2014/07/26 - 2014/07/27
128位(同エリア441件中)
ごんじさん
「ハイヒールでも登れる3000m」というキャッチコピーで有名な(?)乗鞍岳に行ってきました。
これまで、そのキャッチコピーどおり、山を舐めたヤツらがチャラチャラ登っているのを見るのが
嫌で避けてきたわけですが(←いったい何様?)、来月のアルプス縦走に向け、高度順応訓練として一泊二日で行ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
乗鞍までのアクセスはいろいろ方法があります。
今回は、東京から特急あずさで松本へ、松本電鉄上高地線で新島々へ、バスで畳平へ、
というルートで行きます。
松本駅から乗った上高地線の電車。
特定日だけ、車掌さんが沿線の観光案内をしてくれます。
たまたまその電車に乗りまして、「観光案内電車乗車記念」のポストカードをもらっちゃいました。 -
上高地線の終点が新島々駅。
旧島々駅が、新島々駅前に移築保存されており、地元の野菜や特産品の直売所になって
います。 -
新島々からはバスで乗鞍岳の登山拠点「畳平」へ。
この時期、登山客だけでなく涼を求める観光客もたくさん訪れるのでバスは超満員。
増発されるし、補助席も利用するけど、途中のバス停からは乗れないこともあるらしい・・
乗鞍岳へは、畳平からピストンで登るコースが一般的ですが、我々は1つ手前のバス停
「大雪渓・肩の小屋口」で下車し、雪渓を登るコースを行きます。
これも、来月のアルプス縦走のための訓練(のつもり)。
東京を出発してから6時間、ようやく登山口に着きました。
バス停の目の前にこんな雪渓が! -
サマースキーを楽しむ人で賑わっています。
もうだいぶ雪が解けているので、コースの長さはそんなにないけど
とっても気持ちよさそう〜〜! -
登山道は大雪渓の横にあります。
スキーのコースと登山道の間にはロープが張られているので、両者が交錯することは
ほとんどないかと。 -
登りやすい道。
でも他に登っている人はいません。
バスでここで降りた人は我々以外はみんなスキーヤーだったし、
登山の人はみんな畳平へ行くんだね。 -
スキーをする人を見ながら山に登るって、初めての経験だな。なんか面白い。
-
肩の小屋が見えてきました。
青い空、白い雪、あ〜〜なんて素敵な登山道〜。
畳平ピストンより、こっちから登って畳平へ下山する周遊コースのほうが絶対面白いよ〜。 -
花は思ったほど咲いていなかったです。
キバナシャクナゲ。 -
チングルマ。
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ハクサンチドリ。
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イワツメクサ。
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のんびり登って、40分ほどで肩の小屋に到着。
ここから、いよいよ頂上(剣ヶ峰)へ向かう登山道に突入。
・・ん??なにあの大行列は??
夏休み・土曜日・天気予報もまぁまぁ。混む条件は揃っているから覚悟はしてきたけど、
この混雑っぷりを目の当たりにするとやっぱり萎えますなぁ。 -
子供からご老人まで(失礼ながら、本当に大丈夫?と心配になってしまうようなヨボヨボの方も)、普段登山をしないような人もたくさん登っているので、ペースがかなり遅いです。
さらに30人前後のツアーがいくつも並んでおり、抜きたいけど道も狭くて抜けず。
ツアーガイドに文句を言っている人もいました。
気持ちはわかるが・・
それと、山ではごく普通に行き交う人と挨拶しますが、ここでは誰一人挨拶しません。
人が多すぎてやってられない、というのもあるのかな。
私もしませんでしたけど・・
なんだかな・・ -
蚕玉岳の山頂。2979m。
標高だけでいうと日本で24番目に高い山ですが、通過点です。
でも3000m近いので、ゆっくり、深呼吸しながら登ります。 -
足元には権現池。
日本第2位の高所にある湖だとか(第1位は御嶽山にある二の池)。 -
そこから10分も登れば、乗鞍岳最高峰・剣ヶ峰に到着でーす。
3026m。
ノロノロスピードで1時間半で山頂に着いてしまった。
やっぱりお手軽だね〜。
高山病になる暇もないよ(高山病は、標高の高いところに到着してから6時間以上
経ってから発症するらしいです)
富士山や南北アルプス、八ヶ岳などが見えるという話だったけど、
今日は雲がわいて展望はあまりよろしくない・・
でも青空が見えるだけで満足かな。 -
乗鞍本宮のお宮もあり、宮司さんもいらっしゃいました。
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山頂は狭いです。
お宮さんの裏で紅茶とバウムクーヘンを食べて一息入れたら、すぐ下山します。
相変わらず人がいっぱい。 -
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肩の小屋が見えてきました。
下山路もたくさんのツアーのスローペースに巻き込まれ・・
というか、すでに15:00過ぎてますよ?我々も遅いんだけど、この時間から登ってくるツアーってどうなんだろう? -
剣ヶ峰を振り返りつつ、畳平へ下山します。
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ハイマツの海。
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コマクサの群落。たくさん咲いています。
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畳平に下山してきました。
バスターミナル、乗鞍神社本宮、宿泊施設、郵便局、売店、食堂などがあります。
右にあるのが鶴ヶ池。
池の周りにもお花がたくさん咲いています。 -
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今夜のお宿は、鶴ヶ池の目の前にある「白雲荘」さん。
山小屋・・ではないですね。民宿レベル?
