南魚沼コシヒカリを味わえる秘湯「大沢館」と鉄道の旅（新潟）

2014/06/06 - 2014/06/07

新潟の米は何しろうまい。
特に南魚沼産しおざわのコシヒカリは天下一品と言われています。

三国街道と飯山街道を結ぶ大沢峠の中腹に大沢山温泉の秘湯「大沢館」があります。
ここに泊まり、露天風呂から巻機（まきはた）山を眺め、しおざわコシヒカリを存分に味わいました。

行き帰りには、上越線を巡る鉄道の旅も楽しみました。

エリア 魚沼・小出(新潟)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

上越線の大沢駅で下車

首都圏から高崎線、上越線の各駅停車の電車に乗って来ました。

高崎で昼食をとり休憩していますが、７時間弱かかっています。

左手には八海山が見えます

正面に日本百名山の巻機山

花が綺麗な駅なので、しばらく鉄道写真を撮ることにします。

日本海の犀潟から来た「ほくほく線」が通過

金沢から来た「はくたか号」が通過

上越線の各駅停車

新潟地区を走っている薄緑のラインがついた電車は絵になります

大沢駅

今は無人駅です。

きっぷ入れ

家の形になっていて、屋根に煙突まであります。

ただし、煙は出ませんが・・

舞子スノーリゾート

南の方角に見えます。

以前は石打後楽園スキー場だったところです。

秘湯の大沢館に到着

大沢館は上越線とは直角に西側に入り、大沢山の中腹にあります。

駅から２ｋｍの距離なので歩くつもりでしたが、宿のご主人から「人がよく死んでいるので車で迎えに行く」と言われました。

かっちんは、崖っぷちで落ちやすい道なのか、クマが出没するのかと思いました。

立派なお屋敷の宿

実は十日町へ抜ける353線が土砂崩れで通行止めとなり、この大沢峠への道が迂回路となり、交通量が急激に増えて歩くと危ないということでした。

確かに大型トラックやバスが頻繁に通り、交通事故にあいやすい状況です。

門構え

殿さまになった気分で入ります。

姫、行くぞ。付いて参れ！

天井が高い玄関

いろりがある茶の間が見えます。

本館の廊下

今日は昔ながらの本館に泊まります。

懐かしい洗面台ですね。

客室

落ち着いた雰囲気の部屋です。

窓からの景色

巻機山が見えます。

では、宿の探検を始めます。

２階から眺めた茶の間

吹き抜けになっています。

いろりのそばにクマが寝ている・・

いろりの談話室

ゆっくりできるところです。

米俵

廊下にコシヒカリが積んであります。

大広間にある掛け軸

ちょっと淋しそうな顔をしています。

無料サービスを見つけました！

いろりに、お餅、焼きおにぎりがあります。

待てよ、今食べてしまうと本命の夕食が食べきれなくなる。

ということで、ちまきにきな粉をかけ、夫婦ではんぶんこ。

新鮮なキュウリとトマトもあります

キュウリは味噌をつけ、トマトはガブリといただきました。

今度はやきいも

う〜ん、ほっかほっかの芋を取出し、食べてしまいました。

別腹のつもり。

ちょっと散歩

危ない車道から宿を眺めています。

右側からガラス張りの内風呂、別館の客室、露天風呂があります。

内風呂

宿に戻り渡り廊下からの眺めです。

男風呂だけは丸見え。

でも、大きなガラス張りなので風呂から見た眺めは最高です。

男女別にある露天風呂

正面の山は巻機山です。

湯質がぬるぬるし、美肌になるそうです。

湯加減もちょうどよく、長風呂になってしまいました。

露天風呂の天井

電気の配線が昔風ですね。

お風呂セット

タオルとたびは普通ですが、ヘチマのたわしがありました。

ヘチマは家に持って帰り使ってみようと思います。

風呂上がりのアイスキャンディ

湯だった体に冷たいアイスキャンディが欲しくなります。

