2013/12/25 - 2013/12/25
36位(同エリア99件中)
玄白さん
趣味の料理を始めて早3年。今年のクリスマス・イブも手製のフレンチ(もどき?)のクリスマス料理で過ごすものの、所詮アマチュアの域を抜け出せない。やっぱり、プロのシェフの味が恋しい。というわけで、クリスマスのディナーを外食でということに相成りました。出かけたのは、那須烏山。そこに隠れた名レストラン「クローバーステーキハウス」があります。
烏山には、洞窟で熟成させた酒を売っている老舗の造り酒屋「島崎酒造」がある。まずは、そこの洞窟酒蔵を見学してから、正月用の地酒を購入。春の桜、秋の紅葉の頃には、それなりの写真撮影ポイントになる龍門の滝を、来年の撮影のためにロケハンを兼ねて下見をしておきます。
夕方からは、栃木県内ではあしかがフラワーパークに次いで規模が大きいらしいという那須烏山のイルミネーションを見てから、クリスマスディナーという半日でした。
本編が今年最後の旅行記です。一年間、玄白旅行記に訪問して下さった4Travelerの皆様に感謝申し上げます。良いお年をお迎えください。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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烏山市内中心部にある造り酒屋「島崎酒造」本店。ここの代表的日本酒ブランドは「東力士」です
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洞窟酒蔵は今日はオープンしていないということなのだが、事前に電話したところ、OKということなので見学を予約しておきました。
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創業は嘉永2年すなわち1849年なので、実に164年も続いている超老舗です。
ちなみに、嘉永6年がペリー提督の黒船来航があった年なので、その4年前に始まった造り酒屋ということになります。
現当主が6代目だそうです。 -
栃木県らしく、大谷石を使った酒蔵です。
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2002年にはモンドセレクション「Spirits & Liqueurs」部門で金賞を獲得しています。以前、某洋酒メーカーのプレミアムビールが三年連続最高金賞を受賞したと宣伝していた賞です。ちょっと興味が湧いたので、モンドセレクションについて調べてみました。Wikipediaによると「モンドセレクション(Monde Selection)とは食品、飲料、化粧品、ダイエット、健康を中心とした製品の技術的水準を審査する民間団体であり、ベルギー連邦公共サービスより指導及び監査を受け、モンドセレクションより与えられる認証(この組織では賞と表記している)である。 1961年、独立団体としてベルギーの首都・ブリュッセルに作られた。
出品者からモンドセレクション本部に送付された商品に対し、専門家や評論家などが審査を行う。ジャンルは100以上のグループに分かれており、出品数もまちまちである。審査基準の詳細は非公表だが、「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分などが正しいか」「原材料」「消費者への情報提供」等の項目だといわれている。各項目の点数を加算し総合得点によって各カテゴリごとに優秀品質最高金賞、優秀品質金賞、優秀品質銀賞、優秀品質銅賞が授与される。」とあります。
Web上には、批判的な記事がたくさんあって、「だれでも1100ユーロで審査を依頼できるが審査の基準が明確でない」「審査対象の8割以上が何らかの賞を受賞していて、最高金賞でさえ応募対象の2割近くある」「国際的にはほとんど無名で、日本からの応募が5割以上ある」などなど・・
こういう記事を見ると、日本の食品メーカーがマーケッティング上、なにやらあやしげな印象もある「モンドセレクション」を利用しているだけ、あるいは逆に「モンドセレクション」という組織が日本のメーカーを利用しているだけとも思えます。
さりながら、老舗とはいえ地方の弱小造り酒屋が、落ち目の日本酒市場でなんとか新しいマーケッティングで活路を見出そうという心意気には応援を送りたいと思います。 -
酒の熟成貯蔵している洞窟は本店から車で5分ほど離れたところにあります。店員さんの案内で見学にいきます。
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洞窟の入り口です。
この洞窟は、もともとは、終戦直前に帝国陸軍が戦車の部品工場として使うために掘った洞窟なのだそうです。先代当主が、この洞窟を酒の熟成貯蔵に使うため、借りているのだそうです。 -
中は、夏は15℃、冬5℃で温度変化が少なく、湿度が適度にあるので、酒の貯蔵にちょうど良いのだそうです。夏は涼しいので、洞窟を開放して、ときどきコンサートなどのイベントをやるそうです。
入り口からまっすぐ、200mくらいの洞孔があり、途中随所に横穴が掘られています。 -
横穴に、大量の日本酒やドラム缶に入った酒粕が保管され、熟成するのを待っています。熟成期間は3年〜5年、長いものでは20年以上のものもあるそうです。昭和50年から平成5年までの超長期熟成中の古酒の保存蔵もあります。
ワイン蔵みたいです。 -
洞窟内にはこうもりが生息しています。
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通気孔。
こうもりは、この通気孔を通って出入りしているようです。 -
オーナーズボトルの一角。大吟醸の新酒を買った客のボトルを預かり、ここで熟成させるというサービスをやっています。最低で5年間(預かり料\10,500)から20年まで預かってくれます。
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なかには男の子が生まれると、記念に大吟醸を買い、20年預けて子供が成人したときに飲もうというお客さんもいます。
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店に戻り、自宅飲み用と年末年始の帰省「年賀」用に数本、買い込みました。
買ったのは、もちろん、洞窟で熟成させた吟醸古酒です。
