[再編集] 2007年2月 : リヴァプール=アンフィールドにて (蘇る スティーブン・ジェラード選手の姿)

2007/01/31 - 2007/02/05

2016年11月24日、サッカー選手、スティーブン・ジェラード選手が引退した (ToT)
リヴァプール FC.、またイングランド代表のキャプテンも務めた、紛れもなく最も偉大な選手の一人だった。

2007年・冬、幸運にも僕(と息子)は、彼のプレーをこの目でイギリス・リヴァプール(Liverpool)、アンフィールド(Anfield)で見る事が出来た♪
ジェラード選手の引退を思い、以前の旅行記を再編集してみようと思う。

アンフィールド、そこは紛れもなく世界のサッカーファンの憧れのスタジアムのひとつ !!
2007年のお供は、当時大学4年だった息子。ミラノ(イタリア), ロンドン, ポーツマス, バーミンガム, ノリッチ等、時間を作っては一緒に行ったものである。
一緒に行ける最後の機会かも知れないと思うと、リヴァプール以外は考えられない !!

息子の就職も決った、2007年・冬、その憧れの『アンフィールド』を訪れた。
それも "リバプール VS エバートン" 、同じリヴァプールを本拠とするチームが激突する、マージーサイド・ダービーである !!

チケット&ホテルの手配も済み、寒さ厳しい1月30日、ロンドンに向って飛立つ。

★2007年1月30日(火) : 曇り
出発は12時のJAL401便。前回の英国行きと同じフライト。出発まで軽い食事や飲み物を摂りながら、ラウンジでのんびり過ごす。

ロンドン(ヒースロー)には若干早着。地下鉄ピカデリー線でGloucester Roadへ !
ホテルは、ミレニアム・グロスター。街並に溶け込んだ、イギリスらしいホテル♪
無事到着を祝し、ホテル近くのパブっぽい店で、フィッシュ＆チップスとビール♪

★1月31日(水) : 曇り時々小雨
リヴァプールの前に、今日はスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で "チェルシー VS ブラックバーン" を観戦。キックオフは、19:30の予定♪
先ずロンドン観光。とは言えサッカー絡み。先ず "アーセナルFC." の新スタジアム "エミレーツ・スタジアム" へ。ピカデリー線、アーセナル下車。
エミレーツ・スタジアムは威風堂々だが、往年の "ハイバリー" の方が好きだ♪

パブでランチ、ロイヤル・アルバート・ホールやバッキンガム宮殿などを観光した後、夕刻 、スタンフォード・ブリッジへ．．．
試合開始2時間前、多くの人が集まっている。メガショップでチェルシーのグッズを買う。今も名選手、ジャン・フランコ・ゾーラのグッズは大人気♪
売店でサンドイッチやソーセージを買い、腹ごしらえ♪

席はメインスタンド 3F・・・ピッチまで遠いが、全体が見渡せる。近くの席に日本人の青年がいて、少しおしゃべりをする。
7:45キックオフ。終始チェルシーが圧倒。6分には、早々とドログバがゴールを割り、後半67分にランパード、終了間際にはカルーと理想的な展開でチェルシーの圧勝。
フランク・ランパードも好きな選手の一人。ゴールも見れて、良かった♪

★2月1日(木) : 晴れ時々曇り
朝食後、今日は一日ロンドン観光だ。ナショナル・ギャラリーはゆっくり観たい♪

ナショナル・ギャラリーは、入場料は無料(今も?)だが、入口に、寄付を募る箱が置いてある。￡10-を入れて入場。
名画の数々。ファン・エイクの立体感溢れる作品、セザンヌ，レンブラントなど等・・・更に、ゴッホの "ひまわり"、モネの "水連"。素晴らしい時間だった(^^)
ギャラリー内のカフェテリアでランチ。まあまあ美味しかった♪　午後はウェストミンスター寺院、国会議事堂、テムズ川沿いをぶらぶらする♪
晩ご飯は、ロンドン・アイ近く、適当に見つけたイタリア料理。ピッツァは合格♪

いつもサッカー中心の訪英だが、ロンドン観光も楽しめた。明日はリヴァプール !
　
★2月2日(金) : 曇りのち晴れ
朝ご飯をたっぷり頂き、ホテルをチェックアウト・・・ユーストン駅へ向う。
窓口で、リバプール・ライムストリート駅までの往復切符を購入。￡120-である。
10:15発の急行は順調に快走し、ほぼ定刻の14時、リバプール到着。
ホテルにチェックイン。早速、バスターミナルから、約20分のアンフィールドへ♪

