2013/11/09 - 2013/11/09
37位(同エリア85件中)
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アリヤンさん
温泉に浸かりすぎでぶったおれたワタクシは10分ほど源泉たれ流しの洗い場の温かい床で横になって回復しました。
一旦宿に帰りベッドに横たわり1時間ほど休んだ。
それでもまだ朝の9時台でした。
すっかり元気になったのでパートナーとこの温泉郷の探索をぶらぶらすることにしました。
少し離れた所にまとまって家々がベランダから見えていたので、とりあえずそこに行ってみることにしました。
*緊急避難ページ:2014年2月20日完成。
http://www.geocities.jp/ariyan9907/2013eightth-2_009.html
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
宿のベランダから見下ろすミャグディ川。
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山の中を走る川にしては川幅が広いほうです 。
浅いようです。
それだけに川底にあたる音がにぎやかです。 -
ベランダの下の猫の額ほどの土地は野菜畑となっていて、宿の人たちと近所の人たちの菜園となっています。
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ココみたいな山間部では物資が乏しく、殆どの人たちが自給自足にちかい生活をしています。
自分達の口に入る野菜は自分達で作る、のが当たり前のようです。
野菜ダル・バートに必要な野菜作りです。 -
イチオシ
ワタクシたちは温泉の横を通って歩いていました。
するとパートナーが「あ、あのオバチャン、温泉で親切にしてくれたオバチャンや。あのヒト良いヒトやでえ」。
見るからにどこかの少数民族のオバチャンっぽい。
鼻輪が特徴で刺青もしているらしい。
ニコニコと近づいてきます。
オバチャンにご挨拶。
彼女も午前の温泉タイムが終わって帰るところみたいです。 -
ワタクシは「コレは珍しいナントカ民族のヒトに違いない!」っと思い、写真を撮らせて頂きました。
なんせ言葉が全く通じないので、何民族か分かりません。
どちらかと言えばアジア系の顔立ちです。 -
途中にあった「選挙ハンタイ!」のポスター。
マオイスト左派の宣伝です。 -
あのオバチャンも同方向に歩いて、近所の人家の多い村まで一緒しました。
彼女の住んでいる所は村の入り口付近でした。
そこの1室を間借りしているらしい。
彼女も温泉治癒客だったのです。
「また明日!」と言ってワレワレはさらに進み入りました。
これは振り返って温泉のある方向ですが、東向きの家々に午前の太陽の陽が当たっています。
静かなある午前のタトパニ村です。 -
陽の当たる側に人々は集まり日向ぼっこです。
大人も子供も日向ぼっこです。
両側のこうした家々と人々を眺めながら「ナマステー、ナマステー!」と言い合います。
集落の終わりころで、近所のおばさんに「ココもタトパニ?」って聞くと、「ウン、タトパニ!」っと下の方を指差します。
どうも下の方にこの集落用の温泉があるようです。
さっそく指示通りの細い道を川のほうに降りていってみました。 -
イチオシ
ありました、ありました。
川べりに温泉が垂れ流し状態になっています。
近所の人たちが朝の温泉行水をやっていました。
ここでは湯船はなく垂れ流し状態のお湯をカラダにかけたりしているのです。
正に「源泉かけながし」です。
女性も男性も服を着たまま温泉をかけてカラダを洗ったりしていました。
お湯は熱く50度くらいはありそうですが、かわがすぐそばですので川の水で薄めてぬるくすることも出来ます。
まことに珍しい光景だけに、皆さんに断って写真を撮らせて頂きました。
でもあんまり唐突に写真を撮ったので、特に女性はちょっと恥ずかしそうにしていました。
無理もナカラン。
ニッポンのパパラッチでした。 -
ダウラギリ山系の雪解け水はザーザーと流れています。
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山肌にも陽が当たっています。
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ワレワレは細い道を登って本道に戻ります。
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集落を過ぎるて少し進みますと、一回り小さな別な集落が見えてきました。
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小さな集落の入り口にきれいな黄色い花が咲いていました。
ヤマブキのようです。 -
小さな学校があり、ポツポツと家々が続いています。
どこがエンドか、興味津々で先に進みます。 -
イチオシ
その小さな集落の終わりころに、こんなつり橋発見。
怖がりなパートナーですが好奇心はワタクシに負けません。
当然のように2人とも「行ってみよう!」となります。 -
つり橋の袂にあったネパール伝統様式の建物。
ここらはみんな伝統様式の家々ですが、、 、
これはちょっと凝っています。 -
ここらにも薄く剥がれる石がでるようです。
薄い石を屋根瓦代わりに使用しています。
ポカラのサランコットやワールド・ピース・パゴダでもよく見かけた薄く剥がれる石です 。
地理学的には同じ地質であるということでしょう。
*海底に長い時間(何百万、何千万、何億年も)かけて降り積もった層が持ち上がって石になって山となった地球の造形のたまものです。 -
ミャグディ川にかかるつり橋を渡ってみます 。
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ここのつり橋はよく手入れがされています。
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橋のたもとにモミが天日干しされていました。
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対岸の農家。
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対岸からつり橋を望む。
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少し川沿いに歩いてみると、打ち捨てられたような祠がかろうじて建っていました。
あまり面倒を見るヒトが居ないのか? -
こちら側にも伝統様式の立派な家屋がありました。
天気が良いので洗濯日和です。 -
対岸の山にとても細い滝が落ちていました。
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つり橋をわたって再度温泉のある方に戻ってきました。
ここらはどこを歩いても絵になる風景があるので、ウロウロ歩きは楽しい。 -
洗濯物の干し物の左下をよっく見てください 。
稲の束を振り上げて、今や下に打ち下ろそうとしているお百姓さんの姿です。
そう、ここらではモミを稲からはずすのに、このように稲束を石に打ち付けて全くの人力だけでモミはずしをしているのです。
ナント、原始的な農法なんでしょう!
