2014/06/10 - 2014/06/10
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traveldogさん
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東京の江東区と墨田区を流れる大横川に沿って木場からスカイツリーまで歩きました。
江戸城から見て、タテに流れる運河は竪川(たてかわ)
ヨコに流れる運河は横川、大をつけて大横川ともいわれてます。
竪川は今では高速道路のために埋め立てられてしまいしました。
大横川はスカイツリーのある辺りから南に江東区木場の方に流れています。今日は、木場から大横川に沿って北上し、スカイツリーのある業平橋・押上まで歩きました。
大横川は、南から仙台堀川、小名木川、竪川と交差します。竪川を過ぎると大横川は親水公園になります。テニスコートあり、日本庭園あり、釣り堀ありの多目的な親水公園です。ザリガニが生息する水辺も再現されていました。
途中、時代小説によく登場する法恩寺に寄りました。『居眠り磐音 江戸双紙』に登場する十手持ちの地蔵の竹蔵親分の「地蔵蕎麦」がこの橋の東詰めにあることになっています。どんなところなのか、興味津々で行ってみました。
ずっとスカイツリーを見ながらのぶらり散歩でした。スカイツリーとともに歩く、です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
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木場駅の構内にはこんな木場の風景が描かれています。ここからはるか北にあるスカイツリーを目指して出発しました。
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沢海橋から大横川を北に見たところです。今日この川沿いにスカイツリーまでうまくたどれると良いです。
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東西に流れる大横川
向こうに新田橋という赤い橋が見えます。大正時代に医師の新田さんが奥さんの供養のために建てた橋です。
木場の洲崎神社のあたりまで北から南に流れていた大横川は、このあたりから東西に流れます。 -
川沿いに遊歩道でもあるかと期待したが、ありませんでした。川の方を見ると土手に接して民家が建てられていました。
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仕方なくこんな道をたどりました。チャンスがあれば川を見たいです。
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左手に木場公園があり、その向こうにスカイツリーが見えます。
大略、スカイツリーは大横川の東に当りますが、このあたりは川が少し東に向いているので、この方向にスカイツリーが見えます。 -
大横川にかかる葛西橋通りにある茂森橋。
木場公園の大きな歩道橋が写ってます。 -
大横川を北上し、まずはじめに、仙台堀川に出くわしました。
整備されて親水公園になっています。 -
公園の道路寄りに地蔵尊の祠がありました。昭和20年3月10日の空襲で亡くなった人の霊を弔うために遺族により作られたとのことです。
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昭和20年5月から祀られ、祈り続けられた地蔵尊です。
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仙台堀川親水公園です。
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仙台堀川を過ぎたあたりから川沿いに遊歩道がありました。ちょっと先に行きすぎましたが、三石橋のたもとから遊歩道に入りました。橋は現在架け替え工事中。
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川が見えました。何か期待できそう。
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下流をみると三石橋でしょうか。仮設の橋のようです。
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遊歩道は桜並木で、開花の頃は素晴らしいでしょう。あまりマスコミにも取り上げられないですが、けっこう下町の河川に桜並木があります。
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仙台堀川から次の小名木川までの大横川に架かる橋です。
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お花見の頃に来てみたくなるような桜の枝振りです。
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大横川と小名木川が交差する地点に出ました。川の十字路です。
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遊歩道にはアジサイの花が咲いてます。
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花の遊歩道が続きます。
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江戸の大動脈、小名木川です。
何でも徳川家康が行徳の塩を江戸に運ぶために開削を命じたとか、開拓者の小名木四郎兵衛の姓を取って小名木川です。
下町には人名からの地名がたくさんあります。深川、宇喜田(宇田川)、砂村など・・・・皆江戸初期の開拓者たちです。 -
小名木川に架かる新扇橋です。
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小名木川です。ここで遊歩道を出て、新扇橋を渡り、大横川沿道を行きました。
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小名木川が西の方、隅田川から流れてきます。
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新扇橋で小名木川を渡りました。
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橋を超えるとスカイツリーが見えました。
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この橋のたもとに船改番所があったそうです。
案内板を読むと、中川船番所のように直接通航する船を改めたのではなく、持ち船に極印したり、税金を徴収したりする川船行政機関だったそうです。 -
猿江船改番所のあった所です。
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猿江橋、菊川橋、菊柳橋と過ぎて、いよいよ竪川とぶつかります。
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大横川と竪川が交差する辺りには東西南北の四つの橋が架かっていました。南辻橋、新辻橋、北辻橋(撞木橋)、菊花橋です。
ここは南にある大横川に架かる南辻橋です。 -
大横川と竪川の交差する様子を見たくて、南辻橋の上に立ちました。
竪川には京葉道路につながる首都高速7号線が走っています。大横川の先は親水公園になっています。 -
竪川を新辻橋で渡りました。
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東を見ると高速の下は埋め立てられて、川はありませんでした。
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ここは大横川親水公園の南の端、北辻橋です。ここから業平橋まで親水公園が続いています。鐘撞き堂のような記念碑です。
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大横川と竪川の交差する西にある菊花橋にきました。この上から竪川の流れを見たいです。
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大横川との交差点は十字路ではありませんでした。先は行き止まりで埋め立てられています。暗渠でもないようです。
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北辻橋に戻りました。さきほどの大横川親水公園の入り口にある鐘撞き堂を模した記念碑です。
これによると江戸時代に北辻橋の西詰に時の鐘という鐘撞き堂があったので、別名撞木橋(しゅもくばし)といわれているそうです。 -
大横川親水公園
JRの高架越しにスカイツリーが見えました。錦糸町からはスカイツリーへはすぐです。 -
親水公園に丸い噴水がありました。
数人の写真愛好家がいました。
噴水を袴のようにしてスカイツリーと組み合わせてとるのがいいそうです。 -
かなり噴水に接近して撮ってます。
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柳が涼しげな日本庭園に来ました。スカイツリーはいつも見えます。
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柳とせせらぎはマッチします。
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鴨が水を飲んでました。
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子どもの自転車が駐輪!
