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久々のストックホルムの街歩きを楽しんだ後、サンクトペテルブルクへ明日中に帰らなくてはいけない。この日はフライトが確保できないため、フェリーと鉄道で戻ることにした。フェリーはヴァイキングラインとシリヤラインの2社が、フィンランドのヘルシンキとトゥルクの2都市を結んでいる。夜行、昼行が選べるが、日程上夜行で、そして航行時間が短く出発時間が遅いトゥルク行きを選んだ。フィンランド国内の鉄道はフィンランドパスが使え、ヘルシンキまで約2時間である。サンクトペテルブルクまではアレグロで3時間半だ。<br /><br />いずれの会社もフィンランドパスで割引がきくということで、電話で問い合わせてみたところ、ヴァイキングラインの方が割安で、部屋のサイズ、海側通路側、窓、シャワーの有無、など料金は様々であるが、ヴァイキングラインのベッドシャワー付きの窓なし個室が割引価格で61ユーロとお手頃価格で予約できた。シーズンオフであるとはいえ、物価の高い北欧でホテルに宿泊することに比較すれば格安と言えるかもしれない。ただし、ハイシーズンになると値段も跳ね上がり、予約も容易ではないようである。ヴァイキングラインはフィンランドの大手船会社で、本社をオーランド諸島の都市マリエハムンに置き、大型のフェリーをヘルシンキを中心にスウェーデン、エストニアなどに就航させている。ライバルのシリヤラインと競合しており、写真や値段を見るとシリヤラインの方が高級感を前面に出しており値段も高い。<br /><br />さて、8時発のフェリーは7時にチェックインが始まる。この日のストックホルムは6時頃に日が暮れて暗くなってきて、ガムラ・スタンから夕暮れの海岸沿いの道を約30分歩いた。国際線ではあるがパスポートチェックはない。シーズンオフとはいえ、大型フェリーには多くの家族連れ、団体の旅行者が乗船を待っていた。窓口でホテルと同じようなカードキーを受け取って、30分ほど待って乗り込んだ。内部はフェリーというよりはホテルに近い。まずは部屋に入って設備を確認した。4人部屋を1人で使用できて、簡易ながらシャワーがついて61ユーロであるからまず文句はない。4つの壁収納ベッドの下段を2つ使って、疲れた足を伸ばして横になって、とりあえず着替えをして船内の散策に出かけた。<br /><br />豪華客船、などというとかなりの誇張になるが、レストラン、ダンスバー、免税品店、カジノなど船中でゆったり過ごす設備は整っている。ヨーロッパの人々の優雅な時間の使い方を垣間見ることができる。船内のレストランも高級店からファミリーレストランなど選ぶことができる。食品と飲み物を選んでキャッシャーで支払って軽くすませばそれほど高くはない。そのうち汽笛とともにゆったりと出航したが、ほとんど揺れもなく船酔いなどの心配は全くない。船内にはWiFiはなく、特になすこともなく早めの床についた。翌日は夜明けの写真を撮ろうと思って、5時ころ床を出てデッキに登った。風は冷たいが耐えられないほどではない。バルト海に浮かぶ島々や半島を眺めながら夜明けを迎えた。時間通り7時にトゥルクの船着場に到着した。<br /><br />トゥルク は人口約18万人、フィンランド最古の町で、また旧首都でもあり主要なハンザ同盟都市であった。1229年にローマ教皇がこの地に司教座を置き、1640年にスウェーデンのクリスティーナ女王によって大学が作られ、1812年にヘルシンキに遷都されるまでフィンランドの首都であった。過去に何度も大火に見舞われた上、第二次世界大戦では激しい空襲を受けたため、古くからの街並みはほとんど残っていない。今でも工事中に不発弾が発見されることもあるという。町の見所としては港近くのトゥルク城、アウラ川の少し上流の町のシンボルとなっているトゥルク大聖堂である。また大聖堂に近い町の中心にマーケット広場があり、夏にはトゥルク音楽祭も開かれる。港からトゥルク中央駅までは列車で移動し、街中を徒歩で散策したあと、ヘルシンキ行きの列車に乗った。<br /><br />ヘルシンキは何度も訪れているため、改めて見る所もなくサンクトペテルブルク行きのアレグロを予約してのんびり過ごす予定だったが、思わぬ落とし穴があった。この週末はロシアの祝日(女性の日)のため、ロシア人が大挙してヘルシンキを訪れており、この日のアレグロは全て売り切れており焦ってしまった。別の夜行列車(トルストイという寝台列車が1便だけある)も満席、何としても今夜中に戻らないといけないのでフライトも探して見たが、列車が埋まっているのにフライトが取れるはずもない。止むなく翌日早朝のアレグロを予約、しばらくして再度切符売り場に行ってみると、最終のアレグロのファーストクラスに1席空きが出たという。少々高いものについてしまったが、何とか当日の深夜にはサンクトペテルブルクに帰着することができた。「祝日の移動は必ず予約をしておくこと」が今回の教訓だ。

