母娘の女3人癒し旅 ( ソウル編 )

2012/01/01 - 2012/01/04

【 1日目 】

2012年1月1日金浦空港に降り立ったのは極寒の朝でした。
空港から地下鉄でホテルのある孔徳駅に直行。荷物だけホテルに預けるつもりで寄ったのに、ラッキーな事にそのままチェックインして部屋に入れました。
ロッテシティホテル麻浦やるゥ〜！
ソウルの常宿に決めて早3回目の利用。メルマガ登録してる成果かな？

ホテルが新しくてキレイなのは勿論ですが、このホテルが好きな理由は孔徳駅直結してる事ともう1つは地下にロッテマートがある事です。
あまりの寒さにロッテマートでお菓子などを調達して部屋でしばし休憩を取ります。
ここでホッコリしてても始まらないので、いざ出陣！

まずは明洞へ。
まだウォン安で1万円が13.7万ウォン位でした。感覚としては40%off位。

両替する為に交番近くのビルの4階へ。両替はいつもここです。4階まで上がる不便な分、路上店より少しですが両替率は良いです。
支払いはほとんどカードですが、東大門や南大門の市場は現金が必要なので数万円だけ替えました。

ウォン安好機の機会に免税店へ。
1番手軽なロッテデパートの上に上がります。どのブランドショップも日本人で溢れかえり入店制限有りです。
女3人の購買意欲がメラメラと燃え、アドレナリンが上がります。
お正月にも関わらず快く旅立たせてくれた夫と息子の為に、財布やマフラー等を買いました。

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: イーツアー

そろそろお腹も空いたのでお昼は免税店からすぐ近くのチョンウォンスンドゥブ明洞店へ。
ここは安くて美味しく、スンドゥブの他に石窯のご飯とモヤシなどが入ったアルミの小さいボールが用意されてきます。玉子もあるのでビビンバ風にしたりチゲのスープを混ぜたり自分流に好きなアレンジをして食べます。非常にリーズナブルです。

お腹も一杯になったのでまた明洞の街へ戻ります。明洞では娘達の洋服、靴、小物を見て回ります。
韓国は旧正月を祝うので、1月1日でもいつもと変わりなく夕方になると路上に屋台が出てきました。
夕方からは更に寒さが増したので靴下やムートンブーツを買って履き替えると、足元がポカポカになりました。

明洞の街で配っていたチラシを参考にマッサージに行きましたが、これは大失敗。
いつも行く整体院は遠いので、不精してNANTA公演しているビルのマッサージ店に入りました。チラシは要注意！
私の担当者は良かったのですが、娘達は非常に下手だったようです。あまり文句を言わない若い娘達が言うのだから相当酷かったのでしょう。私は中年の男性でしたが、娘達の担当者は若い女性でした。
ゴメンね！明日は必ず満足できるマッサージに行こう！

夕食は地下鉄で孔徳に戻って、ホテル近くのポンジョム・チェデポチッにサムギョプサルを食べに行きました。
ここは画に描いたようなソウルフードです。
周りは仕事帰りのサラリーマンや地元の人しかいません。店中モクモクと煙が立ち上って皆さん焼酎を飲みながら楽しそうに食事をしてます。
スゴイ雰囲気に呑まれて3人固まります。するとお姉さんがやってきて面倒みてくれました。
サムギョプサル以外は何だか判りませんが色々注文しました。
何がくるのか出てくるまでのお楽しみです。

韓流ドラマでよく見る真ん中に焼き網のある丸いテーブルです。そこで骨付きの長い肉を焼いて食べましたがすごく美味しかったです。
どれが何の肉かはよく判らなかったので、追加する時は美味しかった皿を指差して注文しました。
他のテーブルを見ると自分でハサミで切って食べる様ですが、ここでもお姉さんの登場です。ちゃんとチョキチョキ切ってくれました。

ただの食事なのに、これぞ韓国！
ディープな体験で3人共チョット興奮気味でした。
そんな興奮も食後店外に出たら考えられない冷気に襲われて…さっきまでの熱気はサーッと冷め、さっさとホテルに戻らなくちゃ。寒〜い！

