ハンガリーの旅⑥　エゲルからトカイへ

2014/06/14 - 2014/06/14

エゲルのお次はトカイ。田舎なのに・・、なんてサブッ（？）

今回の旅の目的の一つは、ワイン。というわけで、エゲルの次に目指したのはその東に位置するトカイ。甘ーいトカイ・アスーとして有名な、あの貴腐ワインを求めての旅。

地図上はすぐ行けそうなのに、３回も乗り換えがあって、面倒くさいとは思ったけれど、宿も予約していたし、今回の旅の目的のを外すわけにはいかず。

＊１Ft（ハンガリーフォリント）＝約０．５円

エリア その他の都市(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

エゲル駅舎。街側。

中に入ると、すぐ左手にあった、イーチケット発券機。

画面の番号にタッチして、自分のＩＤナンバーを入力すれば直ぐに発券。なんと簡単！

アダム、君（きみ）の言う通り、私にもできたよ。

エゲルからトカイまでは、乗り換えがあったものの、事前に聞かされていたので、まぁなんとか。

ただ、車で２時間ほどの距離を、なんで３回も乗り換え？って思うけれど・・・。

低いホームからエイッと荷物を上げれば、中はご覧の通り。ゆったりとしたシートに手足を伸ばす。

列車内で見かけた、おばあちゃんと一緒の男の子。

ちょっとオシャマにサングラスかけて、一生懸命におばあちゃんに話をする姿が可愛かったので写真を撮ろうとすると＿おばあちゃんはＯＫくれた＿なぜかぷいっ。二枚目はいやいやっ、とそっぽを向かれてしまった。

なぜだろう？ハンガリーでは写真撮ろうとすると、よく拒否される。子供でも。

これは、ホームの乗り換えに、時折見かけたスロープ。階段が急なのでこちらも急。

でも、ないよりマシ、かな。

３回の乗り換えはそれなりに大変で、でも、写真は意外に撮っておらず。

これは、トカイについてからの駅前の風景。ごく田舎の風景。

トカイ駅舎外観。ホーム側。

トカイ駅舎内。

到着早々、翌日の（スロヴァキア）コシチェ行きチケットを買おうとすると、国境を超える切符は販売できないという。

？？今時（この２１世紀に）そんな事ってある？？？

そんなはずないでしょ？って粘ってみるも、ダメ。窓口の奥には＜ニエット＞おばさん、一歩も引かない。

で、仕方なく、買えるところまで、ということで、（ハンガリー国内）ミシュコルツまで＿が、それも実は、翌日の筈がその日のチケットだったことが後で判明、またまた引き換えし、チケット買い替え、の事態になるのだったが・・・。

