2014/05/01 - 2014/05/03
14位(同エリア246件中)
○さん
上海に住む私のGW休暇(中国の労働節休暇)はたったの3日間。
この短い休暇をどう過ごそうかと調査したところ、とっても魅力的なフライトチケットが見つかりました。
上海マニラ往復で1400元(約20000円)、しかもフィリピン滞在時間を十分にとれる、時間もばっちりなフライトチケットです。
早速”ポチッ”とチケットを予約し、初めてのフィリピン旅行が決まりました。
~旅行概要~
★1日目:
深夜0:30上海浦東空港発 ⇒ 4:00マニラ ニノイアキノ空港着。
バスターミナルへタクシー移動し、長距離バスでリパ市へ移動。
トライシクル(サイドカー付きバイク)でリパ市郊外のココナッツ農園を改造して作った健康指向のリゾートホテル、その名もザ・ファームに移動。
ザ・ファーム滞在(プール・料理教室・オーガニックベジタブル料理)、宿泊。
★2日目:
ザ・ファーム滞在(ヨガ・ココナッツオイル工場見学・オーガニックベジタブル料理)。
昼食後、ホテルのバスでリパ市内へ移動し、長距離バスでマニラへ移動。
マニラでショッピング、夕食はアヤラセンターでフィリピン料理。
宿泊はマカティエリアのBest Western Plus Antel Hotel。
☆3日目:
午前中、マニラの観光名所リサール公園とイントラムロス世界遺産観光。
タクシーでアジア最大級のショッピングモールSMモールオブアジアに移動し、ショッピング。
再びタクシーでニノイアキノ空港の隣のエンターテイメントモール リゾートワールドマニラへ移動し、フライト時間を待つ。
21:00ニノイアキノ空港発 ⇒ 0:30上海浦東空港着
旅行終了
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
上海を深夜0:30に予定時刻どおりに出発したセブパシフィック航空便で、フィリピン マニラ ニノイアキノ空港に向かいます。
フィリピンへの旅行は人生初めて。
どんな魅力的な体験が出来るか、期待が高まります。
・旅行情報
マニラへのセブパシフィック航空便は、上海からの他、日本からも成田・名古屋・大阪からの直行便あり。
上海⇒マニラ間のフライト時間は、3時間半。
約3ヶ月前と早めにフライト予約をしておいたので約2万円。 -
いつも中国のLCC春秋航空を利用していますが、このフィリピンのLCCセブパシフィック航空は座席の前後間隔も広く快適でした。
フィリピンまでの3時間半、機内での束の間の睡眠時間です。 -
朝4時、予定どおりにマニラ ニノイアキノ空港に到着しました。
到着した第3ターミナルは新しく近代的なターミナルでした。
熱帯らしい”むわっ”とした熱気を期待していましたが、この時間帯はまだ涼しくて、ちょっと期待はずれでした。 -
タクシーでクバオのバスターミナルへ移動。
ここから本日の目的地、リパ市を目指します。
バスターミナルはバスを待つ市民たちでごった返していました。
・旅行情報
空港からはメーカー式のタクシーあり、クバオバスターミナルまでは350ペソ(700円)程度で、時間は約20分。
メータータクシーの他、エリア毎に決められた料金を支払うクーポンタクシーもあるが、メータータクシーの2倍近い料金。
安心をとるか、安さをとるかです。 -
バスが出発して約2時間、途中渋滞もありましたが、リパ市に到着しました。
バスを降りると目の前に”Jollibee”というファーストフード店が。
このJollibee、フィリピンではとっても有名なファーストフード店なのです。
可愛いみなしごハッチのキャラクターが出迎えてくれます。
・旅行情報
フィリピン人はファーストフードが大好き。
首都のマニラはもちろん、リパ市のような地方都市にも、ファーストフード店が数多く出店している。
マクドナルドやKFCなども多いが、中でもJollibeeの数と存在感はピカイチ。 -
Jollibeeでの朝食はフライドチキンとおにぎり風ライスのセットを注文。
味付けは結構甘口でした。
・旅行情報
フィリピンのファーストフードはハンバーガーやホットドッグの他に、ライスセットがある。
マクドナルドでもハンバーグとライスのセットを注文可能。 -
リパ市内から本日の宿泊先、ザ・ファームに出発です。