部屋に戻って今日買ったものを全部ベットに並べます。
娘達の可愛いワンピースや洋服、靴やバッグでベットの上が埋まるほど。
こんなに買い物ができるなんて幸せ！
その上ホントに安かった！


【 2日目 】

朝食は味加本でお粥を頂くことにしたので地下鉄でまた明洞へ。
お店は以前来た時よりもっと賑やかな通りに移転してました。今度はロイヤルホテルの目の前でとても判りやすくなってました。
お粥は海鮮(?)、カボチャと忘れましたがもう一つ、3種類頼みシェアして食べました。
いつ食べても美味しく朝食にピッタリな優しい味です。
お土産にイカの塩辛を買いました。
塩辛をブラブラ下げたまま今日もお約束の明洞での買い物へ。

お昼は土俗村で参鶏湯の予定なので地下鉄で移動します。
記号にしか見えないハングルですが、ソウルの地下鉄は色別になって番号も書いてあるのでとても利用しやすく乗り換えもスムーズです。

土俗村は景福宮駅から4〜5分で地図を頼りに行けば迷いません。
今日の行列はあまり長くなく、すぐに韓家造りの店奥のお座敷に案内されました。普通の参鶏湯2つと烏骨鶏１つ注文しました。
参鶏湯を待つうちに壺に入ったカクテキやキムチをつまみます。個人的にはキムチより大き目にカットされたカクテキが好きです。
参鶏湯はホントは夏バテ解消の滋養のための食べ物だと聞きましたが、芯まで冷えるソウルで頂く熱々の参鶏湯は美味しかったです。

その後は遅ればせながら最近韓流ドラマを見始めてたので、渋る娘達を誘って今まで全く興味がなかった王朝時代の宮殿を見学することにしました。

駅を過ぎて少し歩くと景福宮の宮殿があります。
中に入ると人がたくさん集まってて、何事が始まるのか様子をみてました。
すると王朝時代の衣装を着た男性が列を成して出てきました。
私達も意気揚々と見物客の列に入り見学します。

ガイドブックによるとこれは衛兵の交代の儀式だそうです。
ラッキーな事に偶然交代式の時間に当ったのでした。

終わった後は門の前に立っている衛兵役の中で1番のイケメン君と一緒に写真を撮りました(笑)
渋ってた娘達も思いがけない事に寒さも忘れて喜んでました。


昨日のマッサージは不完全燃焼だったので今日こそリベンジ！
仕切り直しでいつもお世話になってるマッサージ店に行きました。
初めてソウルに来た時は明洞でよくあるアロママッサージのコースを体験しましたが、割高でマッサージも上手くないので1度でこりごり。足裏削りでは流血騒ぎが…2度と行くもんか！
それ以降はちゃんとした整体を受けるようにしてます。

地下鉄の新堂駅で降りて2〜3分の所にある整体院です。名前は判りませんが本格的な整体マッサージです。口調はとても優しい整体師さん達ですが、容赦ないマッサージはまさしく治療です。
ツボにグイグイ入って効くゥ〜。
コレじゃなきゃマッサージする意味がありません！

夕食はこの治療院の先生に教えてもらったトッポッキ通りに行きました。治療院から少し行くとトッポッキ鍋の店がずらーっと並ぶ通りがあります。
通りを進んで行くと先生オススメの一軒があります。よくある地味な店構えですが味は抜群です。
中に入ると入口に鶏の脚が山積みになって最初はギョッとしました。私達は食べませんが鶏の脚もおつまみとして美味しいらしいです。
目的の鍋は大変安くて美味しいです。
5人前位の鍋を注文しましたが確か15000ウォン位だったと思います。
トッポッキも細めで柔らかく汁が染み込んで、ゆで卵やセンベイの様な物も美味しくて癖になります。
トッポッキと言っても屋台で売ってる甘辛いおやつのトッポッキとは異種類の一品です。

お腹も満足して2日目最後のイベントはチムジルパンです。地下鉄で龍山へ向かいます。目的地は駅からすぐのドラゴンヒルスパ！
広いスパで種類も多くてアカスリもできます。
まずは汗蒸幕へ。数人のアジュマが真っ裸で横になって体操してます。目のやり場に困る！
藁を被らなくても大丈夫な位の温度でした。開放的なアジュマに圧倒され早々に出てきました。

