2013/10/20 - 2013/10/20
528位(同エリア1382件中)
アツシさん
南イタリアの入り口「ナポリ」はナポリ湾に面した港湾都市で、ローマ・ミラノに次ぐイタリア3番目の大都市。
「ナポリ」と聞いて誰もが憧れる本場のピザを食べるため、ローマからはるばる遠征。
街を歩き回り下町・スパッカナポリの生活に少し触れ、初めて気付いたその魅力。
またサンタルチアの港で、青い海、青い空、凪ぐ風に心癒された一瞬。
近年映画化され高注目度の、地中に埋もれた古代都市「ポンペイ」での光景と併せて、その一部を紹介します!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
PR
-
ユーロスターで、ローマからナポリまでわずか1時間半。
まずは遺跡の街「ポンペイ」を目指すため、ナポリ中央駅からヴェスーヴィオ周遊鉄道に乗り換えて、車窓の旅をしばし続ける。 -
【ポンペイ】
ナポリから約30分、「ポンペイ・スカーヴィ駅」へ到着。
本当に小さな駅で、早朝だからかまだ観光客や行き交う人もまばら。
駅前に並ぶカフェのフレッシュジュースで水分補給し(美味しい!)、空いてるうちに遺跡を散策開始。 -
「ポンペイ」は、79年のヴェスヴィオ火山噴火による火砕流によって地中に埋もれたことで知られる古代ローマ都市。
2014年には映画化もされている。
一昼夜で降り注いだ火砕流が街を死滅させたが、18世紀半ばで発掘開始されるまで、完璧な状態で都市が保存されていた。
こちらは入り口近くのアポロ神殿。
かつてここに大きな街があったことを思うと、不思議な感じ。 -
火山噴火で発生した火砕流は時速100km以上で街を襲ったため、当時生き埋めになった人たちの姿を2000年近く経った今でも鮮明に再現している。
また街や家屋、家屋の中に描かれていた壁画は、カラフルな色彩をそのまんま現代に遺しており、時代を感じさせないのがオドロキ。 -
【ナポリ】
市内に帰還。
猥雑な中にも生活感溢れる熱気を感じられる街、それがナポリ。
旧市街地は「スパッカ・ナポリ」と呼ばれるエリア。
頭上に洗濯物がはためく細い路地裏を、数人乗りのスクーターが走り抜ける。そんな下町風情を楽しみながら歩を進める。 -
駅前から西へ歩を進めると、15世紀に建てられた由緒あるフォルミエッロ教会がお出迎え。
うつくしい。。。 -
ナポリといえば”ピッツァ”!
これを食べずに日本には帰れない。
本場の味を堪能するには、地元の人気店をチェックすべしということで、ナポリに数ある有名ピザ店の中でも有名な「ディ・マッテオ」に突撃。
狭い道路に人がはみ出すくらいの大繁盛。
もっちもちの生地と香ばしく香る炭火の風味の組み合わせは、確かに美味しい!幾つでも食べられそう。 -
こちらは、1870年から130年以上も変わらぬ味を提供し続けている老舗ピッツェリア「ダ・ミケーレ」。
こちらも行列が絶えない人気店。
スパッカナポリでは他にも沢山のピッツェリアがあり、観光客だけでなく地元の人で賑わっていた。
また値段も安くて美味くてと、羨ましいったらありゃしない^^ -
ピザでお腹とココロを満たした後は、広場でちょっと休憩。
そして更にスパッカナポリの奥の奥へ〜。 -
「ナポリ大聖堂」。
ナポリの守護聖人「サン・ジェンナーロ」に捧げて建てられた教会。
5月と9月のお祭りは、イタリア中でも有名とのこと。
9月はニューヨークでもイタリア系移民の街「リトルイタリー」で開催され、マンハッタン最大のストリートフェスティバルとも言われている。
※その時の旅行記はこちら
http://4travel.jp/travelogue/10380818 -
教会内部には美しいフレスコ画を初めとして、沢山の芸術作品が貯蔵されている。
-
おっと、アルファロメオのパトカー。
かっこええ〜。。
どんな逃亡者もあっとゆう間に捕まえられそう。 -
路地は歴史ある建物で囲まれており、いい味出している。
-
スパッカナポリは陽気なお店の人がフレッシュなフルーツや、生活必需品を売買する大きなマーケットでもある。
ナポリはどんなお店に入っても、皆笑顔で気さくに話しかけてくれて、こちらも自然と笑顔がこぼれる。
人間味溢れるいい街です。 -
細い道を歩いていると、方向感覚がマヒしてくる。
路地をつれづれと彷徨い歩くのが快感に!?