去年リニューアルしたそうで、とてもきれいです。木の香りぷんぷん。
1人でも個室が使えるし、お風呂はあるし。 -
泊まったお部屋。4畳半で2人。
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山荘から見る鶴ヶ池。青くてきれいですね〜。
大きなバズーカみたいなカメラで撮影しているグループがいたけど、
珍しい鳥でもいるのかしらん。 -
宿に荷物を置いて、畳平そばにあるお花畑の散策へ。
30分ほどでぐるっと一周できるように木道がつけられています。 -
ハクサンイチゲが満開。
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クロユリも満開。
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かなり群生して咲いていました。
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クロユリ、よく見ると真っ黒ではなく黄色の斑点があるのね。ちょっと不気味な感じ…
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正面の山は・・富士見岳かな?剣ヶ峰ではありません。
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宿に戻り、17:00〜夕食。
なんということでしょう〜、飛騨牛のすき焼きです!! -
超うまそう〜。いや、うまかったです。
この白雲荘を山小屋とするなら、私の人生で2番に食事の美味しい山小屋でしたね。 -
食事のあとはお風呂。
21:00の消灯まで自由に入れます。
温泉ではありません。しかも激熱で湯船に浸かれないほどだったけど、掛け湯するだけでも
気持ちいい〜。
水の豊富な時期しか味わえない贅沢です。
その後、夕陽を見るため散歩へ。 -
宿から20分くらい歩いたところにある桔梗ヶ原が夕日ポイントらしい。
でも今日は雲が〜〜。
穂高がちらっと見えたくらい・・ -
これが限界(><)
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ブルーモーメント。
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夜になると寒い、さすがに標高2700mです。
明朝はご来光を見るために3:30起きの予定。
ではおやすみなさーい。 -
2日目。
おはようございまーす。
さてお天気ですが・・
夜中、小屋が揺れるくらいの暴風が吹き目が覚めました。
3:30に起きると外はガスガスで真っ白。ゴーーっと風が吹いています。
ご来光は諦め、6:00まで二度寝。
朝食は6:30〜。 -
ご来光どころか他の山も登れなさそうなガスガスっぷりなので、今日はこのまま下山することに。
バスターミナルに行くと、目の前にあるはずの建物もバスも人も、なーんにも見えない。
雨は降っていないけど、ガスと風で大荒れです。
ご来光を見るために4:30に到着する「ご来光バス」でやってきた人達は何も見ないまま
タッチ&ゴーで帰って行くらしい(哀) -
で、乗鞍高原まで下りてくると晴れているという、山でのお約束パターン。
せっかくなので、荷物を置いて付近を散策してみることに。
いろんな散策コースがあるみたい。
ねじねじの木。 -
牛留池。
そしてここで、どしゃ降り。。
間抜けなことに雨具をなにも持ってこなかったので、もう歩けません。。
荷物を置いてある休暇村に慌てて戻るしかなーい。 -
雨宿りした乗鞍高原休暇村。
ここでお風呂に入ってランチして、バスに乗って帰宅しました。 -
ランチに食べた「山賊焼き(剣ヶ峰盛り)」。
山賊焼きは、松本・塩尻のB級グルメだとか。
ご飯の上にキャベツの千切りを敷き、マヨネーズ、その上に鶏肉のから揚げ&甘辛いあん。
とても美味しいけど、とても高カロリー!
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