今日は試合はないが、多くの人が訪れている。
資料館を見学。1989年の "ヒルズボロ=Hillsboroughの悲劇" には今も心が痛む・・・
ショップで買い物した後、KOPスタンドを見上げながら、明日を思う♪

リバプールの、もう一つのチーム "エバートン" のスタジアム "グディソン・パーク" にも行ってみたい。そう遠くないはずなので、歩く事にする♪
迷いそうになったが、親切な女性の方が声をかけてくれて、無事に辿り着く♪
スタジアムを見学した後、ショップで買い物。ネクタイを買った(今でも愛用している)。ショップのスタッフも親切で気さく。バス停まで案内してくれた♪

もう夕刻だ☆彡・・・一旦ホテルに入る。
ホテル、ブリタニア・アドルフィ(Britania Adelphi)は古く格式高いホテル。
レセプションで晩ご飯にお勧めの店を訊ねると、駅近くの中華料理店を紹介された。素直にそこに行く(笑)
　
★2月3日(土) : 晴れ時々霧
待望の "リヴァプール VS エバートン"。マージーサイド・ダービーだ♪

スタジアムには10時半に到着。プログラムを買い、腹ごしらえして、スタンドに !!
座席は憧れの KOPスタンドの最前列。選手入場・・・"You'll Never Walk Alone" を唄う。凄まじい音圧、身震いする !!!
定刻12:45、キックオフ．．．意地がぶつかり合うダービーマッチだ !!!

リヴァプールが押し気味に試合を進める。KOPスタンドの盛上がりは特別だ !!
目の前で、ジェラードがコーナーキックを蹴る。滅多に撮影などしない僕だが、カメラのシャッターを押し続ける。
試合は、互いのディフェンスがしっかり仕事をし、スコアレス・ドローで終える。
スピード感、緊張感、サポーターの絶妙な声をかけるタイミング．．．やはりプレミア・リーグはいい (^^)
　
臨時バスで市内に戻る。夕陽が大聖堂のシルエットを美しく映し出す。
夜は、ホテルのレストランでディナー。ギネス・ビールが美味しい (^^)
ベイサイド、何とビートルズ博物館にも行かなかった。否、最初から予定にない(笑)
　
★２月４日（日）：薄曇り時々小雨
イングランドの朝食．．．コーンフレーク，ジュース，マッシュルームとトマトのボイル，ベーコンに皮付きのままのポテトをたくさん頂く♪

ランチのサンドイッチを買い、ライム・ストリート発11:19のロンドン＝ユーストン行きヴァージン・トレインに乗り込む。
本来この列車、タムワース経由の最短ルートでロンドンに向うのだが、出発後にルートが変更され、バーミンガム経由になるとのアナウンス。
『へっ、そんなのあり？』(>_<)
案の定、アナウンスを聞き逃した、スペインから来た３人の女性が途中で慌て出し、車掌を捕まえて、色々聞いている・・・気を付けなくては(>_<)
ルート変更の影響もあったせいか、ユーストン到着は45分遅れ。チューブを乗継ぎ、16時過ぎにヒースロー到着。

チェックイン後、出国。バーバリーのショップで買い物、ヒースローでしか買えないグッズもある。
買い物後、JAL・さくらラウンジで食事したり、ギネスを飲んだりとゆっくり過ごす。

息子は4月から就職。嬉しいが、これからは一緒にプレミア・リーグ観戦に行く事も難しそうだ。淋しい気もする(ToT)
１９時発の、ＪＬ４０２便で成田へと向かう。エコノミーだが、３席を独り占め。
でも・・・帰りたくない（苦笑）

いつもながら、写真が少なくてすみません m(__)m
アンフィールドでの写真、せっかくの最前列・・・ジェラード始めとする、選手たちの写真をもっとたくさん撮っておけば良かった。

エリア リバプール(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

2007年1月31日
アーセナルの新スタジアム(当時)、“エミレーツ・スタジアム”。
それまでの、『ハイバリー』の方が魅力的なスタジアムだった・・・チケット収入等を考えれば大規模の方が良いのだろうが (*o*)

