2014/06/12 - 2014/06/12
38位(同エリア100件中)
さらりんさん
今回の旅行は「ベルリン・フィルを聴いてみたい!」という思いから始まりました。インターネットでベルリン・フィルのサイトを見ていたら、「2014年6月18日 指揮:サイモン・ラトル、ピアノ:ダニエル・バレンボイム」というすごいプログラムを見つけてしまったのです。
このコンサート切符はインターネット上で日本時間3月30日午後3時に発売開始です。その結果を待ってからの旅行手配ではあわただしいので、「絶対取れる!」という前提で2月頃から準備を始めました。準備をすすめていると6月中旬にはライプチヒでバッハ音楽祭が行われていることがわかり、それもぜひ旅行に組み入れることにしました。
また、たまたま新聞記事で見つけたワイマールのアンナ・アマーリア公妃図書館、インターネットで見つけたヴォルヘンビュッテルのアウグスト公図書館なども訪問することにし、次のようなドイツ旅行の行程ができあがりました。
出発 羽田からロンドン経由でフランクフルトへ
2日目 マインツ日帰り グーテンベルク博物館
3日目 フランクフルト市内 シュテーデル美術館とオペラ
4日目 ケルン大聖堂を見てカッセルへ
5日目 カッセル市内 グリム兄弟博物館と古典絵画館
6日目 ヴォルヘンビュッテル アウグスト公図書館を見て、ワイマールへ
7日目 ワイマール アンナ・アマーリア公妃図書館
8日目 バッハ音楽祭のライプチヒへ 印刷博物館
9日目 ライプチヒ トーマス教会モテットとニコライ教会オルガンコンサート
10日目 ライプチヒ マルクト広場の礼拝コンサートと連邦行政裁判所の弦楽四重奏
11日目 ベルリンへ ペルガモン博物館
12日目 ベルリン・フィルのランチコンサート
13日目 いよいよベルリン・フィル その前にフィルハーモニーガイドツアーと絵画館
14日目 ポツダム日帰り
帰国 ベルリンからロンドン経由で羽田へ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホテルの窓からの景色です。
朝は鳥の声で目が覚めます。
けっこう大きな鳴き声です。ipad で調べてみたら、クロウタドリという鳥のようでした。 -
クロウタドリ。
散歩の時に見つけました。 -
朝食は近くのカフェで食べました。
Cafe Sternebäck という店です。 -
けっこう人がはいっていたので、ここにしました。
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モーニングセット「Good Morning」というものを頼みました。
19%の税金がついて1人分2.8ユーロでした。 -
これは?
もしかしてほおずきでは・・・。
おいしかったです。 -
朝食の後すこし街歩きをしました。
近くのスーパーに行ってみました。 -
今が旬のアスパラです。
1? 3.49ユーロ。 -
こちらのアスパラは、
1? 7.9ユーロと2倍以上の値段でした。
あんまり太くない方が高いのでしょうか。 -
ほおずきが売っていたので買ってみました。
「Physalis」という名前でした。
アメリカンチェリーのような味です。 -
何かついたてができています。
囲いの中で催し物があるようですね。 -
国民劇場です。
この辺にゲーテとシラーの銅像があるはずなのですが・・・。 -
あ、ありました。
ついたてで囲われていて見えなかったんですね。 -
おやおやチビッコ達が国民劇場に集合しています。
-
国民劇場の中に入っていって、みんなで待っています。
いったい何が始まるのでしょう。 -
フンメルの像。
誰だか知らずに写真を撮ってきました。
帰国後調べてみたら、モーツァルト、サリエリ、ハイドンに師事した作曲家だそうです。ベートーベンとも親交があったそうです。 -
ここは何だろう、と入ってみたら、
「チケットを買いに来たのですか?」と聞かれてしまいました。
ここは国民劇場の楽屋口でした。
これは失礼いたしました。 -
おみやげ屋さんのウィンドウです。
なぜ昆虫の標本がワイマールみやげなんだろう? -
時計を見つけてしまいました。
実は日本からはめてきた夫の時計が旅行初日に止まってしまい、不便を感じていたのです。気に入ったものがあったら買おう、と言っていたところでした。
夫が気に入ったものは自動巻です。
私も気に入ったものを見つけてしまいました。デザインに一目惚れです。
両方ともチタン製とのこと、日本では販売されていないブランドのようで、いい買い物ができました。 -
さていよいよワイマール訪問の最大の目的アンナ・アマーリア后妃図書館をめざします。
カール・アウグスト公の騎馬像の横を通って、写真左側の建物がアンナ・アマーリア后妃図書館です。 -
この図書館のことは新聞記事とテレビ番組で知りました。
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ゲーテが図書館長をしたこと、2004年に火事になったこと、本の修復に日本の和紙が使われていると、などがわかり、ぜひ訪ねてみたいと思ったのです。
