2014　GW　修善寺温泉の滞在　２泊３日（１泊目）　「あさば（天鼓・和室１０畳＋８畳、温泉内風呂付）」

2014/04/25 - 2014/04/26

２０１４年ＧＷ。
どこに行こうかな。
最近は、行先よりも、どこの旅館（ホテル）で寛ぐかが旅行の目的になってきています。

色々と悩んだ結果、去年宿泊した修善寺温泉の「あさば」を再訪することにしました。昨年は食事の好みが合わず残念なところもあったのですが、滞在してのんびりするには最高の旅館です。
今回は、奮発して（潔く清水の舞台から飛び下りました。。）、気になっていた「離れ・天鼓」と「満点星」というお部屋を１泊ずつ、連泊で予約しました。また、せっかくの機会なので、食事のリクエストなどもいろいろしてみることに。

この旅館、ホームページがないため、なかなか全容が解りにくく予約しにくいのが難点です。現在のところ、予約は、直接電話かＪＴＢ、ルレ・エ・シャトーのホームページからできます。

エリア 修善寺温泉(静岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

修善寺までは、東京駅からＪＲの特急踊り子号で行きます。
金曜日でしたが、指定席を利用される方が多くでビックリ。
もっとガラガラだと思っていました。

隣に新しい北陸新幹線の車両が停まっていました。
かっこいいなあ。

東京から修善寺までは二時間程度で到着です。

修善寺駅からあさばまではタクシーで１０分ぐらいかかります。
タクシー代金は、約１４００円。

サロンに通されました。

この景色を見ているとリゾート地にいるような錯覚に陥ります。

一年ぶりの景色。
優しいそよ風が心地いいですね。

５分ほど待って、仲居さんがお部屋まで案内してくれました。

本館の廊下を直進し、突き当たりが今回宿泊する離れの『天鼓』があります。

この先は、客室天鼓でごさいます。

離れと言っても本館と繋がっています。

こちらが、入口です。

踏み込みから見た離れの入口です。

こちらは、副室で８畳の和室。

庭園から入ってくるそよ風が心地いいです。

主和室の１０畳。

余計な調度品もなくシンプルな和室。

角部屋のため、二方向から風が入ってきます。

離れ専用？の庭園が眺められます。
空気が綺麗で澄んでいます。

主和室から眺めた庭園です。

細かなところまで手を入れているのがわかります。

煎茶とあさば饅頭をいただきました。

冷蔵庫の中身です。

和歌山県の伊藤農園のストレートジュースがありました。
このジュース、好きなんですよね。

足袋に浴衣が２枚。

あさばの浴衣、センスがいいんです。

こちらは、踏み込み側から見た部屋風呂へのアプローチ。

床が白木で贅沢。

右下に写っているのは、タオル、バスタオルです。

一人当たり２枚用意されています。

トイレです。

天井が天窓です。

トイレ内に電気はありますが、電気なしでも日中は明るいです。

大雨の時はどんな感じなのかな。

シンクは１つです。

アメニティも洗練されています。

ここも天窓。

シンクの天窓です。

とても明るいです。

こういう光の取り方もあるんですね。

続いて、部屋付の温泉風呂です。

高野檜の温泉内風呂です。

檜の香りがして素晴らしいです。

扉は、全開にすることが出来、半露天風呂にすることもできます。

浴室のスペースも広く贅沢な造りです。

本当にセンスがいいです。

こうすると、ひんやりとした空気が入ってきます。

お風呂にも天窓があり、とても明るいです。

このアングル、数年前に海外の旅行雑誌に掲載されていたのを思い出しました。

湯船に入れて温泉を楽しみます。

本当は、源泉かけ流しにしたかったのですが、源泉温度が高く、やむなく水で薄めて適温にしました。

このお風呂を見たとき、本当に衝撃を憶えました。
スペースも広く、とても贅沢な気持ちになります。

本館の大浴場に行きましょう。

こちらは、貸切温泉です。

空いていれば、誰でも使用できます。

ほとんどのお部屋に温泉の内風呂があるため、いついっても空いていました。

貸切温泉①

貸切温泉②

露天風呂の入口です。

あさば、露天風呂が一つしかないため、男女が時間制の入れ替えになるのが残念なところです。

タオル、バスタオルは豊富に用意されています。

露天風呂一番乗り!

