2014/05/06 - 2014/05/06
53位(同エリア121件中)
m-aさん
急須のフタが割れたのが、2月。新しいのを買うべく調べてて、益子陶器市の存在を知り、3ヶ月間アロンアルファで応急処置して我慢してきました。
どうせならと、近隣でもう一箇所いきたかった結城と組み合わせて、工芸品をめぐる旅と洒落込みました。日帰りで欲張りすぎたかな…。
最高に充実!でもまだまだ気になる場所があって回りきれなかった。
そこまでケチったわけじゃないのに、だいぶ安くすんだので、また行きたいな。
7:13 上野駅発
9:00 結城着
レンタカー借りて、つむぎの館へ
お寺や酒蔵をめぐる
11:40 益子へ向けて出発
13:00 道の駅で昼食・ショッピング
14:00 益子陶器市
17:00 カフェブレーク
19:15 帰路へ
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
上野駅から鈍行で出発。新幹線という選択肢もあったけど、30分の差で2000円違うということで。
朝早かったので、ガラガラの車内のボックス席で朝食にしました。2人で気合い入れて持ち寄り。手作りパンに手作りローストビーフをサンドしたり、がっつり鶏肉を炒めたり。 -
小山駅に到着。水戸線に乗り換えです。
広いのに何にもない構内。1時間に2本の電車。15分待ちです。 -
結城駅に到着!予約していたレンタカーの会社の人に、迎えに来てもらいます。
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女子旅にはMARCHでしょ。
ガソリンスタンド併設のアイレンタカー、12時間借りて2625円。益子への往復を考えるとかなりお得。 -
つむぎの館に到着。開館と同時に入りました。
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まずは資料館。実演ではなく、人形です。
結城紬のお着物を2枚もお持ちの同行者Hさんが、各工程について、懇切丁寧に説明してくれました。
2階には、結城紬の歴史や変遷などを、実物とともに展示。
「男物の最高傑作」と書いてあった200亀甲の着物に見惚れたり、無地〜80亀甲の飛び柄〜160亀甲の総柄まで、価値の違いに納得したり、そうかと思えば戦時中に結城紬で作った国民服や真綿の防寒チョッキが展示されていたり。
小さいながらも面白い資料館でした。(と思ってたのは我々だけ?他の人の3倍くらい滞在していたような…) -
次に、反物の展示・販売の棟へ。麻を混ぜた夏物結城紬の展示や、卸価格でお買い得な反物の販売の場所だったけど、案内のお姉さんの話が面白い。
ご本人も機織りの職人さんだそうで、家には織機もあるそうだけど、機織りでは食べていけないのだそう。どの職人さんも、パートに出たりトラックの長距離運転手をしたりして、生計を立てているそう。
あと、機織りは花形でユネスコ無形遺産にもなったけど、その前に何十工程もあってそれぞれに職人さんがいて、織る段階で70%くらい出来上がってるんだけど、それぞれの工程で技術があって、もう継承が難しいから、小山市が公務員待遇で技術を残そうとしているらしい。
生々しい話を交えつつ、2000万円の最高級反物も見せてもらい、秋には結城紬試着イベントがあることも教えてもらいました。 -
最後に、この資料を維持管理する結城紬問屋「奥順」の創業者•奥澤淳七の銅像と記念撮影。町歩きに向かいます。
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地図を睨んでたら声をかけてくれたカフェの奥さんおすすめのお寺。弘経寺。
徳川家康の次男、結城秀康ゆかりの寺。何となく菊の御紋のお寺ばかり見てたから、お寺に葵の御紋っていうのが新鮮。江戸時代だ〜って感じです。 -
次は歩いてる途中に煙突を見かけた酒蔵にお邪魔しました。江戸後期の安政に創業で、蔵や煙突は文化財指定されてるようです。でも東日本大震災では屋根の瓦が崩れ、全部葺き替えたのだとか。
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中も、いかにも昔ながらの、でも現役の蔵って感じです。
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いろいろ説明してもらいました。
これは酒米を蒸す道具。下の釜に水を張り、地下から火を炊いて、上の釜に米を入れてスライドさせるらしいです。これも昔からある道具だそう。 -
タンクが並んだ蔵も見せてもらいました。木の樽は見栄えはいいけど雑菌が繁殖しやすいから、タンクのほうが良いらしいです。でも大型タンクだと上澄みと中央で味が違うなどムラができるので、小さいタンクを入れたりもしてるのだとか。
こだわりとはちょっと違う、造詣とか丁寧さみたいなものを感じる言葉が端々にありました。 -
木の樽の前には、昔の消防ポンプがあります。
昔、火事を出して町中からこの場所に出されてしまったそうです。火事への戒めにポンプを置いてるのだそう。写真を撮らずにはいられません。 -
2階は麹室だそうです。「昔の作りだから階段が急で怖い」と言ってましたが、きっと歴史ある菌がいる空間なのでしょう。この文化財の建物、住居としても使ってるそうです。階段が急なのと冬が寒いのが大変らしいです。
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最後、試飲を勧められたけど、車があるから諦めて一本購入だけしました。富久福という純米酒です。
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充実の結城、滞在3時間弱でした。
益子へ移動。けっこう冷える日で、雨まで降ってきました。
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