2014/08/24 - 2014/08/24
19位(同エリア110件中)
ベームさん
8/24(日)、5日目。
今日はコブレンツを発ちトリーアに行き、ボンを見てケルンに泊まります。
トリーア:モーゼル川沿いにコブレンツから南西95キロ、ルクセンブルク、フランスにも近いドイツ西端の町です。人口11万人弱。
紀元前15年頃ローマ軍の兵站基地となり紀元1世紀にはローマの植民市となった2千年の歴史を持つドイツ最古の都市。ローマ軍はケルン、ボンなどライン川左岸に対ゲルマンの前線基地を設けたが、トリーアはそれらを統括する役目を担っていた。ローマ時代の大きな遺跡がドイツで一番多く残っている。
ローマ帝国の都をローマからコンスタンチノープルに移し後の東ローマ帝国(ビザンツ帝国)の礎を築いたコンスタンティヌス帝は4世紀の初めころ10年間トリーアに居を定めてこの町を大いに発展させた。
4世紀には司教座が置かれアルプス以北最大の都市であった。459年フランク王国の領土となる。9世紀初めカール大帝により大司教座に格上げ。
ヴァイキングの侵略などで衰退した時期もあったが大司教のお膝元、大司教領として発展をつづけ、1356年の神聖ローマ帝国カール4世の発布した金印勅書により7人の選帝侯(ドイツ国王を選ぶ権利を持つ領主、司教)の一人に選ばれた。
その後30年戦争、プファルツ継承戦争、フランス革命戦争などで町は大きな被害を受ける。1815年プロイセンに併合された。
経済学者カール・マルクスの生地。
写真はポルタ・ニグラ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の前半はマインツからスタートしライン川沿いの古都をデュッセルドルフまで。
本日はコブレンツ~トリーア~ボン~ケルン。 -
朝のコブレンツ駅。
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8:22のREで出発。
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地図で見ると分かりますがモーゼル渓谷はトリーアからコブレンツまでくねくねと蛇行しています。列車は何回も鉄橋で川を渡ります。
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モーゼル渓谷は良好なブドウ、ワインの産地です。
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沿線にはコッヘム、トラーベン・トラーバッハ、ベルンカステル・クースなどモーゼルワインの産地が続きます。
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もっとも私にはモーゼル、ラインガウ、はたまたボルドー、ブルゴーニュなどのワインを飲まされてもどれも同じで、「ははー、これがかのボルドーですか!」と分かったようなふりをするだけです。
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水深はあるようで、ライン川ほどではありませんが貨物船、遊覧船が航行しています。
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コッヘム駅。
古いお城があり、コブレンツ・トリーア間で一番人気のある観光地。 -
トリーア9:45着。
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乗ってきたのはルクセンブルク行でした。
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トリーア駅。
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駅前。
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駅から真っ直ぐ東に続くテオドール・ホイス・アレー。
10分ほど歩くと、 -
ポルタ・ニグラがその黒いどっしりした姿を現しました。
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ポルタ・ニグラ。
黒い門。2世紀後半ローマ時代の町の北を守る城門。
白い砂岩で造られたものが時代と共に汚れて黒くなったとも、もともと黒い砂岩だとも。
トリーアにある遺跡、世界遺産の中で最も重要なものとされています。 -
北面。
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塔に上れるようですが近年階段を上る高い塔には上らないことにしています。
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アーチを潜って南面。
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高さ30m、幅36m、奥行22m。
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中央広場に続くジーメオン/シメオン通り。
11世紀半ば、ジーメオンという隠者がしばらくポルタ・ニグラに住みついていたのでこの名が付いたそうです。 -
とおりの中ほど、山王館。
イタリア風です。1230年築、1973年再建。 -
中世貴族の館でした。
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中央広場に到着。
塔はザンクト・ガンゴルフ教会。 -
広場からジーメオン通りを振り返るとポルタ・ニグラが見えます。
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ハウプトマルクト/中央広場。
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広場は教会とロマネスク、ゴシック、バロックなどの華麗な建物に囲まれています。
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広場の真ん中にマルクト/市場の十字架。
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マルクト・クロイツ/マルクトの十字架。
オットー大帝から市場開設権を付与された記念。石はローマ時代のものと言います。958年。 -
柱頭。
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広場を美麗な建物が取り囲んでいます。
