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1) .  旅のはじめに <br /> <br />                            秋深し 岩鼻を這う 老いが松<br />  <br />   中国で事業をしている友人から、安徽省の「黄山」の麓に広がる「古民家群」の村への旅を誘われた。旅のもう一つの目的は、旬の上海蟹を、本場の「陽澄湖」で食べるという計画であったが、日程上難しいことが分かり、友人は、上海で、生きた上海蟹を、現地社員に購入させ、それを我々が乗る飛行機に積み込み、「黄山」へ、向かったのである。<br /><br /><br />2).  安徽省「黄山市」へ  <br />  <br />  「黄山市」では、街を流れる新安江に架かる「黄口大橋」近くにある『黄山〇城皇冠假日酒店』に宿泊した。直前の「国慶節」の連休中は、大変混雑したようだが、この日は、実に静かであった。夕食は、「老街」の老舗料理屋で、本場「徽州料理」を注文したが、正直、僕らの舌には些か馴染み難いものが多かった。<br />  上海から段ボールで運ばれた上海蟹は、この料理屋に、直接運ばれており、宴酣闌(たけなわ)に、蒸されて、鮮やかな朱色に変わった上海蟹が、大皿に盛られ、出されてきた。賑やかな宴も、今が旬の上海蟹を前にすると、我々は一瞬歓声を発するものの、後は沈黙し、只黙々と食べ始めた。最後に、鶏肉のような舌触りの柔らかい肉料理が出されたが、「黄山双石」という名の、食用蛙料理であった。<br /><br />3).「西逓古村」を散策する<br /><br />   翌日、世界遺産に登録された、安徽省南部の古村落の、「西逓古村」と「宏村」へ向かった。「黄山」市内を走る「省道326号」を東へ向い、「漁亭鎮人民政府」庁舎を過ぎると、「古き東宝文明の縮図」、「明清古民居博物館」、「桃花源里人家」等と言われる、「西逓古村」に着いた。<br />  集落の広場には、骨董を扱う店舗が多く、古そうに見えるが、何やら胡散臭そうなものが並べられていた。店主の、聊か怪しき骨董品の説明に頷きながらも、大幅な値切り交渉を、僕らは楽しんでいた。<br /><br />4).  「宏村」(「牛の形」の典型な村)を辿る<br /><br />  「黄山」の南西山麓にある「宏村」へ向かった。「西逓古村」から、「黄山」山麓を目指し、「省道218号」を北に向かった。やがて山裾の、白壁に黒瓦の民家が密集する集落を通り抜けると、湖に出た。「南湖」である。その湖畔を通り、村内の白壁の家が立ち並ぶ間を、迷路の様に縦横に走る細い路地を通り、集落の一番高い場所にある料理屋に向かった。この地方の易学上理想の「村の在り方」は、『牛の形』だそうだ。「宏村」では、「西の丘」が牛の「首」、村の出入り口が「角」、村の前後の橋が「足」に当たる、理想的な「牛の形」の村であった。竹藪に囲まれた個室で、賑やかな午餐会が始まった。竹を揺らす余韻嫋嫋たる風の音を聞きながら、此処での食事に、僕らは大いに満足した。<br /><br /><br />5). 「呈坎村」の迷路を歩く<br /><br />                           白壁の 路地行き行きて 竹の春<br /><br />  最後の日の朝、黄山に向かう国道205号沿いの「呈坎村」に出かけた。「徽州古村落」の一つで、「古色古香」と言われ、中国民家古代建築の宝庫である。集落内は、黒瓦に漆喰の白壁、独特の風格と精巧な窓枠彫刻で有名な「徽州建築物」が、建て込み、その中を迷路のように、細い道が縦横に走っている。その小道を歩きながら、穏やかに流れ行く時を、楽しんでいだ。<br /><br />6). 「黄山」へ登る<br />  <br />  国慶節休暇の翌日、折角ここまで来たからは、ロープウェイで頂上まで行こうと、言うことになった。「黄山大門」近くの「黄山バスターミナル」へ向かい、「黄山南大門」近くのバスターミナルで、専用バスに乗り、「慈光閣」駅に向かい、ロープウェイで、「玉屏」駅まで登り、一時間程、山道を歩きながら、奇岩と松の絡み合う荒々しい黄山風景を、楽しんだ。<br /><br />7). 旅の終わり<br /><br />  下山後、「国道205号」を通り、「唐模景区」に向かった。この景区には、水辺を中心とした庭園があり、その中の「檀干園」は、杭州の「西湖」を真似て造られており、「小西湖」と呼ばれている。町の中心を流れる川沿いは商店街になっており、「水街」と呼ばれている。その川に架かる「高陽橋」には、橋の上に喫茶室があった。僕らは、そこで、茶葉「黄山毛峰」に熱いお湯を注ぎ、葉の感触を楽しみながら、お茶を味わった。<br />  「黄山市十大景区」の一つで、「中国歴史文化名村」がある「唐模村」では、歩き疲れた体を休めて、陽の沈み行く時の流れを、楽しんだ。その夜遅く、黄山を発ち、「上海虹橋空港」へは、日が変わり到着した。(完)<br /><br /> <br /> * Coordinator:  H. Gu<br />