次は靴下を1000ウォンで買って塩部屋へ。塩の結晶が敷きつめられて敷物の上に横たわります。私はこれが1番汗が出ました。
汗をかいたのでシッケとゆで卵で休憩します。シッケは薄〜い甘酒みたいな味で…。すぐに別な飲み物を買ってきました。
それからも次々にサウナを体験し最後にお風呂に入ります。
アカスリを予約してから順番が来るのをお湯につかって待ちます。

このアカスリも豪快です。タンクトップと短パン姿のアジュマから指示された通りベッドに横たわると、お湯がザバーッとかかりアカスリの始まりです。
最後のシャンプーは断りました。何を使われるか不安だったので。殆どマグロ状態です(笑)

お風呂もサウナもはあまり清潔感はありません。露天風呂にも入りましたがお湯がヌルくあまりの寒さに一瞬で出ました。

そろそろ夜も更け12時近くなったのでタクシーでホテルに戻りました。


【 3日目 】

先ず南大門市場で朝食です。
カルグクス通りに行って韓国版ウドンを食べます。カルグクス屋台がずーっと並んでますがその中のお気に入りの一軒に入ります。ヘビーな雰囲気はあいかわらずですが、美味し〜い！

寒いので適当に南大門市場のビルの中に入ります。ここはアクセサリーの市場でした。フロアー全てアクセサリーパーツで埋め尽くされていますが個人には売ってくれません。

少し暖まったので再び外へ。
ホットクを片手に歩きますが、寒いし市場で買うものも何もなく移動。

とりあえずタクシーで明洞へ。
この日の予定を相談するためカフェでひと休みです。
とにかく寒さのレベルは東京の比ではありません。雪国の寒さとも違い、乾燥しててピリピリカサカサする感じの寒さです。
以前来たのは夏でしたが蒸し暑さは東京と変わりなかったです。でも緯度でいえば東北地方に値するので寒いのは仕方ないかな？
夏にはパッピンスや冷麺、カンジャンケジャン等を美味しく頂きました。
今回もカンジャンケジャンはプランの1つにありましたが、いざとなったら寒くて食べる気がしません。古宮の綺麗なビビンバや韓定食も選択肢から消えました。
この寒さに対抗するにはやっぱり熱々の鍋物に限ります。

昼食は何でもある明洞の全州中央館へ。ここは石焼ビビンバを最初に作った店として有名ですが、店はそんなにキレイではなく通りから奥まった所にあります。

今回まだ食べてなかったチヂミや石焼ビビンバ等、王道韓国料理を色々食べました。味も見た目も普通ですね。ビビンバの見た目は古宮の比ではありません。でも何でもある点では全州中央館の勝ちです。

夕方ちょっと前に再び新堂でのマッサージを受けます。連日通うので先生達とも顔見知りになりました。昨日のトッポッキ鍋の感想等話しながらまた施術が始まります。


夕方からは東大門へ移動して市場を見て回ります。ここはビルの中なので暖かく助かります。
店は山ほどありますが娘達の好みではないので買い物はソコソコにビルの12FにあったCERESTAR SPA( 既に閉店 )に行きました。
ドラゴンヒルスパより狭いですがキレイでした。
休憩室の大きな窓から今夜夕食で行くはずのルートを確認しました。

夕食はタッカンマリです。東大門ビル街から川を越えた向こう側にタッカンマリ横丁があります。閉まってる食料品市場をドンドン進むと焼魚屋さんが並ぶ地域があります。それをさらに進むとタッカンマリ横丁になります。

行くのは陳玉華ハルメ元祖タッカンマリです。何組か並んでましたがすぐ案内されました。
3階建てのビルの中はどのフロアーも人人人で溢れてます。
足が痛くなるのでテーブル席が良かったですが3階の座敷に案内されました。