-
入館のための手続きがちょっと大変でした。
ネットやガイドブックによると、ロココホールという目玉の図書館は1日の来館者数が制限されているので、予約をしてから行った方がいい、とのことでした。
ところが予約の方法がわからないのです。
いろいろ調べてみたら、ワイマール古典財団の問い合わせ用のメールアドレスが見つかりました。そこで思いきって英語で「○月○日ロココホールを訪ねたい。滞在ホテル名 滞在日数 住所 氏名 生年月日」など必要そうな事柄を思いつく限り並べて、メールを送ってみました。
後日、「許可します」みたいなメールが送られてきました。やったー!ところが、それがドイツ語で書かれているのです。内容の理解に今ひとつ自信が持てません。グーグル翻訳などを駆使した結果、たぶん、「入館料2人分で15ユーロをPaypalを利用して送金すればいい」のだろう、という結論にいたりました。そこで15ユーロを送金したのです。
ところがそれから数日たってもなしのつぶてなのです。
思い切って、英語で、
「15ユーロの料金を送金したのですが、受け取っていただけたでしょうか」
とメールしてみました。
すると、今度は英語の返事で、
「受け取りました。チケットはあなた方の滞在先のホテルエレファントに届けておきます。」
という内容でした。
ホテルにチェックインしたときに、このようにちゃんとチケットは届いていました。
めでたし、めでたし! -
いよいよ、
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見学です。
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オーディオガイドを借り、
靴の上から靴カバーを履いて見学します。 -
暦がついている時計。
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ビデオでの図書館の歴史などについて説明。
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2004年の火事の様子。
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修復のためにたまたま持ち出されていた資料から、バッハの未発表の楽譜が発見されたそうです。
(このビデオを見ていたときには英語の説明で半分くらいしかわからなかったのですが、ライプチヒのバッハ博物館の日本語オーディオガイドの説明で理解できました。) -
これがロココホールです。
明るい色調のなんとオシャレな図書館なのでしょう。 -
入口から入った後に、振り返ってみたところです。
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上を仰ぎ見ると、吹き抜けの天井に絵が描かれてありました。
-
アンナ・アマーリア公妃。
賢そうな美人です。
第2子を身ごもっている間に夫が亡くなってしまったため、幼い長男の摂政としてワイマールを治めたそうです。
芸術のパトロンとして知られ、ゲーテやシラーをワイマールに招きました。作曲も手がけたそうです。図書館には、85万冊もの蔵書があったということです。 -
カール・アウグスト公。
アンナ・アマリア公妃の長男です。 -
カール・アウグスト公。
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本棚はほんのり薄いグリーンのペイントに、金色のアクセントが彩色されていました。
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いろいろな人の胸像がおかれていました。
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ゲーテの肖像画。
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こちらもゲーテ。
秘書に何か書き取らせています。 -
ヘルダーもアンナ・アマーリア公妃に招かれた文化人です。
この日の夕方、ヘルダー教会を訪ねました。 -
本棚の周囲に、また本棚です。
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ゲーテの胸像。
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いやはや、
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何ともオシャレな図書館でした。
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ロココホール見学の後、ルネサンスホールに行きました。
こちらは無料で、予約無しで見られます。 -
企画展が開かれていました。
「クラナハプレスの100年」という内容でした。 -
製本に使われた道具でしょうか。
-
何の本かしら?
