今年も堪能！東北の夏祭り！～北上みちのく芸能まつり編

2014/08/01 - 2014/08/04

東北の夏を彩る夏祭りのひとつ盛岡さんさ踊りと北上みちのく芸能まつり。
太鼓サークルが縁で知ったこの夏祭りをいやがる夫を道連れに車で実に14時間もかけ出かけるようになって今年で実に9年目。
特にここ2年はお目当ての団体の出場日と北上の祭りが土日で連ちゃんというゴールデン日程のため早くから宿も確保し楽しみにいざ出発～♪
最初は仕事あがりの夫をねぎらい私が200kmほど運転しTOM（夫）に交代。
順調に走行ととみえたがうっかり油断して寝入ってしまったが運の尽き。
やはり珍道中の旅となるのだったｗ

エリア 北上(岩手)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

仕事で留守番の次男のため食料を買い置き21時半には出発しました。
仕事帰りですぐ出発のため後部座席で仮眠の相方に替わりまずは私が運転を担当、
伊勢湾岸〜東名〜新東名と乗り継ぎ一気に200km余り走行、深夜１時前には駿河湾沼津SAに到着。このあと東名から海老名JCT経由で先日開通したばかりの圏央道へと初めてのルートのため運転を交代し私がナビ役に。
海老名JCTまではあと５５分です。

海老名JCTから圏央道に入ると真新しい道路を順調に高尾山を抜け八王子JCTも通過、快適な走行に気がゆるみ眠気のおそってきた私はうっかりうたた寝・・・
それがまずかった｡｡｡

目覚めるとそこは三芳ＰＡ・・・(・_・)......ン？ナニ？
見慣れぬ名前に地図とよくよくにらめっこすると
相方は圏央道から関越道へ乗り継ぐ鶴ヶ島JCTからなんと逆方向の東京方面へ入っていたのだった・・・（￣□￣；）！！
「だってナビがこっちだって言ったんだもん、寝てるそっちが悪い！」
ああそうです、うっかり寝込んだ私が悪いんです(´･ω･`)

結局関越道から大宮JCTまで南下し東京外環道へ乗換え川口JCTへ。
例年使うルートに戻ってきました。(;^_^A
空は次第に白み始め二人の心も白け始める・・・

テンションだだ下がりで４時半東北道蓮田ＳＡ到着。
ここでしばし仮眠です。
外環道を走ったので余分な料金も発生しちゃいました。ヤレヤレ。

６時半起床で蓮田ＳＡのパン屋さんでおいしいサンドイッチとコーヒーをぱくつき気をとりなおして出発〜！

・・・のはずがいくらも行かぬうちに事故渋滞にはまり５０分のロス・・・
道を間違えなかったら本来はここ通らないで済んだはずなのにぃと地団駄踏んでも後の祭り・・・

よーやく那須高原までやってきました〜
栃木名物レモン牛乳ととちおとめソフトに舌鼓をうちつつ相方に運転交代。
北上まであと320km！がんばろー(｀・ω・´)キリッ

・・・といいつつ国見ＳＡで牛タン＆玉コンニャクなうｗ
北上まであと186km！

予定はどんどん遅れ12時半長者原ＳＡでまたまた牛タン＆コロッケ＆肉巻きオニギリなんぞ食していると時をおなじくして新幹線で北上へ向かったマイミクさんからLINEで「何時に着くの？三本柳見ないの？場所とったよ」とのメッセージが・・・
もう間に合いそうもありませんて。
(;^_^A ｱｾｱｾ･･･

14時半よーやく北上江釣子ICとーちゃく〜
盛岡より50kmも近いのに何故こんなに遠い？？ｗ

とにもかくにもまずは北上駅へ！
ひと足先に降ろしてもらい駅前広場へ急ぎます。

駅前に貼ってあった今年のポスター。
「東北の魂集う」ってコピーかっこいいです。

駅西口広場に駆けつけると芸能公演の最後の演目谷地鬼剣舞の演舞が行われていました。

鬼剣舞は北上地方のお家芸的な伝統芸能です。
いかつい鬼の面をかぶり勇壮に舞います。

アクロバット的な舞いに拍手喝采〜！！

こんなふうに太刀を掲げたまま回転レシーブみたいな所作もあって息をのんで見入ってます。

太刀先が自分を向いてるけど大丈夫？？

太刀を持ったままジャンプあり

最後は面をとってまたジャンプ！！

緋毛氈の舞台上を縦横無尽に駆け巡り迫力満点の演舞でした〜
マンゾクマンゾク。

その後一旦ホテルへ向かいチェックイン。
今回は駅から車で5〜6分のモンテインホテルに宿をとりました。
駅前にもホテルはあるのだがいかんせん相方が
「大浴場のないホテルはＮＧ！」と譲らないのでこーゆう状況に相成りました。

