ドイツで音楽と図書館めぐり　《5日目　カッセル市内》　グリム兄弟博物館と古典絵画館

2014/06/10 - 2014/06/10

　今回の旅行は「ベルリン･フィルを聴いてみたい！」という思いから始まりました。インターネットでベルリン･フィルのサイトを見ていたら、「2014年6月18日　指揮：サイモン・ラトル、ピアノ：ダニエル・バレンボイム」というすごいプログラムを見つけてしまったのです。
　このコンサート切符はインターネット上で日本時間3月30日午後3時に発売開始です。その結果を待ってからの旅行手配ではあわただしいので、「絶対取れる！」という前提で2月頃から準備を始めました。準備をすすめていると6月中旬にはライプチヒでバッハ音楽祭が行われていることがわかり、それもぜひ旅行に組み入れることにしました。
　また、たまたま新聞記事で見つけたワイマールのアンナ・アマーリア公妃図書館、インターネットで見つけたヴォルヘンビュッテルのアウグスト公図書館なども訪問することにし、次のようなドイツ旅行の行程ができあがりました。

出発　羽田からロンドン経由でフランクフルトへ
2日目　マインツ日帰り　グーテンベルク博物館
3日目　フランクフルト市内　シュテーデル美術館とオペラ
4日目　ケルン大聖堂を見てカッセルへ
5日目　カッセル市内　グリム兄弟博物館と古典絵画館
6日目　ヴォルヘンビュッテル　アウグスト公図書館を見て、ワイマールへ
7日目　ワイマール　アンナ・アマーリア公妃図書館
8日目　バッハ音楽祭のライプチヒへ　印刷博物館
9日目　ライプチヒ　トーマス教会モテットとニコライ教会オルガンコンサート
10日目　ライプチヒ　マルクト広場の礼拝コンサートと連邦行政裁判所の弦楽四重奏
11日目　ベルリンへ　ペルガモン博物館
12日目　ベルリン・フィルのランチコンサート
13日目　いよいよベルリン･フィル　その前にフィルハーモニーガイドツアーと絵画館
14日目　ポツダム日帰り
帰国　　ベルリンからロンドン経由で羽田へ　

エリア カッセル(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝食は付いていないので、駅ナカのパン屋さんでパンとコーヒーの朝食をとりました。

やはり駅ナカのスーパーでヨーグルト、牛乳、果物を買い、ホテルに戻って追加の朝食にしました。

途中の道には花が咲いていたり、

木の実がなっていたり（写真ではちょっと見えにくいですが）と、

けっこうさわやかな気分を味わうことができます。

きょうの予定はグリム兄弟博物館とヴィルヘルムスヘーエ城の古典絵画館です。

駅ナカのインフォメーションでグリム兄弟博物館への行き方を尋ねたところ、カッセルカードの購入を勧められました。

24時間有効、2人で9ユーロです。トラム乗り放題（ちなみにトラム1回乗車で2.6ユーロなので、2人で2回乗車すれば元はとれます）、しかもグリム兄弟博物館や古典絵画館の割引付きです。

