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 シルバーカレッジOB会で東海道、藤沢宿を訪ねました。<br />藤沢は東海道53次中、江戸日本橋から6番目の宿場で、ここから東海道と江の島道に分かれます。 江の島は江戸庶民憬れの行楽地で、大山詣での帰途には必ず立寄った名所でした。<br />従い宿場としては大きい方で、幕末には70軒の旅篭が存在しました。<br />又藤沢は東海道が整備される以前から、遊行寺の門前町として栄え、市も立ち多くの賑わいを見せた場所です。<br /> 現在の藤沢は、旧東海道を外れた海寄りに市街が造られ、旧街道筋も道が広がり、通り過ぎる街になってしまいました。<br />それでも僅かに残る寺社が昔の面影を残します。<br /> それではそれらの寺社を訪ねる旅に出掛けましょう。<br />電車は小田急の藤沢本町駅にて下車します。<br /><br />(尚当日は終日雨に降られ、傘を差しての見学になりました)<br /> <br />    表紙は遊行寺の表門<br /> <br />

東海道・藤沢宿を訪ねて

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2014/10/15 - 2014/10/15

483位(同エリア1573件中)

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愛吉

愛吉さん

 シルバーカレッジOB会で東海道、藤沢宿を訪ねました。
藤沢は東海道53次中、江戸日本橋から6番目の宿場で、ここから東海道と江の島道に分かれます。 江の島は江戸庶民憬れの行楽地で、大山詣での帰途には必ず立寄った名所でした。
従い宿場としては大きい方で、幕末には70軒の旅篭が存在しました。
又藤沢は東海道が整備される以前から、遊行寺の門前町として栄え、市も立ち多くの賑わいを見せた場所です。
 現在の藤沢は、旧東海道を外れた海寄りに市街が造られ、旧街道筋も道が広がり、通り過ぎる街になってしまいました。
それでも僅かに残る寺社が昔の面影を残します。
 それではそれらの寺社を訪ねる旅に出掛けましょう。
電車は小田急の藤沢本町駅にて下車します。

(尚当日は終日雨に降られ、傘を差しての見学になりました)
 
    表紙は遊行寺の表門
 

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
同行者
社員・団体旅行
交通手段
私鉄 徒歩

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  •  先ず安藤広重の東海道53次藤沢遊行寺図の説明。<br />奥のこんもりした丘が遊行寺、手前の川が境川、掛っている橋が遊行寺橋、手前の鳥居は江嶋弁財天の一の鳥居、この鳥居は現在は有りません。<br />尚当時の街道は、遊行寺橋を渡って左に行くと江の島街道、右が東海道となります。<br /> この絵は鳥居の裏側から見ているので、江の島街道に入った処で振返った処でしょう。 現在この場所は建物が並び見通しは利きません。<br />境川は昔武蔵と相模の両国を分ける川でしたが、現在は両岸がコンクリートで固められ、川では無く単なる水路で風情は有りません、遊行寺橋は自動車通行の為、コンクリートで平となり、欄干だけが赤く塗られて居ました。<br /> それでは赤い橋を渡り、遊行寺に向いましょう。<br />

     先ず安藤広重の東海道53次藤沢遊行寺図の説明。
    奥のこんもりした丘が遊行寺、手前の川が境川、掛っている橋が遊行寺橋、手前の鳥居は江嶋弁財天の一の鳥居、この鳥居は現在は有りません。
    尚当時の街道は、遊行寺橋を渡って左に行くと江の島街道、右が東海道となります。
     この絵は鳥居の裏側から見ているので、江の島街道に入った処で振返った処でしょう。 現在この場所は建物が並び見通しは利きません。
    境川は昔武蔵と相模の両国を分ける川でしたが、現在は両岸がコンクリートで固められ、川では無く単なる水路で風情は有りません、遊行寺橋は自動車通行の為、コンクリートで平となり、欄干だけが赤く塗られて居ました。
     それでは赤い橋を渡り、遊行寺に向いましょう。