バルト海クルーズ : ヴァイキングラインでストックホルムからトゥルクへ

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2014/03/09 - 2014/03/11

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ハンク

ハンクさん

久々のストックホルムの街歩きを楽しんだ後、サンクトペテルブルクへ明日中に帰らなくてはいけない。この日はフライトが確保できないため、フェリーと鉄道で戻ることにした。フェリーはヴァイキングラインとシリヤラインの2社が、フィンランドのヘルシンキとトゥルクの2都市を結んでいる。夜行、昼行が選べるが、日程上夜行で、そして航行時間が短く出発時間が遅いトゥルク行きを選んだ。フィンランド国内の鉄道はフィンランドパスが使え、ヘルシンキまで約2時間である。サンクトペテルブルクまではアレグロで3時間半だ。

いずれの会社もフィンランドパスで割引がきくということで、電話で問い合わせてみたところ、ヴァイキングラインの方が割安で、部屋のサイズ、海側通路側、窓、シャワーの有無、など料金は様々であるが、ヴァイキングラインのベッドシャワー付きの窓なし個室が割引価格で61ユーロとお手頃価格で予約できた。シーズンオフであるとはいえ、物価の高い北欧でホテルに宿泊することに比較すれば格安と言えるかもしれない。ただし、ハイシーズンになると値段も跳ね上がり、予約も容易ではないようである。ヴァイキングラインはフィンランドの大手船会社で、本社をオーランド諸島の都市マリエハムンに置き、大型のフェリーをヘルシンキを中心にスウェーデン、エストニアなどに就航させている。ライバルのシリヤラインと競合しており、写真や値段を見るとシリヤラインの方が高級感を前面に出しており値段も高い。

さて、8時発のフェリーは7時にチェックインが始まる。この日のストックホルムは6時頃に日が暮れて暗くなってきて、ガムラ・スタンから夕暮れの海岸沿いの道を約30分歩いた。国際線ではあるがパスポートチェックはない。シーズンオフとはいえ、大型フェリーには多くの家族連れ、団体の旅行者が乗船を待っていた。窓口でホテルと同じようなカードキーを受け取って、30分ほど待って乗り込んだ。内部はフェリーというよりはホテルに近い。まずは部屋に入って設備を確認した。4人部屋を1人で使用できて、簡易ながらシャワーがついて61ユーロであるからまず文句はない。4つの壁収納ベッドの下段を2つ使って、疲れた足を伸ばして横になって、とりあえず着替えをして船内の散策に出かけた。

豪華客船、などというとかなりの誇張になるが、レストラン、ダンスバー、免税品店、カジノなど船中でゆったり過ごす設備は整っている。ヨーロッパの人々の優雅な時間の使い方を垣間見ることができる。船内のレストランも高級店からファミリーレストランなど選ぶことができる。食品と飲み物を選んでキャッシャーで支払って軽くすませばそれほど高くはない。そのうち汽笛とともにゆったりと出航したが、ほとんど揺れもなく船酔いなどの心配は全くない。船内にはWiFiはなく、特になすこともなく早めの床についた。翌日は夜明けの写真を撮ろうと思って、5時ころ床を出てデッキに登った。風は冷たいが耐えられないほどではない。バルト海に浮かぶ島々や半島を眺めながら夜明けを迎えた。時間通り7時にトゥルクの船着場に到着した。

トゥルク は人口約18万人、フィンランド最古の町で、また旧首都でもあり主要なハンザ同盟都市であった。1229年にローマ教皇がこの地に司教座を置き、1640年にスウェーデンのクリスティーナ女王によって大学が作られ、1812年にヘルシンキに遷都されるまでフィンランドの首都であった。過去に何度も大火に見舞われた上、第二次世界大戦では激しい空襲を受けたため、古くからの街並みはほとんど残っていない。今でも工事中に不発弾が発見されることもあるという。町の見所としては港近くのトゥルク城、アウラ川の少し上流の町のシンボルとなっているトゥルク大聖堂である。また大聖堂に近い町の中心にマーケット広場があり、夏にはトゥルク音楽祭も開かれる。港からトゥルク中央駅までは列車で移動し、街中を徒歩で散策したあと、ヘルシンキ行きの列車に乗った。

