北京での桜鑑賞

2014/04/03 - 2014/04/03

春といえばお花見、そして桜。
実はここ北京でも桜が鑑賞できるのです。
春爛漫、北京の短い春を楽しむべく、桜の名所として有名な玉渊潭公園へお花見に行ってきました。
ここでは約2,000本以上の桜の木が植えられ、いろんな桜に出会えます。
1973年春に北海道の山のふもとに植えられてあった180株の桜が日中友好の記念として中国に贈られていて、日本人にも馴染みの深い公園です。

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

青空に雲一つなく、大気が汚染されていない日だったので、家族で桜の名所として有名な玉淵潭公園へお花見に行ってきました。

入り口には「第26回桜祭り」の大きな立て看板があって、地元の人達が順番に撮影しています。
なぜか全身昔の銅像に扮した人がいて、大人気！
みなさん順番に一緒に撮影してました。

園内は平日だというのに、老若男女たくさんの人々で賑わってます。
お祭りには欠かせない屋台も並んでいますが、みなさんとりあえず先に桜を見に行きたいようです。

早速美しい桜を発見！

この桜はどうやら枝垂れ桜のようです。
白い可憐な花が優雅に垂れ下がって咲いています。

しばらくするとまた大きな立て看板が見えてきました。
ここは「春」、足元にはチューリップが咲いています。
ここも中国人にとっては撮影スポットです。

また通路に屋台が出てきました。
ここは造花を売っている……と思いきや、どうやら10元払えば造花を持って写真が撮れるそうです。
お花見に来たのに造花?!
まあ、でも桜があまり開花してない頃や、散ってしまった後だったら需要があるのかも^^;

メインの場所に到着。
すでに散ってしまった桜の木もありますが、まだまだ見頃です。
ここは少し小高い丘の上にあり、桜の木々がたくさん植えてあります。

孫を連れてお花見がてら日光浴をさせているおじいちゃんがいます。
北京では公園やマンションの庭などで、あかちゃんを外で日光浴をさせている風景をよく目にします。

青空にピンクの桜がよく映えます。
春はやっぱり桜ですね！

ここに咲いている桜は「関山」という種類です。
八重咲きの濃い桜色が特徴です。

レジャーシートを敷いてお花見をしている人達もいます。
我が家も適当な場所にシートを敷いてしばしお花見。
子供はじっとしていられず、バブルガン(シャボン玉が出てくるオモチャの銃)を片手に走り回ってます。

しばらく鑑賞した後、公園内を歩き出します。
また通路に屋台が並んでいて、その一角に人だかりができています。
なんでしょうか？
覗いてみましょう！

大人気なのは「拉丁果」、チュロスのお店でした。
一つ買うともう一つオマケでくれるそうで、我が家も並んで買ってみました。
チュロスにアイスがついてきて、トッピングのソースはチョコレートか柑橘系のフルーツ(オレンジみたいだけど違うらしい)から選べます。

近くにあった「長廊」に腰掛けてチュロスを頬張ります。
相当ボリュームあります。
お味はう〜ん、ちょっと油っぽいかな……まあまあですね。

この公園は大きな湖があります。
シーズン時にはアヒルさんや車の形をしたたくさんのボートが浮かんでいます。
湖を覗いてみたら、オタマジャクシがいっぱい！
ペットボトルに入れて持ち帰っている人もいました。

食べ終わった後、再び歩き出すとやたら写真を撮っている人が多いスポットに到着。

どうもこの桜を撮影しているようです。
綿毛のようにころんとしたかたちのなんとも愛らしい桜です。
花びらがほんのりピンク色なところもかわいいです。

この桜は「一叶（ヒサクラ)」という品種です。
この公園の「桜八景」の一つで、「银树霓裳」と名付けられています。

夜桜の方がもっと美しいそうです。
暗闇にぼおぅと浮かび上がる淡雪のような感じでしょうか。

あ、入り口にいた大人気の二人組がここに！
さすがに一緒に撮る勇気はないですよ〜。

園内は相当広いのですが、大きな案内板があるので、見所がわかりやすいと思います。
桜鑑賞をメインにするのであれば、「桜園」に近い西門から入った方が便利です。

玉渊潭公園は入場料が必要です。
大人：10元
地下鉄「軍事博物館」駅下車、徒歩10分程度です。
玉淵潭公園は北京市十大公園のひとつで、周辺には中央テレビタワー、中華世紀壇などの観光スポットがあります。
みなさまもこの時期北京にいらしたら、ぜひとも桜をご鑑賞ください^_^