-
アンナ・アマーリア公妃図書館見学のあとはブラブラ街歩きをしながら、昼食の場所を探しました。
おや、こんなところにバッハの胸像がありました。 -
アンナ・アマーリア公妃図書館の表示です。
世界遺産のマークがついていますね。 -
ワイマールは馬車が似合います。
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市庁舎。
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マンホール。
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「アイスカフェ・ベネチア」という店で、
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アイスを食べました。
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ゲーテが指さしているのは「ワイマールハウス」というアトラクションのような場所です。
今回は見学しませんでしたが、ワイマールの歴史がよくわかる展示がされているそうです。入ってみればよかったかも・・・。 -
クラナハの家。
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今はダンス教室みたいです。
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あ、窓に人が!
危ない! -
と思ったら、
人形でした。 -
かさの看板です。
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ポスト。
ラッパのマークがかわいいです。 -
公園でお姉さん達がペイントしていました。
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お昼は中華にしました。
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バイキングです。
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中華なのに、のり巻きがありました。
よほどギュウギュウ力をいれて巻いたみたいで、ご飯がぎちぎちです。 -
バウハウス博物館に行きました。ひとり4ユーロ。
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バウハウスとはワイマールに設立された美術・建築の総合的な教育をおこなった学校です。
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講師陣にはパウル・クレーや、
(これはパウル・クレーの絵です。) -
カンディンスキーといった、そうそうたる芸術家が名前をつらねていました。
(右がカンディンスキーの絵です。) -
左から、
アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデ
校舎を設計し、それがバウハウス大学の元になっているそうです。ちなみに、クレラーミューラー美術館も彼の設計によるそうです。
ヴァルター・グロピウス。
バウハウスの創立者。ル・コルビジェ、フランクロイド・ライト、ミース・ファンデルローエとともに、近代建築四大巨匠のひとりだそうです。
オットー・バルトニング。
どんな人かよくわかりません。 -
直線的なデザインの家具です。
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何を入れるものでしょうか。
両脇の、車輪のような円形がおもしろいです。 -
お人形、かわいいです。
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次は城美術館へ行きました。
ひとり5ユーロ。本来は7.5ユーロなのですが、一部工事か何かで見られないので安くなっているということです。 -
クラナハの絵が、
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たくさんありました。
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ルターの肖像画をたくさん描いています。
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クラナハはルターの結婚式の媒酌人をしたのだそうです。
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耳と目玉って、これは何なのでしょう?
-
アテネの学堂の模写だと思います。
-
ラオコーンの模写だと思います。
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モネ。
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おもしろい取手です。
-
左から、
クラナハ、ティシュバイン、ロダン、と書いてありました。
ティシュバインの名前は今回の旅行で初めて知りました。フランクフルトのシュテーデル美術館で見たゲーテの絵はティシュバインが描いたものでしたね。 -
城美術館を出たところです。
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次はヘルダー教会へ行きました。
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ヘルダーさんです。
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この祭壇画はクラナハ親子によって描かれました。
十字架像の右側に洗礼者ヨハネ、クラナハ、ルターが描かれています。 -
ここで私たちは大発見をしました。クラナハの足に虫が止まっているのです!
-
ほら!
ルターの足にもいますね!