ヘルシンキは何度も訪れているため、改めて見る所もなくサンクトペテルブルク行きのアレグロを予約してのんびり過ごす予定だったが、思わぬ落とし穴があった。この週末はロシアの祝日(女性の日)のため、ロシア人が大挙してヘルシンキを訪れており、この日のアレグロは全て売り切れており焦ってしまった。別の夜行列車(トルストイという寝台列車が1便だけある)も満席、何としても今夜中に戻らないといけないのでフライトも探して見たが、列車が埋まっているのにフライトが取れるはずもない。止むなく翌日早朝のアレグロを予約、しばらくして再度切符売り場に行ってみると、最終のアレグロのファーストクラスに1席空きが出たという。少々高いものについてしまったが、何とか当日の深夜にはサンクトペテルブルクに帰着することができた。「祝日の移動は必ず予約をしておくこと」が今回の教訓だ。

旅行の満足度
4.5
観光
4.0
ホテル
4.5
ショッピング
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
鉄道 徒歩 飛行機
旅行の手配内容
個別手配
  • ストックホルムのヴァイキングラインのチケット窓口

    ストックホルムのヴァイキングラインのチケット窓口

  • ヴァイキングラインの客船の模型

    ヴァイキングラインの客船の模型

  • ヴァイキングラインの客船

    ヴァイキングラインの客船

  • ヴァイキングラインの客船の宿泊室、4人まで宿泊可能な窓なしの部屋

    ヴァイキングラインの客船の宿泊室、4人まで宿泊可能な窓なしの部屋

  • 船内のレストランの入り口

    船内のレストランの入り口

  • 船内のレストランの風景

    船内のレストランの風景

  • 船内の免税店

    船内の免税店

  • セルフサービスのレストラン

    セルフサービスのレストラン

  • ダンスが踊れるレストランの中央部

    ダンスが踊れるレストランの中央部

  • 夜明け前の風景

    夜明け前の風景

  • 夜が明けたバルト海の風景

    夜が明けたバルト海の風景

  • 船内はまるでホテル

    船内はまるでホテル

  • ヴァイキングラインの客船から下船

    ヴァイキングラインの客船から下船

  • ヴァイキングラインの乗船場

    ヴァイキングラインの乗船場

  • ヴァイキングラインの客船

    イチオシ

    ヴァイキングラインの客船

  • ライバルのシリヤラインの乗船場

    ライバルのシリヤラインの乗船場

  • トゥルク城のファサード

    トゥルク城のファサード

  • トゥルク城の中庭

    トゥルク城の中庭

  • トゥルク城のファサード近景

    トゥルク城のファサード近景

  • トゥルク港駅から中央部に向かう

    トゥルク港駅から中央部に向かう

  • トゥルク中央駅のファサード

    トゥルク中央駅のファサード

  • トゥルク市内のマーケット広場

    トゥルク市内のマーケット広場

  • マーケット広場に面する教会

    マーケット広場に面する教会

  • マーケット広場の朝市の風景

    マーケット広場の朝市の風景

  • トゥルク市内の図書館、モダンなデザイン

    トゥルク市内の図書館、モダンなデザイン

  • トゥルク大聖堂のファサード

    トゥルク大聖堂のファサード

  • トゥルク大聖堂の内部

    トゥルク大聖堂の内部

  • トゥルク大聖堂の祭壇

    トゥルク大聖堂の祭壇

  • トゥルク大聖堂の内部の最後の晩餐の絵

    トゥルク大聖堂の内部の最後の晩餐の絵

  • トゥルク大聖堂の内部

    トゥルク大聖堂の内部

  • トゥルクのシベリウス博物館

    トゥルクのシベリウス博物館

  • トゥルクのシベリウス博物館

    トゥルクのシベリウス博物館

  • アウラ川の風景

    アウラ川の風景

  • トゥルク美術館のファサード

    トゥルク美術館のファサード

  • トゥルク美術館とモニュメント

    トゥルク美術館とモニュメント

  • トゥルク美術館の横のレーニン像

    トゥルク美術館の横のレーニン像

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