こじんまりした禁煙ツインルームですがバスルームもわりとゆったりしてて満足です。

しかもこのホテル最上階に展望風呂があり、露天風呂までついてます！
ただし1個しかないので時間で入れ替え制のため私はこの日の夜は入れずｗ

部屋で一服したところでホテルの送迎バスで再び祭り会場へ〜
帰りも0時までなら携帯で連絡すればお迎えにきてくれるそうでラッキーです。

18時からの芸能公演を前に飲み物やおつまみ系を買い揃える。

玉こんにゃくはお気に入りですｗ

夜の部の公演が始まるまでパンフレットでこの後の予定を予習。

ほどなく開始時刻となりわれわれはお目当ての団体が出演する第2会場へ。
まずは下条和賀大乗神楽の演舞。
獅子舞のお獅子が沿道の見物客のところにやってきて頭をかんでくれてます。

頭をカミカミしてもらうと1年間無病息災のご利益があるのでわれもわれもと頭を差し出すｗ

次は鬼剣舞のジュニア部門による群舞です。
われわれの第2会場まえは演舞がなかったので路上に進出して第3会場の御免町鬼剣舞ジュニアの演舞を見物。
北上地方では鬼剣舞は学校の授業にも取り入れられるほど地域に根付いておりスポ少もあるほどです。

みたところ5歳くらいのチビッコもいたりして頑張っておにいさんたちについて舞っておりました〜
ブラボー！！

会場には粋に浴衣をまとったこんなワンコも見かけました。
ゴールデンだ〜

次は市外からの団体による演舞です。
お待ちかねの三本柳さんさ踊り保存会〜\(^o^)／
歩み太鼓とともに一八が空を切る。

そして太鼓が続く！

すごい跳躍力です。
見とれてしまいます。

かっこいい〜ｗ

続いて踊り手が蝶のように舞います。
みんなすごいぞ〜〜

沿道からはどよめきが上がる中三本柳の演舞はつづく。

この海老反り！
太鼓かかえてこのポーズはしんどいｗ

ひと演目終わるたびに沿道からは拍手喝采です。
全力での演舞にみな感動。

最後にいつもの礼踊りとはちょっと違うが整列してご挨拶の踊り。

昼間の部は見られませんでしたがその分堪能させてもらいました〜

その後御免町鬼剣舞アダルトの部。

鬼剣舞の踊りも幾種類かあって扇をもったり膳をもったり太刀を掲げて踊ったりバラエティーに富んでいる。

腰に下げてる大口ゴザは色鮮やかで各団体でデザインが違うようです。

両手にお盆をのせて回転したりしながら器用にお盆をおとさずに縦横無尽に踊ってます。
まるで手のひらにボンドでくっつけてあるみたい。

頭につけてるのは鬼神の頭をあらわす「毛采（けざい）と呼ばれる馬の尻尾から作られたもので身を翻すたびにきれいに広がってこれがまた映えます。

よくおちないなぁ〜とか感心してみていたら１回だけ落としてたｗ
猿も木から落ちるならぬ
鬼剣舞も盆を落っことす？ｗ

こんなふうに回転もしちゃいます〜
いつもより多く回ってますｗ

太刀を口にくわえてのハラハラドキドキの演舞

・:*:・(*´∀｀*)ｳｯﾄﾘ・

力いっぱいの鬼剣舞の演舞に""ハ(゜∇゜*)パチパチ♪

今度は奥山行山流増沢鹿踊り。
よく田楽座の公演でも見て馴染みはあるがこれも各流派？で微妙に違うらしい。

会場の横一線にすべて鹿踊りや獅子踊りの団体が並んで壮観です。

時折背中にしょってる長いササラをバシッっと地面に叩きつける。

この鹿踊りもやはり高校の部活とかでも活動していたりで地元に根付いて伝統芸能を大切に守ってます。

大きな鹿のかしらから長い角と黒い髪を垂らし背には２本のササラ・・・
何十キロもあるんだろうなぁ〜
大変(;^_^A ｱｾｱｾ･･･

圧巻の鹿踊りの演舞が終わると最後は鬼剣舞大群舞です！

第１会場から鬼剣舞の各団体が順に入場。
地元の団体や顔見知りが通ると沿道から歓声がとぶ。
みな誇らしげですね〜

会場に焚かれるかがり火に火をともすため聖火ランナーよろしく高校生たちがさわやかに入場。

かがり火に火が灯されると雰囲気満点です。

会場に朗々と笛の音が響きえわたる。
鳥肌がたつほどの荘厳な響きです。

１３００年前より北上地方に伝わるという民俗芸能の鬼剣舞。
２００人にもおよぶ勇壮な舞いは壮観。

こんなスケールの鬼剣舞はここ北上でしか見られません。
貴重な光景です。

全身を使って踊り狂う鬼（仏）の化身。

北上のチビッコたちはこれを見て育つんですね。

勇壮な鬼剣舞の大群舞に圧倒され芸能公演は終了。

今年も北上に来られてよかったです〜（*'ω`*）

その後駅前の居酒屋で遅い夕食。

祭りの話を肴に相方と酒を酌み交わす（私はジンジャエールでｗ）

このあと２３時にホテルの送迎バスで帰還しました。

相方は展望風呂に浸かって疲れをおとし私は部屋のバスタブでシャワーｗ

長い１日が終わりを告げます。

明日は盛岡に移動して盛岡さんさ踊り見物です。