2013/05/25 - 2013/05/25
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すぶたさん
ゴールデンウィークに京都へ行くために阪急高槻市駅のホームで
たまたま目にしたベルギー印象派の画家、エミール・クラウスの1枚のポスター。
※旅行記の表紙写真は絵葉書の「野の少女たち」個人蔵です。
姫路市立美術館【エミール・クラウスとベルギーの印象派】
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/next.html
姫路市立美術館のホームページは、過去の展覧会なので文字だけになっています。
この後に開催された東京ステーションギャラリーのホームページのアドレスです。
調べてみると関西では兵庫県姫路市の美術館でしか展覧会は開催されません。
個人蔵の多いこの画家、この機会を逃したらなかなか観れません。
ポスターを一緒に観た友人A子も誘いましたが、遠いのでやめておくとのこと。
こうなったら1人でも行くしかない!
大阪府高槻市から、わざわざ行って来ました。
せっかくなら、他の観光もしてみようかな。
日帰りで下記を回りました。
・姫路市立美術館
・好古園
・須磨離宮公園
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
この絵が阪急高槻市駅のホームにあったポスター。
JR利用の私はこの展覧会があることは知りませんでした。
ゴッホ展を観に京都市美術館に行くため、
友人A子をホームで待っている時に心を奪われました。
【絵葉書】
エミール・クラウス 野の少女たち 1892年頃 ベルギー 個人蔵 -
自宅に帰ってからエミール・クラウスと、姫路市立美術館について調べました。
なんと、私は2007年にもベルギー王立美術館展で観たエミール・クラウスの牛の絵を、気に入って絵葉書を買っていました。
エミール・クラウスはベルギー出身で、個人蔵の作品が多いとの事。
ということは、ベルギーに行っても観られない!ガーン!
検索して画像を調べると、私が好きな画風です。
ぜひ観たい!と行くことに決めました。
【絵葉書】
エミール・クラウス 陽光の降り注ぐ小道 1893年 ベルギー王立美術館 -
ゴールデンウィークも終わっていたので、週末しか行けません。
JRですと、大阪→姫路まで片道1490円かかります。
往復で3000円は高いな〜。せっかく行くなら他も観光しようかな。
関西はJRと私鉄が並行して走っていることが多いです。
ならば、阪急と阪神を使えばどうかな?と調べました。
阪神山陽シーサイドチケット2000円は終日は阪神電車と山陽電鉄が乗り放題!
これに決めました。 -
阪神梅田駅で阪神山陽シーサイドチケット購入。
阪神梅田駅〜山陽姫路駅は乗り換えなしで1時間34分で到着です。
前日は残業で帰りが遅かったため、朝早くに起きれませんでした。
ボックスシートだったので、買っておいたパンとコーヒーで昼食。
ウォーキングが趣味の私は、駅から20分かけて神戸市立美術館へ行きました。
神姫バスでも行けます。
お天気がよくて歩くのが気持ち良いです。
この道は春なら桜がきれいでしょうね。 -
姫路市立美術館に到着しました。
ゆったりとスペースがとってあり、芝生が気持ち良いです。 -
赤レンガがお洒落です。
姫路市立美術館は1983年に開館しました。
1905年から終戦までは、軍隊の倉庫として利用されていました。
1947年〜80年は、姫路市庁舎として利用さsれました。
1980年〜1982年に美術館の工事がありました。
写真は正面出入り口がある常設展示室側です。
小さいですがミュージアムカフェもあります。 -
企画展示室側です。
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イチオシ
美術館の庭園は彫刻のプロムナードがあります。
13体の彫刻があります。 -
こちらは「モントーバンの戦士」 1898年〜1900年 ブールデル作
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では、美術館に入りましょう。
私はアサヒメイトという美術館などで優待が利く会の会員になっています。