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レーベンアポテーケ/獅子薬局。
13世紀にはあったというドイツ最古の薬局。
古い町には古い薬局がつきものです。特にレーベン/獅子とかマルクト/市場、ラートハウス/市庁舎薬局などの名が付いているのは多く街の設立来のものです。 -
郵便局。
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広場には町の守護聖人ペテロの噴水もあります。。
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聖ガンゴルフ教会。
964年には定礎がおかれました。
1284年前期ゴシック教会。1944年爆撃で破壊され1948年再建。 -
大司教の鎮座する大聖堂にたいし市民の教会とされる。
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かってのトリーア市民の財力がうかがえる立派な建物です。
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主祭壇です。
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天井の装飾。
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キリスト埋葬。
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ピエタ2種。
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大聖堂に行こうとして道を1本間違えましたが、途中に面白い彫像がありました。
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二つの建物の渡り廊下の上に建つキリスト磔刑像です。
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聖母教会の頭が覗いています。
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ケッセルシュタット宮殿。
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手前聖母教会、奥大聖堂。
二つ並んで建っています。 -
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聖ペテロ大聖堂。
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左大聖堂、右聖母教会。
今日は日曜日。ともにミサの最中でしたのであとで来ます。 -
バジリカと司教宮殿の方に向かいます。
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コンスタンティン・バジリカ。
コンタンティヌス帝の300年頃。19世紀の再建。
ローマ総督、大司教、選帝侯の居城を経て今はプロテスタントの礼拝堂だそうです。
10時の開門を待つ風の人が数人。 -
開門までバジリカの周りを回ってみます。
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バジリカの横にくっついている建物。
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開門時間になって入り口に来るとなんと先ほど開門を待っていた一人の老婆が紙コップをもって入り口に座っていました。別の目的だったのです。
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奥行65m、幅28m、天井まで30m。柱は一本もない。
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中はがらんどうで一部工事中でした。
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板張りの格天井。
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バジリカの裏にある大司教宮殿。
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宮殿公園。
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宮殿公園を南に行くとカイザー・テルメンがあります。
皇帝の大浴場。 -
冷水、温水、サウナなどの設備があったそうです。
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4世紀のものです。
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ローマ軍兵士だけでなく一般市民も利用出来たました。市民懐柔策に利用したのでしょう。
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ローマのカラカラ浴場に次ぐ大きなもので長さ240m、幅140mあります。
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テルメンの前のオレヴィガー通りを東に10分ほど歩くと古代の円形競技場です。
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古代円形競技場/アンフィテアーター。。
私の数メートル先をやはり地図を見ながら歩いていた女性が切符売り場でカードを見せながら何やら係員とやりあっています。やがて中に入らずに帰っていきました。わざわざ地図をみながらやってきたのにカードが使えなくて数ユーロの出費を惜しんだのでしょうか。事情は分かりません、人様々です。 -
入場しました。
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トリーア最古の建造物で紀元100年頃。
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長径75mありローマが各駐屯地に造った闘技場の中でも大きい方です。3万人近く収容できたといいます。
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兵どもが夢の跡。