ザ・ファームは緑に囲まれた癒しの世界で過ごすリゾートホテル。
チェックインの14時には少し早いですが、向かうことにします。
街中に行き交うトライシクルに声を掛け、ザ・ファームまで行ってくれる運転手を探します。
ココナッツ農園を改造して作っただけあって、街からは少し離れたところにあるためか、なかなかトライシクルが捕まりません。
最終的にちょっと不安そうなおじちゃんが250ペソで行ってくれることになりました。
・旅行情報
リパ市内からザ・ファームまでトライシクルで約30分、距離は8キロ程度。 -
街にはトライシクルが溢れ、市民の生活の足になっています。
ドライバーの後ろに1人、サイドカーに2人、合計3人の乗客が乗ることが出来ます。
南国の風を浴びながら颯爽と走るトライシクル、気持ちいいです。 -
運転手のおじさんは最初からどこか自信なさげでしたが、やっぱり途中で行き方が分からなくなりました。
道ばたの民家のおじちゃんに行き方を訪ねながら進んでいきます。 -
街を外れ、なんとな〜く目的地が近いような景色になってきました。
-
走ること30〜40分、目的地のザ・ファームに到着です。
熱帯の木々が生い茂るなかに、木造の落ち着いたコテージが点在する、素敵な世界が待っていました。 -
ホテルのロビーです。
チェックインを行うと、ミントのすっきりとしたウェルカムドリンクで出迎えてくれました。
ここザ・ファームは、”自然の摂理に従い余分なものを排除、足りないものを補うことで本来のバランスを保つ「ホリスティック・ヘルス」”が理念となっているらしく、毎日健康的なプログラムがたくさん準備されています。
例えば、ヨガやビーガン料理教室、スパトリートメントなどで、宿泊者はスパやマッサージ以外は無料で利用が可能です。
いつもは肉を求めて生きている私にとって、ちょっと場違いな感じもします。 -
ロビーに飾られた花飾り。
水を張った水槽に、敷地内で穫られた花を綺麗に浮かべた素敵な作品です。 -
ロビーの脇の池にはガチョウたちがいました。
こんなところで暮らしているガチョウたち、幸せものです。 -
ここで提供される料理に使われる食材は、敷地内の農園ですくすくと育っています。
ベジタリアン料理を極め、卵や乳までも使用しないビーガン料理に使われる、様々な種類の野菜たちが出番を待っています。 -
この日は天候も素晴らしく、住んでいる上海の喧噪を忘れ、心からリラックスすることが出来ました。
-
ザ・ファームの客室は何れも一戸建てタイプ。
私たちが宿泊したのは一番安い高床式倉庫のような客室です。
客室の1階部分は”ごろん”となれるテラスと浴室。
2階部分が寝室になっています。
・旅行情報
高床式倉庫風客室の宿泊料金は21000円/部屋で朝食付き。
客室ランクによって、2〜14万円/部屋がラインナップされる。
高ランクの部屋は個別のプール等も付くうえ、完全なプライベート空間となっている。 -
2階部分の寝室は、決して広くはありませんが、木の温かみのある素敵な部屋で気に入りました。
-
客室に荷物を置いたところで、施設内を探検します。
まずはジム。
ここでは筋トレマシンが完備されているほか、ブートキャンプなどの教室も開催されています。 -
こちらはスパの入り口。
薄紫色の枝垂れランが満開でした。 -
開放的な空間でマッサージやエステを受けることが出来ます。
来てから知ったのですが、ザ・ファームの宿泊者はそのほとんどが4泊前後の長期滞在。
この素晴らしい環境で、俗世界の余分なものを洗い流すために、宿泊・エステ・食事等をパッケージした数多くのプランが準備されており、そのプランを利用している方が多いようです。
そのため、飛び込みでエステやマッサージを受けようとしても、予約が取りにくいこともあり注意が必要です。 -
敷地内には3つのプールがあります。
写真とは別のプールではアクアビクス教室が開催されていたので、欧米人のおばちゃんたちに混じって挑戦しました。
何事もチャレンジです。 -
せっかくなので、オーガニック料理教室に参加しました。
シェフが料理の作り方の説明しながら見せてくれるスタイルです。
この日は、バジルソースや有機野菜ドレッシング等4品の作り方を実演してもらいました。
作ったソースなどはその場で試食をさせてくれるのですが、何れも感動的な美味しさでした。
