高野山・伊勢神宮

2008/12/31 - 2009/01/01

年越しで和歌山・高野山、三重・伊勢神宮へと、仏様＆神様にお参りするという、何とも節操のない旅行へ行って来ました。信仰心の全くないオレたちが冷やかし半分でお参りするなんて、まったくもってけしからんわけで....。

エリア 伊勢神宮(三重)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 1.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

名古屋まで新幹線で向かい、そこからバスで3時間の移動....昼過ぎに高野山へ着きました。高野山とか弘法大師が1200年前になんたら....と、大阪弁でまくし立てるボランティアの案内人。この案内人がくせ者で、最終的になんかいろんなものを買わせようとする。『宗派は問わない品物です....』と、もうなんか商売っけたっぷりすぎてなんか冷めた。....と思ってるのはオレらだけのようで、皆さんお札やら、お線香やら、お守りやらけっこう買ってた....。90％お年寄りのツアー客だったので、なんかみんな真剣....。

ここから『奥の院』。写真撮影不可です。他の人が写真撮ってたらスゲー勢いで怒られてた。イタリアの寛大さはありません。

DSC03579.jpg今日の宿泊は宿坊『安養院』。宿坊ってお坊さん的な宿泊体験をさせてくれるのかな〜と勝手に想像していたけど（長い丸太の枕で寝て、朝はそれを叩かれて起こされるとか、みんなで列んでぞうきん絞って廊下掃除とか...）けっこう普通の民宿だった。でもお寺の中の部屋を宿泊施設にしているせいか、かなり広い！　そして異常に寒い！　耐えられないくらい寒い！　しかもテレビのリモコンない！　布団から出るのも辛いくらい寒い部屋なのに、大晦日にテレビのチャンネル変えるのどうするの？　だったら宿望に泊まるなって話だけど、備わってる設備に不備があるのはヤダから直して欲しい....。さっそく事務室に行って（と言っても宿泊部屋と同じ畳の和室）「リモコンがないんですけど...」と言ったら、「あとで見に行きます」と言われた。ここでおかしな事実に気づく。この事務室、かなりぬくぬくと暖かいです。お寺全体が寒いのはしょうがないので....と言われるならまだしも、客の部屋が極寒で従業員（お坊さん）の部屋がこんなに暖かいのは納得できん！　リモコン問題を解消しに来たお坊さんに「寒すぎるのでほかにもっと狭い部屋ないですかね？？」とお願いしたら、「ここはお寺なので、堪えていただかないと」....！！　自分たちは暖かい部屋にいるからいいけどさ....生臭坊主が！　しかもリモコンも別のメーカーの持ってきてるし！　結局リモコンが見つからず、部屋を変わることに....。しかし変わった部屋にもテレビのリモコンがない。もともとないわけじゃないらしいけど、なぜにここまで適当なんだ？？　「前のお客さんが持って行ったのかなぁ」って、持って行くかっつーの！　まあ変更してもらった部屋は狭いし、暖かくなりそうだったからもういいやってことにしました。ほんと仏に仕える連中ってバカばっか。