夕食がちょっと心配ですが、また別腹で！

夏の風物詩ところてん

こちらは我慢しました。

代わりに、隣にある冷たいお茶をいただきました。

いよいよ夕食

生ビールで乾杯し、山の幸やお刺身をつまみます。

ちょっと変わった茶わん蒸し

具はモズクだけですがあっさりとしていて美味です。

次々とおかずが出てきます

おかずをほどよく残し、最後にご飯と食べました。

コシヒカリは噛んでいると僅かなあま味を感じ、歯ごたえがいいです。

粘り気のあるごはんなので、おひつの内側に残った米粒をシャモジで剥ぎ取るのに苦労しました。

八海山のお酒

宿の当主が挨拶に来られ、八海山の原酒「越後で候」をいただきました。

めったに出回らないお酒で、まろやかな味です。

宿泊料金は12,000円でリーズナブルです。

お酒や無料サービスのおもてなしの品までいただき、満足しています。

囲炉裏端

夕食後、ご主人と小一時間ほど世間話をしました。

ご主人いわく
「都会もいいけど、田舎もいいよ。
　だってここには塩沢の最高級のコシヒカリがあり、漬物と食べるだけでも満足できるのだから」

かっちんは移住できないけれど、また泊まり来ようと思いました。

翌日の朝食

ご飯と美味しく食べました。

小出へ向かいます

大沢まで車で送ってもらい、電車に乗ります。

魚沼の田んぼの風景

八海山が田んぼに映っています

山が緑っぽく映っています

小出駅に到着

これからの乗る只見線の風っこ号が見えます。

風っこ号

ディーゼルカーです。

窓ガラスがない風っこ号

トロッコのような雰囲気を味わえます。

車内の様子

撮影時は窓のブラインドが閉まっていました。

その後開いています。

小出駅の珍しい転車台

ＳＬが向きを変えるときに使います。

今日はＳＬではなく、ディーゼルカーです。

快速「懐かしの国鉄急行色号」が小出駅に到着

新潟から走って来たディーゼルカー（キハ４０＋キハ４８）です。

クリーム色に朱色のラインがあり、懐かしい色です。

風っこ号と国鉄急行色号のツーショット

国鉄急行色号は、当日朝に強風があり８０分遅れてしまいました。

その影響で風っこ号も８０分待ちになっています。

かっちん夫婦は、只見で開催される「駅からハイキング」に参加する予定だったのですが、受付時刻に間に合わなくなりました。

今回は残念ながら風っこ号に乗らず、自宅へ引き返すことにしました。

最後に風っこ号をお見送り

この後、上越線に乗り水上へ向かいます。

湯檜曽のループ線

帰りの電車で土合から湯檜曽間のループ線を通りました。

ループトンネルに入る前の線路が山の中腹に見えます。
昔はここに湯檜曽駅があったことを覚えています。


今回の旅は、コシヒカリを味わえる秘湯の大沢館に泊まり満足できました。

鉄道のアクシデントで予定が変更になりましたが、安全のためにはどうしようもないですね。

この旅行記へのコメント （2）

• chiinaさん 2014/06/09 12:27:58

  私も大好きなお宿です！！

  かっちゃん様
  
  初めまして。
  
  『大沢館』　毎年家族で訪れている大好きなお宿です。
  今年は事情があり、まだ訪問しておりませんが時間が作れましたら
  家族で4度目の訪問をしたいと思います。
  
  車窓からの南魚沼素敵です！！
  
  chiinaより

  かっちんさん からの返信 2014/06/09 13:05:49

  RE: 私も大好きなお宿です！！

  chiina様
  
  　こんにちは
  
  　昨年、chiinaが大沢館を訪れた旅行記を読ませてもらいました。
  
  　あの宿は秘湯にひかれて初めてだったのですが、本当にいいところです。
  　露天風呂で落ち着くし、美味しいコシヒカリの食事も食べられ、また訪れたいところですね。