沖縄ゆっくりドライブ　那覇の城、砦

2014/04/17 - 2014/04/20

ＧＷ前の沖縄本島をドライブで回る3泊4日の旅。今回は本島北部を中心に巡った。那覇は初日の午前中と3泊目を過ごす。
世界遺産沖縄の城（グスク）群のうち首里城、識名園と沖縄戦首里攻防の最後の砦を訪ねる。

エリア 沖縄

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー JALグループ

初日の食事はやはり沖縄そば。
某ＴＶ番組をみて住宅街の店・主人のこだわりという言葉につられて口開け入店。

自販機が無ければ普通の民家

当店名物のスペシャル。三枚肉＋ソーキ＋テビチを盛り、薬味はヨモギ。
これまで食べた沖縄ソバとは違う。美味い。

ジューシィ。知らない料理がメニューにあってオーダー。
店員は沖縄の炊き込みご飯という説明。
食べるとコメのツブツブ感や油の感じがチャーハンにも近い。
これも美味い。

店舗の板壁。
店内の説明書きでは、「すーまぬめぇ」は「潮間家（すーま）の（ぬ）前（めぇ）」だという。

世界遺産沖縄の城群の代表格、首里城に行く。
幾つもの門を通って正殿へ上る。
まずは守礼の門をくぐって。

歓会門
城壁内への入り口

瑞泉門
石垣のカーブや先端部の造形が美しい。

瑞泉門登り口にある龍樋（りゅうひ）
この龍頭は500年前に中国からきた現存するもの。

漏刻門

漏刻門の広場から那覇の市街地、その向こうの東シナをみて休憩。

広福門を入ると下之御庭

下之御庭の先に奉神門

そこに御庭（うなー）および正殿がある。

御庭は様々な儀式が行われた広場。磚(せん)という紅白のタイルが敷かれ、官吏が並ぶ目安とした。
正殿内の模型

廊下から眺める書院の姿

鎖之間は王子などの控えの間とともに、来賓のもてなしの間

鎖之間では、琉球菓子5品とサンピン茶を味わえる。

庭園を眺める

正殿２階。中国から贈られたという額

玉座

正殿側から御庭を見る。

城壁から出て、円鑑池を散策

円鑑池に浮かぶ弁財天堂

池の住人たち

最終日に訪れた識名園。
世界遺産群のひとつ。
王家の別邸であり中国からの使者の接待所。

木陰の中に続く石畳の道

王族や使者はこの正門を使う

石畳の道は、真珠道（まだまみち）と呼ばれる。
これまでの暑さが嘘のよう。

視界が開け、池が見える。池の形が「心」の字を表す、その名も心字池

池の周囲を歩いて

御殿（ウドン）に到着

廊下からの庭園の眺め。
池には石橋がかかる。日本庭園のつくり

那覇市内にある庭園とは思えない静けさ

雨戸を開けて

御殿内には書院造の間もある。

日本式建築と造園

池の周囲をぐるりとまわる

六角堂。少なくとも明治時代までは簡素な四角の入母屋づくりの建物だったという。

湖面に映る姿は六角堂がよく似合う。

亜熱帯の南国沖縄とは思えない景色

一転して戦時中の沖縄戦跡。
南部の糸満市周辺の施設は行ったことがあるが那覇・豊見城市にまたがるこの海軍司令部壕は初めての訪問。

地下壕は階段を100段あまり下りた先

幕僚室の壁には、自決した際飛び散った手りゅう弾の破片跡が

戦闘激化で、一時は4000人がこの狭い地下壕に入り、立ったまま睡眠したという過酷な状況。

重機などなく、壁にはツルハシで掘った跡が残る。

昭和20年6月13日、大田司令長官の自決によってこの戦闘は終結したという。
6月23日に沖縄戦の組織的戦闘が終結した、その10日前だった。

太平洋戦争の激戦地沖縄。ここは言ってみれば首里攻防の最後の砦。
深く印象に残る。

市内散策。
平和通りには専門店も多い。
塩の専門店「塩屋」では銘柄別のテイスティングができる。

朝の国際通り。牧志から三越方面を見る。
右側に「島唄と地料理 とぅばらーま」の看板

その「とぅばらーま」で夕食とライブ鑑賞。
ラストはお客も舞台に上がって盛り上がる。
ヒラヤーチー（チヂミ）が美味かった。

朝の散策。市場大通り。

平和通りの奥に続く焼き物の町「壺屋やちむん通り」

牧志公設市場。９時の開店にあわせて入る。

この時間帯、これから開店準備の店も多く客も少ない。

早速海産物の買い物

おなじみ沖縄料理の「顔」

更に市場を物色

試食も。アベさんも試食した？

美味そうなセミエビも

これは生モズク？

いっぱい買ってにっこり

旅の最後に。
美ら海水族館で見たジンベイザメがここにも！