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リンガエン滞在2日目は私とVEVERLY先生ともう一人の英会話学校のスタッフの3人でバギオというルソン島北部の山の中の町に日帰り旅行に行くことになった。バギオはベンゲット州の領域内にはあるが、どこの州にも属さない独立した都市である。バギオは観光地であり、近くにあるUNESCOの世界遺産にも登録されているコルディリェーラの棚田群など、見所が豊富で多くの観光客が訪れる。また、高地にあることから年中冷涼な気候で、3月から5月にかけて大統領府などの政府機関が移転する。このことからバギオは「サマーキャピタル」とも呼ばれている。一年を通して最高気温が26℃を超えることはなく絶好の避暑地となっている。<br />待ち合わせはホテルのロビーにフィリピン時間の9時半ということだったが、目が覚めたのは日本時間の午前4時過ぎ。フィリピン時間では朝の3時過ぎだ。あまりにも早かったのでトライシクルという3輪タクシーでコンビニのセブンイレブンに行ってビールのサンミゲルを4本買ってホテルの部屋で飲んでいたら、いつの間にか眠ってしまった。ノックの大音響で叩き起されたのが10時前。やってしまった・・・<br />バギオまでは小型バスのターミナルまでトライシクルで向かい、そこで小型バスに乗り込む。そのままバギオに向かうと思いきやダグパンで小型バスを乗り換えさせられた。バギオへ向かう乗客でいっぱいになった小型バスはやっとのことでバギオへ向かう。<br />ダグパンを出発してサン・ファビアンまで来ると道路は綺麗なリンガエン湾に沿って進む。このリンガエン湾。かつて太平洋戦争時、日本軍が初めてフィリピンへ上陸したところで、ささやかな歴史に思いを馳せているとまたしてもウトウトと眠りの中へ。目が覚めたらもうバギオ市内に入っていた。<br />この時期、バギオはフラワーフェスティバルの準備期間で町は観光客でいっぱいだった。<br />道路がやけに混んでいる。やっとのことでバギオ観光をしようと思ったが、なぜか女性二人は一路ショッピングモールに進んでいった。もうお昼すぎだったのでまずは腹ごしらえと言うことか?カフェテリアで初めてカレカレというカレーに似た肉と野菜をピーナッツソースで煮込んだ料理を味わったあとはこれまた何故かショッピングに。私は買い物が苦手だが一応お付き合いする。<br />ハローキティーのコーナーで女性二人は大騒ぎで、<br />「あれ買って、これ買って」<br />と言うので私も<br />「よっしゃ、よっしゃ」<br />と大盤振る舞いするとなんとなく北新地でホステスに入れ込む若旦那の気分になってきた。私はというとショッピングモールの食料品売り場でまたもやサンミゲル4本とお土産のドライマンゴーを買ったほかは特に用もなくとっととモールを後にする。大盤振る舞いと言っても大した額ではないのだが・・・<br />やっとのことで買い物が終わると女性二人は時間がないと言いながら小型バスのターミナルに向かってタクシーを走らせた。ここに来て私もちょっと待てと思って、<br />「バギオに来た目的はイゴロットに会うためだよ」<br />と言うと仕方がなさそうにボタニカル・ガーデンという公園に向かった。ボタニカル・ガーデンにつくとようやくイゴロットのお婆ちゃんたちに出会う。<br /> イゴロット族とはフィリピン北部ルソン島のセントラル山脈に居住するマレー系の一民族。人口約 50万と推定される。オーストロネシア語族に属する言語を話す。かつては首狩り族として有名であったが,首狩りの戦いは,スペインとアメリカの統治を通じて完全に統御されたという。<br />お婆ちゃんたちは私を見るとしきりに写真を撮れという。私もいい気になって両側におばあちゃんたちを抱きながら写真を撮ったら10ペソよこせだと・・・まあ、たかが日本円にして20円だ。私が10ペソずつ渡すと彼女たちはお金をしきりに確認している。彼女たちにとっては貴重な現金収入なのだろう。<br />ボタニカル・ガーデンで記念写真を撮った後は一路リンガエンに向かって帰りのバンに乗った。バンに乗るといつの間にかココナッツジュースを買ってくれていたようでそれを飲みながらバギオ近郊の山岳の風景を見ながらのドライブ。なかなか趣がある。ココナッツジュースを飲み終えると私は買っておいたサンミゲルを飲み始めた。<br />リンガエンに着くまでにサンミゲルを計4本。まあ高々350mlの缶ビール4本なのでいつもの私にしたら大した量ではない。バギオへの往復の道が混んでいたので予想よりも時間がかかってしまい、帰ってきた時には1時間遅れてしまい、延長料金の1000ペソを払わなければならなくなった。

