都会の喧騒を忘れて、膳と庭園を楽しむ【愛宕下・醍醐】

2014/04/25 - 2014/04/25

「虎ノ門ヒルズ」がOPENを控えるのを見て、改めて東京は本当に高層ビルが多くなったと思いました。

その都度、街は近代化されて便利になり、素敵なカフェやレストランが立ち並びます。

私も例外なくそこへ集中しては、そして次へと目移りするの繰り返しです。

そんな折、久しぶりに素敵な空間にお邪魔することが出来ました。

高層ビルの中にありながら「美しい庭園を愛で、そして優しい膳を堪能する」そんな贅沢を味わえる素敵な空間でした。

愛宕下の「醍醐」
ご紹介いたします。

エリア 三田・田町・芝浦(東京)

こちらは「醍醐」の正面入口。

お隣の青松寺を上がって右手に行かれると、この佇まいです。

もう一つの門を潜ると…

お店の入口です。

全個室のお部屋へ。

こちらの調度品は素敵なものばかり。
「えっ！？」と驚く様なものもあったりして…

私自身が日本美術にあまり詳しくない為に十分な説明ができませんが、それらに造詣が深い方ならば、尚更嬉しいお店となると思います。

こちらはお部屋からの眺めです。

正面に見えるのは待合ですね。

本当に素敵なお庭です。

本日の献立。

まずはお店からの「嬉しい一杯」

引き盃のサービスがあります。

そして、自家製梅酒も。

前菜と小附。

この「春雨の磯辺揚げ」はとっても美味しかったです。胡瓜、粟麩、木干しの胡麻酢和えも！

早くも日本酒を頂きたくなりました。

因みに、イチイのお箸は帰りにいただけます。

という事で（笑）

御吸物。

器も綺麗ですね〜

じゃん♪

丁寧にお仕事をされている刻み野菜と優しいお出汁が身体に染み渡る、そんな美味しい一品です。

中身は筍、椎茸、牛蒡、京三つ葉でした。

こちらはお凌ぎ。

開けてみると、お蕎麦とお薬味のセットでした。

こちらで打たれているとの事。

美味しかったですね。

八寸。

手綱寿司、的大根、矢蓮根、たらの芽胡桃掛け、独活金平、杏子山葵。

この配色に心が踊り、ひとつひとつ、目でも美味しく頂きました。

煮物。

この器は開けたら、更に素敵でした。

若筍揚げです。

熱々の揚げ若筍の香ばしさと胡麻按の調和に感激。

コレ、本当に美味しかったです！

揚げ物。

山菜天麩羅。

こごみ、蕗のとう、椎茸、たらの芽、こんにゃく

山菜好きの私としては大満足の内容です。

強肴。

姫竹麹焼。

醤油麹に出会ったのは初めてです。
美味しくて、又もや日本酒がすすみました（笑）

箸洗。

こちらも素敵な器…

蕎麦の実、竹紙昆布。

身体の深いところにジーンときました。

ご飯と香の物。

なめこ雑炊はとても優しいお味ですが、旨味も深くて美味しかったです。

山ごぼう、賽の目大根、梅肉が良く合います。

夏バテや風邪気味の時に頂いたらスグに元気になれそう！そんなお味でした。

水の物。

甘〜いスイカでした。

甘味。

こちらも可愛らしい器ですね。

お汁粉は甘すぎずで上品なお味、ほんのりと香ばしいお餅に絡めて。

以上、全て美味しく頂きました。

久々に、お味・インテリア・景色・接客と申し分のない、東京の中でも特別感を感じられるお店に出会えました。

家族と、友人と、アニバーサリーで、大切な接待の時に… などなど。様々な用途に対応出来るお店だと思います。あっ、デートにも！

都会の喧騒を忘れて、膳と庭園を楽しむ… お勧めのお店です。

＊夜のコースは15,000円 17,000円 19,000円となりますが、お昼は夜のコースに加えて 10,000円 12,000円のコースがありました。