周りの石の観客席は略奪されてありませんが、高みから見下ろすと見物人たちと闘士の歓声が湧き上がって来るようです。 -
競技場を支える地下の土台。
剣闘士たちはここで出番を待っていたのでしょう。 -
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元に戻りテルメンを通り過ぎ、カイザー通りをてくてく歩きます。
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訊ね宛てたカール・マルクスの生家です。ブリュッケン通り。
1818年5月5日生まれ。 -
カール・マルクス:フリートリヒ・エンゲルスと共に共産主義の父と言われています。
私ほどの年代で若いころマルクス主義、マル経/マルクス経済学に一度はかぶれなかった者は少なかったでしょう。その思想の当否は別にして宗教界のマルチン・ルターと並んでマルクスほど世界の社会、経済界に影響を与えた人物は古来いないと思います。1883年イギリスで亡くなり墓もイギリスにあるそうです。
代表的著書に「共産党宣言」、「資本論」。 -
博物館になっています。
時間の都合上中に入らず。 -
何かの記念柱。
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大聖堂。
ミサが終わったころを見計らって再びやって来ました。 -
トリーアの司教座大聖堂。
ローマのコンスタンティヌス帝が326年教会を造ったのが前身。今のは1035年から200年かかって完成したもの。キリストの衣の一部を聖遺物として保管している。キリストの聖衣と称されるものは世界各地にあり全部合わせるととても大きな衣になってしまいます。 -
この写真は最初ミサの時、入り口から撮ったもの。
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ドームの天井。
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入った所の天蓋の精緻な彫刻。
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身廊。
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主祭壇。
トリーア大司教の威光。 -
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祭壇。
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パイプ・オルガン。
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隣接する聖母教会。
1260年完成のドイツ最古のゴシック教会の一つ。 -
世界遺産。
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入り口の扉とタンパン。
扉の両側の裸体の男女はアダムとイヴのようです。 -
以下聖母教会。
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綺麗なステンドグラス。
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聖顔布を持つ聖女ヴェロニカ。
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ピエタが二つ。
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じっとわが子キリストの顔を覗き込むマリア。
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ポルタ・ニグラと二つの聖堂を見て目的は達しました。かなり歩いたので足を引きづりながら駅に戻りました。
これからボンを見てケルンに泊まります。
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この旅行記へのコメント (2)
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- dankeさん 2014/10/11 07:49:51
- トリーア 初めて知りました
- ベームさん
トリーアという街、初めて知りました。とても素敵なところですね。私はこのようにローマ文化が見られるドイツの北西部とかいう文化の組み合わせが見られるところにに興味がわきます。
モーゼルワインってよく聞きますけど、飲んだことはありません。ドイツのワインは飲んだことありますが、やはり地元で飲んでみたい。私もワイン詳しくはありません。ワインが作られた土地の地理とかに興味がよりがちで(頭の中の地図でそのワインラベルの地名が見つかると嬉しくなる子供レベルです)、味は好みか好みでないか、頭痛を受けるか受けなくてすむか、というすごい基準で楽しむくらいです。今私の中ではまだアルザスブームですので、専らアルザスワインかロワールワインが手に入れば買ったりします。手頃で美味しければ大満足です。
この日は盛りだくさん、この後ボーンに行かれケルンに宿泊と、ありますが、荷物はどうなさったのですか?ドイツは駅ロッカーがある所が多いらしいですね、ロッカー利用でしょうか? ドイツはその点旅行者に優しいのかな?
- ベームさん からの返信 2014/10/11 23:30:39
- RE: トリーア 初めて知りました
- dankeさん、
お返事遅くなってすみません。
ライン川左岸地帯はローマ軍がライン川を挟んでゲルマン族と対峙した所なのでローマの駐屯地の遺跡が多くあります。トリーアとかケルンはそのうち最大のものだと思います。
ワインを選ぶ基準、面白いですね。でもどんなワインでも飲みすぎると頭が痛くなりますよ。2010年フランスに行ったときパリのレストランでアルザスワインを飲んだことがあります。アルザスがワインの名産地ということはその時は知りませんでした。ただメニューにあったので珍しいと思って飲んだのです。普通のワインだったとしか覚えていません。
ドイツの鉄道のロッカーはフランスに比べるとはるかに多いです。よっぽど小さな駅以外は大概あります。プランを作るとき一応下車駅にロッカーが有るか否かは調べますが。ご存知と思いますがDB/ドイツ鉄道のダイヤをインターネットで調べるとロッカーの有無も分かります。
今回一度だけシュターデという町で駅にロッカーが無く困りました。幸い駅のキオスクに頼むと預かってくれました。
ベーム
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