バギオへ

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2014/02/10 - 2014/02/15

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PEMA

PEMAさん

リンガエン滞在2日目は私とVEVERLY先生ともう一人の英会話学校のスタッフの3人でバギオというルソン島北部の山の中の町に日帰り旅行に行くことになった。バギオはベンゲット州の領域内にはあるが、どこの州にも属さない独立した都市である。バギオは観光地であり、近くにあるUNESCOの世界遺産にも登録されているコルディリェーラの棚田群など、見所が豊富で多くの観光客が訪れる。また、高地にあることから年中冷涼な気候で、3月から5月にかけて大統領府などの政府機関が移転する。このことからバギオは「サマーキャピタル」とも呼ばれている。一年を通して最高気温が26℃を超えることはなく絶好の避暑地となっている。
待ち合わせはホテルのロビーにフィリピン時間の9時半ということだったが、目が覚めたのは日本時間の午前4時過ぎ。フィリピン時間では朝の3時過ぎだ。あまりにも早かったのでトライシクルという3輪タクシーでコンビニのセブンイレブンに行ってビールのサンミゲルを4本買ってホテルの部屋で飲んでいたら、いつの間にか眠ってしまった。ノックの大音響で叩き起されたのが10時前。やってしまった・・・
バギオまでは小型バスのターミナルまでトライシクルで向かい、そこで小型バスに乗り込む。そのままバギオに向かうと思いきやダグパンで小型バスを乗り換えさせられた。バギオへ向かう乗客でいっぱいになった小型バスはやっとのことでバギオへ向かう。
ダグパンを出発してサン・ファビアンまで来ると道路は綺麗なリンガエン湾に沿って進む。このリンガエン湾。かつて太平洋戦争時、日本軍が初めてフィリピンへ上陸したところで、ささやかな歴史に思いを馳せているとまたしてもウトウトと眠りの中へ。目が覚めたらもうバギオ市内に入っていた。
この時期、バギオはフラワーフェスティバルの準備期間で町は観光客でいっぱいだった。
道路がやけに混んでいる。やっとのことでバギオ観光をしようと思ったが、なぜか女性二人は一路ショッピングモールに進んでいった。もうお昼すぎだったのでまずは腹ごしらえと言うことか?カフェテリアで初めてカレカレというカレーに似た肉と野菜をピーナッツソースで煮込んだ料理を味わったあとはこれまた何故かショッピングに。私は買い物が苦手だが一応お付き合いする。
ハローキティーのコーナーで女性二人は大騒ぎで、
「あれ買って、これ買って」
と言うので私も
「よっしゃ、よっしゃ」
と大盤振る舞いするとなんとなく北新地でホステスに入れ込む若旦那の気分になってきた。私はというとショッピングモールの食料品売り場でまたもやサンミゲル4本とお土産のドライマンゴーを買ったほかは特に用もなくとっととモールを後にする。大盤振る舞いと言っても大した額ではないのだが・・・
やっとのことで買い物が終わると女性二人は時間がないと言いながら小型バスのターミナルに向かってタクシーを走らせた。ここに来て私もちょっと待てと思って、
「バギオに来た目的はイゴロットに会うためだよ」
と言うと仕方がなさそうにボタニカル・ガーデンという公園に向かった。ボタニカル・ガーデンにつくとようやくイゴロットのお婆ちゃんたちに出会う。
 イゴロット族とはフィリピン北部ルソン島のセントラル山脈に居住するマレー系の一民族。人口約 50万と推定される。オーストロネシア語族に属する言語を話す。かつては首狩り族として有名であったが,首狩りの戦いは,スペインとアメリカの統治を通じて完全に統御されたという。
お婆ちゃんたちは私を見るとしきりに写真を撮れという。私もいい気になって両側におばあちゃんたちを抱きながら写真を撮ったら10ペソよこせだと・・・まあ、たかが日本円にして20円だ。私が10ペソずつ渡すと彼女たちはお金をしきりに確認している。彼女たちにとっては貴重な現金収入なのだろう。
ボタニカル・ガーデンで記念写真を撮った後は一路リンガエンに向かって帰りのバンに乗った。バンに乗るといつの間にかココナッツジュースを買ってくれていたようでそれを飲みながらバギオ近郊の山岳の風景を見ながらのドライブ。なかなか趣がある。ココナッツジュースを飲み終えると私は買っておいたサンミゲルを飲み始めた。
リンガエンに着くまでにサンミゲルを計4本。まあ高々350mlの缶ビール4本なのでいつもの私にしたら大した量ではない。バギオへの往復の道が混んでいたので予想よりも時間がかかってしまい、帰ってきた時には1時間遅れてしまい、延長料金の1000ペソを払わなければならなくなった。

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