【安徽省】 黄山 * 黄山山麓 古民家群の村を 旅する

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2014/10/09 - 2014/10/15

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彷徨人MU

彷徨人MUさん

1) . 旅のはじめに 

              秋深し 岩鼻を這う 老いが松

  中国で事業をしている友人から、安徽省の「黄山」の麓に広がる「古民家群」の村への旅を誘われた。旅のもう一つの目的は、旬の上海蟹を、本場の「陽澄湖」で食べるという計画であったが、日程上難しいことが分かり、友人は、上海で、生きた上海蟹を、現地社員に購入させ、それを我々が乗る飛行機に積み込み、「黄山」へ、向かったのである。


2). 安徽省「黄山市」へ  
  
  「黄山市」では、街を流れる新安江に架かる「黄口大橋」近くにある『黄山〇城皇冠假日酒店』に宿泊した。直前の「国慶節」の連休中は、大変混雑したようだが、この日は、実に静かであった。夕食は、「老街」の老舗料理屋で、本場「徽州料理」を注文したが、正直、僕らの舌には些か馴染み難いものが多かった。
  上海から段ボールで運ばれた上海蟹は、この料理屋に、直接運ばれており、宴酣闌(たけなわ)に、蒸されて、鮮やかな朱色に変わった上海蟹が、大皿に盛られ、出されてきた。賑やかな宴も、今が旬の上海蟹を前にすると、我々は一瞬歓声を発するものの、後は沈黙し、只黙々と食べ始めた。最後に、鶏肉のような舌触りの柔らかい肉料理が出されたが、「黄山双石」という名の、食用蛙料理であった。

3).「西逓古村」を散策する

   翌日、世界遺産に登録された、安徽省南部の古村落の、「西逓古村」と「宏村」へ向かった。「黄山」市内を走る「省道326号」を東へ向い、「漁亭鎮人民政府」庁舎を過ぎると、「古き東宝文明の縮図」、「明清古民居博物館」、「桃花源里人家」等と言われる、「西逓古村」に着いた。
  集落の広場には、骨董を扱う店舗が多く、古そうに見えるが、何やら胡散臭そうなものが並べられていた。店主の、聊か怪しき骨董品の説明に頷きながらも、大幅な値切り交渉を、僕らは楽しんでいた。

4).  「宏村」(「牛の形」の典型な村)を辿る

  「黄山」の南西山麓にある「宏村」へ向かった。「西逓古村」から、「黄山」山麓を目指し、「省道218号」を北に向かった。やがて山裾の、白壁に黒瓦の民家が密集する集落を通り抜けると、湖に出た。「南湖」である。その湖畔を通り、村内の白壁の家が立ち並ぶ間を、迷路の様に縦横に走る細い路地を通り、集落の一番高い場所にある料理屋に向かった。この地方の易学上理想の「村の在り方」は、『牛の形』だそうだ。「宏村」では、「西の丘」が牛の「首」、村の出入り口が「角」、村の前後の橋が「足」に当たる、理想的な「牛の形」の村であった。竹藪に囲まれた個室で、賑やかな午餐会が始まった。竹を揺らす余韻嫋嫋たる風の音を聞きながら、此処での食事に、僕らは大いに満足した。


