2014/04/25 - 2014/04/28
324位(同エリア1082件中)
ヤマネコさん
-古の夢の地で-
建久4年(1193年)5月、征夷大将軍になった源頼朝は朝霧高原付近で狩りを行いました。全国の御家人たちを一堂に集めた壮大なもので俗に富士の巻狩りとよばれます。源氏の権勢を世に示そうとした、そういう驕れるものの栄枯盛衰は、平家物語の中だけでなく源氏もまた同じ。頼朝はこの狩りでの落馬がもとで世を去り、それをきっかけに源氏の嫡流は歴史の舞台から消えていくことになります。
武士(もののふ)の晴れを誇る舞台だった富士山麓。過ぎ去った未練からの湧きあがる煩悩を捨てるには…。そこに空の世界を訪ねてみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
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おはようございます!
「曾我兄弟の仇討ち現場」という方がピンとくる、歴史好き・講談好きの方もいらっしゃるでしょうか。そういう地にやってきた私の、今日の戦場は手前にみえる小山です。 -
9時過ぎ。私と同じく小山に挑むみなさんが集まってきました。
こちらから私の空体験が始まります。 -
パラグライダー!これが空体験の道具です。
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これさえあれば、長年のデスクワークで運動能力ゼロの私でも、両手を上げて万歳するだけで、簡単に体を浮かせられるはずです。
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そうして飛ぶことは飛べますが、問題は降りることです。それで、まずはその練習から。
両手を肩まで下げグライダーを失速させて着陸の態勢。続いてそのまま両手を腰まで降ろせば、着地。 -
足が地面に着くと同時に、再度万歳しつつ体を右180度にクルリ旋回。グライダーの風上に素早く移動して翼を撤収。
黒服メガホンの方が、アサギリ高原パラグライダースクールの岩橋校長先生です。 -
風の状況見合いですが、私の初日は小山で昼食の後まで着地練習でした。山の上からの初飛行は夕刻になってから。
この小山の高さは22mだそうですが、周りに建物がないので見晴らしは最高です。雲さえなければ、裾野まで富士山を拝めます。 -
私が飛んでいく方角(富士山からは90度右横)には、のんびり草を食んでいる乳牛たちがいます。どちらを向いても、のどかー。
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「うぉー!」って万歳ポーズですが、ロッキーを気取ってではありません。前の人の動きに合わせ手を上下に動かす練習中です。
一旦下に降りると、次の練習にはハーネスという座椅子を背中に背負いグライダーを抱えて小山に担ぎ上げねばなりません。数回も着地練習するとオジさんは、…バテばて。 -
気合を込めてスタート!と思ったらラインが絡まっちゃって、あやとり状態○o。.
「手を上げたまま180度逆に向くだけだからラインが絡まることはないのですが」とかを横目に聞きながら、今度こそ完璧に万歳するぞ!と妙な決意を新たに。なんというか、とにかく小山の上り下りだけでもうバテちゃってて。 -
でもまあ、手を上げさえすれば飛べるんです(=^・^=)
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そのまま飛びます (=^・^=)
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そのうち、自然と降ります (=^・^=)
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着地(=^・^=)
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万歳を強く決意した甲斐あってか、私的には会心の出来!
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先生も心得たもので、メガホンでしっかりと煽(おだ)てて頂けます(=^・^=)
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小高い山(赤い矢印)の向こう側が離陸場。標高300m強ですが、風で吹き上がるため400と呼ぶそうです。300だろうが400だろうが、落ちると危ないレベルは同じでしょう。
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みかん山でみかけるモノラックで登ります。
一度は乗ってみかった憧れの乗り物ですから、それだけでドキドキです。しかも後ろを振り返ると結構な急こう配なんですよ。電車のようにジグザグでなく直線登頂です。遥か真下になった麓の駅がいつまでも見えます。
ここでやっと気付いたんですが、どうやら私は高所は得意ではない。むしろ苦手みたいです。 -
頂上の離陸場。縦横20×30mくらいの斜め(15度くらいかなあ)になったウッドデッキです。
先ほども書きましたが「どうやら高所は苦手らしい、それに船でも飛行機でも乗り物にはスグに酔ってしまう私です。」かなり身構えちゃってます。 -
この下向き傾斜のデッキを思いっきり走って飛び立ちます。走り過ぎにはご用心みたいですが、実際にはキャノピー(翼)が上空に広がった時にはインストラクターにしっかり支えてもらわないと勝手に舞い上がっちゃいます。自分でピョンピョン飛び上がらない(ラインを緩める⇒翼が萎む=やっちゃダメ!)限り、デッキの下まで走りきるのは難しいですので、ご安心を。
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少し頭を雲に隠していますが、富士山です。その下の赤い矢印のところが、昨日・今日と着陸練習をしてきた小山。これからこの小山を目指して飛びます(降ります)。
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遥か上空にはすでに多くの先輩方が飛んでいます。
学生時代(30年以上前)に手相をみてもらった時「あなたのは戦時中はゼロ戦パイロットの採用に選ばれた手相です。しかも両手とは素晴らしい。」とかヨイショされたことを思いだし (~_~;) -
でもそこは男の子!意を決してテイクオフ。
飛び立ちましたあ。機体が上がり気味だったのか、すぐに胸までグリップを引くように指示がありました。 -
気が付けば離陸台は遥か後ろ。…つまり、もう戻れません。。。
高所恐怖症にも恐怖症なりの意地はあります。が、何分まだ意地だけですからね。 -
インストラクターの指示通り手を動かすことだけに集中します。出来るだけゆっくりと、ナ・メ・ラ・カにネ。
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駿河湾が見え始めると、無線指示が下の小山にいる校長先生に切り替わります。怖い方は目を瞑っていても大丈夫なくらい付きっきりの指示があります。
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「はい。じゃ右旋回しましょうか。右見て。体重移動。ブレーキング。」
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「いいですね。あと、拳ひとつ下まで(グリップを)降ろして。」
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「そのまま。少し角度が浅いですが、周っているのがわかりますか。分かれば、もう少しじっくり引いてみましょうか。」
うううー、結構、体が斜めになってるカ・ン・ジ。。。 -
グルーリ。飛びたった離陸台の方へと回転しました。
怖くなったら、誰にも聞こえないから大声で「怖いー!」って叫びましょうと事前に教わっていましたが、叫ぶ前に「叫んでも離陸場には帰れない」って気付いちゃった、私ですU。。
グリップを出来る限りゆっくりと滑らかにね、…ぶつぶつ(頭の中、真っ白!)。 -
しばらくして、「お、無事グルリ反転出来てる。なんだか凄いなあ。」って思うあたりから妙に落ち着けました。
深呼吸しながら「次は右かなあ」とか、かなり攻撃的な気持ちで斜め右下を見られるようにもなりました。ただ飛ぶ。まさしく空(くう)体験でしょうか(=^・^=) -
そろそろ下の小山に近づきました。右旋回しながら降ります。
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そしてランディング体制(着地)。何度も練習してきましたので、さすがに体が反応出来ます。
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我に返ると、…無事着地しておりました。
一息ついて翼の畳み方を教わり、これで私もA級パイロットに向けた訓練生です。
高高度の初飛行終了後はログインブックの書き方を教わり、初フライト記念にと校長先生自らの確認サインをいただきました。 -
「牛くん。さっきまで君の上の空を飛んでたんだけど。たまには君も空を見上げるのかなあ○o。.」
私の初パラ紀行でした。ではでは。
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