(年会費1680円)当日券は一般1000円でしたが、前売券の800円になりました。
こちらの窓口の方、非常に感じが良かったです。
カウンターに優待が利く身分証明や会員証のコピーがありました。
あちらから、「このような物をお持ちでしたら優待割引があります」と、
言ってくれました。
ゴールデンウィークの時に行った京都市美術館の窓口では、
手違いがありました。いわゆる公務員仕事だったので。
姫路市の印象が良くなりました♪ -
姫路市立美術館
〒670-0012兵庫県姫路市本町68-25
TEL079-222-2288
開館時間:10:00〜17:00(入場は16:30まで)
ミュージアムカフェ:10:00〜17:00(オーダーストップ16:30)
休館日:毎週月曜日(祝日・休日の場合を除く)祝日の翌日(土・日を除く)
年末年始姫路市立美術館 美術館・博物館
-
【絵葉書】
エミール・クラウス 昼休み 1887〜1890年頃 ベルギー 個人蔵
構図が面白いですね。
陽光が柔らかいのですが、ぼけ過ぎておらずいい感じです。 -
【絵葉書】
エミール・クラウス レイエ河畔に座る少女 1892年頃 ベルギー 個人蔵
56センチ×46センチの絵ですが、水辺の少女がくつろいでいるのがいいですね。
残念ながら、絵葉書がなかったので買えませんでしたが、
『そり遊びをする子どもたち』ゲント美術館の絵が大変良かったです。
エミール・クラウスの絵はゲント美術館には何点かあるようです。
今回の展覧会では6点出ていました。 -
イチオシ
【絵葉書】
エミール・クラウス 野の少女たち 1892年頃 ベルギー 個人蔵
この絵に惹かれて姫路市まで来ました。
あぁ来て良かった!
翌日が最終日のせいか、あまり人がいなかったので、ゆっくりと観れました。
影はしっかり出ています。
印象派の絵はいいですね。 -
【絵葉書】
エミール・クラウス 夏の日中 1895年頃 ベルギー 個人蔵
通常の展覧会に比べてミュージアムショップは充実していませんでした。
他にももっと素敵な絵があったのに残念です。
他にもカミーユ・ピサロ、クロード・モネ、ポール・シニャック、
児島虎次郎、太田喜二郎などの絵が出ていました。
この内容では安い!と思います。 -
【絵葉書】
エミール・クラウス ウォータールー橋、黄昏 1918年頃 ベルギー 個人蔵
第1次世界大戦の時、エミール・クラウスはロンドンへ避難していました。
スモッグがひどいせいか、テムズ川の夕日はぼやけています。
ちょうど前年の2012年6月にロンドンに旅行したので、
懐かしく親しみを感じてこの絵を観れて良かったです。
まだ2014年の海外旅行をどうするか決めていません。
1.ベルギー&オランダ
2.クロアチア&スロベニア
3.ポルトガル
4.イギリス周遊
どうしようかな? -
さて、美術館を出てきました。
彫刻プロムナードの作品を鑑賞します。
「夜の宴」1979年 山本常一作
ふくろうってなぜか可愛いと思います。 -
「袋もつ鳥」1980年 山本常一作
ペリカン! -
さて、次は好古園に向かいます。
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好古園の説明板です。
この姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」は、市制百周年を記念して建造された
約3.5haの日本庭園で文化財の保全と、活用を兼ねた新しい文化の場として
平成4年4月29日開園しました。
庭園の計画は、京都大学教授中村一氏の設計監修を受けたものであり、
確認された屋敷割や通路の地割を生かした9つの大小庭園群及び
アプローチ樹林帯・広場で構成しています。
この庭園は池や水の流れで結ばれた回遊式庭園ですが、
最大の特徴は姫路城を借景としていることです。
「好古園」の愛称は、藩校「好古堂」にちなんで命名されました。 -
入場口です。
平成になってから建築されたせいか、
周囲の景色から浮かない色合いになっています。 -
木の板に「好古園」と書いてあります!
入場料は下記の通りです。
一般:300円 小・中学生:150円
姫路城とのセットの入場券ですと、560円、200円になります。
姫路城の単体の入場料が一般:400円 小・中学生:100円なので、
かなりお得です!