タッカンマリを1羽注文しジャガイモやトッポッキ等のトッピングをお願いします。
ステンレスの大きな両手鍋に丸ごと1羽鶏が運ばれてきたら、ある程度煮えるまで待ちます。
アジュマが時々やってきて様子をみてくれます。出来上がるとハサミでチョキチョキしてくれます。待っている間に作っておいた薬味に付けて頂きます。
ただの水炊きですが、されど水炊き。美味〜！

女3人でしたがもう1羽追加して最後にウドンで締めました。
鶏2羽ペロッと食べちゃいました。


お腹は満腹。次は大通りを渡って革製品の市場へ行きます。
娘達が可愛いムートンコートがあれば買いたいと言うので、かなり遅い時間でしたが行ってみました。
照明も薄暗い中、どんどん奥に進んで光熙市場に行きます。どっちを見ても革製品ばかりの市場です。デザインが気に入ればとっても安いです。でも娘達のお気に入りは見つからず、結局安くても買いたいコートはなかったです。
せっかくここまで来たので寒さ対策に娘達はファーのスヌードを私は襟巻きを買って、帰りの首元は3人共暖かくなりました。

深夜タクシーを捕まえてホテルへと急いでかえります。



【 最終日 】

帰りは夕方便なので余裕です。
ゆっくり起きて荷物整理後チェックアウト。
楽天予約で3泊トリプルで570,000ウォン。ウォン安がここでも発揮されこのホテルレベルで考えられない安さ！
日本円だと1泊13,000円位
ホテルのクロークに荷物を預けブランチへ向かいます。

江南のサンパッチの店ウォンジョサンパッチへ。
肉を食べるというより数多くの野菜を食べるのが目的です。
極薄の豚肉はクルッと巻かれて解凍されてないけど焼けば大丈夫。
好きな葉っぱを手に持ち味噌や薬味を入れて巻いて食べます。
葉っぱはサンチュやエゴマ以外も知らない葉っぱがまな板みたいな長い皿に乗ってきます。

オカズもあります。ご飯やオカズも葉っぱに巻いて食べます。
肉を追加注文すると葉っぱは自動的に追加され好きなだけ食べられます。

たいして肉が美味しいわけではありませんが、この葉っぱの種類の多さは捨てがたいです。
オカズもソコソコ美味しいし巻き巻きしながら楽しいです。

でも決して焼肉ではありません。葉っぱで巻き巻きしますが肉は添え物と思った方が良いでしょう。
女性が好きな食べ物だと思います。
ここに息子が居たら来なかったかも！
多分男子は牛肉でも豚肉でもはっきり焼肉じゃないと満足しないでしょう。
思う存分葉っぱを食べたのでタクシーで狎鴎亭へ向かいます。

この数日間ディープな韓国を堪能しました。
この辺で元に戻る準備をしないと。
東京と変わりのない街で適当なカフェに入ってゆっくりお茶を頂きます。
お帰りモードになったところで午後はソウル駅のロッテマートへバラマキ土産の買出しです。
大量の韓国ノリやコチュジャン、五味茶や柚子茶、トウモロコシ茶。
ここは大型店で何でもあるし襷をかけたコンシェルジュもいるので大変重宝してます。
お土産に見たことない焼酎の小瓶も何本か購入。味は知らないけどサイズがカワイイ。

小腹が空いたので立食いコーナーで長い串に刺さった薩摩揚げとハンペンの中間みたいなオデンを食べます。
トッポッキも食べます。味は普通。
エネルギー補給したのでまた買物へ戻ります。3人共両手に大袋を持ってロッテマートの裏口へ。タクシー乗り場からホテルにgo。

タクシーから見た南大門はまだ工事中。以前来た時も囲いの中。3回の訪韓で1度も見たことない南大門。

ホテルに到着。まだ時間があるので地下鉄横のパン屋さんで軽くeat in。
その後地下のロッテマートへ寄ってからようやく空港へ向かいました。

空港の免税店でこの後に及んでまだギリギリまで化粧品など買い、GATEに走って向かう有様でした。

楽しかった正月休みも終わり、またいつもの生活にもどります。
4月から社会人になる娘と行ったソウルでした。
今では考えられない位のウォン安で、買い物して食べてマッサージしての女3人旅は静かに終わりました。