JR新宿駅で入場券を用いて特急列車等を多数撮影する一例

2014/11/01 - 2014/11/01

新宿駅は多数の路線が乗り入れる日本有数の巨大ターミナル駅である。特にJR新宿駅は多くの特急や臨時列車の発着駅であり、愛好家にとって楽しみの尽きない駅である。さらには通勤通学の近郊型車両も多くの路線が停車する。
また、列車に乗ることはできないが１４０円で２時間駅構内に入ることのできる入場券が販売されている。
今回は行楽で臨時列車の多いシーズンに合わせ、入場券の有効な２時間以内になるべく多くの列車を撮影する計画を作成し、撮った写真を供覧する。
なお、計画実行日の天気は雨。

エリア 新宿(東京)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まず、事前準備として乗り場を確認しておく。
新宿駅はホームが非常に多く通勤路線と特急乗り場がが混在している。
乗り場案内からは主に５・６番線、９・１０番線が特急が停車するホームだということがわかる。

次に、立体的な案合図を観察する。
乗り場案内では分かりにくかったが、５・６番線だけは他のホームから離れていて移動に時間を要することが確認できた。

以上の準備を踏まえて、計画表を作成する。
時刻表を調べて休日に発着する特急・臨時列車をピックアップ。
着の欄が黄色になっているのは始発。実際には発車時刻よりも前に入線していることが多い（一部の入線時刻はJRの時刻表に記載）。
５・６番線は前述の通り、離れているためまとめて撮れるように予定を組んでおく。

8:10頃に既に入線しているホリデー快速富士山から始めて、スペーシアきぬがわ発車の10:07の間にこれだけの数の列車を撮影する計画とした。

まず１１番線で「ホリデー快速富士山」を撮影。
7:49入線、8:14発車。

土日休日のみでこの１本しかないため結構レア。

予定外に１０番線で臨時増発のスーパーあずさを撮影（8:02発）。

計画表よりも早い時間だが、スーパーあずさは毎日１時間に１本ぐらい発車しているのでいつでも撮れる。
計画表の10:00発のスーパーあずさは9:26に入線するので、撮影は十分可能。

７番線で特急日光。
昔の成田エクスプレスのリペイントで６両編成。
７番線は中央線快速の東京行のホームだが、この特急は下り方向に入線してくる。
8:20到着、8:21発車なので撮影時間は短い。

シーズン運行なので遭遇率はかなり低い。

ここで５番線に移動し、8:30発のスーパービュー踊り子を撮影。

スーパービュー踊り子は東京発が主流のため、新宿発伊豆急下田行きは休日は１日２本しかない。最後に５・６番線へ行くが、その時間帯は発着がないのでここで撮影しておく。

また、車両編成が長く、先頭はホームの東京寄りなので移動に時間を要する。9:25発の時間帯は９番線でお座敷列車の発着があり、移動に間に合わなそうなので、この便を選択した。

再び７番線で、ホリデー快速おくたま・あきがわを撮影。
新宿始発で8:33入線、8:47発車。
車両は中央線快速列車で休日のみ運行。

車両に珍しさは全くないが、記念に方向幕を撮影していく乗客が多い。

１１番線のホリデー快速ビューやまなしを10番線から撮影。
新宿始発8:37入線、9:02発車。
かつてオール２階建ての通勤列車として使用されていた車両が転用。

シーズン運行で１日１本のレア路線。

７番線から新宿さざなみ。
新宿始発9:08発車。
新宿から館山まで行く臨時列車で１日数本。

１０番線の特急かいじ１０１号と１１番線に到着した特急「あずさ２号」の２ショット。
それぞれ9:04入線（9:30始発）、9:12着9:14発。

かいじ・あずさは基本的に９・１０番線を使うが、このあずさ２号は通常は中央線快速が走る１１番線に入ってくる。そのためこの並びの２ショットはかなり珍しい。

９番線に到着する「お座敷列車　華」。
その名のとおり客席はお座敷になっていて、沿海風景が覗ける。
臨時列車で運行日は少なく、出会うのは困難。
旅行キャンペーンにタイアップした列車名がつけられていて、この列車は「秋の山梨 お座敷紅葉＆ワイン号」。

9:19着、9:20発と停車時間が短く、ホーム端はカメラっ子が集中する。

さて、終盤は５・６番線の東京寄りへ移動。
まずは成田エクスプレス。

１時間に１〜２本発着するので撮りやすい。

10:08新宿始発の成田エクスプレスは9:35頃には５番線に入線している。

６番線には9:38着9:39発の成田エクスプレスが入線。
このわずかな時間は５・６番線にダブルで成田エクスプレスが停車。
ホーム端の弁当屋の前から撮影。

そのまま５・６番線で待つ。
10:03入線10:07発の臨時増発のスペーシアきぬがわ。
東武鉄道の乗り入れ線で、通常は毎日2往復。シーズンには増発。

10:31発で通常便も発車するが、当初の入場券2時間以内の自己ルールで当便とした。

ここまでで２時間。
計画とずれた部分はあったが、目的の特急・臨時列車の撮影を行うことができた。

番外編
７番線に止まっていた旧国鉄カラーの189系。

特別列車のような外観だが、山手線のラッピング車両。

空き時間に撮った通勤通学路線も以下に示す。

山手線（ラッピングなし）

平日休日関係なく混雑。

総武線各駅停車（上り）

山手線内回りと合わせて撮影したが、１３・１４番線の東京寄りのホームの端は暗くてフェンスがあって撮影しづらいので、中野寄りの端から最後尾を撮影した。

埼京線

１〜４番線のホームの中野寄りは人の流れが激しいので、東京・大崎寄りが撮影に向いている。

東海道線・湘南新宿ライン

ダブルデッカーのグリーン車両が特徴。

りんかい線（東京臨海高速鉄道りんかい線）
ＪＲに乗り入れて川越まで行く第３セクター線。