2014/03/26 - 2014/03/26
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tabinakanotaekoさん
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カナダからの御夫婦のホームステイを三泊引き受けた。
和歌山市の我が家へ来られたのは、日高郡の美浜町に行き、ルーツ探しをなさりたかったからだ。
しかし、現在83歳のKさんの5歳の時の記憶だけが頼り。
恐らく無理だろうと思っていた。
ダメならば、資料館と道成寺に寄って帰ろうと計画していた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
和歌山市内から高速で1時間。Kさん夫妻と私達夫婦の4人で出発
-
Kさんの母親の実家があった村に到着
-
これからの作戦を相談
役場で尋ねようと提案したが、行けば分かるときっぱりとNO! -
交番に入ったが無人
-
何か閃いたらしく、急に早足で歩き始めた。
私だけがKさんを追いかける。
夫とPさんは車を適当な場所に駐車させねばならないので
2班に別れた格好になった。 -
30分ほども歩いて立ち往生。
この辺り細い路地が迷路のようになっていて数回曲がったら、もうどこがどこだか分からなくなった。 -
あれまあ、さっき来た道に戻っちゃったと苦笑い
-
人には全然、出会えない。お留守の家ばかりだし・・・
そこでこのご婦人に出合った。
その日の夕方、私の事をルーツを見つけてくれた天使だって
褒めてくださったけど、天使はこのご婦人! -
小山資料館へ連れて行ってくださったが、閉まっている。
-
歩きながらの会話で、この方が閃いてくださって・・・
-
○○ちゃ〜ん、と呼びかけて・・・
-
このSさんにバトンタッチ
-
ここでもう一班の二人と合流。彼らは郵便局に入って親切にいろいろ教えてもらったそうだ。
-
Sさんについてどんどん歩く
-
Eさんにバトンタッチ。
もうルーツにたどり着いたも同然だ。 -
Kさんは声を詰まらせるので、私も涙声
-
母親のお墓へお参りしたいというのが一番の希望だった
-
法善寺というお墓
名前はご存じなかったが、ここの風景が記憶通りだった -
お母さんとお父さんのお墓。
可笑しいのは母親の名前は正しかったが、父親の名前は間違って記憶。姉の名前も間違っていた。名前を間違うなんてと冗談で責めたら、「オトウサン、オネエサンと呼んでたからね」だって。 -
生家の一部分が残っていた。
-
この町にはアメリカン・カントリー風の家屋が多い。
-
井戸は昔のままらしいが、Kさんの琴線には触れない模様。
代わりにこだわったのは、大きな大きな柿の木。
Eさん:「柿の木などなかったよ。」
Kさん:「いや、間違いない。こんな大きな実がなった。」
と一歩も譲らない。
私達は、帰ってからも、「柿の木のミステリー」と
名付けて何度も話題にした。 -
このあと日御碕灯台にあるカナダ資料館へ向かいます。
パート2に続きます。
「カナダまで 届けと草矢 飛ばしけり」
ああ、いい句だと訳してあげたけど、訳がまずかったらしく
ふーん という反応。
Kさんの日本語はごくごく限られた単語のみ:
みかん、巡査、たまご、さとう、いなか・・・
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