2013/11/15 - 2013/11/15
37位(同エリア85件中)
アリヤンさん
クマールと奥さんが朝早くから出かけた。
ベニまで歩いて行ったのだ。
エライもんです。「ちょっとソコまで」という雰囲気で近くの都会:ベニまで歩いて行ったのです。
ここらの住民にとってベニまで歩いていく、と言うことは大したことではなさそうです。
つい最近まで移動手段は自らの足だった、という証しだろう。
*緊急避難ページ⇒2014年3月6日完成。
http://www.geocities.jp/ariyan9907/2013eightth-2_027.html
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ワタクシたちが温泉郷南側探検を終えて帰って来たときにはまだ9時台で、移り住んだヒマ ラヤンGHの中庭には温かい日差しがサンサンと照っていた。
早速ワレワレは寝具などをお日様に干した。 -
部屋のドアを開けるとこんな感じでお日様が入ります。
窓を開ければもっとお日様は入るのですが、中庭から部屋の中が丸見えなので、あまり開けられません。 -
ゲストハウスの玄関にもあった日本の風景「瀬戸大橋」の大きなポスター。
コレが部屋の中にも貼ってあるのです。
クマールがサウジアラビア出稼ぎ先のリヤド日産時代にもらった日本のメーカーの海外向けポスターです。
素晴らしい現代建築である瀬戸大橋を眺めてここの子ども達は育っているのです。
日本は彼らにとっては「夢の国」のようなものなんです。 -
イチオシ
10時台、ワタクシたちのランチの時間です。
今日は奥さんが居ないので、長女のサンガムがランチを作るのだと思っていたが、なんか手伝いの従姉妹16才が来ていて、彼女がダル・バートを作ってくれた。
しかしご飯の炊き方に失敗したようで、長女のサンガムチャンや奥さんの作るダル・バートとは似ても似つかぬモノが出来てしまった。
ま、文句を言うのもかわいそうなので「オイシイ」と言ってあげました。
中庭ではクマールのお母さんと親戚の叔母さんがなにやら葉っぱのついた植物を選り分けていた。
なにかタダごとではないモノが始まる雰囲気でした。 -
夕方4時台、クマールと奥さんがベニから帰ってきました。
そしてなにやら中庭に舞台装置を作成し始めたのです。
なにやら親戚のおじさんや叔母さんや近所のおばさんまで登場してきて賑やかに舞台装置の作成を続けるのでした。 -
今日の朝奥さんと一緒にベニまで行ったのは、プジャを取り仕切る僧職に明日のプジャ進行役を頼みに行ったとのことだった。
今は交通機関が全てストップしているので、明日そのお坊さんたちも歩いてベニからやって来ることになるのでしょう。
この時点でワタクシたちは「プジャ」とは如何なることなのか?良く分かっていませんでした。
クマールの説明ではなんか「お祭り」の一種らしい。
ところが飾っているのはクマール家だけで、近所どこもお祭りの雰囲気は全くありません。
中庭に張ってある天幕、その周囲にロープを張って花やら葉っぱをぶら下げています。
ココが聖域とのことでした。
この聖域はワレワレの部屋のまん前なのです。
ですから窓のカーテンも開けられません。
部屋の中に居るとウットウしくてたまりません。
「困った、クマッタ、コマドリ姉妹」状態なのです。 -
ワタクシたち、部屋にこもるわけにもいかずプジャの準備を見学することにしました。
2階の土間では親戚の叔母さんたちが「セルローティ」なるものを作成中でした。 -
練り米粉を砂糖と混ぜてドーナツ状にしてそれを油で揚げるのです。
ここらの人たちにとってはそりゃあ美味しいものらしい。 -
親戚の子供たちが心待ちにセルローティの仕上がりを待っています。
滅多にない甘いお菓子を食べたいのです。
昔の日本の田舎もそうでしたが、今のようにお菓子や美味しいものに囲まれていなかったのです。
現にワタクシなんかはハッタイ粉をお湯で練って砂糖を入れたものを密かにオヤツとしていたくらいですから。
ココアの粉をお湯で練ったものを「これは今まで食べたことのない、チョコレートに違いない!」っと思って味わっていたほどです。 -
米粉をチョット薄く練ったものを柄杓ですくって煮えたぎった油の上にグルっとドーナツ状に落とすだけです。
それで大きなドーナツが揚がります。 -
米粉に砂糖が入っただけのシンプルなものです。
-
揚げあがったら長箸であげて新聞紙の上に載せて油を切る。
それでで来上がりです。
揚げあがったものをひとつ試食させてもらった。
ホンノリ甘く、ホカホカで美味しかった。
甘いものはこれだけなので、驚くほど大量に作ります。 -
材料の米粉。
昨日と今日の朝もハヨから中庭でゴンゴンと何かを挽く音がしていましたが、米を挽いていたのです。
そうなんです、全て手作業で素材を作っているのです。 -
小さな子ども達はドーナツほしさに二階のベランダに集合しています。
ワタクシたちは洗濯物の干し物の点検をしながら子供たちと遊んだりします。
だってここは下に落っこちそうな危ないツクリになっているのです。
子供らだけでおいとくのは危険だ、と思われるからです。
ま、アブナイと思っているのはワレワレだけで地元の大人たちは子供だけでほったらかしですが、、、 -
2階のベランダから中庭を見下ろすと、聖域の上には天幕が張られています。
左側の窓がワタクシたちの部屋の窓です。
入り口のドアが手前に見えます。
ワタクシたちの部屋はクマール家法事の祭壇まん前にある、ということです。
これもなんかの縁でしょう。 -
イチオシ
急ピッチで聖域のまわりの飾り付けが進みます。
-
一族郎党あげてのお祭りなので、ワタクシたち宿泊人としてなんらかのお供えでも用意しようと買い物に出かけました。
クマール家のある村で買うのは近すぎて良くないので、温泉郷の村の方へ出かけました。
一昨日まで泊まっていたシェルチャンGHの隣の宿兼食堂の前で以前出会ったフランス人のニイちゃんにばったり会った。
彼はたしかダーバン村まで歩いていってホームステイをする、と楽しそうに言っていた。
ダーバン村はここから数時間かかるさらなる 山奥の村です。
ダウラギリの麓でもある。
歩き回るのが好きらしく周辺を歩き回っている若いニイちゃんです。
話を聞くと、ホームステイ先の食べ物が合わず下痢になってしまって、シンハ・温泉に帰って来た、とのこと。
食べ物が合う合わないの問題ではなく、衛生上の問題だと思う。
きょうびの若い人たちはバイキンマンに弱いのです。
はたして、温泉郷の表はエライ騒ぎです!
警官隊まで出動しています。
どうやら選挙ボイコット派のマオイストの連中が村人にアピールしているようです。 -
「君子危うきに近寄らず」でコリャ危ないワイ、と遠ざかろうとしたとき、マオイストたちのトラック(ヨーロッパからの消防自動車の中古)が大音量で動き出した。
ヤレヤレ、静かな温泉郷から出て行きそうだ 。
途中、給水パイプに引っかかり難儀しているマオイスト・選挙ボイコット派。
最近はぜんぜん暴力的ではありません。 -
21世紀に「毛沢東主義者」なんて、もう時代遅れで、しかも毛さんは政治家として失敗者だったと思う。
過去のヒトとなっていること、がまだ分からない連中がいるものですナア。
ま、ここはネパールの超いなかですから、、 、
早く本物の民主的な世界になって欲しいものです。 -
表の喧騒とは関係なく、シンハ温泉は人々の健康でありたいという希望を載せて湯気を立てています。
明日はクマール家のプジャです。
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