水辺は子どもたちの天国です。 -
こんな水辺が再現されています。子どもたちがザリガニ釣りに夢中でした。
自転車でやってきては、遊んでいます。 -
法恩寺橋に着きました。
ここから法恩寺も近い事でしょう。 -
池に写った逆さスカイツリーです。
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猫がじっと小川を見ています。渡ろうとして行動を計算しているようです。
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渡り始めた一瞬です。
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決断すると行動は素早いです。あっというまに渡りきっていました。何故か後ろを見てます。成功を記憶に焼き付けてる感じです。
渡るまでは慎重に慎重を重ねてですが。 -
では、一度親水公園を後にして、法恩寺を目指します。
紅葉橋から外にでました。 -
路上にでると、エアリアル空中サーカスという施設がありました。
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エアリアルトレーニング専用スタジオ とありました。
どうも、サーカスの訓練所のような感じです。
お気軽にどうぞ・・・ 体験してみませんかということか ちょっとビビります。 -
ドアの隙間が空いていたので、おそるおそる覗いてみました。
若者がひもにぶら下がってバランスの練習をしてました。1メートル位の処ですが、体は水平です。すごい筋力を使っています。サーカスで一人前になるのも大変です。
クラス開講中とのこと。そそくさと法恩寺を目指します。 -
蔵前橋通りに法恩寺の参道がありました。
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この寺は太田道灌開基とのこと
案内をみると
道灌は江戸城築城にあたり、江戸の鎮護のため、丑寅の方角にある平河の地に祈願所をつくり、日蓮宗の僧を招きました。
道灌の子、資康の追善供養のために資康の子の資高が堂宇を再建し、法雲寺と名づけました。
家康入府後に神田や谷中の地に移転し、元禄に今の場所に移りました。 -
参道から見るとスカイツリーがそびえていました。
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法恩寺参道です。
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参道の左右には寺院が並んでいます。
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法恩寺に着きました。
かつて平河にあったので、山号は平河山(へいがさん)だそうです。 -
本堂の向こうにもスカイツリーが見えました。
この法恩寺は、鬼平犯科帳にも登場する時代小説の舞台です。 -
境内に太田道灌の山吹の花の故事にちなんだ石碑がありました。
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牡丹の花がきれいです。
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報恩寺境内です。
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境内に平川清水稲荷がありました。
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かつて江戸城内に平川という清水があった。
武蔵野の小川の清水絶えやらで岸のねせりを洗いことすれ 太田道灌 -
もと来た参道をもどりました。
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法恩寺から法恩寺橋に行きました。
『居眠り磐音 江戸双紙』に出てくる竹蔵親分の地蔵蕎麦は、法恩寺橋の東詰めにある地蔵の祠の前と書かれています。
そこで東詰めをうろうろしてみました。 -
法恩寺橋から東の本所方面を見ました。
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法恩寺橋の東詰めに児童遊園がありました。
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法恩寺橋の東橋詰附近に文政9年創業という和菓子屋「蝶谷本店」がありました。
このあたりが地蔵蕎麦の想定場所ということで、また、大横川親水公園からスカイツリーを目指しました。 -
親水公園に戻りました。
スミダ パークギャラリー ササヤ
というのがありました。中には入りませんでしたが、展示場のようです。1階にはレストラン・カフェがありました。 -
竹林です。竹育成中、筍取らないでとのこと。
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親水公園に釣り堀がありました。無料のようです。
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釣り堀です。当然静かです。
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業平橋に着きました。
業平橋は大横川に架かる橋の名でした。業平橋という駅が消えて、スカイツリー駅に変わりました。 -
路上に出ると目の前にスカイツリーが。だんだんレンズに収まらないくらいに近づいてきました。
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上の方がはみ出してしまいました。
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船ではありません。親水公園管理事務所です。
前はちょっとした公園になっています。 -
園内にこんなモニュメントがありました。
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スカイツリーは近づくと全体をカメラに収めるのが難しくなります。
近くの小梅寿司の壁にこんな鏡が設置してありました。 -
その鏡に写ったスカイツリーを撮影。上まですべて写ります。
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スカイツリー下を流れる北十軒川です。隅田川から中川につながっています。
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せっかくスカイツリーまで来たので、ちょっと展望台に行ってみることにしました。それも31階展望台にです。
本塔のとなりに31階建のビルが併設してあり、無料で上まで登れます。 -
そらまち商店街を通って東の端にある専用エレベータに行きました。
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東の方を望むと北十間川が流れ、遠くに千葉県が見えました。
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荒川が見えました。高速荒川線が走っています。
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北の方には、隅田川が流れ、遠く荒川と隅田川が分岐する辺が見えます。
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西を見ると眼下に隅田川が流れています。対岸は浅草です。逆光で東京がかすんでいます。
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30階31階からのも景色は絶景です、この階はレストランがあるのでもちろん無料で登れます。
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今日一日のルートです。東西線木場駅で下車し、大横川に沿ってスカイツリーまで歩くという3時間ほどのゆっくりの行程でした。
(最後までご覧いただきありがとうございました。)
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