが、デュエットのハイデッカーの部屋、こんな階段があるんじゃぁ不便。トワイライトより揺れるし・・・・。あっちはB個室でも持ち帰りできるオリジナルのカードキーがあるのにこっちは暗証番号式のロックで、操作がわかりにくい、老朽化でノブがすんなりまわし切れないというのもちょっと。でも景色はいい。列車の旅は景色がいいほどいいからそこだけはよかった。
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JR北海道持ちの車両なので車内誌『JRHOKKAIDO』が備え付けてあるのはよかった。
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トワイライトのときは初夏だし、北斗星より早く出発するから室蘭の海とか道内の景色が楽しめたが、北海道はこの季節でも17時半くらいに真っ暗なので外は暗い。しかし、鉄道ファンの楽しみ方としては先頭の客車の貫通扉の窓から機関車を見る楽しみがある。函館駅でDD51を切り離すのもしっかり見てきた。函館のホームは写真を撮るギャラリーが多いので北斗星がつく頃には制服警官がホームに立っている。今からこうだからさよなら運転の日は厳戒態勢だろうか?
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トワイライトのときと違いグランシャリオのディナーが取れてよかった。和食はともかくフランス料理を食べられる列車は今の日本では希少で、定期列車は北斗星だけだし迷わずフランス料理にすべきだろう。肉などもよかったが魚好きな自分は真鯛のソテー和えが一番よかった。
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北海道らしいデザート。ところでトワイライトのときも幼稚園くらいの子が食堂車にいたが、今回もいかにもテツな両親に連れられた4歳くらいの女の子が「ありのままで〜♪」とか歌いつつ食事を楽しんでいた。この子たちが大人になること、日本にもう北斗星のような形の窓口で切符を買って乗れる寝台列車はないかもしれないがこの日の想いでは大きくなっても忘れないでほしい。中学生以上でないと乗れないななつ星とか、高額な旅行代金も相まって子どもたちを憧れさせ、鉄道旅行の魅力を伝える役目は果たせないだろうと思った。
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シャワーカードを買いシャワーを浴び、パブタイムで呑んで食った。軽食だが、昔の「高くてまずい」と散々言われていた新幹線の食堂車と違い同じチーズやソーセージの盛り合わせ、カレーといった料理でも手間暇かけて調理しているだけ市中のレストランと引けを取らない味になっている。
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カレーを喰いつつ呑んでいると通路向かいの席では鉄男・鉄子っぽい大学生くらいのカップルが歓談しつつ食事を楽しんでいる。クルーズトレインでは若者に寝台列車の旅を楽しませられないだろう。かといって外国みたく上流階級の社交場的役割にも成りえず、定年で退職金はもらった団塊の地方公務員とかが貯金を吐き出して乗ったら、20年後にはなくなっているかもしれない。きっと今の形態の寝台列車よりも持続的なビジネスではないだろう。(北斗星やトワイライトは四半世紀以上続いたし、ブルトレは半世紀、サンライズでも10数年・・・。)
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青函海峡の下で眠りにつき、目が覚めたら盛岡。もう一度寝る。
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6時に目が覚めたら福島駅近くまで来た。本州は北海道よりまだしも日が長いのでもう明るい。トワイライトと違い朝食は事前予約でないので通路で並んで順番を待つ。
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父は和食を注文。しかし、あるブログでも指摘してあったように北斗星・カシオペアの和朝食は値段の割に盛り付けが貧相(中皿にまとめて山盛りで、しかもわさび漬けは駅弁じゃあるまいしパック詰めのままで高級感がない)をあらかじめ知っていたので迷わず洋朝食にした。
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こっちのほうが高級感があっていい。
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ラウンジカーといい、寝台といい設備はトワイライトの号が上等に決まっているし乗り心地もより揺れるのだが、北斗星のいいところは定期列車だけあって一度も貨物や昼行特急の通過待ちをせず悠々と走ること。つまり東北線などの最優等列車として扱われ貫禄ある走りを味わえるのだ。最後の客車寝台の定期列車は乗客にも優越感がある。それにしてもトワイライト廃止の理由が「車両の老朽化」だが、それならトワより北斗星のほうがもっと早く廃止にならなければおかしいだろう。それくらい車両の出来に差がある。
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宇都宮についた。
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大宮についた。通勤電車をしり目に悠々とあわただしい首都圏を行くのは優越感がある。この日はホームに撮り鉄は少なかったが、最終日はあけぼの以上の厳戒態勢で罵声大会も酷くなるのだろう。それよりも日常から撮ったり乗ったり楽しめばいいのに・・・・。寝台列車を残してほしいという声は大きいが、今回の北斗星はまだ正式に廃止発表もないし、まだ毎日運行しているので開放寝台はまだ空きがあっていつでも飛び乗れる感じだった。やっぱり乗って盛り上げることが大事だと思う。
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ようやく上野に到着!いかにも昭和のターミナルっぽい旅情ある上野駅も来年以降は雰囲気が激変するだろうか。
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やっぱり、いまでも上野のこの光景はいつまでも変わってほしくないと思っている。そんな感傷を持ちつつツアーは解散した。新幹線で名古屋へ帰宅し、前泊を含めると4泊5日の旅は終わった。
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