2014年夏１日目：ベオグラード→ヴィシェグラード→コパオニック（2014.8.11）

2014/08/11 - 2014/08/14

2014年夏、自宅があるベオグラードを出発して、ボスニア・ヘルツェゴビナに少しだけ入国し、セルビア南西部の中世セルビア王国時代の修道院などを見学、その後はまた北上してルーマニアに入国し、ハンガリーのブダペストを観光して帰宅しました。レンタカーで全行程約1600kmの旅でした。

エリア その他の都市(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

8月11日の朝、ベオグラードの空港でレンタカーを借りて出発。去年の旅行の時、少しでも安くあげるために小さいレンタカーを借りたら、国境の渋滞でずいぶんなめられてしまったらしく、横入りされまくって懲りたので、今年は少し大きめの車です（笑）。

まずは南下し、セルビア西部のウジツェという街を目指します。

ウジツェ近郊のモクラ・ゴラという村の近くに、旧ユーゴの有名な映画監督エミール・クリストリッツァが作った映画のセットが公開されています。入場料１人250RSD(≒300円）。

これは教会ですが、レストランやホテルもあって、にぎわっていました。

昔ながらのセルビアの田舎町が再現されています。ドゥルヴェングラードと呼ばれているらしい。

モクラ・ゴラから数キロでボスニア・ヘルツェゴビナとの国境です。今までこのあたりの国境はたくさん越えてきたけど、こんな簡素な国境は初めてだわ。屋根もなくて、ただバーがあるだけ。「武器とか持ってないな？」と、すべてセルビア語で質問されました。

国境からまた十数キロで、ヴィシェグラードという街にやってきました。ここはボスニア出身のノーベル賞作家イヴォ・アンドリッチが書いた小説『ドリナ橋』の舞台になった街です。ここでもクリストリッツァ監督が映画を撮影中らしく、映画のセットが公開されています。

ここは入場無料です。できたばかりで新しく、とてもきれい。アンドリッチグラードと呼ばれているらしい。

レストランやお土産物屋さんが並んでいます。

アンドリッチグラード内の川沿いのレストランでランチ。pileci raznjiciというチキンの串焼きが7BAM(≒約490円）。ボスニア・ヘルツェゴビナの通貨は兌換マルクです。両替してなかったので、カードで払いました。カード使えてよかった…。

メフメット・パシャ・ソコロヴィッチ橋。世界遺産に登録されています。この日はとても暑くて36度ほどあり、橋まで歩いて行く元気がなくて、レストランから撮影。あとで聞いた話だと、いま工事中なので、遠くから写真を撮った方がきれいだそうです。

セルビアに戻る道中。のどかです。

また国境を越えてセルビアに戻り、ここはミレシェヴァ修道院。有名なフレスコ画「白い天使」がある修道院です。

ここは世界遺産ではありませんが、きれいなところです。1236年に建てられたそうな。

内部のようす。

中に入って右側の壁に、「白い天使」がいました。

集落と集落の間は、ずっとこんな景色。

このあたりはもう、山を越えるとコソヴォ、という地域です。今日はこの近くのスキーリゾートに宿をとりました。舗装があまりよくないぐねぐねの山道が続いたので、予想していたより時間がかかって初日から疲れましたが、明日もがんばりましょう。おやすみなさい。