かなりお得かな、と思い、さっそく購入しました。

トラム1番または3番に乗って市庁舎前で降ります。

道路の横断が大変でしたが、やっとグリム兄弟博物館に到着しました。

塀にたれ幕がたくさんかかっていました。

日本語のもあったりして、

期待が高まります。

入口です。カッセルカード割引で1人1.5ユーロ。（通常3ユーロ）

グリム童話のさし絵や、物語を語ってくれたおばあさんの胸像の展示などでした。

（撮影禁止でした。）

小学生のグループが先生に引率されて見学していました。

衣装を借りて童話の登場人物になれるコーナーがありました。

何のお話の背景でしょうか。

中庭。

次はグリム兄弟広場にあるグリム兄弟の像を探してみることにしました。

ちなみにこれは誰の像？

さっきグリム兄弟博物館で一緒になった小学生グループですね。

この時期は学生達の修学旅行シーズン？なのでしょうか。あちこちで学生グループを見かけました。

グリム兄弟の像。

方向がよくわからず、見つけるのに手間取ってしまいました。地図を広げていたら、親切なおじさんが、

「＠＃＄％＆＠　？」
「Can I help you ?」

と、ドイツ語と英語の両方で声をかけてくれ、道を教えてくれました。

次はヴィルヘルムスヘーエ城の古典絵画館をめざします。

あるブログで、上り坂がきついのでタクシーで行くのがお勧め、と書いてあったので、いったん駅までトラムで戻り、駅からタクシーを使うことにしました。

トラムの中の表示です。

分かりやすい。

駅からヴィルヘルムスヘーエ城の古典絵画館までタクシーで8ユーロでした。

古典絵画館はカッセルカード割引でひとり4.5ユーロ（通常6ユーロ）。

フランス・ハルス。

こちらもフランス・ハルス。

レンブラント。

絵画館の窓からの景色がすばらしいです。

山の頂上にはカスガーデンという、「水の芸術」を見せてくれる場所があります。てっぺんにはヘラクレスの像が立っているのだとか。

でもあんなに上まで登るガッツはありません。

いっぽう、山とは反対側には眼下に街並みが広がっています。

私たちにはこの景色で十分です。

次の階にくると、またしても学生グループがいました。中学生くらいでしょうか。

フォロ・ロマーノについての特別展示を見ていました。

これは誰の絵だったかな？

犬と天使が印象に残りました。

カラヴァッジョ。

デューラー。

ラファエロ。

けっこう見応えのある美術館でした。

さっきの学生達が外でくつろいでいます。

トイレ。

古典絵画館の見学終了です。

少し下ると、シュロスカフェがありました。

ここで遅めの昼食をとります。

ビールとオレンジジュース。

小さなソーセージとじゃがいもサラダ。

とてもおいしいソーセージでした。

サラダもほどよい酸味がきいていて私好みの味でした。

大きなソーセージとサラダ。

昼食後はテクテクと山道を下りながら、トラムの駅をめざします。

童話に出てきそうな木です。夜になったら動き出しそう・・・。

道ばたのなんでもない草花がきれいです。

この山道を自転車で登るなんて、ガッツあるなぁ。

トラムの駅に着きました。

線路脇にびっしりと草が生えています。

トラムの中の券売機です。（私たちは使う必要がありません。）

車内。

あと8分で出発です。

こんな所にも共用自転車がありました。

野原の緑の中をトラムが走ります。

別の路線と合流して市街地に入りました。

駅前のホテルです。

てっぺんにベッドが乗っかています。

スーパーでトルコのチャイを見つけました。シナモン風味が付いていました。

桃の形が変わっているので買ってみました。

ずいぶん平べったいです。少し固めでしたが、ふつうの桃の味でした。

ホテルで休憩したあと、夕食に出かけました。

駅ナカでトルコ料理を食べました。

ビールとアイランです。アイランはトルコ旅行で飲んだもの。塩味のヨーグルトドリンクです。

トルコ風ピザ。

中はこんな感じ。

LAHMACHUN　というものでした。

夫はケバブを食べました。

ちょっと味が濃かったようです。

トルコ料理屋のお兄さんです。

なかなかの男前でした。

ホテルへの帰り道、フォルクスワーゲンの電気自動車にチャージしていました。

ニッサンにもチャージしていました。日本車を見るとうれしくなります。

この旅行記へのコメント （2）

• ミモザおばさんさん 2015/08/02 18:20:59

  旅行記、面白いです・・・

  さらりんさん、初めまして！
  
  　沢山の投票を有難うございました。
  
  私も、今さらりんさんのドイツ旅行記を５話読んだところです。
  面白くて、惹き込まれてしまいました・・・
  
  ロストバッゲージ大変でしたね。
  旅行記を読むと、翌日に届くケースは稀で、ほとんど２〜３日
  かかっているようですね。
  到着日のみ空港近くの街に泊まるケースが多いので、ロストバッゲージ
  に遭うと悲惨ですね。
  私の友人は一人旅で遭遇して、１週間しても出てこないで、諦めて帰国したそうです。（帰りは正規料金で購入したとか・・・）
  
  フィンランド航空も今回乗り継ぎが短かったので、リュックに１泊分と
  パジャマと、充電機器をいれていました。遭遇しなくて幸いでした。
  
  夫と見入ったのは男性トイレです。夫に聞いたら便器に届かず背伸びした時があったそうです。ちなみに夫は170?です。
  
  個人旅行記なので、苦労がよく分かります。頷いてしまいます・・・
  続きを少しずつ楽しませて下さいね。
  有難うございます。　　　　　　　　　　　　　by ミモザおばさん
  

  さらりんさん からの返信 2015/08/02 20:34:31

  RE: 旅行記、面白いです・・・

  ミモザおばさん,こんばんは。
  
  実は、隠れミモザおばさんファンなので、書き込みをしていただきとても嬉しいです。
  
  私も、ミモザおばさんの旅行記は興味深く、引き込まれるように読ませていただきました。
  
  いつも個人旅行なので、何かしらのトラブルが発生しますが、そういう旅行の方が印象に残ってしまうから不思議です。ミモザおばさんも、あわや帯状疱疹か、と、さぞハラハラしたことでしょう。
  
  ずいぶん前から旅行の計画や手配をされているようですね。私も準備には時間をかける方だとは思っていますが、ミモザおばさんにはかなわないかも。
  
  トイレの写真は、夫が撮りまくるので、ちょっと恥ずかしいな、と思っていたのですが、まあせっかく撮ってくれたのだし、と載せることにしました。ミモザおばさんがご夫婦で鑑賞してくださり、夫も「どうだ！」と、喜んでおります。
  
  
  また訪問させていただきますね。
  今後ともよろしくお願いたします。
  
  さらりん