2013年イギリスの旅―天文台に行かずに満喫したグリニッジ（おまけのテムズ川クルーズ）

2013/04/05 - 2013/04/06

グリニッジと言えば、天文台（本初子午線）ですが…

グリニッジには天文台以外にも、カティ・サーク号、国立海事博物館、ペインテッド・ホール、礼拝堂（写真なし）といった見どころがあります。

ロンドン中心からグリニッジへのアクセス

・セントラル線はバンク（Bank）
・サークル、ディストリクト線はモニュメント（Monument）かタワー・ヒル（Tower Hill）
・ジュビリー線はカナリー・ワーフ（Canary Wharf）

にてドックランズ・ライト・レイルウェイ（DLR）に乗り換えます。

DLRに乗る際には行先に注意してください。
グリニッジには、ルウィシャム（Lewisham）行きに乗ってください。
また、オイスター・カードのタッチもお忘れなく。
今回はありませんでしたが、過去に２度ほど検札を受けたことがあります。
降車駅は、グリニッジではなくカティ・−サーク(Cutty Sark)になります。

エリア グリニッジ(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

グリニッジに到着すると、再建されたカティ・サーク号が！

グリニッジの観光案内所

海軍軍人のメダイヨンが目印の建物。

案内所以外にも廃兵院としての歴史や建築物に関する展示や、
売店、お手洗いがあります。

18世紀末にオスマン帝国で製造された大砲だそうです。

旧王立海軍大学

クリストファー・レンによって設計された建物が見えてきました。
右側の建物にはペインテッド・ホールが、左側には礼拝堂が入っています。

扉の向こうには…

ペインテッド・ホール

宮殿の一室かと思いきや、かつて廃兵院の入居者の食堂として使われていた場所だそうです。

首が痛くなりそう…

部屋の中央に置かれた鏡を覗き込めば…

ジェームズ・ソーンヒルによる豪華な天井画が見られます。

ペインテッド・ホールを後にします。

そしてペインテッド・ホールが入っている棟の中庭に向かうと…

ペディメントにはベンジャミン・ウェストという画家がデザインした彫刻が施されています。

彫刻はトラファルガー海戦の勝利とネルソン提督の死を称えるために制作されました。

道路の向こうに、博物館や天文台があります。

門にはさりげなく錨がデザインされています。

国立海事博物館（National Maritime Museum）

その名の通り、イギリス海事史にまつわる品々が展示されている博物館です。
興味があれば楽しめると思います…

ここも無料で見学することができます。
日本語の音声ガイド等はありません。
レストランやカフェも併設されているので食事場所にも困りません。

社会科見学で訪れている子どもで賑わっていました。

2013年4月時点では改装が行われており、
部分的にしか見学することができませんでした。

展示品の見学だけでなく、必要な証明書を持参すれば博物館内の図書館を利用することができます。図書館には、近年刊行された海事関係の書籍から、数世紀前の手紙や記録が揃っています。

クィーンズ・ハウス

国立海事博物館が所有している絵画が展示されています。
ターナーの「トラファルガー海戦」もここに飾られています。
（企画展準備などで閉鎖されている場合もあります）

ここでの私のお気に入りは、ウィリアム・ホッジスという画家の作品です。
ホッジスはジェームズ・クックの探検航海に同行し、タヒチやイースター島、ニュージーランドの美しい風景を描いています。

ギャラリーは混雑していないので、静かにゆっくりと絵画を鑑賞することができます。

博物館を後にし、ぶらぶら歩いてみると…

ドイツ国旗を発見！？

さらにはベルリンの案内板が！？ここはベルリン？？

何事かと思ったら、撮影の準備が行われていました。

曇り空よりも、青空の方が建物の美しさが引き立ちますね。

晴れた日のテムズ川には太陽の光がきらめいていました。

川沿いにはベンチが設置されているので、のんびり過ごすこともできます。

テムズ川クルーズについて

クルーズ船のチケット売り場と乗り場はカティ・サークの近くにあります。

ロンドン中心部に向かう場合、

①ロンドン塔、ウェストミンスター行き
②エンバンクメント行き（トラファルガー広場へはこちら）

のどちらかのクルーズ船を利用することになるはずです。

①のクルーズ船は２階席（外）と名所の案内があり、景色を楽しみたい方はこちらの方が良いかと思います。
②のクルーズ船は名所の案内はないので、より早くロンドン中心部へ向かうことができます。外の座席はありません。

以下の写真はウェストミンスター行きのクルーズ船からの景色です。

タワー・ブリッジ

ロンドン塔

ウェストミンスター行（発）の場合、ここで乗り降りすることができます。

外の席は眺めはいいのですが、とにかく寒かった…
寒いので室内の席の方が混雑していました。

これが本当のロンドン橋

サマセット・ハウスがありました。終点まであと少し。

ロンドン・アイが左手に見えたら…

右手には国会議事堂とエリザベス・タワーが。
目的地のウェストミンスターに到着です。