思う壺Barマダムの極楽浄土はフィリピンにあった♪　ヘルスリゾート「ザ・ファーム」ガーデンヴィラで４泊５日

2007/02/08 - 2007/02/12

　思う壺Barマダムは確定申告繁忙期の直前、
思う壺ﾀﾞﾝﾅは決算期末を控えて、
今回の旅行はフィリピンのヘルスリゾート　「ザファーム」で体調を整えるのが目的です。
　このリゾートは園内禁酒・禁煙、全食ベジタリアンフード付、毎日マッサージ付と、まさに健康まっしぐら！

　表紙の写真は蓮の花咲く極楽浄土。

エリア その他の都市(フィリピン)

• 同行者: カップル・夫婦
• 航空会社: JAL

　さて出発当日は朝9時35分発のマニラ行きJL741便に乗るために、
いつものとおり白金台の都ホテルから6時40分発のバスに乗りました。
ところが、予定では8時15分成田着のはずが途中の事故渋滞のために遅れてしまい、
成田到着は8時35分。
　Ｃクラスのチェックインカウンターにすら行列ができているし、空港内ドラッグストアで
蚊よけグッズは買わなきゃいけないし、隠し酒用のブランデーも仕込まないといけないし…
と大慌て。
　離陸30分前を切ってからようやくラウンジに飛び込んで、最終の手荷物づくりと出発前のビール。
ラウンジ内もかなり混んでいて、とにかく慌しい出発となりました。
　油断しないで、次からは2時間前に成田に到着するバスにしよう…。

　さて、写真はリゾート内そこかしこにあった椰子の木。
暖冬とは言え真冬の日本を脱出して、常夏のリゾートへ！

　　飛行機はやや遅れてマニラ空港には14時過ぎに到着。
空港ではザファームからのお迎えが待っていてくれたので、そのまま送迎車に。
途中、高速道路を２つ乗り継いでホテルに到着したのは16時半。
　　4泊5日のリフレッシュ休暇の始まりです。

　レセプションで5日間のプログラムを受け取って、すぐにお部屋に案内されます。
さすがにヘルスリゾートだけあって、園内の移動はカートではなく徒歩で。
　私たちの泊まったガーデンヴィラは、レセプションから一番遠いエリアにありますが、てくてく自分で歩きます。
もちろん荷物はカートで運んでくれます。

　写真はお部屋に行く途中にある池の東屋。
広くて緑たっぷりで静かで、とても素敵なリゾートです。

　リゾート内は静かで、あまり他の宿泊客にも会いません。
自然好きの私たちは至るところに居心地のいい落ち着き場所をみつけてゴキゲン。

例えばこんな芝生の広場、都会だったら独り占めできるのはせいぜい５メートル四方？

　　私たちの一番のお気に入りは、この東屋。
早朝には瞑想場所として使われるこの東屋はやや小高くて、目の前に芝生と池が見渡せます。

　風が通るとなんとも爽やか。
私は特にこの場所が気に入って、朝食が終わると必ずここで読書をしていました。

　で、今回の旅行に二人で持って行ったのは、
梅原猛さんの「日本文化論」「梅原猛の授業　仏教」。
立花隆さんの「脳とビッグバン」「宇宙・地球・生命・脳」など。

　チェックインの翌日の午前中、私はここで「梅原猛の授業　仏教」を読んでいました。
で、この本の中に
「平安時代に恵心僧都(源信)が広めた浄土教は極楽浄土や阿弥陀さまを想像する念仏」
であったことが記されていました。
(鎌倉時代に広まった法然の念仏は、こういうイメトレの時間もとれない底辺で働く庶民のために
口で南無阿弥陀仏と唱えればよいとして急速に広まったらしい。)
これを読んで、私も
「極楽浄土ってどんなところだろう？」とイメージしてみようとふと目を上げたら、
目の前は一面の芝生と涼やかな池。
風が通るとにぎやかな雀たちの鳴き声、竹の風鈴の素朴な音色。

しかも目の前には、蓮の花。

　更に、ゆったりと目の前を通り過ぎる孔雀は、まるで鳳凰。
今私がいる、この空間がまさに現実の「極楽浄土」ではないか！？

…ということで、私たちはチェックアウトまで「極楽で本を読んでくる。」を合言葉に、
時間さえあれば、この場所で過ごしました。

　さて、お部屋はこんな感じ。
天蓋付のベッドです。
　クールでスタイリュッシュな高級ホテルではありませんが、石と木を多用したインテリアは
素朴でセンスよくまとまっています。

　ベッドからバルコニー側を。
先に宿泊されたﾌﾟﾙﾐｴﾌｨｸﾞｴさんもおっしゃるとおり、確かに７０?というのは、
窓の外の広いバルコニーを「屋外リビング」に計算しているのかも。

