日本人にとっては近くて遠い国境線～遼寧省丹東市～

2014/06/07 - 2014/06/08

北朝鮮と国境の街「丹東」へ。

北朝鮮との国境を見に行く必要もないので、と思っていたのですが、意外にシニア世代の人気スポットになりつつあると聞いて、では行ってみようかと軽い腰を上げました。

瀋陽から丹東までは、バスで３時間１５分。快速電車で約４時間。
ほとんどの人がバスを選択します。
瀋陽北駅の近くにある長距離バスターミナルを利用する事になるのですが、長距離ターミナルはこの周辺に二つあり、地元の人はその汚いターミナルの方を南駅と呼んでいます。

この周りは、個人でチケット手配を請け負うおばさん達が非常に多いので、絶対にお願いしないようにして下さい。

カウンターの後ろに行き先地名が書いてあるので、そこに行って紙に書くなり、中国語で話すなりした方が良いです。

ぼったくりおばさんで、テレビニュースなどでも非常に有名で、警察も取締を行っていますが、無くなる事はありません。

さて、注意書きは以上として、丹東は北朝鮮との国境地域なので、日本人はあまり行かない場所ですが、利便性が高まるにつれ徐々に観光客も増えつつあります。

雰囲気としては、北朝鮮に見せつけるためでしょうか、高層ビルを建てて、リゾート地のような雰囲気を醸し出しています。

超有名観光地ではないので、人もそこまで多くないし、ゆっくりとした時間を過ごしたければオススメです。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

瀋陽から丹東までのバスの中です。

最近の高速バス内では、無料Wi-Fiが標準装備になっています。

電車の方が快適度が高く、料金が安いからか、せめて無料Wi-Fiを設置する事でこの競争に勝つんだという気迫かもしれません。

旅行の時に無料Wi-Fiが使えると、移動しながら情報が集められるので、非常に便利ですよね。

これに慣れた中国人が日本に旅行に来たら、無料Wi-Fiもない遅れている国だと感じると思います。
逆の立場だと日本人はすぐに遅れていると言ってしまいますからね。
自戒です。

こんなバスに乗って移動します。

一番有名な「虎?バス」ではなく、時間がちょうどだったこのバスを選びました。

丹東に到着しました。

バスセンターまで行かずに、ここで降りる事も可能です。

ホテルをこのワンダーで取ったので、ここでおりました。

「丹東ワンダーレルムホテル」を予約しました！！

ここは間違いないです。

料金は１万円を切るくらいなので、中国の地方では比較的高いのですが、日本で考えると確実に泊まれないような高級ホテルに泊まる事が出来ます。

受付はこんな感じです。

日本語話せるスタッフがいるので、日本人も安心して予約出来ます。

日本語が話せるというレベルではなく、日本人かと思うくらいのレベルで話すので驚くかもしれません。

部屋の中はこんな感じ

こんな感じ

朝鮮戦争の時に、中国が朝鮮を助けた歴史記念館です。

こんな階段を登っていかねばなりません。

立派ですが、誰も写真を撮りません。

記念館です。

この右側にチケット受取場があります。

リュックなどを持っている人は左側にある商店内で預けなければいけません。

こんなチケットです。

中に入ると、握手から始まります。

歴史は都合良く書き換えられるという考えは、韓国の特徴かもしれませんが、そもそも北朝鮮に押し込まれた理由には、日本の将校をしていた韓国人を徹底して除外した韓国側の失敗にあるという説もあります。
日本や満州の将校をしていた韓国人は、戦争の経験があるけれども、形だけの抗日運動をしていた韓国人を軸にした所、連戦逃げ続けて一気に押し込まれたとありました。

似てる！！

誰と誰が似てるかは言うまでもありませんね！！

この髪型をまねてカットしているのですね。

ここまで参戦していてボランティアだと書いてあります。

それはないだろ？と感じますが、感覚的にはボランティアなのでしょうね。

はい。
侵略戦争には反対します。

世界平和を守りましょう。

これは今の中国に一番聞かせたいですね。

パノラマ全てが戦争です。

平和教育をした方が良いと思うのですが、中国では戦争で憎しみをあおり立てるような展示内容です。

外には当時の兵器なのかが置いてあります。

戦車も。

高台からの景色です。

鴨緑江にかかる断橋です。

断橋です

チケットはこんな感じ

日本人が珍しいらしく、日本語を話していると、かなり奇妙な目で見られます。

国連軍に落とされて爆弾を展示されています。

向こう側はこんな感じです。

左が友好橋、右が断橋です。

クルーズ船に乗りました。

６０元です。

橋の下を見る事は珍しいので、記念に撮影しました。

断橋を逆から撮影です。

北朝鮮の生活が向こう側にもあります。

人間が人間を見るために行くんです。

誰が言ったのか、中国では、「人間サファリパーク」と呼ばれています。

人道的ではない観光かもしれないなと感じました。

船にかなり乗り込んで移動しています。

なんだかかなり気持ちがへこみました。

北朝鮮を見に行くという旅行目的では無かったのが唯一の救いです。

コリアンタウンがあります。

コリアンタウンの中にあるこの店が人気らしいので、ここで食事をする事に。

４人で２７０元程度。

焼き肉屋です。

こんな感じです。

ホテルは最高です！！

明日の虎山長城が本番なのでゆっくりと過ごしたいと思います。

ホテルの中にはプールなどもあります。

もちろん、宿泊者は無料で利用する事が出来ます。

バーです。

夜８時から夜１０時まで演奏があります。

念願の万里の長城の最東端！！

北京の万里の長城は有名で、行ったことある人は多いのですが、ここはまだ少ないのではないでしょうか？

チケットです。

キターーーーーー！！！！！！

長い道のりです。

かなり登り上がってからがさらに地獄です。

第二弾の急角度はこんな感じの階段です。

景色は良くなってきます。

村はどこだ〜〜〜

下りが怖い！！

上りの反対側ですが、非常に危険です！！

自信が無い人は止めてください。

農村です。

最後はこんな道を進んで行きます

いや、道じゃないです。

この景色に辿りついた後が大変です。

せっかく下ってきたのに、さらに高く登ります。

この吊り橋！！

一番信用できないですよね。。。

目の前は北朝鮮

はい。

こんな道を通ってきました。

鉄格子の向こう側によく行けるなと思います。

目の前には軍人もいるので、当然の事ながら注意されていました。

ここまでやっとたどり着きました。

帰りは近道をして５分くらいですが、行きは２時間近くかかっていました。

うまく撮れなかったのですが、セブンイレブンではなく、１というストアがありました。

ワンダーの中に日本料理がありました。

どうしても日本食が食べたい人は、ここに行けば綺麗な環境で食事が出来ます。

丹東駅前です。

丹東駅です。