さっそく、帰宅後一本開けて飲んでみましたが、さらっとした辛口でいて、うまみとコクが後に残る良い味でした。また、飲みたいと思わせる日本酒です。 -
洞窟で5年間熟成させた酒粕も買い求めました。熟成が進み、茶色に変色しています。店員さんの説明では、うまみが強いので魚や肉の粕漬けにすると美味になるという。さっそく、漬け込んでみよう。
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吟醸酒入りのアイスクリーム。車なので酒の試飲はできませんが、この酒入りアイスクリームは成分表示にアルコール分はないので食べてもOK。そんなに酒の味や香りはせず、期待はずれという感想でした。
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イルミネーションの点灯まで時間があるので、龍門の滝を見に行きます。
那珂川の支流、江川にある、平地には珍しい規模の大きな滝です。落差20m、幅65mあります。大蛇が住むという伝説が滝の名前の由来になっています。 -
春の桜、紅葉シーズンになると、人出が多いらしいが、今はシーズンオフなので人っ子一人いません。
滝の上をJR烏山線が通っているので、列車と滝の組み合わせということで、鉄道ファンも訪れる場所です。 -
イチオシ
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滝の近くに龍門ふるさと民芸館という観光施設兼みやげ物屋があります。
滝の名前にちなんだ龍の作り物が展示されています。 -
イチオシ
イルミネーションの点灯時刻になったので、イルミ会場へ移動です。場所は那須烏山市役所南那須支所の隣りの小さな公園です。烏山線大金駅から徒歩5分ほどのところです。
あしかがフラワーパークのイルミネーションを見た後なので、なおさらのこと、規模の小ささにちょっとがっかり。 -
地域活性化のため、地元商店街の人達や高校生のボランティアが手作りで20万個のLED電球で作ったものだそうです。
小規模で華やかさも、今ひとつではあるが、地元の活性化のためにがんばっているその志や、良し! としましょう。 -
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イチオシ
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たっぷり撮影時間をとっていたのですが、一時間もたたないうちに撮影完了。レストランの予約時間を早めて、ディナーに向かいます。
今宵のディナーは「クローバーステーキハウス」
過日、紅葉の写真を撮りに行った落石地区の近くです。市街地から外れた里山の中腹にあります。 -
店の入り口。普段は、ステーキ、ハンバーグなどの肉料理メインで、いろいろなメニューが用意されているのですが、今日はクリスマスディナーということでコース料理1種類のみ。選択の余地なし。
ここは、友人に教えてもらった店で、値段が安いわりにおいしいという評判の店です。オープンして23年になる店です。 -
入り口を入った待合室には、訪れたお客さんの家族連れの写真がいっぱい飾られています。総支配人兼パテシエをやっている人が写真家でもあるのだそうです。
店のオーナーのお父さんが農家で、このレストランに新鮮な野菜を供給しているという。 -
店内は通常の席以外に座敷やパーティルームもあります。今日はパーティルームを仕切った4テーブルの個室風の部屋でいただきます。
片隅には、電気を使わない大昔の冷蔵庫がアンティーク家具のように置かれていました。 -
室内の照明は暗く、テーブルフォトは苦手な玄白なので、きれいな写真ではありませんが、以下、メニューの紹介です。
まずは、前菜3点。
そのうちのひとつ、かぼちゃのピューレ、コンソメゼリーのせ。かぼちゃの甘みが活かされた美味な一品。 -
野菜とホタテのテリーヌ。
昨日のイブでは、自分でもテリーヌを作りましたが、自作のテリーヌもプロに負けていないと自画自賛。 -
トマトとマスカルポーネのムース。使われているトマトは那須塩原の高松農園「味恋トマト」。甘みが強いおいしいトマトです。
高松農園は、那須御用邸滞在の折、昭和天皇もご訪問されたというトマト作り名人の農園です。 -
巨大マッシュルームのクリームスープ。
濃厚なマッシュルームの香りがするすこぶる美味なスープでした。さすがはプロ、こういう味は素人の玄白には出せません。 -
ウェイトレスのおねえさんが、調理する前の巨大マッシュルームを見せてくれました。普通のマッシュルームの4〜5倍はあります。
山形県舟形町の農業法人「舟形マッシュルーム」から取り寄せているそうです。この巨大マッシュルームは、スーパーなどでは手に入りませんが、「舟形マッシュルーム」のHPから注文することができます。 -
魚料理は北海道産黒ソイのグリル、リゾット添え。ブイヤベース風ソースとニンニクのミルク煮ソースでいただきます。この手の料理は、材料のよしあしとソースが決め手ですね。
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グリーンサラダ、パセリとセロリを使った自家製マヨネーズをかけて。
オーナーの父君が自分の畑で栽培した新鮮野菜を使っています。 -
メインの肉料理は栃木和牛の「カイの身」のステーキ。カイの身というのは、牛の横隔膜の周りの肉で、フィレの近くの部位の肉ですが、一頭から少ししか取れない貴重な部位の肉で、切り出したときの形が貝に似ているからだそうです。適度にサシが入っていて柔らかでジューシーな肉でした。
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デザートは木苺とシャンパンのムース2層仕立てにホワイトチョコレートを薄くコーティングしたもの。アイスクリームはピスタチオのアイスクリーム。付け合せのいちごは、もちろん、地元の栃おとめ
車なのでワインが飲めず、ノンアルコールビールというのが、チトわびしいのですが、やむを得ません。
クリスマス料理というと、ターキーだのロブスターだのと見せかけは派手ですが、味は今一、値段は高いというレストランが多いですが、ここは地味だがこだわりがある食材と決して期待を裏切らない味に仕上げるシェフの腕、しかもリーゾナブルな値段と3拍子そろった隠れた田舎の名レストランといえます。
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