2013/03/19 - 2013/03/22
1863位(同エリア2721件中)
ちゃおさん
今日は「シーミー」という沖縄県民にとっては最も重要な節日の一つ。いつまでもダラダラと我々暇人の為に佃さんを拘束する訳にはいかない。頃合いを見て、おいとますることにした。その際、話には聞いていた「屋我地大橋」を渡ることにした。当方が在沖していた30数年前には無かったものだが、その後サミットが開かれたり、日本のバブル景気があったりして、いつの頃か、この島の観光の目玉として建設されたものだ。
佃さんにはこの橋の真ん中まで案内してもらい、橋の最高地点から日本のエーゲ海、多島海を眺める。幾つかの小島、その大半は無人島だが、真っ白な砂浜を静かに波が洗っている。極楽浄土、苦もなく悩みのない清浄無垢の世界が目の前に広がっている。佃さんもこうした風光明媚な海の上で、釣り竿を垂れる。釣り三昧、太公望以上の優雅さだ。経済的な問題は別しても、こうした世界で毎日を過ごす彼に対する羨ましさを感じた。
橋の真ん中で2台の車はそれぞれ逆方向に向かい、佃さんとはここで別れる。先刻は来年の来沖を約したが、果たして来年の事、世の中がどのようになっているかも分からないし、自分自身が果たしてまだ元気で生きていられるのかどうかも定かでない。彼とはこれが最後の別れになるかも知れない。同じ会社で働き、飲み食いもした。お互い気に入らないこともあっただろう。しかし、苦楽を共にし、同じ釜のメシを食ったという共通体験は、生涯忘れ得ない貴重なものだった。
橋を渡り切った本部半島の付け根に大きくて綺麗なビーチがあり、今渡ったばかりの屋我地大橋の全貌が見える。稲さんが気を利かせてくれ、その浜辺に立ち寄ることにした。大きくて綺麗な砂浜だが、まだ海水浴には早い。浜にはポツンポツンと人の姿が見えるだけだ。浜辺に下り、今通ってきたばかりの屋我地大橋を振り返って眺める。果たして来年も又ここへ立ち戻ることができるだろうか。
- 旅行の満足度
- 5.0
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