この分では、どのようにして脱穀しているのでしょう?
恐らく臼にモミを入れて杵で搗くのでしょう。
フィリピンのルソン島中央部の山国=バナウエでも杵と臼でした。
でもモミはずしは千刃コギを使っていましたヨ。 -
ネパールの自然は原始農法をやる農民によって守られている、とも言えるでしょう。
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川沿いの農地で豊かに実る稲。
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ワタクシたちは元の道を村へと戻っています。
うしろからもっと奥のむらからやって来た路線バスがユラユラやって来ました。
バスが通るときの土けむりがすごいので閉口しますが、、、
「いなかのバスは♪オンボロぐるま?♪」という大昔の歌が頭によみがえります。 -
温泉のある場所からちょっと離れたところの村(タトパニ村)に戻ってきました。
ここで、唯一、英語の看板が目に付きました。
??っと思って眺めて見ると、「ヒマラヤン・ゲストハウス」と書いています。
こりゃあ、ひょっとして穴場カナ? -
まずゲストハウスの周りをチェック。
おとなりの家。
子供がこどもの子守をしています。
コレ、50年以上前のニッポンのすがた、でもあります。 -
地道の村道、元気に遊ぶわらべたち。
これも50年以上前のニッポンの田舎のすがた。 -
こどもたちはみんな外で遊びます。
地べたが遊び場、縄や棒や空きカンやビンが 遊び道具。
そして近所のわらべみんながお友達。 -
ヒマラヤン・ゲストハウスをチェック。
オーナーはサウジアラビアの首都リヤドに14年間も出稼ぎに行っていたクマールさん30才台。
3人のムスメ(18才、9才、3才)と奥さんのみんなでゲストハウスを経営。
サウジアラビア訪問100回以上のワタクシと経営者のクマールはさっそくアラビア語で会話です。
部屋代はツイン・トイレ付300ルピー(300円 )、自炊希望ならガス台を貸してくれる。
玄関口のテーブルでは奥さんと大きな娘さんが料理した食事が食べられる。
みんな良い人々で気に入りました。
今の宿をひき払ったら、ココに移住しよう! -
家族5人で経営するヒマラヤン・ゲストハウスの軒先には11月だというのにツバメがまだ子育てをしていました。
クマールによると、ツバメは年中ここに居て このツバメは数代目のツバメで何年にもわたってヒマラヤン・ゲストハウスに住み着いているとのこと。 -
ゲストハウスは去年オープンしたばかりだから、ツバメはゲストハウスより古株の住民だといえます。
ツバメが年がら年中住んでいるということは、ココ、シンハ・タトパニは非常に温暖な気候だといえよう。
それに温泉もある。
このツバメたちもどこかで温泉に浸かっているのカナ? -
明日からこのゲストハウスに移ってきたいが、シェルチャン・ホテルとの契約もあるので 直ぐにはいきません。
とりあえずここではダル・バートを食べることにしました。
可愛らしい18才の長女:サンガムチャンのつくるダル・バートです。
ご飯、ダル(豆スープ)、タルカリ(オカズ)のお代わりありで125ルピー(125円)です。
ポカラのバンチャ・ガールのダル・バートが150円ですから、この田舎ではとても適正な値段です。
シェルチャンのオバチャンの作るダル・バートは200円ですから、アレはボッタクリと言えます。
サンガムチャンの作るダル・バートはとても美味しいものでした。 -
ワタクシたちは美味しいダル・バートで満腹感を味わいながら、ポックリ・ポックリと温泉のあるところまで帰ってきました。
今日の朝早くに温泉に浸かりすぎでぶっ倒れたことなどウソのようにお日様が照り、良いお天気となりました。
今は正午くらいですが、みなさんお昼ご飯を食べに帰っているのか、温泉客の姿が見えず閑散としています。
ワレワレはこれから部屋に戻り、一日ゆっくりテレビでも見ます。
パートナーはまだこれから温泉に浸かるといっています。
そうそう、ココにはワイファイなどありませんし、ネットなんかとは縁遠いヒマラヤ山中の温泉郷です。
でもテレビは映画もあるしBBCやCNNも映るんです。 -
これはヒマラヤン・ゲストハウスのビジネス・カードです。
全てネパール語ですので判読不能です。
最初上下さかさまが正しいと思い、メモがさかさまになっています。
近いうちに英語版のカードも作るとクマールが言っていました。
クマールは英語堪能です。
サウジアラビアのリヤドでは日産自動車のショールームでサウジアラビア人に車を売っていたそうです。
駐在の日本人と接触があったので、日本人に対しての理解があり、日本人に対して敬意を払っています。
ホント、良いヤツです。 -
シンハ・タトパニ温泉郷周辺の地図はないので、グーグル地図の航空写真の拡大版を切り貼りして加工した「シンハ・タトパニ温泉郷とその周辺地図を作成しました。
これで近所の村々の様子が鮮明になってきました。
拡大図は; http://www.geocities.jp/ariyan9907/2013eightth-2_013.html
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