  •  遊行寺に到着しました。<br />正式名称は、藤沢山清浄光寺と言います。<br />寺伝に関しては、次の頁をどうぞ。

     遊行寺に到着しました。
    正式名称は、藤沢山清浄光寺と言います。
    寺伝に関しては、次の頁をどうぞ。

  • 遊行寺の由来

    遊行寺の由来

  • 天然記念物の銀杏の木

    天然記念物の銀杏の木

  • 本堂

    本堂

  • 地蔵堂

    地蔵堂

  • お地蔵さんの由来

    お地蔵さんの由来

  • 改めてお地蔵様にお参りします。

    改めてお地蔵様にお参りします。

  •  本堂の裏には銭洗い弁天様が鎮座します。<br />お金を洗う笊が用意されて居ました。<br />。

     本堂の裏には銭洗い弁天様が鎮座します。
    お金を洗う笊が用意されて居ました。

  •  弁天様<br />江戸時代から居られるのでしょうか

     弁天様
    江戸時代から居られるのでしょうか

  • 次いで常光寺を訪ねます。

    次いで常光寺を訪ねます。

  • 常光寺は、鎌倉光明寺の末寺で、1572年に開山された古刹です。

    常光寺は、鎌倉光明寺の末寺で、1572年に開山された古刹です。

  • 古い庚申供養塔も残っています。

    古い庚申供養塔も残っています。

  •  隣に在る永勝寺です。<br />元禄4年(1691年)創建

     隣に在る永勝寺です。
    元禄4年(1691年)創建

  • 本堂

    本堂

  • 太子堂

    太子堂

  • 古い石仏を集めた塔

    古い石仏を集めた塔

  •  この寺の墓地には、飯盛り女の墓が有ります。<br />飯盛り女とは、宿の手伝いだけでなく、遊女としての役割を担っていました。<br />大半は近隣の貧しい農家の出身者で、身売りされた人達です。<br />当然亡くなっても遺体の引取手は有りません。殆どは無縁墓地に入れられます。<br /> 旅篭小松屋の主源蔵は、自分の抱えの飯盛り女が亡くなると、自家の墓域に墓を建て葬った数少ない人です。 39基あり48人の戒名が彫られて居ます(内5人は男性)<br /> 郷土史家の調査によると小松屋では、41年間に39人の遊女が亡くなり、平均寿命が21歳3ヶ月とあります。 悲しくなります。<br />又源蔵さんが伊豆出身である為、遊女の出身地は大半が伊豆だそうです。<br />

     この寺の墓地には、飯盛り女の墓が有ります。
    飯盛り女とは、宿の手伝いだけでなく、遊女としての役割を担っていました。
    大半は近隣の貧しい農家の出身者で、身売りされた人達です。
    当然亡くなっても遺体の引取手は有りません。殆どは無縁墓地に入れられます。
     旅篭小松屋の主源蔵は、自分の抱えの飯盛り女が亡くなると、自家の墓域に墓を建て葬った数少ない人です。 39基あり48人の戒名が彫られて居ます(内5人は男性)
     郷土史家の調査によると小松屋では、41年間に39人の遊女が亡くなり、平均寿命が21歳3ヶ月とあります。 悲しくなります。
    又源蔵さんが伊豆出身である為、遊女の出身地は大半が伊豆だそうです。

  •  墓地を後にし、白旗神社に移動します。<br />思ったより、大きく立派な神社です。<br />何故ここに白旗神社があるのか、由来は次頁を見て下さい。<br />

     墓地を後にし、白旗神社に移動します。
    思ったより、大きく立派な神社です。
    何故ここに白旗神社があるのか、由来は次頁を見て下さい。

  • 白旗神社の説明。

    白旗神社の説明。

  • 境内に置かれた大絵馬。

    境内に置かれた大絵馬。

  • 源義経公鎮霊碑

    源義経公鎮霊碑

  • 説明板

    説明板

  • 弁慶の力石

    弁慶の力石

  • 白旗神社から5分も歩くと、源義経首洗井戸があります。

    白旗神社から5分も歩くと、源義経首洗井戸があります。

  • これがその井戸です。

    これがその井戸です。

  •  義経首塚です。<br />説明文にあった首塚が、ここ井戸の傍らに移されて居ました。<br /><br /> 時計は丁度正午を差していますが、雨は全く止む気配が有りません。<br />藤沢本町の駅に戻り、駅前レストランで昼食をとります。<br /><br /> 藤沢は江戸時代には大きな宿場町でしたが、街道筋には昔を偲ぶものは何も有りません、僅かに遊行寺をはじめとする寺社がよすがを伝えるのみです。<br />雨も降り続いています、今日はこれにて解散となりました。<br />                            終

     義経首塚です。
    説明文にあった首塚が、ここ井戸の傍らに移されて居ました。

     時計は丁度正午を差していますが、雨は全く止む気配が有りません。
    藤沢本町の駅に戻り、駅前レストランで昼食をとります。

     藤沢は江戸時代には大きな宿場町でしたが、街道筋には昔を偲ぶものは何も有りません、僅かに遊行寺をはじめとする寺社がよすがを伝えるのみです。
    雨も降り続いています、今日はこれにて解散となりました。
                                終

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