頭カラッポで、街歩きを楽しむ。 -
路地丸ごとお土産屋通りと化してるエリアも。
-
ナポリを歩いていると、いたるところで見かける白い服に黒い仮面の人形「プルチネッラ」。
1500年代にナポリの俳優シルヴィオ・フィオリッロによって広められた、風刺劇の道化師とのことで、今では「ナポリの守護神」とも言われている。 -
その他のお土産は、プルチネッラのバリエーションに加えて、よくわからないジオラマ(やたら売ってる店が多い)や、ネタ系の人形もあって目を楽しませてくれる。
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ナポリのシンボルといわれている「ニーロ像」。
優雅に寝転がっていたので、ガイドブック片手に歩いてたが見事にスルー(見落と)してしまっていた。 -
街の到る所で、味のある落書きが旅行者を楽しませる。
ゲイと天使? -
バイクもいい感じ。
薄いグレーがアースカラーの街に溶け込んでいる。 -
スパッカナポリの中心には、「ジェズ広場」と「ジェズ・ヌオーヴォ教会」。
ジェス・ヌオーヴォ教会は、切石積みでダイヤモンドのような外観が美しい。 -
広場の南には、「サンタキアーラ教会」。
元は14世紀初めに建てられ、その後ゴシック様式で建てられ、戦後復刻されたという、歴史ある門をくぐる。 -
教会の裏手には、マヨルカ焼きの陶板タイルで出来た柱が立ち並ぶ中庭。
レモンの木が生い茂る中、光輝く黄色の色彩。
趣のあるナポリ街歩きの中でも、かなり心動かされた美しさ。
いや〜すごい、言葉が出てこない。 -
さてお次は、狭い路地が入り組んだスパッカナポリを抜け、海へ向かう。
メディーナ通りは、王宮やヌオーヴォ場へ向かう目抜き通り。
南へ! -
いよいよ見えてみた「ヌオーヴォ城」。
ルネッサンス建築の華麗なお城。
13世紀に建てられた城で、内部は市立博物館となっている。 -
トリエステ・エ・トレント広場へ。
扇型の建物の脇を抜けると。。。 -
美しいドーム状のアーケードは「ウンベルト1世のガッレリア」。
ミラノのガッレリアより一回り小さいらしいが、美しさは全く同じ。
ドームの上に透けて見える青空が気持ちいい。 -
アーケードの床面にも美しい装飾。
12星座が書かれており、イタリアでは血液型ではない星座で性格判断が一般的らしい。
ちなみに写真の双子座(Gemelli)の人は、双子座の人は好奇心が旺盛で楽しいことが大好きだとか。 -
アーケードを抜けたところにあるブレビシート広場には沢山のお店が。
イタリアといえば、やっぱりジェラート。
ジェラッテリアはやっぱり本場が一番ということで突撃。
沢山の種類から、好みの味を選択する至高のひと時。
うんまーい! -
ナポリを走っているケーブルカー(フニクラ)。
その中で、広場から、丘の上のヴォメロ地区まで走っているチェントラーレ線に乗って終点まで。 -
ナポリ近郊では、貝殻に彫刻を施したカメオの工芸品が有名。
ケーブルカーを降りて、サンテルモ城へ向かう道すがらにあるカメオショップで職人芸を拝見! -
ヴォメロの丘の頂上にたつサンテルモ城は、ナポリを360度見渡せる絶景スポット。
ちょっと雲に隠れているが、ヴェスヴィオ火山を海の向こうに望むことができる。 -
ナポリ湾一帯の美しさを強調したイタリアのことわざで「ナポリを見て死ね」という言葉がある。
ナポリの風光を見ずに死んでしまっては、生きていた甲斐がないという意味だが、確かにキレイ。一見の価値はあるかなーと思う。 -
ヴォメロの丘から海へ。
港の近くには「プレビシート広場」。
ナポリでローマのパンテオンに相当するのが中央の建物「サンフランチェスコ・ディ・パオラ」。外見はローマのサン・ピエトロ大聖堂を模して設計されたとのこと。 -
王宮 (パラッツォ レアーレ)
今も美しい姿をとどめるナポリの王宮。黄金の天井や豪華な調度品が往時をしのばせる。
オレンジ色に照らされた建物を横目に、海岸沿いのプロムナードをゆっくりと散策。 -
ナポリ湾に面した絵のように美しい波止場地区、ボルゴ・サンタ・ルチアの夕暮れ。
ナポリ民謡の「サンタルチア」でも有名。
https://www.youtube.com/watch?v=nOXS_Giojgc -
最後は、暮れなずむヌオーヴォ城正門前から。
***
ナポリは、活気あふれたスパッカと、優雅なサンタルチア、そしてピザ、魚介料理と美味しい食べ物、人懐っこい人々など、一度訪れた旅人を惹きつけて放さない。
南イタリアの入り口として通り過ぎるだけでは勿体無い!
是非一度、「ナポリの魅力」をナマで味わってみてくださいね。
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