目の前にパーゴラがあり、藤が植えられています。

一年ぶりの露天風呂を堪能しました。

温泉自体は、修善寺の共同温泉を使用しているそうです。

こちらは、男性用大浴場の脱衣場です。

掃除が徹底しており、清潔です。

大浴場というより、小浴場かな。

洗い場は、３か所あります。

菖蒲が湯船にありました。

温泉は、絶え間ない、かけ流しです。

大浴場前には、常温と冷たいミネラルウォーターが常備されています。

この時間帯は、サロンでジュースとコーヒーをセルフでいただけます。

今日は、金曜日ということもあってか貸切でした。

サロンで寛いだ後は、お部屋に戻り、のんびりしていました。

時折、お部屋のテラスで心地よい風に当たりながら、過ごしました。

さて、夕食の時間になりました。

連泊一日目は、標準的な懐石料理を希望しました。

飲み物は、ヴーヴクリコのイエローラベルをいただきます。

食前酒は、菖蒲酒。

この時期ならではの「竹の子と葉のり揚げ」。

前菜六種盛り合わせ。
・山菜和え物
・玉子焼き
・アスパラ、猪ベーコン巻
・竹の子の木の芽合え
・海老の海鼠腸和え
・空豆

全てが美味しくて素晴らしいです。

お椀は、太刀魚と山菜。

この漆のお椀、素晴らしいです。
あさばの料理は、使用する食器などが全て作家物。
お料理を目でも楽しむことができます。

お造りは、桜鯛とアオリイカ。

焼物は、鰆の炭火焼き。

蕨と飯蛸の白和え。

揚物は、帆立と桜海老。

帆立の貝柱に桜海老を衣にして揚げています。

あさば定番のあなごの黒米寿司。

ここで仲居さんが鍋物を仕上げてくれます。

巨大な千葉県産の蛤と菜の花を鍋仕立てにしていただきます。

鍋の出汁が伊勢海老だそうです。

これは、料理長の新作だそうです。

お味は、ちょっと複雑でした。
蛤がもったいない気がしました。

蛤鍋のだし汁と伊勢海老の酒漬けをご飯にかけていただきます。

デザートは、「ブラマンジェ・メロン・葛きり・みかんゼリー」から選びます。
今日は、メロンにしました。

あさば定番のジェラート。
「かぼちゃ」と「よもぎ」です。

あさば、海外のお客様も多いそうで朝食は洋食も用意されています。

今回は、連泊するので１回は洋食をリクエストしていました。

夕食後、翌日の洋朝食について、メニュー表に好みを記入します。
こんなものまで用意されているとは。ちょっと驚きました。
そんなに複雑なオーダーはできないようですが、標準的なアメリカンブレックファーストですね。

夕食後は、煎茶と冷水の用意をしてくれます。

あさば布団で早々に就寝。

マットレスと綿の敷布団が素晴らしいです。
自宅の布団を買い替える際は、こちらで購入したいぐらいです。

朝になりました。

今日も晴天ですがすがしい朝です。

ひんやりとしたそよ風が部屋に入ってきます。

本当に心地よいです。

朝食は、昨晩のメニュー表どおりの洋食です。

檜のお膳に洋食器が用意されます。

バターのほかハチミツ、イチゴ・オレンジジャムが用意されます。
残念ながら海外の既製品でした。
ハツミツやジャムは自家製にしてほしいですね。

プレーンヨーグルトと粉黒糖。

ジュースは、フレッシュのグレープフルーツ。
パンは、トーストにクロワッサン、デニッシュ。

卵料理は、目玉焼き半熟、ベーコン、ブロッコリー、ニンジン。

付け合わせの温野菜が意外においしかったです。

デザートは、八朔。

コーヒーは、ポットサービスでした。

香り高いコーヒーで素晴らしいです。

旅館で洋食というと形だけのものが多いのですが、あさばはさすがでした。
一つ一つが洗練されており、高級ホテルのアメリカンブレックファーストに匹敵していました。東京のラグジュアリーなホテルより、はるかに上質でした。

朝食後は、部屋でのんびりしていました。

今回も連泊で利用していますが、同じお部屋での予約が出来なかったため、部屋を移ることになっています。荷物の移動などは全てやってくれるので助かります。

チェックアウトは、１１時３０分となっています。
サロンに行くとコーヒーか紅茶をいただけます。
コーヒーは、豆から挽いてくれます。紅茶も茶葉が素晴らしいです。
連泊での利用ですので１２時過ぎまでくつろいでいました。

あさばでの滞在一日目は、離れ天鼓に宿泊しました。

昨年は、お料理が好みに合わないものもあり、残念なところもあったのですが、今回は、大満足です。相変わらずの部屋の設え、作家物の和食器の数々などあさばならではのおもてなしに感激しました。

さて、これから修善寺の温泉街を散策しに行きますか。