慣れないベジタリアン料理と聞いて、いまいちテンションが上がっていなかった私ですが、今夜のディナーがとっても楽しみになってきました。 -
料理教室を終え客室に戻る途中で、散歩中の孔雀に出会いました。
ここには孔雀までいるとは思いませんでした。 -
ディナーが楽しみ過ぎて17時半にはレストランに向かいました。
ディナーはコースで1250ペソ、肉や卵も使わない健康的なビーガン料理は、それはそれは美味しく、自然が濃縮されたような素晴らしい味わいの料理でした。
写真は先ほど料理教室で出てきたドレッシングをかけたサラダです。 -
こちらはこの日のコースのメイン料理。
盛りつけも美しいです。
ゆったりと時間をかけて、提供される料理の数々を堪能しました。 -
ザ・ファーム ステイの1日目は、こうしてゆっくり暮れてゆきました。
-
翌日の朝、6時に起床し外に出ると、孔雀たちがちょうど私たちのコテージの前に来ていました。
-
こんなに近くで孔雀を見たことはありませんでした。
鮮やか青いオスの孔雀です。
おもちゃみたいな鶏冠が可愛らしいです。 -
朝食は心地の良い朝日を浴びながら頂きます。
サラダかフルーツの盛り合わせ、シリアル(写真)、コーヒーかティー、そして2品から選ぶスペシャルメニューの計4点です。 -
この日のスペシャルメニューは、このエンパナーダ。
中には豆腐のようなおからのような具材が詰まっていました。
こんな健康的な食事で毎日暮らしていたら、100歳でも200歳でも生きていけそうな気がしてきます。 -
敷地の中央に位置する池と噴水。
朝食後は、この景色を見ながら人生初のヨガに挑戦です。
私以外は全員女性でたじろぎましたが、やってやります。
ヨガって気持ちいいものなんだろうなぁと思って望みましたが、小1時間後の終了時にはへとへとで、実はキツいものなんだということを学びました。
キツいけど、経験したことのない不思議な爽快感がありました。 -
ヨガの後は、ココナッツオイルの工場を見学です。
オイルの作り方は、
①ココナッツを2つに割り、透明液体のジュース部分を分ける
②白い果肉部分を専用グラインダーで削り取る
③削り取った果肉をコンプレッサーで絞りココナッツミルクをとる
④ココナッツミルクを高温高湿下に16時間程度置く
⑤ココナッツミルクが分離し、ココナッツオイルの出来上がり -
③のココナッツミルクを飲ませてもらいました。
甘くて超濃厚な味わいは病み付きになりそうでした。
濃厚度合いで言うと、、、カルピスの原液か、天下一品ラーメンのスープくらいでしょうか。 -
もともとの予定では昼食前にチェックアウトし、出発しようと計画していましたが、名残惜しいので、あと一食、昼食も食べてから出発することにしました。
日頃の行いの良い私たち夫婦にここで幸運が訪れました。
一眼レフカメラを持って歩いていた妻に、ホテルの管理人のおじさんが「良いカメラを持っているね。今、実は満開の枝垂れランの写真を撮りたくて、このカメラでとって提供してもらえれば、ランチをサービスするよ」と声をかけてきたのです。
素敵な写真をたくさん撮って渡した後、サービスのランチを頂きました。
もっとも声を掛けてもらったのは妻なので、日頃の行いが良いのは妻だけかも知れませんが。。 -
すっかりここの料理を気にいった私は、これが最後の食事かと思うと非常に名残惜しく感じました。
-
ココナッツミルクやシナモンが入ったシェイクは甘くて濃厚な味わいでした。
-
約24時間のザ・ファームでの滞在。
汚染された上海での生活で溜まった汚れが一瞬で流れ去ったような、素晴らしい時間でした。
”デトックスで女子力アップ!”的な不慣れな環境に身を置くことに最初は不安もありましたが、気がつけばベジタリアン料理の虜となり、女性だらけのなか男1人でヨガに没頭し、素敵な時間を過ごすことが出来たとともに新たな自分を発見したような気にさえなりました。 -
ザ・ファームを後にした私たちは、ホテルのバスでリパ市のバスターミナルに移動しました。
-
バスターミナルに到着。
ちょうど出発を待っていたマニラ クバオ行きのバスに飛び乗り、自然に囲まれた癒しの世界から現実世界へ戻ることになりました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
40