5). 「呈坎村」の迷路を歩く

              白壁の 路地行き行きて 竹の春

  最後の日の朝、黄山に向かう国道205号沿いの「呈坎村」に出かけた。「徽州古村落」の一つで、「古色古香」と言われ、中国民家古代建築の宝庫である。集落内は、黒瓦に漆喰の白壁、独特の風格と精巧な窓枠彫刻で有名な「徽州建築物」が、建て込み、その中を迷路のように、細い道が縦横に走っている。その小道を歩きながら、穏やかに流れ行く時を、楽しんでいだ。

6). 「黄山」へ登る
  
  国慶節休暇の翌日、折角ここまで来たからは、ロープウェイで頂上まで行こうと、言うことになった。「黄山大門」近くの「黄山バスターミナル」へ向かい、「黄山南大門」近くのバスターミナルで、専用バスに乗り、「慈光閣」駅に向かい、ロープウェイで、「玉屏」駅まで登り、一時間程、山道を歩きながら、奇岩と松の絡み合う荒々しい黄山風景を、楽しんだ。

7). 旅の終わり

  下山後、「国道205号」を通り、「唐模景区」に向かった。この景区には、水辺を中心とした庭園があり、その中の「檀干園」は、杭州の「西湖」を真似て造られており、「小西湖」と呼ばれている。町の中心を流れる川沿いは商店街になっており、「水街」と呼ばれている。その川に架かる「高陽橋」には、橋の上に喫茶室があった。僕らは、そこで、茶葉「黄山毛峰」に熱いお湯を注ぎ、葉の感触を楽しみながら、お茶を味わった。
  「黄山市十大景区」の一つで、「中国歴史文化名村」がある「唐模村」では、歩き疲れた体を休めて、陽の沈み行く時の流れを、楽しんだ。その夜遅く、黄山を発ち、「上海虹橋空港」へは、日が変わり到着した。(完)

 
* Coordinator:  H. Gu

  • 黄山市で宿泊した【黄山〇城皇冠假日酒店】のホテルのロビー

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  • 黄山市で宿泊したホテル【黄山〇城皇冠假日酒店】の前の風景

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  • 黄山市の【老街】

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  • 黄山市の老街での、夕食で食べた黄山の名物料理

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  • 黄山市の老街での、夕食で食べた黄山の名物料理

    黄山市の老街での、夕食で食べた黄山の名物料理

  • 黄山市の老街での、夕食<br /><br />この日のために、今が旬の上海蟹を、友人が産地の江蘇省の陽澄湖から、我々の旅と一緒に運んできたもので、それをこの店で調理をしてもらった。

    黄山市の老街での、夕食

    この日のために、今が旬の上海蟹を、友人が産地の江蘇省の陽澄湖から、我々の旅と一緒に運んできたもので、それをこの店で調理をしてもらった。

  • 黄山市の老街での、夕食で食べた黄山の名物料理<br /><br /><br />メイン料理?【黄山双石】(食用カエル)

    黄山市の老街での、夕食で食べた黄山の名物料理


    メイン料理?【黄山双石】(食用カエル)

  • 黄山市の老街での、夕食で食べた黄山の名物料理<br /><br />名物の食用ガエル。この日のメイン料理?【黄山双石】

    黄山市の老街での、夕食で食べた黄山の名物料理

    名物の食用ガエル。この日のメイン料理?【黄山双石】

  • 古民家群、八卦【呈坎村】

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  • 黄山ロープ衛に乗る前に、街道筋のレストランでの昼食。野菜中心の素朴な料理で、我々にはとても口に合う料理であった。

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  • 黄山ロープ衛に乗る前に、街道筋のレストランでの昼食。野菜中心の素朴な料理で、我々にはとても口に合う料理であった。

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  • 黄山ロープ衛に乗る前に、街道筋のレストランでの昼食。野菜中心の素朴な料理で、我々にはとても口に合う料理であった。

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  • 安徽省の世界自然遺産の【黄山】

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  • 【唐模古鎮】壇干園

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