入口で好古園のパンフレットと、花暦をいただきました。 -
管理事務所からまずは歩いていきます…。
この道、微妙に曲がっているんですよ。
まっすぐになっていないので、ゆっくり歩けます。
緑が美しいです。 -
「屋敷門」が見えてきました。
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灯篭が素敵です。
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活水軒ではお屋敷の庭の景色を観ながら喫茶や軽食が楽しめます。
ここを逃すと自動販売機もありません。
事前に飲物を買っておきましょう。 -
「渡り廊下」
木製ですが、しっかりしています。 -
「渡り廊下」から「お屋敷の庭」を臨みます。
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「渡り廊下」を違う角度から観てみました。
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「渡り廊下」から見える小さな滝
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「潮音斎」から観た景色
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イチオシ
「潮音斎」は中秋の名月を愛でるのに最良の方向に向けて造ってあります。
この日はお天気が良くて、ちょっと暑かったので滝が涼しげでした。 -
「お屋敷の庭」に出ることも出来ます。
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「お屋敷の庭」の大池は瀬戸内海を表しているそうです。
池には石橋もあります。もちろん渡りましたよ!
先ほどから誰もいませんが、15:30頃に入ったのでほとんど貸し切り状態でした。 -
イチオシ
鯉がたくさん泳いでいました。なんと約250匹もいるそうです。
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最近、海外のお金持ちは錦鯉を飼うのが流行しているそうですね。
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そういえば、「将軍」はいるのでしょうか?
鯉を見ると、なぜか山崎豊子の「華麗なる一族」を思い出します。
それか、田中角栄でしょうか。 -
松越しに「渡り廊下」が見えます。
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「お屋敷の庭」の池から「潮音斎」を臨みました。
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5月だったので、桜の季節はすっかり終わっていました。
しかし、四季を通じて何か花がさいています。 -
茶室「双樹庵」一席500円でお茶とお菓子が頂けます。
行った時には終わっていました。残念! -
「武者だまり」
庭と庭の間には白壁などで仕切られています。 -
「流れの平庭」に到着しました。
門をくぐっても竹垣があるので見渡せません。
もちろん、本当の竹でつくってあります。 -
イチオシ
「流れの平庭」をくぐって振り返ったところです。
内側からは相手が見えます。
石畳がいいですね。 -
「流翠亭」から観た景色。
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「鷺望亭」が小川の向こうにあります。
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鷺がじっと止まっていました。
そういえば、「じっと君」、「しずか」と命名された
ハシビロコウが千葉市若葉区の同市動物公園にいますね。
本当に動かないですね。 -
鴨もいました。
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「夏木の庭」
落葉樹ばかりを配置してあります。
秋は紅葉が見事なんだそうです。 -
紅葉がありました。今は青紅葉ですが、これはこれで良いですね。
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つつじが美しく咲いていました。
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藤棚がありました。もう少し先かな?
藤ってすごく良い香りがするので大好きです。 -
「松の庭」は瀬戸内海の赤松をイメージしたそうです。
夏木の庭の隣に、冬でも常緑樹の松を配置するなんて粋ですね。 -
花の庭の入口にある表示。
パンフレットだけでなく、見ごろの花が写真付きで載ってあります。
こんな表示があるのは珍しいですね。 -
花暦の谷間でしたが、そのおかげで空いています。
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なぜかこのような和風の花を見ると、短歌を詠みたくなります。
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清楚な花が好もしいです。
西洋の花は華やかで、それも好きです。
しかし、年を取るごとに日本の清楚な花にも心ひかれます。 -
「築山池泉の庭」
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「臨泉亭」と池泉
ひなびた感じがいいですね。
冬は雪が積もって見事だそうです。 -
「竹の庭」の井戸と釣瓶
私が感心したのは、「好古園」はがっかりすることがなかったことです。
例えば、自動販売機があったり、ベンチが洋式だったり、
プラスチックを使った物がなかったりと細部までこだわって造ってあります。 -
竹垣や柴垣が本当にあるんですよ。
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「鹿威し」がカッコーンと。
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イチオシ
これだけの庭園を管理維持するのは大変だと思います。
しかし、いつまでも変わらずにいて欲しいです。 -
「好古園」堪能いたしました。
この内容で300円は安いです!
桜、紅葉、雪の景色も観たいな。
姫路城の修復が終わったら、また観に来ようかな。
さて、ちょっとお茶と甘い物で休憩したいのですが、
既に17:00です!これから須磨に移動しないといけません。
急いで山陽姫路駅に戻りました。
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