サントーニャ_Santoña　アンチョビの町！ここはやっぱりシーフード（アンチョビ＆オマール海老）

2011/10/19 - 2011/10/19

スペイン北部、カンタブリア州の北東に位置する町、サントーニャを訪れました。この町は、現地では「アンチョア」と呼ばれるアンチョビ（かたくちイワシ）が特産品として知られています。
★名産のアンチョアをはじめ、美味しいシーフードをいただく
★美しいビーチや港、モニュメントなどを見ながらの散策

[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎アンチョア
◎アロス・コン・ボガバンテ

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

カンタブリア州の州都であるサンタンデルから東へ40kmほど、高速道路を走ります。

サントーニャの港に着きました。人口1万人強の港町です。

ここには、50を超えるアンチョビ缶の製造会社が立ち並んでいます。

これは、コンソルシオ(Consorcio)というメーカーで、ここら辺りのスーペルメルカド(スーパーマーケット)では一番多く見かけるブランドです。

ちなみに缶詰はこんな感じです。一言で「アンチョア(Anchoa)」と呼びますが、薄い切身を塩とオリーブ油に漬けたものです。

かなり塩辛いので、このようにパンと共に食べるのが一般的かと。イカの塩辛のイワシ版といった様な味わい。私は好きです。

町なかの様子。夏の海水浴シーズンは、近隣の町ラレドとともにビーチリゾートとしてとても賑わいますが、今(10月)は人もまばら。

さて、町を散策する前にまず軽く一杯。(いつもの様に？…(笑))

バル「ラ・タスカ(La Tasca)」にて。

色々なタパスがありますが．．．

ここは、もちろんアンチョアで。この一皿で12.95ユーロ。

では、町の散策へ。港の方からぶらぶらと。

年季の入った建物です。倉庫でしょうか。

闘牛場（Plaza de Toros）です。

開放はしてないようでしたが、少しだけ中を覘けました。

サン・マルティン海岸（Playa de San Martin）に来ました。

海岸に建つのはカレロ・ブランコの記念碑（Monumento a Luis Carrero Blanco）。カレロ・ブランコは、フランコ総統の腹心でしたが1973年に暗殺されました。

フアン・デ・ラ・コーサの記念碑（Monumento a Juan de la Cosa）。デ・ラ・コーサは、15〜16世紀のサントーニャ出身の航海士で、コロンブスの航海でも船長および地図製作者として活躍したそうです。

海岸でのんびりとくつろぐ人々。

この海岸から遊覧船が出ています。

ビスケー湾を巡る遊覧船の様です。

海岸を東の端まで行くと、サン・マルティン要塞（Fuerte de San Martin）が見えてきます。

この要塞は、17世紀のフランスとの戦争を契機に建造されたようです。

かなり高さのある要塞です。階段で上に登れるようです。

大きな像があります。港の聖母像（Virgen del Puerto）。

さてそろそろ、お待ちかね？のランチにしましょう。港に戻り、岸壁に突き出すクルーザーのキャビンのようなデザインの建物．．．

これが、レストラン・ピラール（Reataurante de Pilar）です。

店内の様子。

ワイン。

パン。

ピラール特製サラダ（Ensalada "Pilar"）、9.9ユーロ。
バカラオ（Bacarao=タラ）のサラダです。

そしてメインの、アロス・コン・ボガバンテ（Arroz con Bogabante）、46ユーロ、オマール海老のパエリアです。

ルエダ（Rueda）の白ワインとともに。
「ハーフボトルは無いか？」と聞いたら、「あいにく無いのですが、栓が開いているもので良ければサービスしますよ」との嬉しい提案。もちろんSi（Yes）！
ルエダは、カスティーリャ・イ・レオン州にある白ワインの産地です。白ワインはガリシア地方のリアス・バイシャスが有名ですが、それよりお手頃価格です。

私たちのカンタブリア地方の旅行記では既に何度か紹介している、このアロス・コン・ボガバンテ。

美味しいのでついついこればかりオーダーしてしまいます。やはり美味！

ポストレ（デザート）もしっかりいただきます。
ピスタチオのババロア（Babarois de Pistachio）4.2ユーロ。

こちらはソルベテ・デ・リモン（Sorbete de Limon）、4.2ユーロ。

で、いつも通り、カフェで〆。

ラ・クエンタ（お会計）を頼んだらこんな箱が出てきました。

はい、ごちそう様でした。

食後の腹ごなしに、また少し町を歩きましょう。

港の聖母教会（Iglesia Nuestra Sen~ora de la Virgen de Puerto）。

カスタニェーダ宮殿（Palacio de Castan~eda）。

オブジェ。そろそろサントーニャを後にします。

途中、この町の北隣にはドゥエソ（Dueso）という町があり、ここに刑務所があります。

ここ治安の良いカンタブリア州にも、刑務所があるんですね。（...て、当たり前ですが...この地方に犯罪者が居るというイメージがあまり湧かない...）

日が暮れていく海岸を眺めながら、美味しかったイワシの町を後にします。

この旅行記へのコメント （2）

• kurokoさん 2014/01/25 22:59:10

  合言葉

  サントーニャ
  今度もまた、いい雰囲気の港町ですね。
  
  イワシと言えば、ボクはポルトガルのイメージが強いですが、
  ここのアンチョアも、とーっても旨そう♪
  ちょっぴり囚人にでもなりたい気分です。
  
  E-70にほど近くて、アクセスも良さそうですね。
  ここは、Diego TorresのColor Esperanzaとか聞きながら
  海岸線を走ってみたい気分です。
  
  ｢アンチョア喰らわばサントーニャ｣
  合言葉にして暗記しておきます。
  
  RAINDANCEが3年間スペイン人だったとは、知りませんでした。
  

  RAINDANCEさん からの返信 2014/02/02 22:19:39

  RE: 合言葉

  kurokoさん
  
  またまた書き込みありがとうございます。
  kurokoさんはスペインにお詳しいのですね。Diego Torresは存じ上げませんが、スペインにも良いミュージシャンが沢山いますよね。
  一方、良い雰囲気（私の基準で恐縮ですが）の町や村、まだまだ紹介したいと思います。次は、ポテスという村をご紹介しますね。ここも旨いですよ。
  
  　RAINDANCE