2007年1月31日
ロンドン、バッキンガム宮殿。真冬のこの季節、観光客の姿は少なかったです。
こんな時に訪れて、英国王室の歴史に思いを馳せるのも良いかも知れませんね♪

2007年1月31日
ロンドンにて・・・バッキンガム宮殿に向う（ん、交代した後かな？）騎馬隊♪
有名な“衛兵の交代”、こんな感じで、市内を移動するのですね。ちょっと意外でした (^^)

2007年1月31日
チェルシー VS ブラックバーン (スタンフォード・ブリッジ)
キックオフ前、少し離れたスタンド上部から・・・全体も良く見え、選手の動きが良く分り、面白かったです (^^)
ドログバの身体能力の高さ、ランパードの正確無比のキック、とても素晴らしかった♪

2007年1月31日
チェルシーFCのホーム・スタジアム“スタンフォード・ブリッジ”での、プレミアリーグ♪
チェルシー VS ブラックバーン・・・チェルシーの圧勝でした。ドログバは凄かった！！

2007年2月1日
ロンドン、テムズ川と国会議事堂。
初めて訪れた街が、1978年11月のロンドンでした。そう言う意味では、僕の海外旅行の原点なのかも知れません (*^^*)
ロンドンは、短時間での滞在も含めて10回近く訪れていますが、この景色を見る度に、懐かしさが溢れます♪

2007年2月1日
ナショナル・ギャラリー (National Gallary) に展示されている、ゴッホの『ひまわり』。
絵葉書をスキャンしたものです。
この他にも、ルーベンスの『サムソンとデリラ』，モネの『睡蓮』、そしてフェルメール, ファン・エイクなどの作品の数々♪

2007年2月1日
ナショナル・ギャラリー・・・トラファルガー広場側からです。
入場料は無料ですが、入口に "寄付" を募る募金箱が置いてあります。こんな形で世界五指に入る美術館は運営されています。
訪れたら、気持ちだけでも寄付したいものですね。僕は、￡10－でした。少なかったかな m(__)m
馴染みの名画の数々．．．ファン・エイクの立体的な作品、セザンヌ，レンブラントなどなど、日本で展覧されたら、凄まじい人だかりになりそうです。
そして、ゴッホの『ひまわり』、モネの『水連』。本当に素晴らしい時間でした (^^)

2007年2月1日
ご存じ、ピカデリー・サーカス (Piccadilly Circus)です♪
SANYO, TDKなど、日本の電機企業の広告が目立ちます。当時の日本エレクトロニクスは元気でした。
今は、TDKはとも角、SANYOは消滅してしまいました (;o;) わずか10年の間の産業界激変・・・

2007年2月2日
ロンドン＝ユーストン(Euston)からリヴァプール＝ライムストリート(Lime Street)までのVirgin Trainのチケット♪
指定席込みで、約￡60-でした。レートにもよりますが、ほぼJR並み??

2007年2月2日
憧れの『アンフィールド』、夢が叶った気持ち。試合日でないのに、こんなに来場者が・・・
資料館、ミュージアムも印象的でした。本当に、イングランドのサッカースタジアムの“伝統”をたっぷり感じた時間♪

2007年2月2日
リヴァプールFC.のホーム・スタジアム "アンフィールド" に併設された資料館(博物館)にて。息子です(笑) !!
クラブの歴史、ヒルズボロの悲劇を忘れないための取組みなど。訪れたら、是非見て下さい。
歴史と伝統、そしてリヴァプール市民の思いも感じられます。

2007年2月2日
リヴァプールにはもう一つのチーム、『エヴァートン』があります。こちらは、エヴァートンのホーム『グディソン・パーク』。
ショップのスタッフ達が、とっても気さくでおしゃべりに時間を忘れてしまった。
市内に向うバスの停留所まで案内してくれたり・・・とても楽しかった(グッズも買いましたよ)♪

2007年2月2日
リヴァプール駅(ライム・ストリート)の前にて・・・
夕陽に映える“メトロポリタン・カテドラル”と、“ライム・ストリート駅”(右側)

2007年2月3日
リヴァプールのホテル、『ブリタニア・アドルフィ』♪(^^)
古くて、設備も古いのですが、伝統を感じるホテル。朝ご飯が意外に美味しかった(^^)V
リヴァプールFCのサポーターも宿泊していました。