夕飯は当然精進料理、まずいはずと決めつけていたせいか、まあまあ美味しかった。とくに高野山名物ゴマ豆腐が美味しかった。

夜中の11時半頃、除夜の鐘を聞くために『壇上伽藍』へ。雪も降ってきて雰囲気よくなってきた....なにしろ初・除夜の鐘なので楽しみ。

見えてきました壇上伽藍。ライトアップされた『根本大塔』が大迫力。

お経を唱えながらお坊さんが鐘を突いてます。『ゆく年くる年 』でも中継が来るくらい有名な所らしいが、ほとんど人いなかった。そのほうがいいけどさ。

2008年が終わりました。去年は2回も入院するという結構ひどい年だったな....。今年はいい年になってくれるといいが。

夜から降り始めた雪のため、すっかり雪景色の高野山。雪が降ると寒さが少し軽減されるような気がするのは.....気のせいか？？

質素な朝ご飯。しかもなぜかお預けくらってみんな端っこで待たされています。バスへの集合時間はもうすぐ迫っているのになぜ？？　ってお坊さんに聞いたら『朝のお勤め（自由参加）されてるお客様がいらっしゃるので、その人たちを待って一緒におとそを頂くためです』とまったくもって大迷惑！　そんなお勤めは朝食時間の前に終わらせとけ！　しかも一緒におとそって....。時間厳守を客に守らせるくせに、自分たちのせいでその時間を過ぎても、まったく知らん顔....もう、お坊さん嫌い。

バスに数時間揺られてやってきました『伊勢神宮』。雪もなくいい天気。まずは外宮を参拝。こっちは比較的空いてるとのことでしたが、やっぱり正宮に近づくと人だらけ.....。ぶらぶらして引き返しました。

その後、『金剛証寺』へ行きました。なんだかよくわからん所なのに、なぜか滞在時間を40分から50分に延長させられた....が、山の上の方だったので景色がよかったです。

田楽とぜんざいを食べました.....年のせいか最近あんこ系が美味しくて.....。

ここで、ちょっとしたアクシデント....。一組のお客さんが集合時間のぎりぎりまで帰ってきません。もちろんぎりぎりに戻ってきたので、なんの問題もないんですが、添乗員がなぜかそのお客さんにすごいプレッシャーをかけ出して「もう時間です！　走って戻ってください」と軽く切れてる様子。バスの中の時計ではまだあと1分あるのに....。集合時間過ぎてないのにそんなうるさく言うんなら、こんなどうでもいい金剛証寺の滞在時間を10分延長させる必要ないじゃん。

五十鈴川に沿って歩いていくといよいよ伊勢神宮の内宮です。人多いんだろうな....。

案の定すごい人....午後だからこんなもんなんだろうけど、午前中はもっとすごいんだろうな.....。とっとと帰りました。

内宮へと架かっているこの『宇治橋』は20年に1度架け直すらしい。それが今年のようで、隣に工事中に通るための仮橋が架かっていました。今は橋が2コある状態。

これまたすごい人の『おかげ横町』。とっとと用事だけ済ませてバスに戻らないと....。

まずは定番『赤福』。実は初めて食べます。あんな問題を起こしたあとでもすごい行列。しかし手際が良くて、たいして待たずに買えました。この手際の良さがまた作り置きしてんじゃないの？？　と勘ぐりたくもなるが.....でも美味しかった。

そして『すし久』でてこね寿司。てこね寿司なんて知らなかったけど、どうやら有名らしい....そしてこれがものすごい美味しかった！　酢飯になんかしててすごい美味しい！！

もう用事はないのでとっととバスに戻って出発を待っていたら、一組のお客が帰ってきません。さっきの遅れてないのに添乗員に遅れたと濡れ衣を着せられたお客さんだ。今回は濡れ衣じゃなくて5分くらいすぎても帰ってきません。ふたりのうち一人だけ帰ってきたけど、もう一人は途中で置いてきたらしい....置いてきたのはお年寄りで歩くの遅いから、ひとりが先に帰って、バスに待っててもらってと言って.....みたいな作戦なんだろうけど、まあ添乗員の切れっぷりがすごくて『何やってるんですか！　まったく！　さっきもそうでしたが時間を守ってもらわないと困るんですよ！　新幹線にみんなが乗れないんですよ！』ってさっきのはおまえが勝手に遅れたことにしてるんだけど....。今までいろんなバスツアーに参加してきたけど、こんな添乗員初めて....。

そうこうしているうちに、笑顔でおばあちゃんが帰ってきました。笑顔もどうかと思うが....。

というわけで、運転手さんの機転のおかげでなんとか時間内に名古屋について、無事帰れました。年越し一泊二日の旅行はやっぱり疲れるなぁ....今年の年末は南国でのんびり年越ししたいな。