トカイ市内地図。ざっくり。

駅（地図１）から徒歩１５分ほど行くと、ホテル（地図Ｈ）。途中左手にスーパー（地図７）があり、市街地はホテルから北の方向だった（が、今回は行けず）。

この日の宿は、ホテルトカイ＆レストラン。Ft6.600（朝食、冷蔵庫なし、ＴＶあり）予約はBookig.comで。

ボドログ川がティサ川に合流する地点にある。駅から歩いて１５分くらい。

部屋（４０９号）でちょっと休憩して、明日の切符のこともあって、観光案内所に向かう。

が、期待に反して、（土曜ということで退社時間が気になって仕方のない、ここでもニエット夫人一人）結局欲しい情報が得られず。

失望してホテルに戻り、受付で再度確認。やはり、切符がおかしい。とにかく、もう一度駅へ。

写真は、駅裏のワインを売るお店の通り（地図４）。

切符は予定のもの（トカイからスロヴァキアのコシチェまで）を入手できなかったものの、そのすぐ裏手にあるワインセラーには満足。

写真は、人気のあったショップ。私も、しっかり味を確認、おいしかったょ。

これが私のお気に入り。

最高級のプトニュス６は次回に（？）取っておいて、とりあえず５を。１Ｌで２，０００円ほど、お買い得。

＊　ちなみに、トカイでもペットボトルでお買いものする人を見かけた。次回は持参するぞ！と密かに思う。

ちょっとポーズをとってみた。

奥のこんな場所で、じっくりいただくこともできる。

写真奥に、カビに覆われたワインボトルの陳列。

こんな樽も。

中の様子も撮らせてくれた。うわぁ、どれだけ入ってるんだろ？

若旦那。恰幅がいい。ワイン腹（？）

ギネスにも認定されていたんだ。

これは団体ツアーのバス。トカイは世界的に有名だもの。

線路を隔てて向こう側が駅。

バラも綺麗に咲いていた。

そうしているうちに、どうも雲行きが怪しくなってきた。雨の予報らしい。

と、ショップでワイン談義（？）で盛り上がった一行に、「ちょうど市中心部まで戻るところだから、ホテルまで乗ってく？」

ありがたい。乗った！

降りしなに、「ハンガリー人はいい人たちだって宣伝しておいてね！」とのこと。ここに謹んでお伝えいたします！！

うん？さっきの団体さん。

何の説明うけてるんだろ？？

部屋で一息。

ひと雨降った後、街へ繰り出す。

雨上がりの、街の風景。

ワインやお菓子を扱ってるお店。

中に飾りのように立ててあった、チョコ。欲しかったが、持って回るうちに溶けてしまいそうだったので、ぐっとこらえた。一気にそんなに食べきれないし・・・。

またホテルの方に引き返し、今度はちょっと高台の丘へ登ってみる（地図５）。

ティサ川が右に流れていく。

水面が綺麗。

道路を渡った所に登り口。

丘に上がる途中で見かけた、鍵。

やはり、誰かとつながっていたい、との思いは世界共通かな・・・。

日も暮れ始めた。今宵はハンガリー名物ランゴーシュをビールと共に。

これは、通りで見かけたお店（地図６）。結構人気店でよく人が買ってたので私も、と。ビール込５００円くらい。

なんと、（ジャガイモ入り）生地を伸ばすところから＿

そして、油で揚げる＿

うわぉ〜、出来立てのほやほや。おいしくないわけがない！

と、思ったのだが・・・

ベストマッチのビールと共に、もぐっ。「うん？」＿食感は申し分ないのだけれど、味が・・しょっぱい！残念！

期待しすぎるのも、ね。

その夜（正確には、ハンガリー時間、翌日の３：００頃から始まった）ワールドカップ対コートジボアール戦を、部屋で観戦。

初めは、幸先よく点を取ったのにー

だんだん、意気も沈んできて＿

眠気と共に、アー沈没。

外を見れば、白々と、夜も明けはじめている。

負けたところで、地球の営みは変わらない。

でも、ワインの味は、ちょっぴり悲しかった（？）

ちなみに、写真のワインはエゲルのムシュコターイ（はちみつ味）。やはり甘め。

一眠りして＿

部屋の窓から、外をうかがう。雨ではなさそう。

今日は、スロヴァキアへ向かう。

部屋に冷蔵庫がなかったので、フロント（横にあった冷蔵庫を見て＿）で預かってもらってたヨーグルト、果物、飲み物を受け取り、朝食を済ます。

寝不足の疲れた体に、気合を入れる。

この旅行記へのコメント （2）

• notchさん 2014/08/19 21:41:51

  絶妙の旅先選び

  karasukkoさん，こんばんは！
  
  さっそくハンガリー編，読ませていただきました。インド，アフリカに引き続き，東欧ですかあ。いいですねえ。この絶妙な旅先選びにはいつも感心しますよ^^
  
  karasukkoさんの旅は，旅先で出会う人たちとの関わりを大切にされていますよね。これが旅の原点ですよね。旅行記も読んでいて楽しいです。自分の場合はひとり旅に出ても，あまり現地で話さずに帰ってきてしまうので，もっと見習わないとなあと思いました。
  
  また続編，じっくり楽しませていただきます！
  
  notch

  karasukkoさん からの返信 2014/08/21 15:08:42

  RE: 絶妙の旅先選び

  notchさん
  
  お帰りなさい。そして、コメント、投票ありがとうございます。
  
  ８月に海外（でも、目的地は秘密）とお聞きして、あらら、あっという間に旅行記まで出来上がっていて、びっくりです。
  
  いつもながらの重厚なお写真。ほんと、世界の車窓から、がぴったり。
  うっとりと、ビール(ごめん、ワインじゃなく）でも飲みながら見てる雰囲気です。
  
  旅のスタイル、というほどのことでもないのですけれど、私が、旅の間どうして人（々）との接触を試みるかというと、それは、ひとえに一人では心もとない（目的地まで無事到達できない）と分かっているからだと思います。
  
  方向音痴はもちろん、おっちょこちょいなので＿旅行記からとっくにお察しだと思いますが＿日本でも間違いはしょっちゅう。
  だから、必然として、いつも周りに助けを求めるという・・・半分他力本願、（たぶん）半分以上はた迷惑、でしょう。
  
  でも、「わかっちゃ〜いるけど、やーめられない。」＿って古くてわからないか＿のです。
  
  悲しいかな。人間って、そう簡単には変われないものです。
  ですから、もうこうなったら開き直りで（？）いっちゃってます。
  
  でも、楽しい、と言ってもらえると、ちょっとホッとします。
  
  あ・り・が・とう　(^-^);
  
  PS スロヴァキア編は、もっとバタバタしてますよ。
  
  karasukko