2007年2月3日
今日のゲーム、"Liverpool VS Everton"のチケットです♪
KOPスタンド、1列目でした。
ゴール裏・・・熱いリヴァプール・サポーター達とサポーター・タオルを掲げて歌った "You'll Never Walk Alone"♪
一生の思い出、素晴しい時間でした (^^)

2007年2月3日
今日はいよいよ、『リヴァプール』VS『エヴァートン』のリヴァプールにホームを置く二つのチームが激突する、『マージーサイド・ダービー』♪
試合前のフィールドと観客席は静かに、その時を待っています。それにしても、何と素晴らしいスタジアム♪

2007年2月3日
キックオフ前の練習風景。観客席の前にはネットが付けられています。それほど観客席とピッチが近い・・・素晴らしいです。
因みに我らの席は、KOPスタンド・・・熱いリヴァプール・サポータの陣取るスタンドです・・・それも最前列 (^^)V
選手入場時唄われる "You'll Never Walk Alone" 物凄い音圧の迫力に、に身震いしてしまいます！

2007年2月3日
リヴァプール，エヴァートン・・・意地のぶつかり合う『マージサイド・ダービー』、霧がかかり始め、雨も・・・波乱を予感させる天気！
試合は、緊張感が漂う中、進みます。

2007年2月3日
マージーサイドダービー "リヴァプール VS エバートン" at アンフィールド !!
コーナーキックを蹴ろうとする、スティーブン・ジェラード(Steven George Gerrard)選手。僕の一番好きな選手です（でした）。
1980年5月30日生まれ、1998年にリヴァプールにて、トップ・デビュー。イングランド代表でもキャプテンを務めましたね♪
2014/15年シーズンを最後にリヴァプール退団・・・アメリカのMLSを最後に、2016年11月24日引退。
イングランド・サッカーのひとつの時代が終った気がします (;o;)

2007年2月3日
コーナーキックを蹴る、リヴァプールFCのキャプテン、『スティーブン・ジェラード』！僕の好きな選手の一人です。
それにしても、ほんの数メートル先・・・夢ではないのか？
試合結果は、スコアレス・ドローだったけど、本当に素晴らしい時間だった。また来たい・・・心からそう思った。

2007年2月4日
帰国日・・・ライム・ストリート駅から、ロンドンに向うヴァージン・トレインの急行列車。これに乗ります♪
プレミアリーグ・オンリーのリヴァプール滞在。そうか、“ビートルズ”の街でもあるんですね。何も見なかった (^^;;

リヴァプールFC. のサポーター・タオルと、エヴァートンFC. のネクタイ。今も愛用しています♪
個人的には、リヴァプールのファンですが、エヴァートンのクラブ・ショップを訪れた時、スタッフの皆さんがとても親切にしてくれました♪
帰りの、シティ・センターまでのバス乗場を訪ねると、わざわざ案内までしてくれて、バスが来るまで、おしゃべりしていました (^^)

この旅行記へのコメント （2）

• noceさん 2023/10/26 14:53:22

  懐かしいです＾＾

  私も06/07辺りの欧州サッカーが大好きでした。
  偶然、上の方と同じでスコールズが好きでした。
  日本に来た時豆粒の様に遠くから見る事ができました。
  エバートンはジャギエルカがとても好きでした。

• take_it_easyさん 2020/07/15 21:38:16

  2007年リヴァプール

  JGC_SFCさん　こんにちは。
  
  自分をイングランド人と思い、日本VS英国４協会の試合では英国４協会を応援していました。ウェンブリーで日本が善戦した時はガッカリしました。
  
  2007年夏、Anfieldを尋ねた時は感激しました。
  残念ながらプレ・シーズンで試合は観られませんでしたが気分は最高でした。
  ジェラード後のイングランド、確かに時代は変わりました。
  あれから13年、懐かしい思い出です。
  
  リヴァプールを応援していましたが、ポール・スコールズが大好きです。
  
  他言は無用、懐かしい思い出でした。
  
  http://www2.plala.or.jp/ryoazusa/papa_route/07_uk/uk07_81702.html
  これは僕のリヴァプールです。
  
  ”いいね”　ありがとうございました。
  楽しい旅を続けてください。