以前にクラナハの「ヴィーナスとキューピッド」の絵を見たとき、たくさんのハチに囲まれたキューピッドの困り顔がかわいそうで、とても印象に残っていました。
クラナハって、虫が好きなんでしょうか。ルターとクラナハの足に止まっている虫は何の虫なんでしょう。
そんなことをあれこれ考えながら、夕食の時間までこの教会で休むことにしました。そうしたら、人が次々と集まり始め、何かの集会が始まってしまいました。ドイツ語でよくわかりませんでしたが、本の著者による講演会のようでした。 -
はじめ、この店で夕食を食べようと思いましたが、おぼんにのっているクネーデル(芋だんご)があまりに大きいのと多いので、やめました。
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坊やが玉ねぎをかついでいる看板のお店にしました。
-
ツム・ツヴィーベルという店です。
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ビールを飲んで、
玉ねぎパイ、ソーセージを食べました。
おいしかったです。 -
ホテルに戻りました。
ちなみにホテルのベランダに立っている人はアンリ・ヴァン・デ・ヴェルデです。
バウハウス博物館に写真がありました。 -
ホテルの中を探検してみました。
1階にある図書室です。 -
署名人がたくさん宿泊しました。
ギュンター・グラス
ドイツの小説家で、1999年ノーベル文学賞を受賞したそうです。 -
ケルテース・イムレだそうです。
ハンガリー生まれの作家、2002年ノーベル文学賞受賞。 -
トーマス・マン。
-
ホテルエレファントの歴史がパネルで展示されていました。
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ヒットラーも宿泊したのでしょうか。
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なんだかずいぶん年季のはいった象です。
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ここで、一気にホテルエレファントの象コレクションです。
-
レストラン アンナ・アマーリアにあった象。
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レストランの仕切りに象。
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廊下の象。
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フロントの象。
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ルームキーにも象。
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KELLERの看板の象。
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外壁に象。
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バスローブにも象マーク。
(とても暑かったのでバスローブは一度も使いませんでした。) -
チョコレートにも象。
いたるところに象がいました。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- ハッピーねこさん 2017/05/30 00:49:20
- はじめまして
- さらりんさん、はじめまして。夜分に失礼します。
ハッピーねこと申します。
この度は私の拙い旅行記にたくさんご投票をいただきありがとうございました。
今年のGWに初めての東ドイツを訪ねて来ました。
序盤に訪ねたワイマールなどは、予習段階でさらりんさんのご旅行記に
大変お世話になりました。
特に「アンナ・アマーリア図書館」は、予約の方法などお書きいただいていたので
とても助かりました。
遅ればせながら、ありがとうございました。
ベルリンやポツダムも、さらりんさんと同じく訪ねたのですが、特にベルリンは
もうぐだぐだで旅行記をまとめきれるのか今から心配しておりますが、ぼちぼち
アップして参りますのでよろしければまた覗いて下さいませ。
今後ともよろしくお願い致します。
ハッピーねこ
- さらりんさん からの返信 2017/05/30 22:33:09
- RE: はじめまして
- ハッピーねこさん、こんばんは。
書き込みをありがとうございました。
あしあとをたどっていたら、ハッピーねこさんにたどり着き、ドイツでは私と同じような場所を訪問していらしたので、懐かしくなって読みふけってしまった次第です。
ワイマールの旅行記が少しはお役にたてたようで、うれしいです。
おや?と思ったのは、私がホテルエレファントに泊まったとき、ベランダにいたのはアンリ・ヴァン・デ・ヴェルデさんでしたが、ハッピーねこさんのときは、ルターさんだったのですね。ベランダに立つ人は時々変わる?←これ、ひょっとして、大発見かも。
とてもていねいに観光なさっていらして、感服しています。
また他の都市の旅行記も読ませていただきますね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
さらりん
- ハッピーねこさん からの返信 2017/05/31 22:02:50
- そうですよね!
- さらりんさん、こんばんは。
ご返信をいただきありがとうございました。
ホテルエレファントのベランダ!そうですよね!?
私もさらりんさんのご旅行記と、自分が見たものとが違っていたので、
ベランダが複数箇所あったのだっけ?・・・いやいや、そんなことは、
とひとり不思議に思っていたのです。
さすが老舗ホテル、そんな粋なことをなさっているのですね。
次に自分が訪ねる時か、今後のどなたかのご旅行記でまた別の人物に変わっているかも?
という楽しみができました^^。
この次に図書館の回を投稿予定です。
またご覧いただけましたら幸いです。
ハッピーねこ
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