　パウダールームも広々としています。
たっぷりのクローゼットに荷物を収納して、すっきりしたお部屋でこれから５日間を過ごします。

　屋外にあるシャワー。
お湯も熱くて豊富です。

　唯一の欠点が、この屋外バスタブ。
長いパイプを通ってきたお湯は、元々がぬるくて、しかも石のバスタブですから、全く温まりません。
２時間くらいお湯を掛け流しにしてみましたが、バスタブの中は冷たいまま。
　結局５日間一度もバスタブには浸かれず、この素晴らしいリゾートでそれだけが不満でした。

　夜、蚊帳を降ろすとこんな感じ。

　こちらはレストラン。

　チェックイン直後の夕食の前菜にでたカリフラワーのカレー炒めのスパイシーさに、
アジア料理好きな私たちはびっくり。
　レストランの食事は、先に行かれた皆さんもおっしゃるとおり、とてもおいしくて、
野菜だけでこんなに様々なお料理ができるの？とどれも新鮮な驚きでした。
ただ、さすがに５日間いると少し飽きてきて、日本に帰って和食が食べたいと思いました。
(でも不思議なことに、和食と言っても食べたいイメージが湧くのは天ぷら・すき焼き・寿司ではなく、
野菜の炊き合わせなんです。)

ここからは園内動物編。
　
まずはとても人懐こいブラックスワンさん。

　側に行くと、まるで一緒に遊んでと言うように、嘴で噛みます。
メル友になったプルミエフィグエさんはサスケと命名していましたが、
私はこの命名は却下。(ごめんなさい、フィグエさんm(__)m)
だってね…

　こちらこそ本流の「サスケ」。
顔の模様がグレートサスケそっくりなんです。

　なので、もうひとカップルのこのカイツブリ君には「義太夫」と名づけました。
ハイ、グレートつながりということで。

　早朝、寝起きを襲ってみたアヒルくん。

　そして鳳凰、孔雀さん。

園内あちこちにいて、こうやって羽を広げて見せてくれます。

地味目のオンナのコ。

　１０メートル以上も延々続く蟻さんたちの行列。
木の蜜を巣まで運んでいるようです。
幅１０ｾﾝﾁくらいの蟻の行列なんて、日本ではなかなか見られませんよね。
もっとも、蟻たちにはターミネーターと呼ばれている(らしい)園内の掃除スタッフに
容赦なく掃き清められて、この行列を見られるのは早朝だけです。

　この他に、レストランに夕食に向かう途中には、なんと！蛍も飛んでいるし、
ヴィラの塀には大きなトカゲくんの姿も。

蛍の写真は撮れませんでしたが、トカゲは撮りました。
さすがに室内にいたら泣きそうだけど、キライな蚊を食べてくれるトカゲさんです。
見たい？

　写真は、トカゲなんて見たくない人に配慮してスパに飾られた綺麗なお花のアレンジメントでごまかし。

　こんなわけで、５日間のヘルスリゾート生活。
主人は、快食快便だそうで
(食事中にそんな話題はｽﾙﾅｰ(ーー;))
私も毎日のマッサージで、持病のむくみ知らず。

　確定申告や決算期末の繁忙期を万全の体調で迎え撃つためには最高のリフレッシュ休暇でした。

この旅行記へのコメント （8）

• あっけんさん 2007/02/21 10:44:21

  おかえりなさい。

  miuさん、こんにちは。
  
  つやつや、すべすべお肌で、おかえりなさい。
  命の洗濯とはまさしくこのことですね。
  
  ＞ヘルスリゾート　「ザファーム」
  こうゆうところがあるのですねぇ。
  ＞園内禁酒・禁煙、全食ベジタリアンフード付、
  ミステリーツアーと題し主人を黙って連れて行ったらどうなるだろうと？
  
  素敵な色々なところをご存知ですね。
  こうゆうシンプルな旅。あこがれます、
  性格ですかねぇ・・目いっぱい何かしないと落ち着かない。
  
  ゆったり、ゆっくりを意識するのですが、もてあます。
  何をする？にこだわる。
  
  日常がのほほ〜ん生活なので、非日常な「疲れるのが旅行」
  が我夫婦の旅行定義のような気がしてきました。
  
  
  ＞確定申告や決算期末の繁忙期
  お忙しさの中にも充実感が溢れていますよ。
  頑張ってくださいね！
  春はもうすぐそこ・・
  
  あっけん
  

  miuさん からの返信 2007/08/07 06:29:48

  RE: おかえりなさい。

  　すごーくご無沙汰してます。
  今年は確定申告以来ずっと忙しくして、インターネット遊びはとんとご無沙汰してました。
  
  今度、東京においでになるときはお会いできるといいですね(^^)

  あっけんさん からの返信 2007/08/08 10:56:19

  RE: こんにちは。

  おひさしぶりです。
  ご連絡ありがとうございます。
  
  関西はすご〜く暑いです。
  お変わりなかったですか？
  
  6月にリッツか椿山荘の蛍ステイを娘に誘ったところ、
  あっさり、却下。
  東京行きが×になって、まんま
  ゴルフ場に通いになっています。
  
  オマケにどうでもよい、パートが忙しくなって
  とゆぅかこれ以上欠勤は・・・
  9月の有給付与までおとなしくお仕事する。
  という事態に陥っております。
  
  そんな、悲しい私を尻目にmiuさん。
  すてきなところへお出かけでしたのですね。
  同じラベンダーでも私とはエライ違い。
  旅行記を拝見し、楽しませて頂きました。
  
  我が家は、ワンコ問題がクリアできず、
  10月のチェンマイ行きはどうやら無理なようです。
  （ホテルは未だキャンセルせずに、かすかな期待を残しています）
  先日、試みでお預けしたら、離れなくなり困ったもんです。
  
  まだ、予定は全然なのですが、ペニンシュラも出来る
  ことですし、上京の際は必ず連絡致します。
  
  あっけん
  

  miuさん からの返信 2007/08/08 11:17:23

  RE: おかえりなさい。

  チェンマイ、いずれ行きたいですね。
  将来のロングステイ先の下見に。
  
  でもチェンマイって、バンコクほど暑くなくて、乾季にはバンコク同様とても空気が悪いので、逆に雨季に行ったほうがいいとも聞きました。
  10月なら雨季の後半ですよね。
  
  いずれ行かれたら、教えてくださいね。

• プルミエ フィグエさん 2007/02/20 02:52:21

  ずるい〜×２！

  お帰りなさい、miu さん。
  気に入られたようで良かったです！
  
  蚊問題は大丈夫だったみたいですね。
  お酒問題は？
  
  グレート・サスケ、笑える！　義太夫も！！
  （わざわざメールありがとうございました）
  
  miuさんの旅行記見て、ずるい（羨ましい）ポイントが２つ！
  同じガーデンヴィラなのに天蓋無かったんです、私たちの部屋。
  いいな〜、これがあればもっとアガったのに。
  あとね、孔雀も、１回しか会えなかったし羽根も開いてくれなかった。
  孔雀も正月休みだったのかな？
  
  鳳凰＆蓮池で極楽浄土とはまた巧い。
  でもほんとここいいですよね。
  客室数に対して敷地面積があり得ないほど広いから
  のんびりお散歩も楽しめるし。
  miuさんの旅行記見て、リピートへの思いがますます強まりました！
  
  ではまた。。。

  miuさん からの返信 2007/02/20 08:35:36

  RE: ずるい〜×２！

  お部屋はno.16でした。
  
  　パウダールームとベッドルームの間の木の扉もしっかりと厚くて、
  トイレのことも気になりませんでしたよ。
  
  　でもターンダウンのときにお花を置いてくれたのは4泊のうち3泊目の一晩だけで、なんだか気まぐれでした。
  
  　蚊もいましたが電池式蚊よけを持っていたので、気になるほどでもなかったし、バスタブ以外にはほんとに不満はありませんでした。
  
  　私以上に主人が気に入ってしまって、
  次はいつ行こうかなんて言ってますよ。

• ウサギさん 2007/02/20 01:20:56

  さすが、miuさん

  相変わらずの
  すばらしいお部屋、
  すばらしい景色、
  遅れてもラウンジのビールは欠かさないその堂に入ったのん兵衛っぷり、
  そして旅行記のupの早さ・・・
  
  師匠と呼ばずになんと呼びましょう。

  miuさん からの返信 2007/02/20 08:44:11

  RE: さすが、miuさん

  そう、禁酒なのにお部屋で隠し酒もするし(^^ゞ
  
  でも、普段の休みには惰性で朝からビールを開けていたのに、
  さすがに部屋に冷蔵庫がないので断ビール。
  
  レストランでは有機栽培のワインがあるけど、有機栽培のワインってあんまりおいしいものがない。
  なにより、レストラン自体がそもそもワインにこだわっていない。
  おかげでアルコールは、寝る前に軽く隠しブランデーを水割りで飲むだけ。
  
  これって、私たちのレベルではほぼ断酒に近い生活でしたよ。
  
  帰国してお酒の量は通常に戻りましたが、食べ物は野菜を積極的に採りたい嗜好になったし、血液ドロドロを指摘されたおかげで毎朝らっきょうと野菜ジュースを飲んでるし、健康まっしぐらよん♪